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2012年02月16日

ドラゴン・タトゥーの女

■もともとデヴィッド・フィンチャーは好きな監督なのだけど、ロードショウで観るのは考えてみたら『ファイト・クラブ』以来であった(ちなみに『ファイト・クラブ』は劇場で3回くらい観ました)。

■ということでフィンチャーの最新作『ドラゴン・タトゥーの女』を、先週土曜に新宿ピカデリーで鑑賞。フィンチャーは駄作と傑作が交互に来るというジンクスがあるとされているけども個人的には『ベンジャミン・バトン』も好きなので『ゾディアック』から傑作続きだと思ってます。そして今回もやはり期待にたがわぬ傑作!

■まず、内容とあんま関係なくPV的に撮られたオープニングの「移民の歌」でガツンとくる。ストーリーはまあ普通にミステリーだが、けっこう「え、そっち行くの?」な盛りだくさんな展開で飽きさせない。

■しかしまあ、これはほとんどのひとが同意すると思うのだけどルーニー・マーラ演ずるヒロインにつきますよね。コスプレ欲をかきたてるビジュアル(痩せないとね……)、魅力的な人物造形。この人を見てるだけで160分近く飽きない映画だったと言ってもいい。妻が「日本でやるなら宮崎あおいじゃないか」って言ってたけど、確かにありかも。


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投稿者 junne : 12:25 | コメント (0) | トラックバック

2012年02月10日

Calibre

■Fb経由で知った「電子書籍管理」ソフト。iTunesの電子書籍版だと思えばいいかと。iTunesはいろんなファイルフォーマットの音源をひとつのソフトで管理して、場合によってはファイル形式の変換もできる、あとiPodとかのデバイスへ送ることもできる、みたいなソフトととらえるならば、まさにそれと同じことを電子書籍でやっているものだと思えばいいのではないかな。使い方はこちらに載ってるので各自でご確認ください。

■Kindleをせっかく買ったのに全然使ってないなーと思ってたので導入してみた。これまで洋書のサンプルみたいなのは山ほど入れてあるんだけどあんま読まなかったのね。とりあえずEPUBをKindle対応するように変換できるというので、津田さんのメルマガのここ最近のEPUB版を入れてみた。

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■おお、全然問題ないですね。こりゃいいや。残念なのは日本でよく使われているdotbookやxmdfに対応していないということ。とはいえdotbookからEPUBへの変換はボイジャーがツールを提供してるはずだし、XMDFからEPUBへの変換もわりと簡単にできるようなので、とにかく全部一度EPUBにしちゃえばいいいってことだな。

投稿者 junne : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

2012年02月09日

2/7 iZOOMi Rockers, OMJQ, JOJO広重 at Bar Isshee

■2月7日は誕生日でありまして37歳になったわけなのだけれども、まあ特にめでたいということもないのでライヴを見に行ったよ。例によって仕事が終わらなかったのでちょっと遅刻。

■8時半くらいにBar Issheeに入ったらトップバッターのiZoomi Rockersが演奏中。サウンドクラウドでは聴いてたけどライヴのほうがかっこいいですね。今回から?ベースが生になったということなのだが、どうせならドラムも入れちゃえばいいのにと思いました。低音がガツンと出る箱で観たいかも。

■ていうか店に入ったら入り口近くまで人が溢れている!すげえ、こんな混んでるの!? と思ったのだが、どうも演奏でスペースをたくさん使っていた模様です(それでも平日にしてはたくさん入ってたけど)

■続けて登場したのはOMJQ(笑)というフリージャズバンド。学生さんだということでみんな若いのだが、ジャズというよりニヒリスト・スパズム・バンドとかを思わせる変なインプロヴィゼーションでなかなか面白い。

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■最後はJOJO広重ソロ。アンプは小さいが音はでかい。カバー曲多めで、ジャックス、INU(「メシ食うな」!)など色々やったのだが、2曲目にやったレナード・コーエンの「ハレルヤ」が滅茶苦茶よかった。ライヴの途中、地震が来たのだけど、なんかそこまで含めて演奏のような凄みが。

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投稿者 junne : 12:41 | コメント (0) | トラックバック

2012年02月07日

1/27 高円寺電子音楽団

■昨年のマイブームのひとつとして韓国ロック/韓国サイケというのがある。震災直後にライヴを観たTamyoだったり、来日は見逃したけどもチャン・ギハと顔たちだったりといった現役バンドもさることながら、60~70年代のコリアンサイケがなんと言っても面白くてね。

■で、コリアンサイケの両巨頭といえば、おそらく文句なくシン・ジョンヒョン先生とサヌリムなわけです。シン先生は韓国ロックの父と呼ばれる偉大なギタリストであり、いわば内田裕也と細野晴臣を一人で兼ねたような存在(だと思う)。そしてサヌリムはキム三兄弟率いる「韓国の裸のラリーズ」(と、ディスクユニオンのサイトに書いてあった)である。

■そんなシン・ジョンヒョン先生の正統な後継者である次男坊のシン・ユンチョルと、現在のサヌリムのメンバーでありチャン・ギハと顔たちなどいまや韓国ロックシーンになくてはならない存在である長谷川陽平という、現代コリアン・サイケ二大ギタリストが来日!しかもペンギンハウスにやってくる!ということで風邪ひいてたけど頑張って観に行きましたよ。

■仕事が終わらずちょっと遅れたので、対バンのAmericoは半分くらい(たぶん)しか観れなかったのだけど、動画を撮ってみました。iPhoneで動画撮るの初めてなんだけど全然OKですね。最新CD-R収録曲!

■そして続けて登場したのが「高円寺電子音楽団」。シン・ユンチョルのソウル電子音楽団をもじったネーミング。SGにエフェクターをたくさんならべた長谷川さんと、ストラトをワウのみで鳴らすユンチョルさん(このストラトがまた年季の入ったギターでかっこいいのです)。

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一曲目からガツンと太いリフに、ソロでは韓国ロック独特の音階が飛び出す。かっこいいわ! ソロの応酬が多く、一曲あたりの尺は長め。サイケデリック! 本編ラストは「ワイルド・シング」のカバー!

■かっちょいいーー!って思ってたらアンコールではシン・ジョンヒョン先生の代表曲「美人」を演奏。あとで「これは内田也哉子が『コミック雑誌なんかいらない』を歌ってるようなものですよ!」って説明したのだけどちょっと違う気もする。

■ということで物販ではソウル電子音楽団のCDを購入。いまや本国でも入手困難という第一集と、昨年リリースの第二集をまとめて買い求めてホクホクである。

B0055CGW28LIFE IS STRANGE (DELUXE EDITION)(2CD)/ソウル電子音楽団


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投稿者 junne : 12:51 | コメント (0) | トラックバック

2012年02月06日

2012年京王駅弁大会 ラスト

■最終日、毎年「閉会式」と称して好事家たちが終結し会場が閉じられるところに立ち会って感慨にふけることになっているのだが、さすがに平日夕方5時にその場に居合わせるのは難しく参加経験はなし。

だったのだがたまたま打ち合わせが5時半に入ったので会場に立ち寄り、閉会式を目撃することに。なるほど続々と知った顔やネットで名前は見ていた人たちが集まってくる。しかしながらなぜかなかなか片づけが始まらない。けっこう売れ残ってるっぽくて、締めるに閉められない感じ。

結局打合せに遅れそうだったので泣く泣く離脱。しかしどうもぼくが離脱するのを待ってるかのようにすぐに片付けが始まった模様……。

■潮騒の宴

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定価1,428円の品だが残り少なくなったところで1,000円に値引きされてたのでここぞとばかりに購入。うーん、たしかに魚介類は豪華なんだけど、すげえ上げ底になってて量は少ないし、まあ1,000円ならいいかなというのが個人的な感想です。

ブラックたれかつ弁当

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あんま興味なかったのだけど、このブラックたれというのがイカスミだと聞いて俄に興味が出た一品。いつ行っても売り切れだったのだけど、最終日になぜか売れ残ってたので購入。

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ちょっと甘めのタレでなるほどイカスミだ。うーん、妻と半分こしたからまだいいけど、トンカツ4つが全部この味というのはちょっと飽きるかなー。イカスミだれと普通のソースと半々とかだとよかったかも。

■長崎鯨かつ弁当

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そして今年最後の弁当は長崎鯨かつ弁当。けっこう毎年頂いている。

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鯨ってうめえんだなーと気づかされた逸品。今年も美味しくいただきました。また来年!

投稿者 junne : 13:17 | コメント (0) | トラックバック

2012年02月05日

京王駅弁大会2012 その2

■ここ何年か不参加で、自分を含む一部のファンを寂しがらせていた沖縄の「海人がつくる壺川駅前弁当」が今年は復活!

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 これは実にうれしかった。とはいえ前半戦のみということだったので前半最終日にギリギリで購入。

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このヅケがうまいんですよ。

■「牛肉どまんなか」といえば毎年行列のできてる有名弁当だけど、ぼくは基本的に並ばず買えるものを中心に狙うことにしているので今まで食べたことはなかった。なのだけど、なんか最近都内で普通に買えるお店ができたとかでレア度が下がったのか、今年は行列もなくサクっと買えたので初どまんなかです。

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いやなるほど確かに旨い。分量的にも十分満足のいくいい弁当。

■どまんなかと一緒に買ったのは姫路おでん風弁当(弁当の写真は撮れてなかった)。

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これは家に帰ってから温めていただいたわけだけどもなかなか旨かった。というかこれ冷めたら微妙なんじゃないかな。

■今年もっとも行列がすごかったのがたぶんこの「近江牛としょいめし」。

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雪の降る日にいったらさすがに並んでなかったのですかさず購入。牛肉二種はもちろんどっちも旨いのだが、なにげにこのシソがいい仕事をしています。

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投稿者 junne : 13:18 | コメント (0) | トラックバック

2012年02月01日

JAZZDOMMUNE!!!!!!!!

■今年はブログをちゃんとやろうと思ってたのに気がつけば駅弁大会の前半戦以降パッタリと更新が途絶えて気がつけばもう2月ですよ、どうしたもんかねこれは。

■しかも久々の更新が告知。それもちょっと遅い。というダメなブログもここに極まれリというという塩梅なのだけれども、1月末にこんな本を作りました。

4944124511JAZZDOMMUNE (DOMMUNE BOOKS 0008)
菊地 成孔 大谷 能生 DOMMUNE(ドミューン)
メディア総合研究所 2012-01-26

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■DOMMUNEの名物番組「菊地成孔・大谷能生のJAZZDOMMUNE」の書籍化です。菊地大谷組とは『東大のアイラー』以来のお仕事になります(大谷さんとはその後『散文世界の散漫な散策』というのもあります)。なのだけど、まああれとはノリの全然違う、狂った本になりました。そもそもあの番組、観たことのある方はご存知だと思いますが、「ジャズ番組」と言いつつマイルスとシュトックハウゼンをミックスしたり、曲をかけながら画面上はエスカルゴを大写しにしたり、挙句はターンテーブル上でシャンパンと寿司を回し、それを飲み食いするいった、よく言えばパフォーマンスと言えなくもないご乱交が毎回繰り広げられているわけです。

となるとまあ当然「それを本にして意味があるのか?」という声が上がるでしょう。ひとまずこの本では、大量に写真を盛り込むことでなんとか番組の内容を伝えるべく努力しました。どの程度伝わってるかはわかりませんが、雰囲気うくらいは伝わってくれるのではないかと。

それにまあこの二人の話ですからね、テキスト部分も十分面白いと思います。ジャズ史(に留まりませんが)を彩る奇人・珍盤の数々。どうぞお楽しみくださいまし。

■駅弁大会後半の話も近いうちにちゃんと書きますからね!誰にも求められてない気もするが!

投稿者 junne : 18:48 | コメント (0) | トラックバック