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2013年11月29日
10/29(Tue) ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987
■87年におこなわれた、日本で最初の大規模野外ロックフェスの記録映画。バンドブーム前夜の日本のロックを代表するといっていい顔ぶれが集まるも、当日は豪雨に見まわれ、あのフジロック第一回を超えるんじゃないかという過酷な状況に。というのがなぜが今になって映画化された。権利関係が大変みたいで劇場公開のみ、ソフト化はよほどのことがない限り無理、という話。これ、音楽監督が佐久間正英なので、ひょっとすると彼の病気のこともあって公開が決まったんじゃないかという気もする。まあこれは蛇足的憶測。
■晴天の下、楽しそうなリハから映画は始まる。まあ出てくる皆さんの若いこと。で、開場した時にすでにかなりの雨なんだけど、ここでまだ若い(けど今と全然ルックスの変わらない)ブルーハーツのヒロトがMCでガツンと盛り上げて会場はいい雰囲気に。
■一度天気が持ち直しライブが始まる。最初のほうは当時はまだ若手のブルーハーツやレッド・ウォリアーズ、岡村靖幸。みんなギラギラしててかっこいい。ユカイって本当にかっこよかったんだよなああああ。
■で、だんだん雨がひどくなってくる。特にすごかったのが白井貴子のとき。そもそも今では考えられないことに、野外なのにステージに屋根がないの。後方の、ドラムとキーボードのいるあたりはかろじてテントっぽい屋根が作られてるんだけどステージは完全に雨ざらし。もうギターもベースもほとんど鳴っておらず、ドラムと時折鳴るキーボードだけをバックに歌い始めるも中断。モニタースピーカーも死んだ状態で、超笑顔で歌い切るという姿にはけっこう心を打たれるものが。
■BOOWYも布袋の髪が濡れてぺちゃんこになってるという珍しい光景が見られたり、ハウンドドッグはまさか後年あんなことになるとはと思ったり、佐野元春のバンドに辻仁成みたいなやつがいるなと思ったら本当にそうだったりと、いろいろ面白いんだが、まだロックバンドを撮影するメソッドが確立していない時期だったからか、ひたすらヴォーカルを映し続けるカット割りはちょっと残念。あと、みんながうざいって言ってたナレーションは確かにうざかったw
投稿者 junne : 2013年11月29日 12:52
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