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2014年08月19日
8/2(Sat) 江川くん祭
■大甲子園が尊敬する偉大なパイセン、ビックEこと江川さんの舞台生活35周年を祝うイベントが桜台POOLで行われまして、ぼくもちょこっと参加させていただいたのでした。異常にバラエティに富んだ闇鍋イベントだったよ!
■まずは、かつてビックEとも縁の深かった37AちゃんのDJからスタート。ゴリっとしたインダストリアルノイズありハードコアあり、超かっこいい。
■続くは映画上映。江川さんがかつて経営していたレンタルビテオ店「ピープル」のドキュメンタリーを撮っている若者がいて、その途中経過上映。江川さん本人およびお客の一人としてビックEメンバーでもあるコジマさんのインタビュー映像、加えて(なぜか)ラッパーズ、ビックE等の貴重なライブ映像の数々。上映後は元ピープル店員として須藤さん(奇形児、石橋英子ともう死んだ人たちほか)が登壇してのトークだったのだが、もっぱら「いやあ、覚えてないんですよね」「映画詳しくないんですよ」に終始(笑)。
■そして続くはおそらくこの日もっとも狂った出し物。かつてビックEのメンバーとしてコーラスおよび「江川さんかっこいい!」という声援を担当していたすずえりさんがヘボコン(「技術力の低い人向けのロボコン」だそうです)出場の経験を生かし、POOLオーナー清水さんa.k.a.カイライバンチの殺人ロボと決闘! ガットギターをつま弾きながら美しい声でビックEのボサノバカバーを歌う中子犬(ロボ)が歩き回るのを歪んだベースで操縦されたロボが蹴散らす! なんだこりゃ!
■一気になんだかよくわからない不可解な興奮に包まれた会場をクールダウンすべく、続くはコジマさんとぼくが江川さんの秘蔵カセットを聴くコーナー。ちなみに江川さんはデモにガーゼのTシャツを着ていくことが多いため、その界隈では「ガーゼおじさん」として親しまれているわけですが、ぼくもそれに敬意を表してガーゼのTシャツ(背中に「面を洗って出直して来い」って書いてあるやつ。いまならディスクユニオンで5,000円!らしい)を着て臨みました。江川さんが昔好きだった女の子のために作詞した「イエスタデイ・ワンスモア」の替え歌、善Aという名義でソロ活動していた時期のシンセサイザーソロ、貴重なパンク伝説のライブ音源、ビックE在籍経験のある有名ミュージシャンたちのカセット音源等々さまざまなものをかけた後、最後はぼくが持参したLos Crudosの来日公演の録音でお別れしました。
■さあいよいよ後半戦。この日は「江川くん祭」であると同時にビックEの盟友、Grand Motherfuckerのかやまさん復活ライブでもあったのである。ゲストとしてビックEのしょうじさんがサックスで参加(江川さんは全然知らなかったらしく、「なんであいつあそこにいるの!?」って言ってた)。いやかっこよかった!ベースの音色が超かっこよかったな。
■トリ前で登場したのが「マジック君とピアニカ君」。江川さんが高校時代にやっていたお笑いコンビの再結成であります。相方はへらちょんぺ!この芸でスーパージョッキーのグランドチャンピオンになったのか……。ちゃんと1秒で服を脱ぐ芸とかも見れて楽しかった。
■とまあ長時間にわたるイベントのラストを飾るのはもちろんビックEである。なんといきなり新メンバーのお披露目!撲殺チェーソーロボトミー/肉ミート・ザ・マムのベーシストを迎えた強力編成に(また眼鏡で坊主だよ)。(最近参加してないとはいえ)メンバーなのにゲストとしてクレジットされた須藤さんもギターで参加、当日いきなり言われたという「21世紀の精神異常者」カバーを完璧に弾きこなすという大技を見せてくれた。しかもそこに「きちがいびょうーいん」という歌詞が載る(爆笑)。
■終了後の物販では「イカ天ではラッパーズが一番好きでした!」という長年のファンにサインを求められて涙ぐむ一幕も。芸歴35年ながら洗練とは無縁のパンクロッカー、ビックEの伝説はまだまだこれからだ!
投稿者 junne : 2014年08月19日 23:58
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