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2015年07月23日

【6冊目】パリッコ『安レトルトカレーの研究 1』

■ミュージシャンで漫画家で酒エッセイストのパリッコ氏は自分でミニコミも出していて、ウェブ連載をまとめた「大衆酒場ベスト1000」シリーズはほんとに面白いのだけど、こちらも大変面白かったのである。

Jun Okuboさん(@junne)が投稿した写真 -

■タイトルどおり、ひたすら100円前後のレトルトカレーを食べてはレビューしていくというもの。レアものとかご当地ものとかそういうのじゃなくて、あくまでもだいたいどこでも買えそうなものばかりを「辛味」「甘味」「スパイス感」「もったり感」「独自性」「ナチュラルさ」といった項目ごとに星取り表を作って紹介していく。ボンカレーやククレカレーを「甘口」「中辛」「辛口」「大辛」と、ちゃんとそれぞれ食べていく真面目さが可笑しい。わざわざ専用ノートまで用意しているあたりは植草甚一を思い出させて個人的に共感。

■考えてみるとぼくはわりとレトルトカレーって具や調味料やスパイスで勝手にアレンジしちゃうことが多いのだが(それもあって、どのレトルトがどんな味だったとかあんまりよく覚えてなかったりするのだ)、この本では(たまに中農ソースを足したりはするものの)あくまでレビューという性質上、そのままの味を食べ比べている。これ、何かに似てるなと思ったら我らがカレー部部長・田畑満さんが一時マイブームだった「市販のカレーをレシピに忠実に作る」
というやつじゃないか。

■ちなみに購入はこちらからできます。「大衆酒場ベスト1000」シリーズも売ってるよ!

投稿者 junne : 2015年07月23日 02:55

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