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2013年08月08日

音楽書イベント始めます/Songs in The Bookshelf [本棚の音楽]#1「文化系のための“日本語”ラップ入門」

ジュンク堂の松岡さんからもビジュアル主体のものよりテキスト主体の「批評」的な音楽書・カルチャー書が最近は売れているという話があったんですが(それが今回のフェアのきっかけになっている)、実はぼくもここのところ音楽書の新刊が熱いなという印象がありまして。ということで、勝手に音楽書を応援するイベントを始めようと思い至りました。

■で、思い立ったが吉日、新宿5丁目のビリビリ酒場さん(書評家の杉江松恋さんがすごく頻繁にイベントをやっています)にご相談して第一弾を8/19に開催するはこびとなりました!

Live Wire 13.8.19(月) Songs in The Bookshelf [本棚の音楽]#1「文化系のための“日本語”ラップ入門」
『街のものがたり ―新世代ラッパーたちの証言―』をめぐって

[出演] 巻紗葉、矢野利裕、三田格、大久保潤
[日時] 2013年8月19日(月) 開場・19:00 開始・19:30
[会場] Live Wire Biri-Biri酒場 新宿
[料金] 1500円 (当日券500円up)

※終演後に出演者を交えてのフリーフード&フリードリンクの懇親会を開催します。参加費は2800円です(当日参加は3000円)。懇親会参加者には、入場時にウェルカムの1ドリンクをプレゼント。参加希望の方はオプションの「懇親会」の項目を「参加する」に変更してお申し込みください。参加費も一緒にお支払いただきます。
※懇親会に参加されない方は、当日別途ドリンクチャージ1000円(2ドリンク)をお買い上げください。
※領収書をご希望の方は、オプションの「領収書」の項目を「発行する」に変更してお申し込みください。当日会場で発行いたします。 
※ご注文者には整理番号をメールでご連絡します。
 お申し込み時に住所をご記入いただきますが、チケットの送付はいたしません。
 当日会場受付にて、名前、電話番号、整理番号をお伝えいただければ入場できます。 
※満席の場合は、立ち見をお願いいたします。 
※お支払い後のキャンセルは一切受け付けませんのでご注意ください。 
※銀行振り込み決済の締め切りは8/17(金)午後3時、カード決済の締め切りは当日午前0時です。

ご予約はこちらから!今回取り上げるのはエレキングブックスの『街のものがたり』。Simi Lab勢や田我流等々の10年代以降に注目を集めているラッパーたち+ライムスター勢に取材したものです。お店のほうの告知文にも書きましたが、日本語ラップってDQNでチェケラッチョなイメージが強く、なかなかいわゆる文化系の音楽ファンからすると聴く気にならないものなんじゃないかと思うんですよ。で、この本で取り上げられているのは「従来のシーンにとらわれない」一方で、たとえばmoe & ghostとかみたいな文系ラップとも違ってあくまでヒップホップらしさへのこだわりもある、という人たちだと思います。その辺はライムスター勢が混じってることからもわかるかな。

490727601X街のものがたり―新世代ラッパーたちの証言―(ele‐king books) (ele-king books)
巻紗葉
Pヴァイン 2013-06-28

by G-Tools

■この本の著者は、この読み方すらよくわからない名前からもわかるように覆面ライターです。本業との兼ね合い的なことなんでしょうね。とはいえわざわざ一冊の本をこうして作ったわけですから、こうしたラッパーたちの言葉を通じて著者自身も伝えたいことがあると思うわけですよ。なぜこの人たちを取り上げたのか、そして並べ方にもたぶん意図はあるでしょう。せっかくだからオススメの曲なんかも聞きながらやりたいところです。ぼくもそんなに今の日本語ラップに詳しいわけでもないですから、この本をきっかけに良い感じで入門できればと思っています。

■で、最近出たヒップホップ関係の本としてはこの辺の本も取り上げると思います。このあたりはゲストにヒップホップに造形の深い矢野利裕さん(大谷能生さん速水健朗さんとの共著『ジャニ研!』でおなじみ)をお呼びしているのでしっかり紹介できるかと。

ヒップホップの詩人たち
ヒップホップの詩人たち
二木信評論集 ~しくじるなよルーディ~ (ele‐king books)
二木信評論集 ~しくじるなよルーディ~ (ele‐king books)
ヒップホップ!: 黒い断層と21世紀
ヒップホップ!: 黒い断層と21世紀

■ゲストとしてはもうお一方、三田格さんをお招きしています。三田さんというとまあテクノとかの印象ですよね。クラブミュージックと一口に言ってもヒップホップとテクノってかなりシーンもノリも違うということもあり、三田さんからはまた違った視点からのコメントが得られるのではないかと思っています。

■あと、クレジットはしてませんが本書の編集をしたエレキングの橋元遊歩さんにもご来場いただきます。たぶんなんかのタイミングで壇上に引っ張りあげると思いますので(笑)橋元ファンのチルウェイヴァーなみなさんもお見逃しなく! お店の料理も美味しいのでよかったら打ち上げも込みで予約してくるといいと思います! 新宿5丁目で乾杯だ!(全部の告知が最後は飲み会のお誘いになってますが……)

投稿者 junne : 2013年08月08日 19:12

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