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2009年04月30日

Gridlink / Amber Grey

■元Discordance AxisのJon ChangとMortalizedのマツバラを中心としたグラインド・コア・バンド待望の1stCD。実は昨年出てたらしいのだけど全然知らなかった。ということで遅ればせながら最近ようやく購入。

■Gridlinkの音源はDxAxの最後のアルバムというかコンピみたいなやつに一曲収録されてたり、あとはMySpaceにデモ音源?が乗ってたりして小出しに聞いてた印象としては、まあDxAxの延長線上にある音だなと思っていた。
で、いざアルバム(ちなみに11曲入り11分)を聞いてみると、たしかにDxAxの延長ながらも、また一味違った、よりメタル色の強いリフ作りがされており(日本版のライナーにもあるけど、スレイヤーを速くしたような感じかな)、でも速いの大好きとは違って完全にグラインド。ドラムがまた全編超速い(ジャケに「No Slow Shit」って書いてある・笑。Jonは昔からグラインドコアにスローパートが入るのが嫌いだったからね)。いやーかっこいいわー、マジで日本来てほしい。

■11分でフルアルバム価格ってどうなのよ? 7インチでよくね? という声が一部であがっているようだけれども、アートワークもしっかりしてるし曲も情報量的にはしっかりアルバム一枚分だと思うので個人的には問題ないです!

アンバーグレイアンバーグレイ
グリッドリンク


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投稿者 junne : 13:33 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月27日

Extreme Night vol.11

d090427a.jpg


5月9日(土) 18時オープン、18時半スタート
場所:渋谷青い部屋  
料金:予約2500円 当日3000円
出演:KONTA/清水一登/TATSU/中島オバヲ/村上巨樹/吉田達也/
   かわいしのぶ/山本達久/金澤美也子/TOKIE/太田恵資

GW明けにはFilthのライブがございますのよ。
今回も大変豪華な皆さんとご一緒させていただきますのでお楽しみに(でもまあ俺が一番かっこいいんだけどな!)

投稿者 junne : 18:50 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月24日

注目すべき人々との出会い・2 中尾勘二の秘蔵テープを聴く

■4/18(Sat)@千駄ヶ谷LoopLine

■先週土曜はちょっと仕事してから会社のご近所のLoopLineへ。このお店のことはあまりこのブログでは書いたことはなかったかも。基本的にはカフェなのだけど、ギャラリー的に展示を行ったり、夜は先鋭的なライブやイベントが行われたりする、おもしろいスペースだ。考えてみると数年前には会社から歩いていけるところにオフサイトがあり、今は会社から一分のところにLoopLineがある、という状況なのである。

■で、この日行われたのは一風変わった音楽家の中尾寛二さんが長年録りだめた宅録テープを聴くという、一風変わった催し。主催者の角田俊也さんによる中尾さんロングインタビューの小冊子も配られた。これだけでも面白い(笑)。

■そして披露された録音の数々がまたすごい。そもそも音楽以前に録音への興味が先行しているということで、最初は音楽ですらないのね。小学生時代には偽ラジオ放送。「かよう~きょく~」という歌詞ばっかりののど自慢やらラジオドラマ(ハードボイルド調に始まりダジャレで終わる)まで。スポンサーはなぜかいつも靴屋(笑)。

■そして楽器を手にしてからは一気に才能が開花。楽器を始めて3ヶ月にして既に今と変わらぬ技術を身につけ、同級生とのユニット「セッションズ」による多重録音に明け暮れる。カセットで何度も重ねてるからだんだんピッチがズレてくのが妙に気持ち悪いの(笑)。そして一人多重録音になってからはさらにクオリティアップ。山下トリオの影響で童謡をフリージャズに、とか。もういちいち爆笑で、司会者の角田さん&宇波くんも役目を忘れただただ「これすげえ~」と爆笑するばかりだった。いやあ
、奇才っていう言葉がこれほど当てはまるひとも珍しいですよ実際。

■ということで、興味を持った人は、オフノートからリリースされている中尾さんの高校時代の録音集『ヨカシキ』を是非聞いてみるといいと思います。小中学校の録音ほど破天荒ではないが、十分一風変わった音楽。しかも二枚組みで聞き応えばっちり。

ヨカシキヨカシキ
中尾勘二/岸川晃


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投稿者 junne : 20:40 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月20日

J.G.バラードさんR.I.P.

■朝一番で大変残念なしらせが。

■思い起こせばかつてぼくは大学の卒論でデヴィッド・ボウイについて書いた際、Space Oddityはバラードの一連の「死亡した宇宙飛行士」ものと極めて類似している、という話から始めたのだった(ちなみに卒論自体は結局これといって「言いたいこと」っつうのもなかったので、なんか中途半端な出来に終わりましたが)。ボウイ自身は「ぼくはバラードよりバロウズだ」って言ってるそうだけど、でもまあそうは言っても結構な影響を受けてるだろうとは今でも思っている。

■晩年になっても『殺す』とか『コカイン・ナイト』とか、堂々たる傑作を出し続けてて、まだまだ現役というか、むしろこれからがまたすげえんじゃね?と思っていただけに非常に惜しまれます。ちょうどこないだ本棚の奥から『ヴァーミリオン・サンズ』を発掘してきたところなので、お悔やみがてら読もうかと。

投稿者 junne : 15:00 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月15日

松岡正剛『多読術』

■「まずは目次をじっくり見ろ」みたいな、過去の著作でもちょこちょこ語ってるような話から始まるので、まあ立ち読みでもいっかと思ったのだけど、立ち読んでいるうちに割りと充実した内容な気がしてきたので購入にいたった。バイオグラフィカルな話も興味深かったし(『遊』立ち上げ以前の仕事ってあんまり書いたり喋ったりしてない気がする。ぼくが読んでないだけかもだけど)。

■タイトルだけみると「本をたくさん読むためのノウハウ」みたいな本かなと思うのだけど、むしろ本は一冊で完結するものではない(インターテクスチャリティみたいなことですね)という話をしている本だと思った。で、本と本をつなげるための技法なんかも紹介されてたり。

多読術 (ちくまプリマー新書)多読術 (ちくまプリマー新書)
松岡正剛


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投稿者 junne : 19:31 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月14日

黒沢清『トウキョウソナタ』

■早稲田松竹で上映中なので仕事帰りに寄ってきた。併映は北野武『アキレスと亀』だけど、最終回の一本だけ見るなら800円。昔は黒沢清の映画は結構見てたのだけど、映画自体あまり見なくなっちゃったせいもあって、久々の黒沢作品。

■物語というかテーマだけをすごい大雑把にいっちゃうと「家族の再生」みたいなことになるのだけど、いざ映画が始まるとどうにもそれでは割り切れないもやもやしたものが残る、という意味ではやはり黒沢清だなーと。テーマで切っちゃうとすごいベタなことになるけどそれがどこまで本気なのかいまいちよくわからなくて、でもたぶん結構本気だったりするんだろうなという印象を受ける。なんていうとちょっと舞城王太郎みたいですね。今書いてて気づいたけど。

■久しぶりに見た井川遥がすごいよかったので驚いたりしましたよ。

投稿者 junne : 13:20 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月13日

SA / Go! Barmy Kids

■最近はもうSAがほんとに好きでね。新譜が出たのにレコ屋に行けなくて結構イライラしてたのだけど土曜にはなんとかゲットしましたよ。

■新譜はミニアルバムにDVDがつくという体裁。「Working Man」の再録を含め、グっとくる曲多数。ライブでもシンガロングとか盛り上がりそうですなー。そしてDVDはクレジットには23曲入りとか書いてあるので目を疑ったのだが、15曲くらいはダイジェスト版で、まあワンコーラスくらい入ってるだけ。それでも前作『Vandals Bop』ツアーの行く先々での映像が収録されており、各地の盛り上がりが感じられて超アガりますよ!つか映像で見ると改めて思うんだけど、ほんと上手いバンドだなあ。

GO BARMY KIDS(DVD付)GO BARMY KIDS(DVD付)
SA


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投稿者 junne : 15:13 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月09日

AKBKのPV

最高!!(爆笑)

投稿者 junne : 23:17 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月06日

SHINJUKU LOFT 10TH ANNIVERSARY master+mind ~Glamorous Rock Heart

■2009/4/5(Sun)@新宿LOFT 出演:8-eit, BUG, The DUST'N'BONEZ

■ダスボン以外のバンドについては全然知らなかったイベント(ていうか、「ダスボン+前座」なのかと思ったらイベントだったのね)。遅れていったので8-eitというのはほとんど見れなかった。ウッドベースがいて若干スインギーなリズムのロックンロール(もろロカビリーっていうのではない)。なかなかかっこいいのでは。

■で、イベントタイトルからしてグラム系のバンドを集めたのかと思ったんだけど、次のBUGは「グラムっつうよりビジュアルって感じじゃね?」と思った。そしたらどうもボーカルがデランジェのひとだったみたいで。ニューウェーヴ感のあるラウドなギターにスパイス程度にサンプリングや打ち込みも混ぜた感じ。

■で、トリはダスボン。SEとかもなく緞帳があがるとさっとステージに上がってきて演奏開始。久々に見たけどますますかっこよくなってないですか? いつになくおいちゃんが前に出てきてた感じがする。で、なんともまあ懐かしいあの曲を! びっくりしたわー。「意味とかないんで。いい曲だからやればいいじゃん。ロックンロールバンドにできるのはそれだけです!」(大意)と。

COCKSUCKER BLUESCOCKSUCKER BLUES
The DUST’N’BONEZ


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投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月05日

転校生

■3/29(日)@東京芸術劇場

■戯曲・平田オリザ、演出・飴屋法水。初演は静岡でおこなわれ、地元の女子高生が演じた。今回はその再演で、やはり初演と同じ女子高生が演じている。2年弱くらいたっているので、たぶん中には既に卒業している子もいると思う。ということで、おそらくこの舞台が見られるのはこれが最後だったはず。

■見ていて一番気になったのは、どのくらい元の戯曲がアレンジされているのだろうっていうこと。動物、生命等々、なんというか非常に飴屋さんっぽい要素が多く散りばめられているように思ったんだけど、どこまでが元の戯曲にあったものなのか(後で聞いたらほとんどいじってないらしい。それはそれですごいな)。

■個人的に残念なのは、静岡での公演の際に行った友人が何人かいるのでそっちから断片的に内容が漏れ聞こえていたもんで、実際に見ると「あー、なるほどこれがそうか」っていう「確認」になっちゃいがちだったこと。特にラストについては、何の情報もない状態で見たかったなあ。

投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月03日

キース・リチャーズ 彼こそローリング・ストーンズ

■すごい昔に買ってずっと積読状態にあった本を何気なく読んでみた。要するにキース・リチャーズの伝記で、随所に本人のコメントや周囲の人間の発言が引用される。かなり前に出た本なので、時代的には70年代末くらいまでの話。

■まず印象的だったのは、ブライアンの扱いの酷さ。「何もできないくせに主導権を握りたがって周りに迷惑ばっかかけてた奴」くらいの扱いなの。キース本人も酷くて、ブライアンの死後にインタビューでバンド名の由来を訊かれ「さあな、ブライアンに聞いてくれ」と答え、続けて「どこで会えますか?」と訊かれたら「プールの中だろ」だって。ひどくね?

■たいへんグッときた箇所というのが、ドラッグで捕まって裁判を受けてるときに
裁判官から「リードギターっていうのは何をするのか」と訊かれ、「いちばんでかい音を出す人間です」と答え、傍聴席からやんやの喝采を受けるというくだり。なので今後はぼく大甲子園で「いちばんでかい音を出す人間」でいこうと思いました(まあ改めて思わなくても最近はわりとそうなんだけど)。

■ハノイツアーの後にさらにこんな本を読んだりしたもんだから「血中ロケンローラー濃度」が急上昇中。いや現実的に急上昇中なのはむしろ血中アルコール濃度」なのだが。なんか酔っ払って夜中にギター弾きまくったりしてますよ。近所迷惑もいいとだけど。

■関係ないけどキースといえば最近笑ったのはこの記事

キース・リチャーズ 彼こそローリング・ストーンズ (ソニー・マガジンズ文庫)キース・リチャーズ 彼こそローリング・ストーンズ (ソニー・マガジンズ文庫)
Barbara Charone 中江 昌彦 野間 けい子


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投稿者 junne : 18:15 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月02日

ウォッチメン

■映画の日なのでバルト9で見てきました。とりあえずこの映画館、エレベーターが混みすぎです。

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■アラン・ムーアによる、アメコミ史上屈指の名作がまさかの映画化。ちょっと時間がなくて原作を読み直してないのだけど、かなり頑張ってるのではないだろうか。あと、音楽の使い方が大変に皮肉が効いていてすばらしい。冒頭のディランからしてグッときますよ。

■とはいえ、この映画を見て面白いと思った人は、ちょっと高いけど原作も読んだほうがいいと思うな。

WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (SHO-PRO BOOKS)WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (SHO-PRO BOOKS)
石川裕人、秋友克也、沖恭一郎、海法紀光


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投稿者 junne : 18:43 | コメント (0) | トラックバック

2009年04月01日

大甲子園解散のおしらせ

以下、4/1付けのナタリーの記事からの転載です。

解散の原因については諸説あるが、もっとも有力なのはメンバー間の価値観の相違(主に性的な面で)と言われている。
解散後のメンバーの活動は

・tag
ラノベ作家に転進するが締め切りを守れずあっという間に干される。

・もぐ彦
夫婦でエコユニット「パン山&The EARTH」を結成し全国行脚を開始。
各地でベッドイン等のパフォーマンスを展開し話題を集める。
息子をドラマーに迎えた新バンド結成にも意欲を見せている。

・abe++
ヒップホップユニット「水中アオバJOE」を結成、Bボーイパークに対抗してAボーイパークを立ち上げる。

・junne
編集業に専念。
ラノベ作家tagの担当編集者になるがすぐに決裂、手書き原稿を二束三文で古本屋に売り払い物議をかもす

・各停
ハードコアテクノバンド「X68000ティーンエイジライオット」を結成するが「なにがティーンネイジだよアラフォーのくせに」と失笑を買い、失意のうちに立石の路上に死す

なお今後、各停追悼イベントとして5/1(メーデー)に一度限りの再結成が噂されている。
その際にはベースとして津田大介、いっしー、黒5S、Rootsy等が交代で登場の予定。

*4/2追記
ということでエイプリルフールでございましたー。

投稿者 junne : 15:08 | コメント (0) | トラックバック