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2015年03月13日

【11枚目】林忠男 / Lyra

■世界でも数少ないジャズ・ハーピストのリーダー作である。基本的にはベース、ドラムとのトリオでスタンダードを演奏している。

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■ハープというととりあえずあの「ボロロロロン」ってのを思い出すだが、そういうのはほとんど出てこない。結果として、なんかジャズギターみたい聞こえてあんまり「ジャズ・ハープ!」という驚きはない。ライナーによればそこは意図したところらしい更に言うとそもそも全体にわりとサラッと演奏してるので、まあ気持ちよくは聞けます。珍品度は菊地成孔・大谷能生『JAZZDOMMUNE』にも登場するドロシー・アシュビーとかのほうが高いかと。

ていうかこのくらいやってくれないと、やっぱ「ハープ!」って感じはしないよね。

JAZZDOMMUNE (DOMMUNE BOOKS 0008)
JAZZDOMMUNE (DOMMUNE BOOKS 0008)菊地 成孔 大谷 能生 DOMMUNE(ドミューン)

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投稿者 junne : 2015年03月13日 00:58

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