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2009年04月20日

J.G.バラードさんR.I.P.

■朝一番で大変残念なしらせが。

■思い起こせばかつてぼくは大学の卒論でデヴィッド・ボウイについて書いた際、Space Oddityはバラードの一連の「死亡した宇宙飛行士」ものと極めて類似している、という話から始めたのだった(ちなみに卒論自体は結局これといって「言いたいこと」っつうのもなかったので、なんか中途半端な出来に終わりましたが)。ボウイ自身は「ぼくはバラードよりバロウズだ」って言ってるそうだけど、でもまあそうは言っても結構な影響を受けてるだろうとは今でも思っている。

■晩年になっても『殺す』とか『コカイン・ナイト』とか、堂々たる傑作を出し続けてて、まだまだ現役というか、むしろこれからがまたすげえんじゃね?と思っていただけに非常に惜しまれます。ちょうどこないだ本棚の奥から『ヴァーミリオン・サンズ』を発掘してきたところなので、お悔やみがてら読もうかと。

投稿者 junne : 2009年04月20日 15:00

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