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2009年03月25日
Johnny Thunders / Sticks & Stones: The Lost Album
■ジョニー・サンダースがおそらく生前最後に準備していたアルバムの素材にライブテイクなどを加えたCD。
■まずスタジオテイクは、最後の来日公演でも披露された曲を含む新曲。「In Cold Blood」あたりに通じるリバーブ感のある音で録れているので、おそらくこのときもトイレにアンプ持ち込んで録音したんでしょうな(笑)。曲もジョニーらしい独特のメランコリックさがあってなかなかよい。ちゃんと完成させてたらそこそこいいアルバムになったんじゃないのかな。
■アコースティックテイクは基本的に既発表曲。「Hurt Me」とかにくらべると録音が悪いというか変。ロウファイ系アシッドフォーク(Drag City系っていうか)みたいな味わいが。ライブテイクはカバー曲もいろいろあったりして楽しいが、これはまた演奏が雑だなー。個人的には最高なんだけど、万人にオススメできるかっていうと微妙かも。
■ということで全体的にブートに毛が生えた程度のシロモノではありますが、俺的には最高。このどうしようもなさが大変に愛おしい。そういえばもうすぐトッド・ラングレンのプロデュースによるドールズの新譜が出るはずで、そっちはきっとすごく「ちゃんとしてる」ことだろう。それはそれでもちろんすっげえ楽しみですけどね!
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投稿者 junne : 13:00 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月24日
伊藤計劃『ハーモニー』
■前作『虐殺器官』も面白かったこともあって、発売からはちょっと間が空いてしまったものの楽しみに読み始めたのが一昨日のこと。と思ったとたんに突然の訃報。ある本を読んでいるまさにその間にその著者が亡くなる、それが唐突に遺作になってしまう、というのはこれまで経験したことがなかったので、何だか動揺してしまって、どう反応していいのかわからずにいる。しかもその本の内容が内容だし。
■舞台は近未来。何らかのカタストロフがあって(おそらく『虐殺器官』とつながっている)世界の人口は激減。残された人々は一人ひとりが人類にとって貴重な「リソース」であるという意識のもと、徹底した健康管理/監視に基づいたある種の「ユートピア」を作り上げた。あらゆる病気や不摂生は取り除かれ、暴力や心に傷を与えるようなネガティヴな要素がすべて排除され互いに気遣いあう(子供たちの間ですら「いじめ」の一つもない!)。そんな世界に息苦しさを感じ、自殺することでそこから解放されることを求めた少女たち……というのが冒頭。
■まあ最近よく見かける「快適なディストピア」ものですわな。そしてそこから更にスケールは拡がり、意識とは何かとかそういった思弁的な領域に突入していく。これまた完全に偶然なんだけど、ちょうどこれを読んでる間に更新された松岡正剛の千夜千冊「神々の沈黙」の話とリンクしてきて、これまた変にタイミングが絶妙で気味が悪い。
■作品自体たいへん面白いのだけど、それだけでなく色々な意味で、忘れられない一冊になってしまいそうだ。こんなことで記憶に残るのも嫌なのだけど。この「先」をこそ書いてほしかったのに。この「先」が書けた作家はぼくが知ってる限りまだいないだけに、惜しまれてならない。
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投稿者 junne : 20:49 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月23日
大甲子園GIGありがとうございました!
おかげさまで土曜の大甲子園GIG@Studio UEN、ドラマーが遅刻してサウンドチェックに来ないという大技をカマしてくれたものの、本番は無事にいい感じでできたのではないかと思われます。
対バンの皆さんより「ADKに所属していた実際には存在しないバンド」「ほんとうに酷い」「久々に見た中年0点バンド」等々の絶賛のコメントをいただきありがたい限りであります。今後とも精進したいと思います。
ぼくはといえば楽しさのあまり飲みすぎて打ち上げどころかイベント後半から轟沈しておりましたが、時々起きて聞いた限りではどのバンドも大変にかっこよかった!実にいいイベントだったと思います!酒が進むのは楽しいイベントってことで!
そしてspinnさんが撮ってくれたかっこいいライブ写真の数々はこちら!いつもありがとうございます!
ちなみに一部の告知で「今年はライブ本数減ります」とか書きましたが、なんと打ち上げの席で早速次回ライブが決まりました。詳細は追っておしらせしますが、大甲子園初の外タレ前座であります。お楽しみに!
投稿者 junne : 17:10 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月11日
Hanoi Rocks解散ツアー
■日曜はHanoi Rocksの解散ツアー初日に行ってきたわけですが、音が悪いとか新ドラムが下手すぎるとか問題はあるものの、「11th Street Kids」なんてレア曲をやってくれちゃったとかアンディせんせいがかなり好調だったりとかで基本は満足。
■そして明日は名古屋、明後日は川崎、日曜に仙台、そして月曜にツアー最終日の赤坂と、遠征の日々が始まるのであります。とりあえず今夜バスで名古屋に向かい、コメダ珈琲や味仙などをまわりつつライブ後はまたバスで東京にもどり、チッタ公演。で、土曜の夜にまたバスで仙台に移動しまして、牛タンとか寿司とかを食いつつライブ後はまたバスで東京へもどり、最終日を迎えると。
■名古屋・仙台では特に予定は入れてないのですが(まあ各停くんに教わったパンクショップには行くと思うけど、金がないからなあ。でも色ジャン欲しいしなあ。しかし季節柄今から革ジャン新調ってのもなあ。まあロックンローラーとしては夏でも着なきゃなんだけどさあ)
投稿者 junne : 20:47 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月08日
Filthの写真
■1月のEARTHDOMでのNoise Clinic企画のときの写真が載ってるブログを発見。しかしながら、Filthの写真は一枚、サポートドラマーのよしのくんの写真だけでした(笑)。まあ絵になるひとだからねえー。
■ちなみに↓が正ドラマー。同じバンドとは思えませんがね!
投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月06日
エコダムドレコ発
■明日はこれ↓です。好きなバンドが大挙出演!たのしみだ!呑むぞ!
◆2009 3/7(sat) 新大久保EARTHDOM◆
「エコダムド 白痴淫乱不倫火山・発売記念GIG」
with:
◆関東ペニスサッカー
◇中学生棺桶
◆BATTLE OF NINJAMANZ
◇ELEKTRO HUMANGEL
◆PLASTIC NINE
◇THE WEEKENDER
前売り 2000円/当日2300円
投稿者 junne : 11:00 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月05日
ポツドール「愛の渦」
■今まで演劇ってほとんど見たことがなかったんだけど、ちょっとここのところ演劇づいてます。先月は三鷹で五反田団(近所だしね!)、で先週末には新宿で三浦大輔率いるポツドールの公演を。とにかく演劇初心者なので、名前を聞いたことある劇団や友人の間で話題になってるのを見に行ってる感じかな。
■ということで初ポツドール。事前情報まったくなしで見に行ったのだけど、これが実に面白かった。映像の使い方も含めてかなり生々しくて挑発的(特にあのキリストはヤバいなじゃいの?)。さっき調べて知ったのだけど、これは2006年の作品で岸田戯曲賞受賞作なんですな。現在形も是非見たいので、次回作も見に行きたいと思いました。あと秋には三浦大輔監督による映画も公開ってことなので併せて楽しみにしたいね。
投稿者 junne : 19:35 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月04日
3/21 大甲子園GIG
■再来週末は大甲子園GIG。先月キャンセルしちゃった分までガツンとブチかましますYO!
3/21 (sat) @ studio UEN (nishiogikubo)
Open17:30 / Start18:00
1000 yen(ドリンク、フード持ち込み自由)
emulsion presents[ Something Wicked This Way Comes 2 ]
(band)
emulsion with Shin Sugawara (Cherno) and Yasutoshi Yoshida (GOVERNMENT ALPHA)
大甲子園
vais
CALQUE
AKBK
プラハデパート
(DJ)オッチー(バロムワン)
■出番は最初ということなので、「あいつらの次はやりにくいったらないZE!」と思われるような対バンキラーぶりを発揮したいところです。夜露死苦NE! ちなみにAKBKは一月に対バンしましたが大変馬鹿馬鹿しくイカしたバンドなので注目。
投稿者 junne : 12:45 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月03日
P.R.O.M.mag#7、Lilmagで取り扱い開始
■いつもお世話になってるLilmagさんにて、P.R.O.M.magの最新号取り扱い始まりました。
■マグ作るのは半年ぶり?とかなんだけど、まあイベント自体が隔月から3ヶ月ごとに変わったせいもあり、実は1回か2回落ちただけだったりします。ともあれ今回は仕切りなおし的に連載陣は無しで、もう3月だけど主催者3名で2008年を振り返ってみました。「三太」や「エクス・ポ」に影響されて細かい字がびっしりな感じでお送りしております。無料ですので、なんかイカしたジンを買うついでにでもポチっといっていただければと。(最近リリースのものではよっちの本バックナンバー集と「YOU KNOW WHAT I MEAN 」がオススメ)
投稿者 junne : 16:54 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月02日
いとうせいこうが小説を!!
■いとうせいこうが連載小説ブログを開設!本日第一回が掲載された!これは楽しみすぎる!
投稿者 junne : 17:06 | コメント (0) | トラックバック
溺死ジャーナルイベント@Loft Plus One
■日曜の昼下がりに薄暗い地下の酒場で怪しげなイベントが。老舗ミニコミ「溺死ジャーナル」の501号(!)発刊記念イベント。出演は松本亀吉、大谷能生、雨宮まみ、赤髭薬子、小松誠(TALK)、我々(LIVE)、殿方充、インタレスティングタケシ(ENTERTAINMENT)。入場したときにはもう我々のライブは終わってしまっていて、松本・大谷対談の途中だった。以降、あまり書ける話はない(笑)。
■一番楽しみだった殿方充のネタはこれ↓でした。