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2013年06月24日

6/22(Sat)幡ヶ谷Forestlimit

■前にも書いたけどノイズが最近おもしろいのである。ということで足しげくノイズのライブに足を運ぶ今日このごろ。なので九州のノイジシャンであるかっぱさんの新作カセット(!)発売記念ということで、リリース元であるForestlimitでライブが行われたのに行ってきた。

■まずはマヘル・シャラル・ハシュ・バズの工藤冬里ソロパフォーマンス。最初はステージ端っこに立てられた脚立のてっぺんに上り、うずくまりながら(天井にぶつかりそうなので)羽のように手をゆらゆらさせたり、というのをしばし行う。その後、下に降りて壁面に映像を投射。味があるような気はするが基本的には普通のスナップ写真みたいなのがかなり短いインターバルでスライドショー的に映し出される(連続写真だと動画まではいかないけどパラパラ漫画くらいには動いて見えるくらいの速さ)。同時に本人が映像の写ってない壁によりかかるような姿勢でぞうさんギターを時折鳴らしながら時折呻いた転がったりする、という姿がリアルタイムでカメラにとらえられ、逆さに投射されるというもの。スライド自体はバンバン画面が変わっていくのだけれど異常にスタティックな感じ。マヘルを聞いててもよく思うんだけど、「作品」になる前の状態を捉える、という指向があるのかなあ。

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■続いてはHiroshi Hasegawa & Manuel Knapp。シンセ主体のスペイシーな電子音響。中盤くらい?で出てきた低音のブンブンいうループとか、マイクを変調させて変な電子みたいにしたところとかが印象的。始まる前にマニュエルが「Stand up, closer, too much close」って言うから滅茶苦茶近くで観た(笑)ので、細かくいろいろ見れて面白かったな。

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■最後は本日の主役のかっぱさんと美川俊治さんのデュオで「みかっぱ」。かっぱさんはカセットテレコの音源にエフェクターをかけたノイズなのだが、けっこうボワーっとした中低音ドローンみたいな感じで面白い。そこに美川さんの鋭い電子音がビキビキと乗ってくる感じがかっこよかった。

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■全3バンドなので早めに終わるかなと思ったら各々1時間かそれ以上やってた感じで気づくとむしろいつもより遅いくらいだった。堪能いたしました。

投稿者 junne : 2013年06月24日 21:07

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