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2014年07月17日
R.I.P. Johnny Winter、Tommy Ramone、副島輝人さん
■嗚呼……ジョニー・ウィンターが亡くなったそうだ。「100万ドルのブルース・ギタリスト」として鳴りもの入りでデビューしたわけだが、実際には契約金は100万ドルもなかった模様(笑)。個人的にはクラプトンとかより全然好きでした。
■ここ最近立て続けに来日してたのでまだまだ元気なのかなと思ったのだけど……。ちなみにぼくは来日公演は行ってないのだけど、2008年にスペインで見ている。アンコールで、ファイアーバードでスライドギター弾いたのがかっこよかったなあ。
Live Johnny Winter Sbme Special Mkts. 2008-01-31 by G-Tools |
■先日はトミー・ラモーンが死去。もういろんな人がいろんなことを語っているけれど、やはりあのラモーンズ・スタイルは大きな発明だったと思う。ぼくはマーキーしか生で観たことはないけれど、この4人がもう一人もこの世にいないのかと思うととても寂しい。
御購入感謝です!何と本物の隣に憑依ものがw!01年他界したジョーイ、04年永眠のジョニー、02年逝去したディー・ディーに、追悼のざわめきを…RT @junne 宇川直宏個展で購入した偽サインが届いたので本物と並べて飾ろうと思います。 pic.twitter.com/XCfseNAGDt
— UKAWA NAOHIRO™ (@DOMMUNE) 2014, 3月 9
Its Alive Ramones ラモーンズ 1995-10-09 by G-Tools |
■副島輝人先生が亡くなったのもショックだった。学生時代に読んだ『現代ジャズの潮流』はぼくのジャズ観にかなり大きな影響を与えた重要文献だし、『日本フリージャズ史』は本当に重要な本だ。ここ最近、間章の本が復刊されているけれど、こと日本のフリージャズに関してはまず副島先生の本を読んで背景を把握してから読んだ方がいいんじゃないかと思う。ちょっと前に出た『世界フリージャズ記』も買ってあるから読まないと……。
ドラびでおこと一楽さんや大友さんなんかの追悼文もぐっときたし、地底レコードのサイトに転載された副島先生自身の文章もダンディズムの極みという感じだった。何より、我がバンドメンバーでもあるRisaさんの↓のツイートがまたかっこいいったらなかったのである。
昔、私がリアルタイムで観られなかった幾多もの前衛芸術について、それらを観続けてきた恩師のことを羨ましがったことがある。そうしたら彼は「何を言うか、俺が死んだあとにも生まれてくる面白いものを若いあなたは観ることが出来るじゃないか」とあっさり笑い飛ばした。受け継がれ、姿を変えて次々と
— RisaE (@risaripa) 2014, 7月 12
生まれてくる『面白いもの』を常に観続け、追い続けること。そういうことに貪欲だった。心底ポジティブでフリーで、その生き方がすでにアバンギャルドだった。愉快なかただった。お疲れ様でした。ありがとうございました。じっくり休養したらまたよろしくお願いしますね~!
— RisaE (@risaripa) 2014, 7月 12
現代ジャズの潮流 (丸善ブックス) 副島 輝人 丸善 1994-07 by G-Tools |
日本フリージャズ史 副島 輝人 青土社 2002-04 by G-Tools |
世界フリージャズ記 副島輝人 青土社 2013-05-23 by G-Tools |
投稿者 junne : 2014年07月17日 20:53
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