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2008年03月19日

チェルフィッチュ『フリータイム』

■チェルフィッチュの舞台は前から見たい見たいとは思ってたのだけどなかなかタイミングが合わず(というか、演劇の公演情報を集める習慣がないんだな、単純に)、今回が初めての観劇。先週木曜(3/13)に行ってきました。

■なんか手法が面白いという話をよく聞くんだけど、それはまあもちろん本当なんだけど、それより何より内容が普通にすごく面白かった!アフタートークで飴屋法水さんが指摘してたことで、誰が誰を演じる、というのがはっきりしていない(一人の役を複数の役者がやったりする)にも関わらず、その「役」がちゃんと観客の心に残る。しかもそれを演じてる「役者」の存在も心に残る。これって普通に「演劇」として(戯曲も演出も)優れてるってことなんだろう。

■朝のファミレスの一場面、出勤前に必ずそこで30分「自分の時間」を持つことにしてる派遣OL。平日朝のシフトで入っているウェイトレス。窓際の席でダベっている若い男2人。ある種社会派ともいえる、普通にやるとちょっと微妙なことになりそうな内容だったりもしつつ、ちゃんと「希望」を提示している感じもすごく良かったと思う。

投稿者 junne : 2008年03月19日 13:02

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