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2010年07月13日

Jandek on 地上波

■町山智浩さんがTOKYO MXでやっている「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」という番組は普段ついつい見逃してしまうのだが、タイトルどおり日本で公開されない主としてドキュメンタリーの映画を放映する良番組。尺の関係でだいたい二週に分けての公開になってしまうのが難点なのだが、なかなか貴重な作品をちゃんと字幕つけてやってくれるのでありがたい。

■で、先週は「JANDEK on Cornwood」。そう、JANDEKのドキュメンタリーなのだった。昔は雑誌とかだと「ヤンデック」って表記だったけど、今は「ジャンデック」みたいね。すごく大雑把に言っちゃうとアシッド・フォークに分類されるのであろうか。ダラダラと弾きっぱなしみたいなギターと亡羊とした歌。こんなの↓。

■長年人前に姿を現さず、私書箱宛経由の手紙でしか連絡手段がないという謎の人物。その正体については諸説あるが今もって不明。なんか最近普通にライブやってるってうわさを聞いた気もするけどよく知りません。一枚だけアルバム持ってたんだけど無くしちゃったなあ。売ったのかなあ。ディスコグラフィ的なものを見てもどうでもいいような印象に残らないジャケばっかなのでどれだったかわかりません。

■んで、自主制作でアルバムをリリースし続けてるうちに女性ボーカルやドラムも登場してファンに衝撃を与えたりしているのだが、それらもメンバーについても正体はまったくもって不明。今週放映の後半部でそんなジャンデックの謎にいよいよ迫る!らしい。なんかもう川口浩探検隊みたいなノリ。

■なお、ジャンデックについて日本語で読めるものとしてはまずはMapさん発行の「Songs In The Key Of Z」。

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ジャンデックに限らず、シド・バレットに始まるアウトサイダー・ミュージック全般を扱った、400ページに及ぶ大著であります。他にもたくさん面白い人が出てくるので必読。MapさんでもLilmagさんでも売ってるよ

■あと「Sweet Dreams」誌の創刊号でもジャンデックの充実した特集記事が載ってるんだけど(ジャンデックがライブをやったって話しはここで読んだ気がするがよく覚えてない)、残念ながら現在は品切れみたいですね。

■ちょうど今作ってる本の中である意味アウトサイダー・アート的といえる映画作家の話が出てきたりするので、その辺ともシンクロして個人的にすごく興味深かった。ということで、「Songs In The Key Of Z」を読んで今週の後編に備えるといいと思うな。

投稿者 junne : 2010年07月13日 14:36

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