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2013年02月15日
2/9 すかんち 渋谷公会堂
■すかんち結成30周年ツアーの最終日であるとともに、何年か前に階段から転落して脳挫傷の重症を負ったベースのShima-Changが事故後初めてステージにあがるという、どう考えても見逃せないライブである。とはいえローリーのインタビューを読んだ限りでは「完全復帰」とはやはり言いがたい雰囲気だったので、場合によってはちょっと顔出すだけとかそのくらいかもしれないな、とも思ってはいた。
■開演10分前くらいに会場につくと、ものすごい行列が。え、なに、まだ開場してないとか?と思ったら物販に並ぶ列だった。ぼくも気になるけど、これに並んでたら始まっちゃうなと思い、ひとまず入場。
■一曲目は30周年にあたって制作されたCD『30th』にも収録されている「OK! Baby Joe」。ドクター田中がドクター田中らしいルックスにもどってるのも嬉しい(前回のブリッツの時には「エグザイルの方ですか?」と言われる始末だったからね)。そしてそのドクター前回からスタミナ不足が懸念されておりましたが、持ち曲「恋人はアンドロイド」を熱唱するとそのまま倒れこみ、袖から出てきた看護スタッフによって運び出される、という小芝居を経ていよいよShima-Changが登場する。
■舞台後方からエレベーターみたいなやつがせり上がり、羽でデコられた車椅子に座るShima-Changの姿。ちゃんとド派手な格好してきてくれてるのも嬉しい。そして車椅子を押してるのは白衣を着たドクターw。けっこう元気そうで、照れ隠しなのかひたすらおちゃらけたノリで通しており、周囲もちょっと苦笑ぎみ。「Sugar Sugar Baby」と「好き好きダーリン」の2曲を歌う。ちょっと音程は怪しいものの最後までしっかり歌い、歌詞が書かれているとおぼしき冊子のようなものを持ち上げてノリノリな姿を見せてくれた。
■という形で前半から中盤にかけてのピークを経て、以降も再開後けっこうな回数を重ねてることもあって、アンコールまで磐石の演奏。最後の「恋のマジックポーション」ではふたたびShima-Changが呼び込まれコーラスで参加。相変わらず軽いノリで通そうとするも最後には泣いちゃってましたが、そりゃあ観てるほうも泣いちゃうってもんです。まだまだリハビリは大変だと思うけど、昔のように元気な姿でステージに復帰してくれるのが待ち遠しい。
投稿者 junne : 2013年02月15日 13:07
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