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2010年10月01日
ウィリアム・クィーン『潜入捜査官』
■アウトロー・バイカー集団といえば何といっても有名なのはヘルズ・エンジェルズ。しかし、凶暴さにおいてはその上をいくのがモンゴルズというクラブだ。もともとは小さなクラブだったのだが、喧嘩っ早いヒスパニック系のメンバーを増やしたりしてノシてきた模様。ヘルズ・エンジェルズとの抗争でも一歩も引かず、地域によってはより強い勢力を誇るヤバいグループである。
で、そのモンゴルズに2年以上かけて潜入、その幹部クラスをことごとくムショ送りにしたウィリアム・クィーン捜査官の手記が『潜入捜査官』という本。モンゴルズのメンバーになるにはまずは取り巻きから始まって、徹底的な身元調査がなされた上で見習いに昇格。それでメンバーから奴隷のようにコキ使われながら何らかの場面で根性を見せる(場合によってはクラブのために人を殺すようなこともある)と、ようやく正式なメンバーになれる。
バイカーたちの生態とか、彼らにちょっとシンパシーを感じ始めちゃってる捜査官の苦悩とか、いろいろと面白い本です。なお、また後日宣伝するけど、これとかなり被る本を現在制作中。そっちも滅茶苦茶面白いのでお楽しみにね(笑)。
潜入捜査官―全米一凶悪なバイカーになりきった830日間 ウィリアム クウィーン William Queen ヴィレッジブックス 2007-07 by G-Tools |
投稿者 junne : 2010年10月01日 19:41
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