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2006年07月29日
7/29(Sat)の日記(青森ロックフェス)
■バスは少々遅れて青森駅前着。今回お世話になるSさんとここで合流し、車で移動。途中、カッパを買っておきたかったので(晴れてはいたけど)ユニクロとか100均とかイトーヨーカドーとかがひとつになったでかい建物へ。カッパはヨーカドーで購入。
■スタート時間の10時より1時間ほど遅れて「青森ロックフェスティバル 夏の魔物」の会場へ。会場自体は日比谷野音みたいな感じのちゃんとした野外会場になっているが、周りをビニール紐でぐるっと囲んでるだけでかなり自由に出入りできちゃいそうな感じ。エントランスのチェックもゆるい。
■もらったタイムテーブルを見ると全18バンドがセッティング込み30分とかでガンガン進行する予定になっている。「押すに決まってんじゃんw」と思ってたら、会場入りした段階ですでに30分押してました。
■入るとまずはニューロティカが演奏中。ビートパンクという、バンドブーム期に生まれたある意味特殊な音楽性を今にいたるまで堅持した結果、一本筋を通してきたために重みはないのに独特の貫禄が生まれた、という凄く珍しいバンドだと思ってるのだけれども、えーと、いやそんなことはどうでもよくてこのバンドのライブはほんと楽しいですよね。ダイブしてくる観客の対応についてセキュリティに「頼みますよ、ホントに」と軽く注意を促したりする側面も。
■次のニートビーツは、なんかスカした感じの(というか下北っぽい?)バンドを想像してたんだけど、なんだーパブ・ロックじゃないですか。関西弁の軽妙なトークで笑わせつつもツボをおさえたロックンロールで実に好印象。
■次に登場した曾我部惠一はアコギの引き語り+パーカッションで、会場の雰囲気にもあったゆったりした演奏。こんなに野外が似合うひとだとは思わなかった。
■久々に見るtoddle!ということでここで初めて最前列へ。爆音演奏+脱力MC(萌えポイント)という基本形は崩さず。大好き。
■その次のScoobie Doはいいバンドなんだけど、この日のメンツだとちょっと浮いてたかも。このあたりでぼくは昼寝してました(<野外フェスの楽しみのひとつだよね!)
■で、前々から一度見たかったあふりらんぽ。まさか初めて見るのが青森になるとは思ってもみなかったけども(笑)、自分のなかでは「あふりらんぽのライブを観る」というのが課題のひとつになっていたので満足。もっと初期ボアダムズ的な滅茶苦茶な世界を想像してたのだけど意外と普通。最後はピグミーの村で作った曲だといって客をガンガン柵から引っ張り込んで歌わせたり躍らせたり(ぼくも行きました)。独特の祝祭感覚があるし、会場の雰囲気によって毎回違いそうなので、また違ったシチュエーションで見てみたい。
■Polysicsは見ないで会場を抜けて海へドライブに連れて行ってもらったりも(男同士だけどな!・苦笑)。
■もどってくるとRadio Carolineが演奏中。すっごい個性があるって感じではないけど、ストレートでわかりやすいロックンロールで好感。
■ドラマーが変わって初めて見るDMBQは、昔に比べるとだいぶ聞きやすくなった気がする(ていうか、昔は割りと苦手だったのだけど、今回初めて「かっこいいじゃん」と思いました)。最後にはドラムセットに火をつけて(!)、それをマイクスタンドを使ってバッティングして終了w。
■これまたベースが変わって初めて見るギターウルフ。本当はもっと後の順番だったのだけど、明日の朝いちでフジロックに出なきゃなのにタイムテーブルが押しまくって(この時点で1時間半押しとかじゃねえかな)たので急遽順番差し替え。結果として夕日をバックに演奏という美味しいシチュエーションに。ベースの兄ちゃんが2分に1回くらいマイクスタンドを蹴倒すのでローディが可哀想に思えたりも。
■M.J.Q.(遠藤ミチロウ+クハラカズユキ+山本久土)。考えてみたらミチロウを生で見るのは初めてなのでした。いやあ、本質的には弾き語りになってもまったくブレがないね!すばらしい。
■うつみようこ&Yokoloco Band。元ソウルフラワーなわけですが、ロックの名曲カバーなんかもはさみつつ演奏力も大変高くて貫禄のステージという印象。
■フラワーカンパニーズは大変暖かい人たちで、「いろいろ手際の悪いところもあったかもしれないけど、初めてなんだから暖かい目で見てあげてください」とか言ってましたな。
■ところで、野外フェスというと食い物事情も気になってくるわけだけれど、これがまたいい湯加減。タイカレーなんかあるわけもなく、フランクフルト、やきそば、からあげ、たこ焼き、といった縁日メニューが並ぶ。味わい深いんだけど、ちょっと寂しいやねえ。
■で、おそらく相当待ち時間が長かったであろうTheピーズは終始はるがいい感じに酔っ払ってて、それがまたピーズらしいなあという感じで見れちゃうあたりが人柄だなあ、と。
■ここらで主催者側から「11時半には終わる予定です!」とのアナウンスがw。
■いよいよラスト2バンド。活動再開後のジッタリン・ジンは前々から見たいなあと思ってたのですが、いやあいいバンドになったねえ。ボーカルのお姉ちゃんがアコーディオンを弾く曲もあったり。5曲くらいでコンパクトにまとめつつ、往年の大ヒット曲と最近の曲をバランスよくとりまぜた良い内容だったと思います。これは単独も見たいなあ。絶対楽しいよなあ。
■とまあここまでで既に2時間以上押して11時ジャストくらいにシナロケ登場。「バットマン」→鮎川ソロ→シーナを呼び込んで「You Really Got Me」→「Happy House」というような感じで、こないだのクアトロと似たような流れを30分に凝縮した感じ。「レモンティー」を終えたところでちょうど11時半。ああ、ぴったり終わったな、と思ったら鮎川誠がマイクに向かって叫びます。
「ワンモアソーング!」
一瞬シーナが「駄目よ!」って顔をするのだけど、その日の出演者(で、まだ会場に残ってた人)をみんなステージに呼び込み、「サティスファクション」を(笑)!
シーナがタンバリンを振って「ヘヘイヘイ」って歌ってる横で、あふりらんぽの2人が「キャーーーーーーーー」とか絶叫してる図、というのはなかなか異様なものがあったけども、やっぱこういうのがないと「ロックフェスが終わった」って感じがしませんよね。最後はビシっと締めてくれる鮎川はやはりかっこいいなあ、と。
投稿者 junne : 2006年07月29日 23:59