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2015年01月06日
1枚目 CAROL『燃えつきる~ラスト・ライヴ』
「1000冊紹介する」というのに影響を受けましてね。ここはひとつぼくも「1000枚紹介する」&「1000冊紹介する」というのを始めようと思います。とりあえず最近聴いたもの、読んだもの、買ったもの、部屋にあって目に留まったもの、などを簡単に紹介していきます。
ということで1枚目は今年に入ってから家で最初に聴いたレコードを。
言わずと知れたキャロルの解散ライブを収録した2枚組。以前CDで持ってた(いつの間にか手放しちゃった模様)のだけど、年末に名古屋に行った際にLPで買い直したのである。
後半の不穏な雰囲気もたまらないものがあるけれども、やはり曲、演奏がいい。更に言うと、前に誰かが言ってたのだけど、キャロルのレコードって録音がかっこいいというか、洋楽と続けて聴いても違和感のない音作りになっているところがいい。ポイントはやはりベースの存在感だろうか。
で、最近思ったのだけど、キャロルって日本におけるパブロックみたいな存在だったのではなかろうか。グラム以降・パンク以前に、シンプルなロックンロールのリバイバルをやっていた存在。実際、ドクター・フィールグッドは71年結成で『不正療法』が75年、キャロルは1972年結成・75年解散である。ロックと言えば長髪という時代に、散髪屋で「宝田明みたいにしてください」と注文して髪を切り、みんなに笑われながらリーゼントでステージに立ったのだという。
日本語・英語チャンポンの歌詞で「日本語ロック論争」を軽やかに終わらせたセンスといい、やはり「はっぴいえんど史観」と「JAPROCKSAMPLER史観」を止揚する「ジョニー大倉史観」というのをここのところずっと考えているのです。
燃えつきる~ラスト・ライヴ 大倉洋一 キャロル マーキュリー・ミュージックエンタテインメント 1992-11-25 by G-Tools |
投稿者 junne : 2015年01月06日 00:05
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