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2008年04月30日

Future Punx #3終了!

■ということで月曜深夜のFuture Punx #3、無事終了しました。出演者はもう全部すばらしい! 手前味噌だが神ブッキングだったと思います! ありがとうございました! そして、当日は色んなイベントがかぶってたにもかかわらずこちらを選んでくれたお客さんもありがとうございました!

■さてさて、自分たちの演奏についてなのですが、今回は大甲子園からメンバーの一部が欠席ということで「小甲子園」として出演。途中楽器の持ち替えもあり。
少人数だからって単にスケールダウンするのではなく、せっかくだから珍しいことでもしてみようかってことでぼくも珍しくサックス持ち出してみたりしましたよ。

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■さらにはミセス・パン山こともらしみ茶め子(fromマンコス)さんがゲスト参加して夫婦初めての共同作業デュオ→シャンパンをもらってステージでラッパ呑みした上に
何故か脱ぎだしちゃってステージはますます意味不明な混乱状態に。
欠席メンバーがベースの各停くんとギターのあべ++くんという「ちゃんと演奏するメンバー」たちだったこともあってか、今回はスカム度5割増しくらいでお送りしたかと思います。

■つうかサックス吹いたらやっぱ楽しかったなー。エレキギターと比べてよりフィジカルというか肉体と直結してるせいか、いい音でブワーっと鳴るとガツンとアドレナリンが出る感じがするんですよ。しかしながらギターと両方持ってくとすげえ荷物が重くて
翌日ガツンと筋肉痛になったりしたので、えーと、サックスだけやるバンドとか始めようかしらん。ていうか前にも何度か計画してるが結局企画倒れを繰り返しています。
今度はほんとにやりたいな。レコ屋でかかってたロレッタセコハンの新譜がかっこよかったというのもあって、なんかこう、ロウファイ・パンクジャズみたいなのをやりたいかもです。メンバー求む。

■ともあれほんとに皆さんありがとうございました!

投稿者 junne : 16:45 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月28日

The Bite & 20 Guilders

■4/26@高円寺円盤

■2バンド、それぞれ1時間とかやるような感じで、ゆったりと楽しめるライブだった。一番手のThe Biteはドノヴァンやレッド・ツェッペリンのカバーもあり新曲もあり。途中、酒井くんが一人で勝手にカバー曲を歌いだしたり(プレスリーとか)と盛りだくさんな楽しいライブ。

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■続いての20ギルダーズ(タバタミツル&スズキジュンゾ)は洋楽の日本語カバーを中心とした歌ものジャムギターデュオ。MCが完全に酔っ払いトークだったり、途中までやって「あかん、思い出せん」とか言って諦めた曲を後から「これや!思い出した!」と再チャレンジとか(笑)。ハコの雰囲気もあってかゆるい感じが実にいい。でも二人ともギターは音色といいフレーズといい、すごい深みのある美しい演奏。さすがだわあ。

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■ちなみにライブ後にはしっかり店内のレコをチェック。ヴァン・モリソンの「Moondance」を300円でゲットしました(笑)。

投稿者 junne : 10:58 | コメント (0) | トラックバック

ロイド・ブラッドリー『ベース・カルチャー』

■ジャマイカ音楽の歴史を、背景となる政治経済事情もしっかりと踏まえて描いた大著。個人的にここ数年レゲエとかちょこちょこと聞くようになってたので、こういう本がまさにほしかったのだ。あとがきで訳者も指摘してるように、ダンスホールレゲエについては端的に著者が嫌いだという理由からあまり紙幅が割かれておらず評価も低いのだけど、そのあたりのバイアスや事実誤認については訳注なんかでかなりカバーされていて、すごいいい仕事してるなーと思った。見習いたい。

ベース・カルチャー レゲエ~ジャマイカン・ミュージックベース・カルチャー レゲエ~ジャマイカン・ミュージック
ロイド ブラッドリー 高橋 瑞穂


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投稿者 junne : 07:30 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月24日

ここ最近のライブ

■2008/4/11(Fri) 新大久保Earthdom
"BLACK FRIDAY"BREAKfAST, PAY BACK BOYS, PULLING TEETH (Baltimore/MD), U.G MAN, dREADEYE

この日はボルチモアからPulling Teethをお招きして、ということだったんだけど、いやー全バンド良かったですよ。PBBはどんどん良くなってる気がする。あとUGって人気あるなー。Pulling Teethは到着の日にちを勘違いしててライブ当日に到着し、成田から直接新大久保まで来るというコンディションだったわけだが、それでもなかなか渋かったのでほんとは最終日の八王子も行きたかったなあ(が、その日は風邪引いて寝込んでました……)

■2008/4/12(Sat) 幡ヶ谷HEAVY SICK
MACRO CHORD, Jet Boys, SMASH YOUR FACE, BAREBONES, ROBIN

そして翌日のこちらは全体にロックンロールなラインナップ。ヘビーシックなんて何年ぶりだろ。Jet Boysのオノチンが46歳という衝撃の事実。

■2008/4/13(Sun) 武蔵境STATTO
"武蔵野CITY NIGHT"THEEE BAT, THE STORYS, Romanes, VIVIAN BOYS

初めてのハコなんだけどロマーンズ目当てで行ってみた。ロマーンズは良かったんだけど、ぼくはどうもGS系のガレージには興味持てなくなってるんだな、ってことがわかったかも(10年くらい前にたっぷり観たので)

■2008/4/18(Fri) 新大久保Earthdom
"釣りナイト"高品格、バリケン、The Boo、Jighead、Freaks

高品格にベースが加入!これはいい効果が出てる気がしたよ。あと前にも見たことのあるバリケンは、キリヒト系のドラム&ギターデュオでなかなかかっこいい。つか、全体にサクサク進む感じのライブで終了がえらく早かった気がする。演奏時間20分ちょっとのJighead(かっこいい!)がこの中だと長く感じたくらい(笑)。

■2008/4/19(Sat) 新大久保Earthdom
"ALL COPS HATE YOU!" COSMIC NEUROSE, DESFOGATE, VOCO PROTESTA, JOHNS TOWN ALOHA,惡意 (from 北九州), SCREWITHIN, ECHO

ほとんどが初めて見るバンドだったんだけどこれまた全部良かった。惡意とSCREWITHINが特にヤバかったなあ。あと、「パン山さんにはCOSMIC NEUROSE見せたほうがいい」って言ってるひとがいたんだけど、これは納得。ボーカルのハッスルぶりがとにかく凄いの。わざわざ客席見渡して人のいないとこ選んでダイブしたりとか(笑)。

投稿者 junne : 20:37 | コメント (0) | トラックバック

"FUTURE PUNX"#3

ということで直前になっちゃいましたが、連休の狭間の来週月曜、
新宿Club ACIDでイベントを行います。
急に決まった割にはえらく豪華というか面白いメンツが
揃ったと思うので是非遊びに来てください!

□"Future Punx" #3

■4/28(月・祝前) OPEN/START 23:00
新宿Club ACID
■\2,000
■Live:
・小甲子園(パン山もぐ彦+tag+junne)
・The Pessaries(Anthony Bisset/シンセ+山口元輝/ドラム+黒パイプスターダスト/ギター)
・BIC-E
・ニッポニア・エレクトロニカ
■VJ:
・ラ・ギショレ
■DJ
・RADIO MAROON
・急行

小甲子園は3人でできる既存曲(割りとパンクっぽくなるんじゃないかな)+今回のための新曲(たぶん二度とやらないw)+楽器を交換してのセッション(ぼくは珍しくサックス持ってきます)という珍しい試みでお送りします。ゲストというか乱入もあるかも!

あとペッサリーズもセッションユニットですが、手作りシンセをフィーチャーした面白いものになりそうです。こちらもゲストというか乱入があるかも(ないかも)

ビックEは一部で熱狂的に支持されている、個人的にも大変敬愛する大先輩バンドです。思えば大甲子園初ライブのときにもお呼びしたのだった。

ニッポニア・エレクトロニカは昭和な映像を使ったライブDVDJ。こちらも一度ペンギンハウスで対バンさせていただいてますが、楽しいですよ!

そしてそして、今回はこの方を呼ぶことが主眼だったと言ってもいいのがラ・ギショレ。ニコ動で「例の作者」と呼ばれる、ある意味最後の埋もれた天才ですよ。

DJ陣には選曲的にはときに泥臭くときにスイートなソウルを中心に、ポリティカルなアジテーションを交えてお送りするDJチームRADIO MAROON、そしていまやDJというより司会者とかイベントオーガナイザーとして大活躍中の急行さんをお迎えしました。

もうこんだけ揃ったら来るしかない!&呑むしかない!お待ちしております!

投稿者 junne : 13:01 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月23日

円城塔『Boy's Surface』

■『Self-Refrence Engine』に続く、円城塔のハヤカワSFシリーズJコレクション第2弾。SFマガジンに発表されたものを中心に書きおろしを加えた短編集。いずれも数学的構造とかそういうのを主人公におき(よくわかってないです、すいません)、でもなんかラブストーリーっぽくあるという、スペキュラティヴ・フィクション集だ。『オブ・ザ・ベースボール』にくらべてもだいぶハードルが高いと思う。数学SFというと、個人的に思い出すのはラッカーとかなんだけど、調べてみたらインタビューで「もう少し踏み込んでくれれば面白いのに」とか言ってますね。実際ラッカーよりかなり「踏み込んだ」作風とはいえるけど、随所で笑えるところもあったりもして楽しく読んだ。

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投稿者 junne : 18:00 | コメント (0) | トラックバック

Follow Up

■ディスクユニオンで配布されているパンク系フリーペーパー「Follow Up」の最新号に、U.G.Manidea of a jokeの初期音源集の広告が載っていて、それぞれのバンドについて色んなひとがコメントしているのだけれど、その中にぼくもコメントも載っているのでチェックしてみていただければと。ちなみにこのコメント、ぼくの上に載っているひとからmixiメッセンジャーで頼まれて、即座に10分くらいで返信したものです(笑)。

投稿者 junne : 16:08 | コメント (0) | トラックバック

風邪ひきましたが今夜もDJやります!

■"EARTHDOM PRESENTS"

□@新大久保EARTHDOM
□OPEN 18:30/START 19:00
□前売 1500円/当日 1800円(別途ドリンク代 500円)
□出演
Ijar commect
Ramzee
キドラット
裏道
DJ:JUNNE


投稿者 junne : 12:38 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月14日

EARTHDOM Presents

あいにくのお天気ですが、今夜はこちら↓でDJします。よかったらどうぞ!

■EARTHDOM PRESENTS

□4/14(Mon) OPEN 18:30/START 19:00
□前売 1500円/当日 1800円(別途ドリンク代 500円)
□出演:
 abaq, アルバート・フィッシュと紅茶, ビデカズ 2, hush
 DJ:JUNNE

投稿者 junne : 10:33 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月11日

『プリーズ・キル・ミー』&『アメリカン・ハードコア』出版記念ライブ

■ちょっと時期ハズレなのですが、5月に出版記念ライブを行います。

Garageland Jam #1

『プリーズ・キル・ミー』『アメリカン・ハードコア』出版記念ライブ

5/11 at新大久保EARTHDOM
出演:Johns Town Aloha、Payback Boys、Smash Your Face、BREAKfAST、Jet Boysほか
DJ: DJ IIJIMA、DJTKD

あと一ヶ月なのにいまだ出演者がフィックスしきらず焦っておりますが、超イカしたバンドにオファー中なのでしばし待たれよ。

投稿者 junne : 16:41 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月10日

R&R Circus

■4/3(Thu)@渋谷O-East
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■日本を代表するベテランパンクバンド、SA、Corbra、Laughin' Noseが集結したツアーの最終日。オープニングアクトとして演奏したRadiotsはこの日が結成一周年(!)という若手バンドで、ちょっとアイリッシュパンクっぽい要素も持ったいかにもいまどきの(メロコア以降の)パンクって感じでなかなか好印象。

■とはいえ本番はやはり次のSAから。元Bad Messiahのタイセイ率いるOiバンド(今はあんまOiっぽくないけどね)で、現在あh元Laughin' Nose~Cobraのナオキも参加。いやあーとにかくナオキがかっこいいの!存在自体がパンクだし存在自体がポップなのね。Oiの文脈が生きた熱いシンガロングも滅茶苦茶盛り上がる。

■次のCobraは、えーと、とりあえずヨースコーがえらく太っているので衝撃を。まあOiとビールは切っても切れない関係なので、ビールっ腹になるのも仕方ないとはいえる。最初のほうは「うわー、歌えてねえなあ」って感じがしてたのだけど、なんだかんだでかっこいいので後半の「Captain Nippon」「俺たち」というあたりはかなりグっとくるものが。

■で、いつものSEとともに大きな旗がバックに上りLaughin' Noseの登場ですよ。もうかっこいいったらないですよ。思わずダイブに失敗して背中から落ちちゃいましたよ(恥)。まあ、ぼくなんかよりもっと血気盛んな若者がすげえ無茶な勢いでステージダイブを敢行してそのままストレートに柵に突っ込んで運ばれていったのは心配しつつも笑ったが。ほんとラフィンのライブは楽しいんだよなあ。アンコールの「Get The Glory」ではナオキが袖から出てきてコーラスを入れる。そのままチャーミーとナオキがダイブ(チャーミーを受け止めたらベルトの鋲が額にめり込んで超痛かった)。一足先に戻ったチャーミーがナオキの襟を掴んでステージに引っ張り上げ、肩を組んで退場した場面はものすごく感動的だったと思う。

■写真はぼくのケータイの今の待ち受けです。

投稿者 junne : 18:15 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月02日

円城塔『オブ・ザ・ベースボール』

■昨年、早川より『Self-Reference Engine』(面白い!)で鮮烈なデビューをした作家の、こちらは文学界新人賞受賞作(タイトル作)を含む2つの短編を収めた本。おもしろいわー。

■タイトル作は、ある田舎町に一年に一度くらい人が降ってくるという設定。で、レスキュー隊が組織され、語り手はその一員なのだが、そのレスキュー隊員に配られているのがユニフォームとバット。で、みな日々バッティング練習をしていると。それだけで何だそりゃって話なのだが、そういう話が断章形式で綴られていて、印象としてはガルシア=マルケス・ミーツ・ヒバリミュージックって感じの奇妙でとぼけたユーモアがあり、それでいて何らかの方法意識が感じられるというもの。

■いっしょに収録された「つぎの著者につづく」は、簡単に言っちゃえば自分の作品がRという作家の剽窃であると言われた作家が、その疑いを晴らすべくRについて調べていくというような話なのだが、膨大なリファレンスつきでちょっとヌーヴォーロマン感のある作品となっている。こっちも面白い。

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投稿者 junne : 17:47 | コメント (0) | トラックバック

2008年04月01日

買わなきゃいけない本メモ

■最近本はもっぱら図書館なのだが、以下の本は買わなきゃなのだ。ていうかむしろまだ買ってねえのかよ!って感じの本ばっかなのだが、超金欠でいつ買えるのか全然わかりません。不義理で申し訳ない。どれも読んでないけど面白いに決まってる!


萌える日本文学萌える日本文学
堀越 英美


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大谷能生のフランス革命大谷能生のフランス革命
大谷 能生 門松 宏明


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M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究
菊地 成孔 大谷 能生


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服は何故音楽を必要とするのか?―「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽達について服は何故音楽を必要とするのか?―「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽達について
菊地 成孔


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投稿者 junne : 12:45 | コメント (0) | トラックバック