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2013年08月07日
「編集者が選ぶ本フェア・いま・何を読むべき時代にきているのか―」&開催記念イベント『編集者にとって、本とは』」
■ジュンク堂書店池袋店芸術書担当の松岡さんといえばかつて新宿店在籍時代に弊社刊『小説家の饒舌』あとがきにて「天使」と呼ばれたことでもおなじみですが、そんな松岡さんからお誘いいただいてフェアに参加することになりました! ていうかジュンク堂新宿店のことを思い出すたびにビックロへの憤りが再燃しますよね。あとビックロに行くたびに「ああ、ここにはもうジュンク堂はないんだなあと悲しくなって何も買わずに通過したりしますよね。個人的にはビックロは新宿三丁目駅からディスクユニオンに行く際のショートカットとしてのみ利用しています。
■そんな後ろ向きな話はさておきまして、フェアですよ。批評色の強い音楽雑誌が最近元気なので、そういった仕事をしている編集者の選んだ本を集めてフェアをやろう、というもの。池袋店9階の一番でかい平台を使って大々的に開催されます。なんと総勢13名の編集者が選書に参加。以下、松岡さんからいただいた企画概要。
写真が多めの音楽雑誌や美術画集を買う層が高齢化し、若い人が本を買わなくなって久しいと言われますが、そんな現在、批評が多めの音楽や写真、カルチャー雑誌、もしくは書籍がここ数年力をつけているように見受けられます。そのような雑誌、書籍を購入しているのはどのような層がどのような目的で?また、雑誌や書籍を編集している方々は近年、どのような本に魅かれ、それをもとに雑誌や書籍をつくられているのか?複数の編集者に魅力的な書籍についてたずねる事は、雑誌と書籍をつなぐ試みでもあり、また、読者と作り手をつなぐ試みともなります。
■具体的には影響を受けた本や編集の参考にした本、今作ってるものに必要になってる本などを3〜10冊ほど挙げてくださいとのこと。色々考えてたところ、同じくこのフェアに参加しているscholaの門松さんが先行してリストを早々に提出したというのをFacebookで発見。現在流通しているかどうか微妙な本と、確実に流通しているであろう本を各10冊選んで送ったら案の定というか「微妙な本」は全滅、流通している本10冊が採用となったと。
■なるほどなーと思ってぼくも真似して「流通してそうな本」と「微妙そうな本」をピックアップしてみました。絶版以外にZineや洋書も不可ということもあって結局9冊が採用。このへんの流れ、南人かのフェア参加者とFBで進捗情報交換みたいなことになってて妙に楽しかったです(笑)。
■最終的に選んだものは8月10日くらいから始まるフェアで確認していただくとして(リストに入れてたけどNGだったものもポップに書いてくれるそうです)、このフェアに絡んでトークイベントが開催されることになったのでそちらもご案内しておきますね。
「編集者が選ぶ本フェア・いま・何を読むべき時代にきているのか―」開催記念『編集者にとって、本とは』」
ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2013年08月15日(木)19:30 ~
鈴木茂(アルテスパブリッシング・代表)
大久保潤(メディア総合研究所・編集)
門松宏明(commmons: scholaシリーズ・編集)
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
※イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
詳細はイベント紹介ページを御覧ください。紹介文もちょっとすごいので必見だ!
■「編集者にとって、本とは」というすごいテーマをいただいております。かつて後藤明生は人はなぜ小説を書くのか、それは小説を読んだからだと喝破したわけですが、その伝でいうならば人が編集者になるのは本を読んだからでしょう(実は意外とそうでもないこともある、というのは知ってて言ってますからね)。それぞれが選んだ本をネタに、読んだ本がどのように新たな本を生むのかみたいな話になるんじゃないでしょうか。
■会場にはこの3名以外にも選書に加わった編集者が来場する(といいなー)と思います。終了後はささやかな打ち上げ兼交流会みたいなものもやりたいと思っているので、その筋の人は名刺を持って池袋に集合!
■なお、短期集中連載として、リストには入れたけどフェアには採用されなかった本をこのブログで紹介していこうと思います(これも
小説家の饒舌 佐々木 敦 メディア総合研究所 2011-07-23 by G-Tools |
投稿者 junne : 2013年08月07日 17:42
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