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2006年01月10日

音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ

なんか最近この手の本ばっか読んでる気が(笑)。

テクノロジーの進歩によって「音楽」というものがどう変わりつつあるのか。結構レコード産業の成立とか、更にそれ以前の十二音平均律による記譜法の成立とか、歴史に立ち返って、現在一般的に考えられている「音楽」」像があくまでも歴史的なものであり、21世紀を迎えて既にそれも古くなりつつあるということを明らかにしてゆく。

『誰が「音楽」を殺すのか』や『Jポップとは何か』がジャーナリストの仕事であり、『デジタル音楽の行方』がアジテーター(笑)の仕事だとするならば、これは学者の仕事ということができるだろう(著者が実際に学者である、ということとはまた別の話。学者であっても資質的にはジャーナリストだったりアジテーターだったりするひとというのは多いからね)。

ということで、そういった本と併読するといいと思います。

音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ音楽未来形―デジタル時代の音楽文化のゆくえ
増田 聡 谷口 文和


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併読のススメ

だれが「音楽」を殺すのか?だれが「音楽」を殺すのか?
津田 大介


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Jポップとは何か―巨大化する音楽産業Jポップとは何か―巨大化する音楽産業
烏賀陽 弘道


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デジタル音楽の行方デジタル音楽の行方
David Kusek Gerd Leonhard yomoyomo


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投稿者 junne : 2006年01月10日 23:59

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