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2005年12月30日

新バンドのリハ

今年の頭に結成したバンドがあるのだが、メンバーの都合がなかなか合わず、これまで2回くらいしか練習できていないうちに、ベーシストが脱退。ということで新たなベーシストを誘って新メンバーでの初練習を代々木で行った。

や、なかなかいいと思います。一曲だけ録音もしてみたのだが、もう一工夫加えればそのままでいけると思う。一曲で12分とかあったのだけど、割とすんなり聞けちゃった、というかもっと長くてもいいくらいだと思った。

バンド名はFilthに決定。ということで、2006年春にはライブ活動を開始する方向で考えています。よろしくお願いします。

投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月27日

デジタル音楽の行方

デジタル技術の発展により、音楽業界は今後どうなるのか!?という本。レコード業界は一環して「デジタル技術がもたらした違法コピーにより、音楽は危機に瀕している!」と叫び続けているわけだが、本書の主張によればそもそも「音楽業界=レコード業界」という図式が成り立っていたこと自体が異例なことであり、むしろ音楽へのニーズは今までになく高まっている。人々の暮らしの中で音楽というのは欠かせないものになっており、旧態依然としたパッケージ商法から上手く抜け出した者が今後の音楽産業で生き残っていくだろう。

結構去年から今年にかけてはこの手の議論に関わる本を色々読んだ(ローレンス・レッシグの三部作『CODE』『コモンズ』『Free Culture』、津田大介『だれが「音楽」を殺すのか?』、烏賀陽弘道『Jポップとは何か―巨大化する音楽産業』など)ので、個人的には結構既視観のある議論ではある。

で、本書で言われているようにリスナーはただ同然で音楽を楽しむことができて、かつアーティスト側には適切に利益が分配される、そんな世の中になれば大変素晴らしいことだと思う。とはいえ現状のレコード業界の抵抗ぶりを見てると、ほんとにそんなに上手くいくのかなあ、という気も(本書では、かつてのラジオやケーブルテレビなどの例をひいて、最終的には行政が介入して強制的に解決するだろう、という見通しをしている)。

あと、ここで言われている「アーティスト」っていうのが、なんだかんだでポップスターを想定してるのかな、っていう気はしました。もっとこう、ちょっとデータ形式での「配信」というのが馴染まないタイプの音楽って世の中にはたくさんあると思うんだけど。いや、テクノロジーの発達によって「ニッチ」な音楽でもそれを求める層に着実に届けることが可能になる、という話であるんだけど。んー、うまく言葉にできないんだけど微妙に引っかかるとこもないではない。

それこそ「アルバム」という単位がなくなって、みんな「好きな曲」だけを手に入れるようになる、という話とか。あと機械的に「これもオススメ」ってしてくれる機能が発達して、どんどん自動的に「好きな音楽」と出会いやすくなる、なんていう話も個人的にはちょっと胡散臭く思ってるのね。それって、「用意された」「想定内の」多様さでしかないんじゃないかな、っていう。それこそ「オススメ」機能なんていうのは、むしろシステムにより個々人のテイストまでが管理される世の中を招いてるようにも思えちゃうのです。偶然の出会いの機会がスポイルされるというか。

とはいえ、その辺は偏った音楽が好きな偏屈者が文句つけてるってだけの話で、概ね大変オプティミスティックで元気の出る本だと思うので、読んでみてはいかがでしょうか。

デジタル音楽の行方デジタル音楽の行方
David Kusek Gerd Leonhard yomoyomo


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投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月26日

Seu Jorge / Life Aquatic Studio Sessions

ロックのイベントをやった後、うるさいロックを聞きたくなくなる時期が訪れる(ことがある)。で、たまたま買ったばかりのこのCDをここ2日ほどずーっと聞いている。

Seu Jorgeはブラジルのミュージシャンで今年来日もしているのだけれど、そっちについてはぼくは実のところよく知らなくて、映画『ライフ・アクアティック』の中でボウィの曲をガットギターの弾き語りしている姿が印象に残っている。

で、それが凄く良かったのでサントラも買ったのだけどそちらにはSeuのやった曲がすべて入ってるわけではなくてちょっと不服だったりもしたのだが、今回Seuの演奏だけで一枚アルバムにしてくれたので早速買ったというわけです。

全編ガットギター一本で、歌詞をポルトガル語にしてブラジルっぽく(ちょっとコードも変えてる気がする)演奏してる、というだけなのだけど不思議と何度も聴いてしまう魅力がある。ということで、彼のほかのアルバムも聞いてみようと思った。

The Life Aquatic Studio SessionsThe Life Aquatic Studio Sessions
Seu Jorge


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投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月25日

キング・コング

で、帰ってきて風呂入って寝て、起きたら既に夕方。こういうときはまあ映画でも観に行くか、っつことで吉祥寺で『キング・コング』を観てきました。

いや、すげえなこりゃ。まあ長すぎるし(あと一時間は切れたんじゃないの?)、島で活躍した船員たちがNYに帰るとスッカリ忘れられちゃうし、とか色々難点はあるものの、とりあえず島のパートの気合の入り方だけで観る価値アリだと思います。

オリジナルも観ましょうかね。

キング・コングキング・コング
フェイ・レイ ロバート・アームストロング フランク・ライチャー


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あと、ぼくが小学生のころにもキング・コングの映画ってやってた気がするんだけど、あれはどういうのなんだっけ?

投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

ブリノイ終了!

今回も大変楽しかったです!
とりあえずたぐさんはキャラで持っていくのでズルいなあと思ったよ。

ぼくのセットリストはこんな感じでした。

1. 鮎川誠 with Wilko Johnson feat.シーナ / Be My Baby
2. 少年ナイフ / Space Christmas
3. Kenzi & The Trips / Let's Rock
4. The Stalin / ロマンチスト
5. The Willard / Run "Cindy" Run
6. The Damned / Neat Neat Neat
7. The Ramones / Do You Remember Rock'n'Roll Radio?
8. The Mods / ごきげんRadio
9. Laughin' Nose / Thirty
10. Laughin' Nose / 聖者が街にやってくる

投稿者 junne : 07:16 | コメント (0)

2005年12月24日

Kenzi & The Trips / 青春Baby

たぐさんが買ってるのを見て、「あ、いいなー」と思ってたんだけど、中野のレコミンツに(モッズのCDを買いに)行ったらたまたま売ってたので即購入。

和モノのカバー集で、収録曲は以下の通り

1.Let's Rock (Roosters)
2.人にやさしく (Blue Hearts)
3.トランジスタ・ラジオ (RC Succession)
4.Geronimo (Gastunk)
5.Blow The Night (Street Sliders)
6.Instant Love (BOOWY)
7.ゴキゲンRadio (Mods)
8.ピンナップ・ベイビー・ブルース (Sheena & The Rokkets)
9.あの娘にひとめぼれ (Star Club)
10.のら猫 (子供ばんど)
11.ダディーズ・シューズ (ARB)
12.ロマンチスト (The Stalin)
13.The Unkown Soldier (Star Club)
14.Tokyo Cityは風だらけ (ARB)
15.団地のオバサン (アナーキー)
16.Get The Glory (Laughin' Nose)

どうですかこのベタな選曲!

基本的にヒネリのないパンクカバーで、そこにケンジのあの巻き舌ボーカルが乗るというもの。いやあすっごい楽しいですこれ聞いてると。

B00005LK4U青春BABY
KENZI&THE TRIPS


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投稿者 junne : 14:58 | コメント (0)

Bring the Noise! vol.9

burinoi9.jpg

さて、もう今週末はクリスマスイヴなわけですが、みなさん今年はどう過ごされますか。ぼくは去年は仕事、一昨年も仕事、その前も仕事だった気が。

さておき、今年のイヴは三連休の中日ですよね。ということでこんなイベントがあるので良かったら来てください。

ブリング・ザ・ノイズVol.9 クリスマス死闘篇 12月24日(土)午後9時30分~午前5時

12月24日(土)21:30~
at 三軒茶屋DUNE
charge:300yen+order

イブは三茶でお祭り騒ぎ♪
みなさまどうぞお越しください。
今回もDJ大量乱れ打ち!

DJs:
tag
speedhead
もりた
よしぴ3M
ろくでなし(中2)
いっしー
ガ  ブヒ
はるちゃん(コスプレサンタDJ)
ハリー(クロスビート)
石川真一(音楽評論家)
spinn
junne
odaq
小野島大
etc....


そしてスペシャルゲストにmiami

乞うご期待!

手持ちのクリスマスソングのめぼしいのはあらかたこないだ別なイベントでかけちゃったからどうしようかなあって思ってるんですけどね。まあまだタイムテーブルも未定のようなので、時間帯とかを見て考えますわ。

とりあえず個人的には石川真一さんとspinnさんが楽しみです。

見ての通り大量にDJがいるし、楽しいと思います。えーとね、たぐさんも言ってるけど、このイベントは結構友達増えますよ。

ということで、良かったら是非~

*追記: タイムテーブルが出たので発表

21:30-22:00 ろくでなし(中2) 
22:00-22:30 odaq
22:30-23:00 ガ  ブヒ
23:00-23:30 よしぴ3M
23:30-00:00 junne
00:00-00:30 いっしー
00:30-01:00 はるちゃん(コスプレサンタDJ)
01:00-01:30 spinn
01:30-02:00 100円番長
02:00-02:35 miami(コバヤシアイ)
02:30-03:00 tag
03:00-03:30 ハリー
03:30-04:00 石川真一 (音楽評論家)
04:00-04:30 もりた
04:30-05:00 speedhead

ちょうど日付が変わるとこですね。

投稿者 junne : 00:00 | コメント (0)

2005年12月23日

保坂和志『小説の自由』

保坂和志の『小説の自由』を読んでるんだけど、色々とものを考えるきっかけになることがほんとにたくさん書いてあってもの凄く刺激的です。

音楽のことと擦り合せて考えることもできる(「見る」ことについて書かれてるあたりは大友さんの「聞く」ともあわせて考えたいと思った)し、小説の読み方ついても勿論色々と考えさせてくれる。あと「あ、この本読みたい」と思わせることが多いところもいい(これはぼくの中では良書の条件のひとつ)。しかも「読みたい」と思わせる本に持ってる本が多い(というか積読にしてある本が多い)というところもいい。

実際「積読本を読むきっかけ」を与えられる、っていうのは結構嬉しいことで。
こないだ古川日出男のインタビューを読んだら、「直感で買って数年後に読むと、直感を二段階ふむのではずれがない」ってなことを言ってたので「なるほど!」とか思ったのですが(積読を正当化されて嬉しかったともゆう)

まあ、まだ読みかけなんだけど、クロード・シモンの『フランドルへの道』の話をしてるあたりで、本から得られる高揚というのは読んでる間がピークであって読み終わってしまうと何割かしか残らない、みたいな話が出てくるので、読みかけの高揚感をお伝えしようと思った次第。


で、今読んでて「おお!」と思ったフレーズを引用しますと、(カフカの『城』は何度読んでも完全には記憶できない、という話で)

 ――しかし、やっぱり私は『城』をもっと記憶するまで読まなければいけないのではないか。クラシック音楽のファンだったら、四、五十分ある交響曲の全体を記憶している曲が一つか二つあるのではないか。それなのどうして小説の方は一回や二回読んだだけで「読んだ」ことになってしまうのか。小説をもっとずっと音楽の受容の仕方に近づけることが、小説を、批評という小説とは似ても似つかない言葉から自由にすることなのではないか。

『重力の虹』を3回続けて(英語で)読むと、その次に読んだときには冒頭からもうガツンと鮮明で感動するらしい、なんてことが書いてあったんだが本当だろうか。残念ながらぼくにピンチョンを原書で読むってのはちょっと荷が重過ぎるけど。

や、訳は一応読んだんだけど、凄い時間かけてダラダラ読んじゃったから全然内容はおぼえてないんだよな。もっかい読もうかなあ。そういえば『V.』も読み返したいってこないだ思ったとこだったんだよなあ。ていうかエリクソンも読み返したいしなあ。いや、でもここはやっぱシモンをいっときたいよなあ。

4103982055小説の自由
保坂 和志


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投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月22日

Venomous Concept / Retroactive Abortion

いつものようにBloglinesでCD Journal(RSS配信を始めてくれて大変便利になりました!ありがとう中のひと!)をチェックしていたところ、「“324×ヴェノモス・コンセプト”の強力スプリットが登場!」という記事に目が留まった。

「お、324かー」と思ってクリックしたところ、このヴェノモス・コンセプトというバンドが実にヤバい存在だと判明。なんせ編成がナパーム・デスのリズム隊にギターはキング・バズせんせい(Melvins)、そしてヴォーカルはBrutal Truthのケヴィン・シャープ。超スーパーバンドじゃん!こりゃ、1月発売のスプリットは買うしかないぜ!

と、思ってよくみると、既にアルバムを出してることに気づいた。そうなるといてもたってもいられなくなり、閉店間際のタワレコ新宿店に滑り込んで速攻ゲットしましたよ。


で、このCDなんですが、アートワークにちょっと癖があって、ブックレット自体に印刷されてるのは白黒の写真で、まあベトナム戦争関係なんだろうなあ。見たことのある写真もある。で、それにかぶさるようにプラケースにロゴ、タイトル、横顔の髑髏の透明シールが貼ってある。このシールが曲者で、輸入盤でおなじみの馬鹿シールの上から貼ってあるもんだから、馬鹿シールをはがすのにちょっと苦労しました。

まあそれはさておき肝心の音ですが、これはもうもちろんバッチリかっこいいです。意外とブラストは控えめでもっぱらツービートで押し通し、メタリックなUKハードコア系のリフを刻むギターと「あの」ボーカルが乗る、という構成。激烈というよりはむしろ渋いと言いたい音ですな。ところどころでスパイス程度にブラストを入れておいて、最後の曲で堰を切ったようにガツンとブラストナンバーで〆る。

さらに、「Total War」なるPV?がエンハンスト仕様で収録されているのだけれど、これがまた痛烈に政治的&前衛的な内容。意図的に粒子の粗いドット絵寸前みたいな画像を多用してるのだけど、そうでもなきゃ正視できないようなグロ画像も含まれるので注意。

B00026WSRARetroactive Abortion
Venomous Concept


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投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月21日

Lords of Chaos

しばらく前から、ちょっと読んでは中断し、また続きを読み始めては中断し、という感じで読み続けていた『Lords of Chaos: The Bloody Rise of the Satanic Metal Underground』をようやく読了。ノルウェー・ブラック・メタルのドキュメント本。

ブラックサバスとかにさかのぼって「エンターテイメントとしてのロックと悪魔」について概説、そして悪魔信仰の基礎知識なんかも交えつつ、いかにしてノルウェーにマジで悪魔を信仰するアンダーグラウンドなメタルシーンが生まれたか、オスローのブラック・サークル(Mayhemを中心としたブラック・メタルのグループ)、BurzumやEmperorのメンバーによる教会への放火事件、そして内部抗争による殺人、悪魔崇拝から土着信仰、そして極右思想へと結びつき世界中に影響力が広まる、悪魔教会の教祖アントン・ラヴェイへのインタビュー(「彼らがいう悪魔というのは我々が考える悪魔とは関係ない」とか言ってます)、関係者の獄中インタビュー、などなど、レアな写真(少年時代のBurzumとか)も満載の大変充実した一冊。

どう見てもコピーで作ってそうなファンジンとかまでちゃんと資料として集めてるっぽいところが素晴らしい。

ノルウェーブラックメタルっていうと、どうしても興味本位に「教会燃やすんだってよ!」「殺人までしちゃったんだってよ!」「ヤベーーー!」というノリになりがちなのだけど(いや、少なくとも10年くらいまえにはぼくはそういうノリで接してました)、結構ちゃんと「社会問題」として真摯にジャーナリスティックに取り組んだ本だと思います。

0922915946Lords of Chaos: The Bloody Rise of the Satanic Metal Underground
Michael Moynihan Didrik Soderlind


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投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月17日

London Nite 25周年パーティ

風邪ひいたみたいで体調最悪。正直やめようかな、とも思ったのだけど一応チケット買っちゃったから行ってきましたよ

まず最初のお目当てはThe Mods。ギリギリに入ればいいやと思ったら会場内のコインロッカーがいっぱいだとかいうので急遽川崎の街でコインロッカー探しをしなきゃならなくなったため、最初をちょっと見逃す。

今回は昔の曲多め。で、持ち時間は30分であってもカバー曲タイムはあり。今回のカバー曲は以下の3曲

電撃バップ(ラモーンズ/ベースが歌う)
C'mon Everybody(エディ・コクラン/ギターが歌う)
White Riot(クラッシュ/森やんが歌う)

もういきなり大合唱!そこから「ロンドンナイト」~「ナパームロック」!という流れで、俺もう号泣!
いや、ちょうど会場入る前に「ナパームロックとかやってくれないかなあ」なんて話してたのよ!

で、ここからロビーに流れて椅子を確保し、爆睡(や、具合悪かったんだってば)。

壁越しに寝ながら音だけ聞いた範囲で印象に残ったのは、「大貫せんせいベタだなあー」(<ほめてる)ということと、Back Drop Bombかっこいいなあ、というくらいでしょうか。

で、3時間くらいかな、ガツンと寝たので少し体調が回復したのでフロアに復帰して、Katchin'のDJを聞く。や、これさいこう!

最初のほうはBPM早めのビッグビートみたいなのにMCが2人ついて「セイ!ホー!レッツゴー!」とかいって煽るのね。で、Katchin'名義の12インチかなんかに入ってる「シーナはパンク・ロッカー」のカバー(シナロケのシーナがボーカルで、ちょっとファットボーイ・スリムっぽいアレンジ)から本家ラモーンズの「ロックンロール・レディオ」へ。で、一度音止めてマイクで煽ってからジョーイ・ラモーンの「What a Wonderful World」!
これはちょっと、普段やってるパーティにも行かなきゃだなあと思いました。

そしていつものSEが鳴り響いてLaughin' Nose登場。基本的に再結成後の曲中心でかっ飛ばす。最近の彼らのライブは新しめの曲が占める割合が結構高いんだけど、全部すげえキャッチーだから1、2回見れば全部サビは一緒に歌えるようになると思います。
そして最後は「聖者が街にやってくる」「Paradise」「Get the Glory」でガツンと締めて終了!

いや、ラフィンほんとにかっこいいわ。

ということで、モッズもラフィンも(あとKatchin'も)、もっと持ち時間の多い舞台でまた観たいなあと思いつつ、「腹いてえええ…」とか言いながら帰路についたのでありました。

投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月16日

Pretty Boy Floyd 来日公演

LAメタル末期に徒花のごとく現れた初期モトリーフォロワー的なグラム系バンド、が何故か来日。そして都内で3デイズという無茶なツアーを敢行したので、半分ギャグで観に行った。

そもそもこのバンド、ファーストが出た直後に来日して渋谷公会堂でライブをやっている。このときはぼくは高校生で、クラスメートがたまたま観に行っていた。すげえ下手だったという話。
で、ファーストの後、もう一枚アルバムが出てて、これはファーストの曲の再録と新曲が半々くらいだったのかな。どっちも弟が持ってたので、ぼくはそんなに聞き込んでないです。セカンドにいたっては通して聞いたことは無いと思う。
今回の来日の前に、実は数年前にも一度来てるとのことなのだけど、その際にはもうオリジナルメンバーはボーカルしか残ってなかったんじゃないかな。
で、今回の来日公演のメンバーは、ギターがもとBang Tango(と、いわれてもよくわかりません)だそうです。

会場は新宿ピットインと同じフロアーの向かいにある「Live Freak」というライブハウス。物販コーナーに見たこともないCDが並んでてヤバいことになっている。現メンバーでのライブ盤とかライブDVD、ファーストのジャケ違い(笑)。
さらには「サイン入りフォト」「サイン無しフォト」(サイン無しを買うと、あとでサイン会に参加可能!)というのがあって、この写真というのがファーストの時のアー写だったりする。

そしてライブなのだが、これがまた対バン多すぎ!一般公募で対バンを募ったということなのだけど、16時半スタートでPBFが出てきたのは20時半とかですよ!何バンド出たのかしら(途中から入ったのでよくわかりません)。
でもまあ、結構どれもそこそこ面白かったので苦痛ではない。名古屋から来たグラムバンド(なんか、昔のバンドでいうとラブミサイルみたいな感じ)とか、あとメンバーが初来日の時からのPBFファンだというバンドだとか。

で、「満を持して」PBFが登場。メンバー構成は

・トレーシーガンズ風のギタリスト
・背が低くて地味な感じのニッキーシックス風ベーシスト
・いかにもハードロックバンド風なドラマー(短パン&タンクトップ)

そして唯一のオリジナルメンバーであるボーカルが最後に登場。
あ、ちょっと大きくなってる。帽子かぶってタレサンかけて左右に三つ編み垂らしてて、んで口紅が真っ赤。体格コミでボーイジョージにしか見えない。

まあルックスはさておき、声はちゃんと出てるし最後までビシっと歌いきった。
1stの曲はなんだかんだで結構キャッチーだったみたいで、やれば思い出すね。サビは結構合唱に。

で、彼らはファーストの時にモトリーのカバー、それも当時は廃盤状態のインディー盤の曲を取り上げてたというくらいのモトリー好きなのだけど、やってくれましよた「Live Wire」(笑)。まさかこの曲を1年に2回も聞くことになるとは。

カバー曲はほかにもあって、「じゃあGunsの曲をやろうか?何聞きたい?」と言って「ジャングル」のイントロを弾き出すギター。さらに、
「おー、みんな知ってるねえ。じゃこれは?」…スイートチャイルド
「これも知ってるのかあ。じゃこれはどう?」…ナイトレイン

てな感じでイントロクイズ状態。
結局「じゃ今回は俺じゃなくてあいつ(ベース)から始めるわ」ということで勿論「It's So Easy」(笑)

最後は1stの一曲目「Leather Boyz with Electric Toyz」でガツンと盛り上がって終了。いや、正直期待してなかったんだけど全然良かったですわ。

(終了後、「そういえばピットインは何だったのかな」と思って確認したら芳垣3デイズの初日だったことがわかって「そっちのほうが良かったかも…」と思ったのはココだけの話)

投稿者 junne : 23:59 | コメント (0)

2005年12月11日

すかんち再結成ライブ

先日出たDVDもサイコーだったすかんちですが、ついに再結成ライブが正式に発表されましたね
いろいろと布石らしきものはあったわけだけれども、いやこれは超楽しみ。ちょっとこれに絡めて(便乗して?)イベント打つかもなので乞うご期待。

個人的にはShima-Changって日本でも有数のカッコいいベースを弾くと思います。あれが生で聞けるかと思うともう、ねえ。

B000BNM888Live OPERA and/すかんちぃず CLIPS
SCANCH
Sony Music Direct 2005-11-23

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投稿者 junne : 04:39 | コメント (0)

2005年12月08日

Wasted Years~マーキー・ライブ

d051208.jpeg


12/8はジョン・レノンの命日であり、去年からはダイムバック・ダレルの命日にもなってしまったのだけれど(あれから一年か、早いなあ)、ぼくにとってはやはりどうしてもラズルの命日だ。ということで、Hanoi Rocksの全盛期をとらえたこのビデオを観ている。4thアルバム"Back To Mystery City"リリース後のロンドンでのライブを納めたものでライブアルバムになっており、このライブ盤はおそらくぼくが一生で一番聞いたCDのひとつだと思う。

いやもうとにかく全員かっこいいの!マイケルは華やかだし、アンディは動きまくるし、ナスティはクールにリフを刻んでるし、サムはもう、ベースってのはこうやって弾くのが一番かっこいいんだっていうお手本みたいだし、そしてラズルがね、アンコールの「電撃バップ」は歌うんだ。マイケルがドラムで。ステージに客がガンガン上がってきて滅茶苦茶になっちゃうんだけど。もう画面には客しか映ってない(笑)。

Hanoi Rocksは再結成し、今年も来日したけれど(もちろん行ったさ、かっこよかったぞ)、ほんと、この時期のハノイを一度見たかったなあ。

B00005AFM9All the Wasted Years
Hanoi Rocks


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投稿者 junne : 23:37 | コメント (0)

2005年12月07日

In God We Trust, Inc - The Lost Tapes

昨日に続き吉祥寺バウスシアターの爆音上映「Punk Rock Collection」へ。本日はデッド・ケネディーズの映画。どういうものかというと、

(…)1981年6月19日にEP『In God We Trust, Inc.』をサンフランシスコのSubterranean Studiosにて収録したが、レコーディングのマスタリングを行うときに何故かテープが破損し、修復できなくなってしまった。そのためEPをまたすべて初めからレコーディングし直さなければならなくなり、1981年8月22日にサンフランシスコのMobius Studiosで再び収録を行った。その時Mobiusでレコーディングされた音源が、後に国際的にも広く支持されるこのEP『In God We Trust, Inc.』となった。その後、長きにわたって幻とされてきたSubterranean Studioでの音源と映像がデジタル・リマスタリングされてよみがえり、各曲フル・バージョンで収録されているほか、メイキング・シーンではバンドメンバー達の素顔が垣間見られる。また、1979年から1986年にかけての貴重なライブ映像も多数収録(…)

つうことなんだけれども、レコーデイングセッションはほとんどスタジオライブのノリで、全員「せーの」で一発撮りされており、すっげえカッコイイ。が、スタジオでの演奏を一曲やるとその次に同じ曲のライブバージョンが入る、という謎の構成になっていて、要するに全曲2回ずつ聞かされるわけです。まあライブはライブで客の盛り上がりも凄くてカッコイイんだけど、そうは言ってもちょっとどうなんだろうなあと思ったな。しかも全曲2回ずつやっても1時間弱という短さ。ちょっと映画館で、普通の映画と同じ料金で上映するというのは無理があるんじゃないかというのが正直なところ。

とかいいつつ、なんだかんだで演奏が問答無用にカッコイイので盛り上がっちゃったんだけれどもね。

で、明日はスターリンの絶賛解散中なわけですが、これは前にも一回映画館で見てるので行くかどうかはちょっと微妙かな。まあ仕事が終われば行くって感じで。

B000B4NGCYTHE DEAD KENNEDYS : In God We Trust, Inc. - The Lost Tapes
エリック・グッドフィールド


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投稿者 junne : 23:32 | コメント (0)

2005年12月06日

パンク・イン・ロンドン

吉祥寺バウスシアターの爆音上映「Punk Movie Collection」の一環として上映されたドイツ映画。1977年のロンドンのパンクシーンを取材したものなのだけど、既にパンクが流行としてかなり消費されてる時期のもので、雨後のタケノコのごとく次々にバンドが出てきた状況がうかがえて大変面白い。

映像的にはほとんどワンカメだったりして、ちょっとキツいんだけど、X-Ray SpexだのAdvertsだのの演奏が見れるというのは貴重だと思う。そしてどいつもこいつも本当に下手糞だ。これなら大甲子園でもそこそこやれたんじゃないかと思う。そんな中では個人的にはKilljoysがかっこよかったな。

そしてJamとClashはやはり別格。特にJamね。Clashはなんだかんだで他のバンドと地続きに(ぼくには)見える。しかしせっかくJamのライブ映像が撮れるというのに延々とベーシストと客席が映ってるあたり、やっぱワンカメでの撮影はつらいよなあと思いました。

さあ、そして明日はデッケネだよ!

B0000CBC3Rパンク・イン・ロンドン
ウォルフガング・ヴュルト


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投稿者 junne : 23:46 | コメント (0)

2005年12月01日

高円寺20000Vと西荻WATTS

Mixiで知ったのですが、20000Vのハヤカワ店長a.k.a.コブさんが来年1月いっぱいで退職されるそうです。

その後は新大久保のライブハウスに移るということなんですけど、そうはいってもさびしいなあ。

なんでもハヤカワさんは11年勤めたということなんですが、ということはたぶんぼくがちょうど通い始めた頃なんですよね。 ぼくにとっては90年代後半の20000Vというのは凄く特別なハコで、あれがなかったらたぶん今の自分はないと思う。 たぶん客として自分が足を運んだ回数の一番多いライブハウスです。
ここ数年はちょっと行く回数は減ってるんですけど今年はまたルーツバック気味で結構行くようになってたんですよね。

しかし、あそこではライブの企画は一回だけやったことあるけど、結局演奏はしてないんですよね。新バンドでは是非やりたいなと思ってたんですけど、なんかメンバーの足並みが揃わなくて間に合わなかったな。あの2万の爆音でやったら絶対かっこいいと思ってたんだけど。

まあ2万自体がなくなるわけじゃないし、ハヤカワさんの新しい店も楽しみだしってことでそれはいいんですけどね。

で、一月の終わりにはキリヒトのライブがあるそうです。これはもう絶対行かなきゃだね。Raw Lifeで初めて見た人とかも是非行くといいと思います。やっぱホームグラウンドで見ると違うよ。

そして、これまたMixiで知ったんですが、西荻WATTSが11月で閉店していたそうです!

えーと、正直2万に比べると思い入れでは落ちるんだけど ここ数年はむしろ2万より面白くなってる印象だっただけに 結構ショックです。中央線の老舗ライブハウスでここ数年一番 元気なハコだったんじゃないかと思うんだけど。まあ前から噂はあったんだけどねえ。

ということで、2005年はオフサイトも終わっちゃったりして色々と寂しいことになりましたが、でもまあ別れがあれば出会いがある!とりあえずはコブさんの新しい店に期待!ってことで!

投稿者 junne : 23:53 | コメント (0)