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2013年08月13日
短期集中連載「編集者が選ぶ本フェア」@ジュンク堂池袋本店 #3
■先週末、ついに「編集者が選ぶ本フェア」@ジュンク堂書店池袋本店、スタートいたしました!ぼくはまだ行けてないのですが、須川才蔵さんがTwitterで写真をあげてくださっていたのでご紹介。
ジュンク堂書店池袋店の「編集者が選ぶ本フェア・いま・何を読むべき時代にきているのか―」、デジカメ不調につき、企画の松岡さんに撮っていただいた写真がこちらです! pic.twitter.com/Cy8MWPGcur
— 須川才蔵 (@Niwanionegai) August 11, 2013
さらにこちら! ブレてるくらいガマンしろ! pic.twitter.com/8v0JH1ShEH
— 須川才蔵 (@Niwanionegai) August 11, 2013
■また、8/15のイベントについても、一時は「開催が危ぶまれ」ておりましたが、その後着実に予約もいただきまして無事決行されることになりました! まだまだ予約は受け付けておりますのでどしどしご来場ください。
「編集者が選ぶ本フェア・いま・何を読むべき時代にきているのか―」開催記念『編集者にとって、本とは』」
鈴木茂(アルテスパブリッシング・代表)/大久保潤(メディア総合研究所・編集)/門松宏明(commmons: scholaシリーズ・編集)
開催日時:2013年08月15日(木)19:30 ~
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
■さて、前回に引き続き「選べなかった本」のご紹介を。
Michael Azerrad『Our Band Could Be Your Life』
これは流通はしてるはずなのだけど、洋書はNGということで諦めたもの。
今回の選書にあたっては、単に「好きな本」を選んだというわけではなくて自分なりに幾つか基準を設けています。「これは俺が出したかったなー!」と思った本とか、過去に影響を受けた本とか。で、そんな基準のひとつが「自分の作った本と併せて読んでほしい本」。
これは簡単に言っちゃうとUSインディーズ史の本なんですが、ブラック・フラッグを皮切りにいくつかのバンドのバイオグラフィーを連ねていくことで、結果としてUSインディーズの変遷を辿ることができるという内容になっているという巧みな構成にも感心しました。これは是非、『アメリカン・ハードコア』と併せて読んでほしい一冊です。
Our Band Could Be Your Life Michael Azerrad Little, Brown and Company 2002-07-02 by G-Tools |
アメリカン・ハードコア (Garageland Jam Books)
ロバート ドレイパー『ローリング・ストーン風雲録』(早川書房)
先日急逝したミック・ファレンの『アナキストに煙草を』について、ぼくはちょくちょくイギリス版『ローリング・ストーン風雲録』みたいな読み方もできる、と言っています。アメリカのロック・ジャーナリズムを代表する「ローリング・ストーン」草創期の物語はやっぱり盛り上がるっていうもの。音楽雑誌からスタートして、ハンター・S・トンプソンをはじめとするニュージャーナリズムの書き手が集い、時代を作っていく。ミック・ファレンが在籍した「IT」や「NME」もまた独自のやり方でカウンターカルチャーを支えてきたわけですし。
著者は編集長ヤン・ウェンナーが同誌をぐっとビジネス寄り(要は広告重視)の方向に舵を切ったことに批判的で、まあ心情的にはぼくもそれはわかるんだけど、巻末の解説で渋谷陽一がそこを擁護しているあたりも興味深いところではあります。
ローリング・ストーン風雲録―アメリカ最高のロック・マガジンと若者文化の軌跡 ロバート ドレイパー Robert Draper 早川書房 1994-09 by G-Tools |
投稿者 junne : 2013年08月13日 14:29
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