« P.R.O.M.#29終了しました! | メイン | Filth次回ライブ! »
2007年11月12日
ECD『いるべき場所』
■ここ一ヶ月くらいつきっきりで作業してた本がもうすぐ発売になります。
いるべき場所 ECD Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■ECDの著書というと、これまで出たものは『ECDIARY』と『失点イン・ザ・パーク』。前者はタイトル通りの日記、後者はアル中治療時代のことを描いた私小説。それ以外に「新潮」や「En-Taxi」に掲載された短編もだいたい自伝的な色彩の強い私小説だ。
■で、今回はオビにも大きく「ECDの音楽史」と謳っているように、音楽を通して半生を振り返ってもらう内容になっている。過去に「Recorder」とか「QJ」とかで「日本語ラップシーンを振り返る」とか、「東京のパンクシーンを振り返る」みたいな記事はあったけれど、今回は生まれてからつい最近まで。
生まれて間もない頃の記憶、ロック少年時代、劇団で活動しつつパンクに出会った時期、そしてヒップホップと出会いECDとしてデビュー、さんピンCAMPなどで日本語ラップシーンの基礎を築きつつも、そこにも違和感を感じ新たな場所を捜し求める。そんな時々で目撃したシーンの数々を綴った内容で、ある種「東京の同時代カルチャー史」ともいえるような一冊になっていると思う。
ということで、ECDファンはもちろんのこと、それ以外にも様々な人に読んでもらいたいし、読んでもらえる本ではないかと。乞うご期待!
■そしてその発売を記念して12/7にはアップリンクファクトリーさんで記念イベントを行います。著者秘蔵の貴重な映像、未発表音源なんかを流しつつのトークで、ゲストには野田努さんをお招きしますよ!さらに当日ご来場の方70名先着で、著者作成のCD-Rプレゼントも行います。こちらの内容は当日までのお楽しみ!
投稿者 junne : 2007年11月12日 14:04
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://noiznoiznoiz.sblog.jp/mt/mt-tb.cgi/159
コメント
ご無沙汰しています。
『いるべき場所』読みました。固有名詞の連なりに興奮し、それを運んでくる文章の抑えた枯れた巧さにまた興奮しました。
文章家としての著者の本領が、いよいよ発揮された作品だと思います。酒場でみなに推薦して回っています。
投稿者 かちゃくちゃ : 2007年12月08日 16:01
ありがとうございます!
ブログで書いてくれた熱い感想も拝読しました!
投稿者 junne : 2007年12月09日 17:43