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2014年02月17日
坂崎重盛『ぼくのおかしなおかしなステッキ生活』
■男子にはこういう人が多いんじゃないかという気がするのだが、ステッキには昔から憧れがありまして。遡れがおおむねホームズやルパン(あとまあ怪人二十面相とか)あたりの影響というのが大きいんだとは思うのだが、その後も灰野さんだったり内田裕也だったりとステッキスターたちは枚挙にいとまがない。
■で、この本はコレクター気質の著者がさまざまな角度からステッキの魅力を語る一冊である。そもそもコレクションの魅力はハンティング行為にあると喝破し、旅行に行くたびに珍品名品ステッキ探しに余念がないにもかかわらず、帰国するとけっこう気前よく人にあげちゃうという姿勢には、とみさわ昭仁さんのコレクター論に通じるものがあるように思う。
しかも現物を買うだけでは飽き足らず、ステッキを持った紳士の図版や、近代文学に登場するステッキの描写なども蒐集の対象になっていく。とくに後者なんかはこれまたとみさわさんのエアコレクションに通じるものがある気がしますね.
■そうして集められた図版やステッキの写真も満載の楽しい本でありました。やっぱステッキほしいなー。バリ島の土産物屋なんかでも、柄が蛇とか竜とかのステッキを売っててちょっと欲しくなったんだよなー(持ち運びが面倒くささそうなのであきらめたのだが、そこを乗り越えないとステッキユーザーにはなれまい)
ぼくのおかしなおかしなステッキ生活 坂崎 重盛 求龍堂 2014-01 by G-Tools |
投稿者 junne : 2014年02月17日 23:19
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