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2013年11月29日

10/30(Wed) マージナル ジャカルタ・パンク

■都築響一さんのメルマガ記事やイライザ・ロイヤルの激プッシュなどで大いに気になっていた『マージナル ジャカルタ・パンク』が、歩いていけるライブハウスこと中野ムーンステップで上映されるというのでそれはもちろん行くよね。

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■会場のMoonstepは1階がライヴブロア、2階がバーというちょっと変わった構造になっている(と思ったけど規模は違うがリキッドルームなんかもそうですね)。映画の上映は2階なのだけど、その前にフロアのほうで、マージナルとも縁の深い日本のバンドが演奏。Cheerioってそういえば、前にグッドマンで見た時にもインドネシアのバンドのカバーだと言って演奏してた曲があったのだけど、それがマージナルの曲だったのか。

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■で、かなりの大入りになったのでバースペースにはとても入りきらなくなったようで、急遽1階と2階の両方で上映することに。ぼくは2階で見ました。1階のほうが音は良かったんだろうけど(ライブのPAを使うからね)、最前列で見れたからよかった。

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■映画の内容はもうとにかく必見の一言。まだ未完成だということなのだけど、マージナルというバンドが、決して豊かではないにも関わらず、自分たちの住居をコミュニティとして開放し、いかに貧しい子供たちを様々な形でサポートしているか、そしてどれだけ熱く支持されているか。本当に見ていて胸が熱くなる場面の連続。パンクってすばらしい。

■上映後はさらにマージナルのヴォーカルであるマイクさんのミニインタビューと迎えたアコースティックライブ。

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マージナルの曲はキャッチーですぐ覚えられるので一気に大合唱になる。マイクさんの笑顔も素敵。とにかく、パンクというものに何らかの思い入れがある人であればこの映画は見たほうがいいと思う(機会は限られてると思うけど)。

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投稿者 junne : 12:56 | コメント (0) | トラックバック

10/29(Tue) ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987

■87年におこなわれた、日本で最初の大規模野外ロックフェスの記録映画。バンドブーム前夜の日本のロックを代表するといっていい顔ぶれが集まるも、当日は豪雨に見まわれ、あのフジロック第一回を超えるんじゃないかという過酷な状況に。というのがなぜが今になって映画化された。権利関係が大変みたいで劇場公開のみ、ソフト化はよほどのことがない限り無理、という話。これ、音楽監督が佐久間正英なので、ひょっとすると彼の病気のこともあって公開が決まったんじゃないかという気もする。まあこれは蛇足的憶測。

■晴天の下、楽しそうなリハから映画は始まる。まあ出てくる皆さんの若いこと。で、開場した時にすでにかなりの雨なんだけど、ここでまだ若い(けど今と全然ルックスの変わらない)ブルーハーツのヒロトがMCでガツンと盛り上げて会場はいい雰囲気に。

■一度天気が持ち直しライブが始まる。最初のほうは当時はまだ若手のブルーハーツやレッド・ウォリアーズ、岡村靖幸。みんなギラギラしててかっこいい。ユカイって本当にかっこよかったんだよなああああ。

■で、だんだん雨がひどくなってくる。特にすごかったのが白井貴子のとき。そもそも今では考えられないことに、野外なのにステージに屋根がないの。後方の、ドラムとキーボードのいるあたりはかろじてテントっぽい屋根が作られてるんだけどステージは完全に雨ざらし。もうギターもベースもほとんど鳴っておらず、ドラムと時折鳴るキーボードだけをバックに歌い始めるも中断。モニタースピーカーも死んだ状態で、超笑顔で歌い切るという姿にはけっこう心を打たれるものが。

■BOOWYも布袋の髪が濡れてぺちゃんこになってるという珍しい光景が見られたり、ハウンドドッグはまさか後年あんなことになるとはと思ったり、佐野元春のバンドに辻仁成みたいなやつがいるなと思ったら本当にそうだったりと、いろいろ面白いんだが、まだロックバンドを撮影するメソッドが確立していない時期だったからか、ひたすらヴォーカルを映し続けるカット割りはちょっと残念。あと、みんながうざいって言ってたナレーションは確かにうざかったw

投稿者 junne : 12:52 | コメント (0) | トラックバック

2013年11月14日

10/27(Sun) Galaxy Express 666@大久保水族館

■二日続けてのライブ、今度はGE666であります。大久保水族館に出るのは、あれは何年前だろう、黒パイプスターダスト氏とヒコさん(ガーゼ他)とのトリオという謎なセッションでしたw。

■さておき、今回はドラムセットにどうも不具合が。タムが固定できない(どこかの接続部分が摩耗してるとかそんな感じだと思う)ということで、あーだこーだとRisaさんが悪戦苦闘した上で、なんとか演奏開始。なんだけど、今度は途中で椅子が崩壊(振り向いたらストレイキャッツばりに立って叩いてるからびっくりした)。それでも叩ききったので、メンバーながらさすがだなあと思ったよ。

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■久々に見るMONE¥I$GODはニューウェーヴ的なギターと強力なリズム隊を擁して、なんというかPiLとCRASSの交点みたいな実に渋いサウンド。

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■オーガナイザーの一人、濁朗さんはリズムトラックに電子ノイズを乗せたインダストリアル的なスタイルで超かっこいい。

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■もう一人のオーガナイザーであるDanによるL'eclipse Nueは金属的なノイズにドスの利いたヴォーカルが乗る、ちょっとノイバウテンなんかを思わせる音。すげえよかったよ!

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■最後にこれまた久々に見るSister Paul。二人編成になってから見てないかも。やっぱ最高。

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■結局ドラムセットの不具合は最後まで解消されなかったのだが各自そんなことを感じさせず、すげえなあと思いました。

B0037VAZ6I夢遊病者の夢 II
Sister Paul(シスターポール)
クロウカスレコーズ 2010-03-20

by G-Tools

投稿者 junne : 14:10 | コメント (0) | トラックバック

10/26(Sat) 大甲子園@取手

■台風直撃!とのニュースに前日までビビっていたが、見事にコースが逸れてくれました。初めて訪れる取手は意外と遠くない(だからといってもちろん近くはない)。

■会場のDandelion Cafeは1階がバー、地下はガラーンとしただだっ広い空間で天井も高い。もとは写真スタジオだったところで、最近は音楽スタジオとして地元のバンドが使ってるんだそうだ。入って行くとちょうど黒パイプがリハ中だった。

■ライブはまずは黒パイプ。なんかライブハウスで見るよりかっこいい気がするぞ。このバンド、こういうステージとフロアが分かれてない形態が似合いますなー。

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■続くは伊東篤弘さんのソロ。伊東さんのMCで、大甲子園、Optrum、黒パイプがともに結成10周年だということが発表される(みんな忘れてたw)。蛍光灯の演奏がこんなに上手くなるなんて10年前に誰が想像しただろうか。

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■そしてなぜか大甲子園はトリを飾らせていただいた。今回はいつになく女性オーディエンスに受けがよくて満足。おまけに終わってから、カナダから来たばかりの留学生(?)に激賞される。なんと、日本に来て初めてのライブだとか。いいのかそれ(笑)。

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■楽しかったー!と思ったら、最後にセッションタイムに誘われてギターで参加。けっこう探り探りながらも楽しく演奏。個人的には最後のレゲエが一番ちゃんとできた気がする。

■場所的にも楽しいところだったし、遠さも思ったほど気にならず(なんだかんだで11時に会場を出れば帰れるんですよ)。また是非やりたいですね!

B00CRU319Irecorded 2
Optrum
Headz 2013-06-18

by G-Tools

投稿者 junne : 14:05 | コメント (0) | トラックバック

2013年11月13日

10/24(Thu) フェギドン・タンピョンソン

■DOMMUNEの韓国インディーズ特集の際に色んな意味でひときわ印象的に残ったフェギドン・タンピョンソンが来日、そりゃもう行くしか。

■到着した時に演奏してたのは韓国のブルースロックデュオ、ハ・ホンジン & キム・ガンジ。ギターとドラムの2人組というホワイト・ストライプス編成(ただし男二人)。テンション高くなかなかかっこいい。

■日本人フォークシンガーのベテランっぽい適度にリラックスした演奏を経て、タンピョンソンが登場。セッティングを終えてメガネをはずし、まず披露したのは韓国ロックの父、シン・ジョンヒョン先生のカバー。やはり尊敬されてるのねえ。

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その後も曲間に微妙なギャグ(英語)をはさみつつ、奇妙な動きをしながら続けてオリジナルも演奏、うーん、やはり独特だわ。誰に似てるとも言いづらい。歌詞の訳とかどっかにないもんかしら。
物販ではブロマイドと缶バッチ入のCD-R EP(笑)やダウンロードコード付きのカセットあり。両方買いましたとも!

投稿者 junne : 22:12 | コメント (0) | トラックバック

2013年11月07日

[告知]第3回古本ゲリラ

■特殊古書店マニタ書房店主のとみさわ昭仁さん、特殊翻訳家・殺人研究家・殺しの映画レビュワーの柳下毅一郎さん、アダルトメディア研究家でアニメ入門中の46歳である安田理央さんの3人=トリオ・ザ・古本の主宰で、ライターや作家、編集者、漫画家など、様々なクリエイターが古本(とその他グッズ)を放出するゲリラマーケット「古本ゲリラ」。過去2回はいずれも客として訪れたわけですが、今回は出店させていただくことになりました(告知用の写真はエロいですが、残念ながらたぶん当日はエロくないです)。

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第3回古本ゲリラ
日時:11月10日(日) 12:00-19:00
会場:神田錦町共同ビル 
参加費:無料(他の展示をご覧になる場合には入場料800円)
事前申込:不要
地図

■前回、前々回の様子はこのあたりに載ってます。超楽しそうじゃね?

第一回の様子
安田理央の「いい大人」第23回 古本ゲリラに参加しました!
古本ゲリラが楽しそう。

第二回の様子
エキサイトレビュー 古本と雑貨とアートのカオス「古本ゲリラ」でお宝発見
第2回古本ゲリラ(ロベルトノート 渋谷直角のブログ) 
「第二回 古本ゲリラ」 感想あれこれ

■ぼくは古本ももちろんですが、ほかにレコードとか昔作ったミニコミ(『NOIZ NOIZ NOIZ Archives 1998』とか持っていきます。あとなんか新たに簡単な冊子も作っていくかも(時間あるかな……)。ドリンクの出店もあるようなので、古本片手に俺と乾杯だ!

投稿者 junne : 18:21 | コメント (0) | トラックバック