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2008年11月26日

仕事の告知を

■年内にあと三冊刊行、ということで現在大変忙しく仕事をしております。こないだの大甲子園GIGのご報告もできてないくらいで。ともあれその「今年出るあと3冊」はなかなかそれぞれに(俺的には)ビッグタイトルなんですよ。ということで軽く予告を。

■まず12月上旬発売の新刊が2冊。批評家の佐々木敦さんが昨年より「BRAINZ」という私塾を主宰してるのですが、その講義録を、まずは佐々木さんのと、『東大のアイラー』でもおなじみの大谷能生さんの分を刊行します。いずれも12月10日くらいまでには書店に並びだすのではないかと。

佐々木敦『「批評」とは何か? 批評家養成ギブス』(本体価格1,600円)
大谷能生『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』(本体価格1,300円)

佐々木さんの方は、もともと批評家養成講座みたいな感じの授業だったんだけど、結果として佐々木さんの「批評」観を延々と語る、みたいな本になりました。であるとともに、ある程度現在の批評というもののあり方についてのマッピングの役にも立つ(もちろん佐々木さんの視点から、ですが)。こういう本はちょっとないと思いますよ。

大谷さんのほうは、彼が影響を受けた「批評」を5冊ピックアップし、それを精読していくという内容。批評の対象だけでなく、それを扱う手つき、書き方という部分に注目して丁寧に読み解いていきます。

2冊併せて読むと、ところどころ話題がシンクロしているところもあり(そしてそれは、おそらく今後このシリーズが進んでいくにつれてますますあちこちシンクロしていることが明らかになると思うのですが)、それぞれちょっとずつ見方が違ったりするのも面白いところだと思います(なので全部買ってね!・笑)

■そしてもう一冊は年末になっちゃうかと思いますが、以前より告知だけはしていたノルウェー・ブラック・メタルの最重要文献「Lords of Chaos」の全訳をお送りします。『プリーズ・キル・ミー』『アメリカン・ハードコア』に続く「分厚い翻訳音楽本」シリーズ(笑)。とはいえ今回は500ページを切るので、前2冊ほど厚くはないです。

ヴァーグ・ヴァイカーネスa.k.a バーズムの獄中インタビューをはじめ、ブラック・メタルのヤバい話が満載。なんせ悪魔教会教祖のアントン・ラヴェイにまでインタビューしてますからね!

■ということで、これらの制作が終わらないと年が越せない感じなわけですが、とりあえず速報まで。どうぞよろしくです。

投稿者 junne : 15:26 | コメント (1) | トラックバック

2008年11月18日

The Who

■11/17(Mon)@日本武道館

■念願のThe Who単独公演。ウドーフェスは逃したので今回が正真正銘、ぼくにとってのフー初体験。今回結構いい席を取ってもらったのね。アリーナ席後方、PAの真横ってことで音はばっちりかと。つか武道館のアリーナなんて初めてなので、「あ、こうなってるんだー」とか感心しながら着席。ただ、中でビール買えるかと思ったら買いそびれちゃったのが唯一残念だったこと。一滴も呑まずにライブ見るなんて久しぶりだなあ。

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■さておき肝心のライブですが、5~10分押しくらいで演奏開始。一曲目は「Can't Explain」!もう一曲目からピートのウィンドミル奏法もロジャーのマイクぶん回しもガンガンに出し惜しみなく披露される。他のメンバーもザックのドラムを筆頭に磐石、ていうかザックほんとに素晴らしいよ。

■選曲的にはちょっと渋めというか、初期のモッド系の曲が少ない感じ。言い出すとキリがないけどあれも聴きたかった、これも聴きたかった、っていうのはそりゃああります。とはいえ「ババ・オライリー」で大合唱とか、もうウルっとくる瞬間が随所に。

■ピートはこんだけボキャブラリーの少ない演奏でも40年やれるんだなあというか、そんなの関係ねえんだなあと改めて感服。そして何より嬉しかったのはロジャーですよ。正直今でもあんなに歌えるとは思わなかった。「Won't Get Fooled Again」の絶叫とかもう鳥肌モノ。

■最後に最新作収録のアコースティック・ナンバー「Tea & Theatre」をロジャーとピートの二人だけで演奏、というのもなんかこう感慨深いものがある。最終日の水曜@武道館、できることなら行きたいがちょっと無理かも……。行ける人は行ったほうがいいですよマジで。

投稿者 junne : 13:39 | コメント (0) | トラックバック

2008年11月17日

大甲子園GIG!!

いやもうここんとこ本当に忙しいもんで更新もままならないわけなんですが、とりあえず次回大甲子園GIGの詳細をお知らせしますよ。

EARTHDOM PRESENTS
at 新大久保EARTHDOM
11/20(Thu) OPEN 18:30/START 19:00
前売 1700円/当日 2000円(別途ドリンク代 500円)
GAKIDEKA
ANGLIPOGACHAN
noise paratiisi
黒光山(黒パイプスターダスト,伊東篤宏 from Optrum,山口元輝)
DJ 董二

我々の出番はトリ前でだいたい9時くらいかと思いますが、

GAKIDEKA→大甲子園→黒光山

という凄い流れなので早めにきとくといいと思うな!

投稿者 junne : 17:00 | コメント (0) | トラックバック

2008年11月04日

DYNAMITE METAL DISCO

■"DYNAMITE METAL DISCO -TWO FLOOR MEETING-"
11/2(Sun)@新大久保EARTHDOM
出演:BAREBONES, SMASH YOUR FACE, THE BACILLUS BRAINS (THE日本脳炎), SLIP HEAD BUTT, ANGEL O.D., U.G.MAN

■法政大学から移動してEARTHDOMへ。BarebonesとSmash Your Faceの共同企画?ってことでいいんだよね? EARTHDOMのサイトには「U.G.MANキャンセル」と書いてあったけど、行ってみたらちゃんと出演することになっていました。

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■「TWO FLOOR MEETING」と銘打たれているのは、ガーゼの消毒GIGでいう「後ろから前から」みたいなもの。通常のステージ以外にフロアにも機材がセットされた形になっている。一回しか演奏しないバンドもあれば二回演奏するバンドもあり。ステージで演奏してるバンドが終わると間髪入れずにフロアでスタンバってたバンドが演奏開始、という流儀で進行する。これってとにかくフロアがぐちゃぐちゃになって超楽しいんだよね。最後はBarebones(ステージ)とSYF(フロア)の合体演奏。それはそれは盛り上がりましたよ。楽しかったー

投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年11月03日

学園祭の黒パイプ

■11/2(日) @法政大学市ヶ谷キャンパス860教室

■法政大学の学祭に黒パイプが出演するというのでこれは楽しいに違いない!と思い駆けつけましたよ。会場は普通の教室。到着すると既にバンドはスタンバイ済み。

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■そして演奏開始→ポールダンサー入場。今回は教室のド真ん中にポールが屹立しており、しかも男性ダンサー2名も加わって何気に大所帯。ということでかなり馬鹿馬鹿しさに拍車がかかったお祭り騒ぎ。こんなに学祭の似合うバンドだとは思わなかった。

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■教室で売られていた日本酒を飲んですっかりいい湯加減になって市ヶ谷を後にし、新大久保へと移動したのでありました。(つづく)

投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年11月02日

Auto-Modワンマン

■11/1(土) 新宿MARZ

■いまやB級グルメブロガーとして大人気のジュネさんですが、Auto-Mod単独公演、しかも久々に大規模にシアトリカルなショウを行うということでこれは行くっきゃねえと。いろいろイベントがかぶってたけども迷わずこちらに足を運んだわけですよ。

■入り口のところに早くも白塗りのモノトーン・ピエロみたいな人がいて、受付を済ませるとドアを開けてくれます。会場内ではDJがポジパン~インダストリアル~エレボディみたいなのをかけている。とりあえず荷物をコインロッカー(ここのコインロッカーって百円なのね。良心的だ!)に入れ、ビールをもらって最前列付近に控え、スタートを待つ。袖のあたりでカメラクルーがスタンバってました。

■そして19時10分スタート、スクリーン(スタートまでずっと告知映像が流れていた)の後ろにあった緞帳が開く。と、さっきのピエロ的な人が半裸の白塗り男性2名を鎖で引っ張って登場。2名の白塗り人犬が噛みつきあったりしてるところへベテラン女優やら若手女優やらが入ってきてガヤガヤやっていると、客席のほうから「お前ら何勝手に舞台に上がってるんだ!」とメガホン片手に常川博行(ex東京グランギニョール)が入ってきて彼らを舞台から追い払い、開演の口上を述べてここでようやくAuto-Modの演奏が始まると。

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以後、そんな感じで随所に芝居やパフォーマンスが挟まれたっぷり2時間半。切り裂きジャックあり、マジックショーあり、拘束椅子あり、終了後はステージの床が血のりですごい汚れてました(笑)。いやもうめっちゃくちゃ面白かったですよ!福居ショウジン監督でDVD化されるということなので、そちらも大いに楽しみにしたいところであります。いやほんと、これだけのものはなかなか観れないと思う。

投稿者 junne : 14:35 | コメント (0) | トラックバック