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2008年05月27日
南博『白鍵と黒鍵の間に』
■ジャズ・ピアニストの南博さんが時々サイトで書いているウェブ日記は、南さんならではのダンディズムと独特のユーモアが好きで昔から愛読していたのだけど、ついに本が出たので喜び勇んで購入した。サイトでも断片的に紹介されていたバークリー留学前のエピソードを集めたエッセイで、ひさびさに読む前から「面白いに決まってる!」と思える本。
■クラシック・ピアノの勉強をしているひとりの高校生がジャズと出会い、小岩のキャバレーで演奏をするようになり、やがて銀座のクラブで演奏するようになる。たかだか20年くらい前、ちょうどバブルの時代の話。ハコバン、ホステス、ヤクザ等々、それほど昔の話とは思えない癖のある人々が描かれる。菊地さんがオビで「この本は、僕のどの本より面白いです」と凄いことを書いているが、実際滅茶苦茶面白くて半日で一気に読んでしまいましたよ。
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投稿者 junne : 2008年05月27日 14:58
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