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2011年06月01日
5/31(Tue) ド評
■五所純子さんが様々な本を土俵に上げてトーク・インプロヴィゼーションを繰り広げる「ド評」の第二回、というのに行ってきた。今回は『ドクター・ラット』という、一種の幻想文学的な小説を皮切りに「半世界」というテーマで話す、というもの。
■我々は死屍累々の上に生き残ったから今ここに在る、という認識から始まり、当然のごとく震災や原発事故にも言及するがその口調は、なんというか非常に手探りで、沈黙もしばしば訪れる。照明の暗い感じ、ずっとかけられていたアブストラクトな音楽といった要素もあって不思議な緊張感が。前回は90分20冊くらいに言及したそうだが、今回は実質以下の4冊。
ドクター・ラット (ストレンジ・フィクション) ウィリアム・コッツウィンクル 内田 昌之 河出書房新社 2011-03-16 by G-Tools |
ベルカ、吠えないのか? (文春文庫) 古川 日出男 文藝春秋 2008-05-09 by G-Tools |
アニマルズ・ピープル インドラ シンハ Indra Sinha 早川書房 2011-03 by G-Tools |
チリの地震―クライスト短篇集 (河出文庫) ハインリヒ フォン・クライスト Heinrich von Kleist 河出書房新社 1996-10 by G-Tools |
■終了後、何人かでアップリンクの近所に出来た焼きとん屋「ひろし」へ。四文屋バリの価格設定。ユッケ事件以来「生肉食いてえええええ!」と思ってたのだけど、ひとまずレバ刺しを堪能したので満足。
投稿者 junne : 2011年06月01日 13:51
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