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2014年08月26日
8/10(Sun) "NAKED FOCUS"@高円寺4th
■初めて行く会場で微妙に道に迷ったりしたせいもあり、遅れて着いたので最初に出た出演者の演奏は見られず。プリペアド・フィードバック・ギターみたいな感じだったらしい。面白そう。
■で、着いた時にはもう2番手の直江実樹が演奏中。巨大な短波ラジオを抱え、ピュルピュル言わせたかと思うとボツボツと放送を拾ったりとコラージュ感もあり。ここ何年か個人的に音数の少ないノイズが面白いと思ってるのでなかなか楽しめた。
■トリのろーこさんは複数の発信機をエフェクターに繋いでの演奏で、そういう意味ではGE666での演奏と一緒とも言えるんだけど、スペーシーに鳴らすの意識したGE666とはまた違った、なんというか即物的?な演奏でかっこいい。特に最初の方で鳴らしてた缶に細長いバネみたいなのをつないでビヨヨヨヨンって言わせるやつが面白かった。
で、会場の4thというのは吉祥寺の4th Floorが移転してきたもの。四階にあるわけじゃないから(地下一階)「Floor」が取れたのであろう。だだっぴろい印象の4th Floorとは打って変わってこじんまりとした、バーかなんかをほぼそのまま居抜きで使ってる感じの内装で、イメージが全然違うけど、そこそこ音量は出せる感じ。8時くらいには終わっちゃったので音の出せる時間に制限があるのかと思ったけどそういうわけでもない模様。
ちなみにこの日は4thから数十メートルくらいのところにあるBar Tenでもギ酸その他のライブが行われておりまして、ちょっとあの一角不思議かもと思った。
投稿者 junne : 14:20 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月25日
8/9(Sat) Acid Mothers Temple & Melting Paraiso UFO@秋葉原Club Goodman
■8年間にわたりAMTのドラマーを務めた志村浩二さんの国内ラストライブ(この後ヨーロッパとアジアツアーを経て完全に脱退)。カープでいえば石原が引退するようなものか(違うかも……)。今回もLiquidpubilの素晴らしいライティングあり。最初からハードロックナンバーでかっ飛ばす(ZEPの引用とかもあり)。最後だと思って観るからか、特に今回の志村さんのドラムは鬼気迫るものがあった。
■スタートして90分くらい?したところで「すんません、急遽休憩します。2部構成にすることにしたんで、10分くらい休憩の間にみんなガンガン呑んでてください」と唐突に休憩が挟まれる。のだが、その休憩時間も思いのほか短い(笑)。ピットインあたりだと10分と言いつつ20分以上休んだりしがちなのだが、こちらは5分かそこらだったのでは。ほんとに飲み物のお代わり買ったらすぐ始まったくらいの感じ。
■後半は次のアルバムに入る曲ということで、なんと北島修の「弁財天」をカバー!これすげえかっこいいぞ!途中、河端さんのエレキシタールと津山さんのリコーダーによるアブストラクトなパートが入るのだが、あとで聞いたらそこだけ武満の「ノベンバー・ステップス」のカバーだったとか。全然わかりませんでした(笑)。というかすげえなそのマッシュアップ。Gleeでも思いつかないであろう。
■最後は志村さんを前面に招きよせ、「La Novia」冒頭部のコーラスを歌っての大団円。おつかれさまでした! ちなみに志村さんは本日もライブ後の記念写真大会に余念がなかったよ。
A Young Person's Guide To Acid Mothers Temple ACID MOTHERS TEMPLE & THE MELTING PARAISO U.F.O. DONBURI DISK 2013-11-19 by G-Tools |
Astrorgasm from the.. Acid Mothers Temple Important Records 2014-05-12 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:12 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月21日
8/7(Thu)Cozy @ぷあかう
■アメリカのグラムロック/パワーポップバンドCozyのジャパンツアーの一環として、下北沢のぷあかうでライブが行われた。
実は事前に音聞いたことなかったんだけど、もっさりしたBay City Rollersみたいなルックスからして最高に違いないと思ってまして、でも普通のライブハウスでの公演はちょっとスケジュールが合わなくて行けずにいたのです。ということでちょうど仕事も早く終わったのでいそいそと下北へ。
■小さいながらもドラムセットもあり。オープニングアクトとしてMELViNSとFadeaways。MELViNSっていつもチラシ見て「えっ!メルヴィンズ?」って思のだけど、こちらはこちらで好きなバンド。見るからに俺の好きそうな感じが写真からも伝わるのfではないかと。
■Fadeawaysも久しぶりに見たけどさすがのかっこよさでしたなー。
■そしてCozy、ギターは途中で弦を切ってFadeawaysから借りながらの熱演。狭い店内を逆手に取って縦横無尽に駆け巡る狂熱のライブ!超かっこよかったからレコード買おうと思ったけど入手しそびれた……。
■このくらいの規模で観るライブってライブハウスのちゃんとしたPAで観るのとはまた違った楽しさがあって結構好きなのだ。制約はあると思うけど(この日の場合は音出し可能時間が10時までだった)、みんないろいろ工夫してほしいところです。
投稿者 junne : 13:32 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月20日
8/3(Sun) ケチャ祭@新宿三井ビルディング55HIROBA
■芸能山城組が開催している無料イベント最終日。毎年やってるらしいんだけど今年初めて知った。今年は創流40周年だったとのこと。着いた時にはグルジア男声合唱というのをやっていた。
■続けてガムラン演奏。バリ島で初めてガムランの生演奏を聴いたときには予想以上にリズムが強く、プログレか!ってくらいユニゾンがバキバキなのに驚いたのだけど、こちらはそこまでではなく、もっと輪郭がほわーんとした感じと言いますか。もともとガムランについて持ってたイメージとしては、倍音が多くて輪郭のぼんやりしたもの(スチールパンとかとごっちゃになっている可能性大)という感じだったので、こちらのほうがイメージに近くはあった。「日本人のガムラン観」ってことなのかしら。
■バナナマンによるバナナのたたき売りを経て最後はもちろんケチャ。知らなかったんだけど、これっていわゆる「伝統芸能」ではなく、20世紀に入ってからかなり意図的に「作られた」ものなんですね。そのせいもあるのか、現地では近年はよりエンターテイメント色を強く打ち出しているところもあるらしい。バリ島で観たときには予備知識も全然なしだったのだけど、今回は合間合間に入る語りが日本語だったのでストーリーがわかるのはありがたい。おかげで完全に勘違いしていたところがいろいろと判明(悪役だと思ってたのがいいもんだったり)。語りの調子がなんか講談みたいな抑揚だったりすることもあって、全体に妙に「日本的」な感じがするのも興味深かった。ちなみにもちろんトランスして火の上を歩いたりはしません(笑)。
■しかし新宿の高層ビルの足元にこうゆうのがある感じってかっこいいよね、まさにAKIRAっていうか!(安直)
芸能山城組入門 芸能山城組 ビクターエンタテインメント 1994-10-20 by G-Tools |
Symphonic Suite AKIRA 芸能山城組 ビクターエンタテインメント 1994-10-20 by G-Tools |
投稿者 junne : 13:53 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月19日
8/2(Sat) 江川くん祭
■大甲子園が尊敬する偉大なパイセン、ビックEこと江川さんの舞台生活35周年を祝うイベントが桜台POOLで行われまして、ぼくもちょこっと参加させていただいたのでした。異常にバラエティに富んだ闇鍋イベントだったよ!
■まずは、かつてビックEとも縁の深かった37AちゃんのDJからスタート。ゴリっとしたインダストリアルノイズありハードコアあり、超かっこいい。
■続くは映画上映。江川さんがかつて経営していたレンタルビテオ店「ピープル」のドキュメンタリーを撮っている若者がいて、その途中経過上映。江川さん本人およびお客の一人としてビックEメンバーでもあるコジマさんのインタビュー映像、加えて(なぜか)ラッパーズ、ビックE等の貴重なライブ映像の数々。上映後は元ピープル店員として須藤さん(奇形児、石橋英子ともう死んだ人たちほか)が登壇してのトークだったのだが、もっぱら「いやあ、覚えてないんですよね」「映画詳しくないんですよ」に終始(笑)。
■そして続くはおそらくこの日もっとも狂った出し物。かつてビックEのメンバーとしてコーラスおよび「江川さんかっこいい!」という声援を担当していたすずえりさんがヘボコン(「技術力の低い人向けのロボコン」だそうです)出場の経験を生かし、POOLオーナー清水さんa.k.a.カイライバンチの殺人ロボと決闘! ガットギターをつま弾きながら美しい声でビックEのボサノバカバーを歌う中子犬(ロボ)が歩き回るのを歪んだベースで操縦されたロボが蹴散らす! なんだこりゃ!
■一気になんだかよくわからない不可解な興奮に包まれた会場をクールダウンすべく、続くはコジマさんとぼくが江川さんの秘蔵カセットを聴くコーナー。ちなみに江川さんはデモにガーゼのTシャツを着ていくことが多いため、その界隈では「ガーゼおじさん」として親しまれているわけですが、ぼくもそれに敬意を表してガーゼのTシャツ(背中に「面を洗って出直して来い」って書いてあるやつ。いまならディスクユニオンで5,000円!らしい)を着て臨みました。江川さんが昔好きだった女の子のために作詞した「イエスタデイ・ワンスモア」の替え歌、善Aという名義でソロ活動していた時期のシンセサイザーソロ、貴重なパンク伝説のライブ音源、ビックE在籍経験のある有名ミュージシャンたちのカセット音源等々さまざまなものをかけた後、最後はぼくが持参したLos Crudosの来日公演の録音でお別れしました。
■さあいよいよ後半戦。この日は「江川くん祭」であると同時にビックEの盟友、Grand Motherfuckerのかやまさん復活ライブでもあったのである。ゲストとしてビックEのしょうじさんがサックスで参加(江川さんは全然知らなかったらしく、「なんであいつあそこにいるの!?」って言ってた)。いやかっこよかった!ベースの音色が超かっこよかったな。
■トリ前で登場したのが「マジック君とピアニカ君」。江川さんが高校時代にやっていたお笑いコンビの再結成であります。相方はへらちょんぺ!この芸でスーパージョッキーのグランドチャンピオンになったのか……。ちゃんと1秒で服を脱ぐ芸とかも見れて楽しかった。
■とまあ長時間にわたるイベントのラストを飾るのはもちろんビックEである。なんといきなり新メンバーのお披露目!撲殺チェーソーロボトミー/肉ミート・ザ・マムのベーシストを迎えた強力編成に(また眼鏡で坊主だよ)。(最近参加してないとはいえ)メンバーなのにゲストとしてクレジットされた須藤さんもギターで参加、当日いきなり言われたという「21世紀の精神異常者」カバーを完璧に弾きこなすという大技を見せてくれた。しかもそこに「きちがいびょうーいん」という歌詞が載る(爆笑)。
■終了後の物販では「イカ天ではラッパーズが一番好きでした!」という長年のファンにサインを求められて涙ぐむ一幕も。芸歴35年ながら洗練とは無縁のパンクロッカー、ビックEの伝説はまだまだこれからだ!
投稿者 junne : 23:58 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月18日
7/30(Wed) EARTHDOM Presents
■ひさびさに仕事帰りにふらっとEarthdomに立ち寄った。入るとなんかダビーで重い感じのダンスミュージック(ちょっとOADみたいな)を一人でやっている人が。
■続くはMONE\ I$ GODの新ギタリストお披露目。前のギターはけっこうニューウェーヴ的な感じだったのだが、今度は前よりややオーソドックスになった感じか。その影響もあってか全体にノリはよくなった感じはする。やはりかっこいいですね!
■最後はちょっと久しぶりに観るBlastro。長谷川さんのシンセかっこいい。
ていうかいやこれはすごい。今までで一番すごかったのではあるまいか。スタイルとしては依然としてシンプルで何か目立った新機軸を導入したりはしていないのだけどどんどんすごくなるなー。すごいしか言ってないけどすごいんだから仕方ないのだ。
■ところでこんなポスターが貼られてました。Hard-Ons来るのか!!!!
From the Beginning to the End BLASTRO doubtmusic 2013-09-24 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:25 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月13日
7/27(Sun) SEX VIRGIN KILLER presents“ lil -live in luna- ” at 下北沢SHELTER
■早朝イベントの後、一度帰宅してちょっと寝てから下北へ。SEX VIRGIN KILLER企画のスリーマンライブである。
■トップバッターはexCOTDのイチマキ率いるBP.。基本的にははかなげなヴォーカルをフィーチャーしたポップなオルタナギターバンドという感じなのだが唐突にデス声のヘヴィロックが挿入されるという面白いバンド。
■二番手の血と雫はZ.O.A.の森川誠一郎を中心に、ギターが山際英樹(割礼他)、ドラムが高橋幾郎(元不失者ほか)というトリオ編成。基本的には歌を聴かせるのに注力した感じで、シンプルながらちょっと表現しがたいギターの反復リフに音数は少ないながらズシっと響くドラムという隙間の多いアンサンブル。評判がいいので一度見たいと思っていたのだが噂に違わぬ存在感だった。
■と厳粛な雰囲気になった会場だが、セッティングにちょっと時間をかけて(いったんフロアの空気をリセットしようとしてるのかな、とか勘ぐったりもしたけどたぶん考えすぎ)SEX VIRGIN KILLERが登場。
ギターのTOZIEがMCで「なぜこの3組なのか」ということを話す。それでなるほどと思ったんだけど、彼らの曲はもちろんメタルっぽいツインリードが随所に出てきてそれが超燃えるわけなのだが、実は音色があんまメタルじゃなくてむしろニューウェーヴなので独特の感じになっているのではないか。
そういえば新曲はXというよりはちょっとラルクを感じたけど、それはたぶん気のせいである。
彼らの企画、次回は9月6日で対バンにCQとBacteriaを迎えているとのこと。なお、できれば11月あたりに今度はAsylumとやりたいので皆さんガンガンツイートとかしてくださいとのことでした。
THE NEW BP. BP. Meguro Records 2013-01-29 by G-Tools |
空を瞬く 血と雫 Grand Fish/Lab (diskunion) 2013-11-12 by G-Tools |
crimson red ep ♂ SEX VIRGIN KILLER DIWPHALANX 2013-12-24 by G-Tools |
crimson red ep ♀ SEX VIRGIN KILLER DIWPHALANX 2013-12-24 by G-Tools |
投稿者 junne : 22:38 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月12日
7/27(Sun) 日曜日は二度来る!@四谷アウトブレイク
■前回お休みしたので4ヶ月ぶりの恒例早朝イベント。いつもはだいたい出番直前に行くのだけど今回は珍しく早起きしてスタートから会場入り。
■というのもまあ単に自分の出番が早かったからなんですけどね。ということで最初のDJがいろいろと暴れてる(笑)のを横目にセッティング。本日の衣装はこんな感じです。村八分風(?)。
■自分の出番はまずNexus7でリズムトラックを鳴らしつつギターソロをやってたのだが、なんか思うようにいかないというか、内心「どうしようこれ……」と思いつつ着地点も見つからぬままダラダラとやっちゃった感じ。本当はオリジナル曲もやるつもりだったのだが何となくそんな感じでもないかなと思ったので、後半はカバー3曲だけやって終わりました。まあカバーのほうはわりとよかった気がするので、もうちょっとレパートリー増やしてまたやりたいなと思います。
Rocket to Russia Ramones Rhino 2001-06-29 by G-Tools |
Today! (Mono & Stereo Remastered) Beach Boys Capitol 2012-09-23 by G-Tools |
投稿者 junne : 14:33 | コメント (0) | トラックバック
2014年08月11日
7/13 ”Bauhaus" at 下北沢Three
■Dead Pan Speakers主催のフリーライブがThreeにて。ちょっと出遅れちゃって最初に出ていたJajoukaは見逃しました。超残念!とりあえず会場につくと、呑み放題チケットを購入してガンガン呑む。昼から呑むと回るよねー。
■二番手のBomboriは全然知らなかったんだけど、ドゥーミー&スペイシーな感じで大変に好みでありました。bandcampに音源がありますね。
■そして最後はもちろんDead Pan。あいかわらずかっこいいですなー。
このBauhausという企画、次回は10月18日にThreeとBasement Barの2店を使って開催とのことです。KIRIHITOも出るんですってよ。これは楽しそうだ。
ELECTRIC SUNSHINE DEAD PAN SPEAKERS ディスク・ユニオン 2009-10-22 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:27 | コメント (0) | トラックバック
7/6(Sun) 高円寺Cafe U-ha
高円寺のU-haというカフェで大変に濃厚なイベントが行われた。1か月以上前の話になりますがこれはちゃんと記録しておきたいのです。
トップのこまどり社員はいきなりなぜか鞄を頭に被って手さぐりでの入場。その後は獅子舞ありラジカセを担いでの歌ありフリージャズ(サン・ラのカバー)ありの闇鍋的な盛りだくさんぶり。
続く碧衣スイミングさんはカシオトーン2台をそれぞれ別のギターアンプにつないで左右に配置することで分離がよくなって面白い効果を生んでいたが、結局歌の良さに圧倒されるので途中からどうでもよくなるのだった。
最後は小川直人さんの乱入あり。これかっこよかったなー。
三番手のsleeping beautyは新しい衣装でお送りします。前半後半の二部構成、折り返してからは前半と同じ曲をアレンジ違いでお送りしたりという変わった趣向。いつになくメンバーが近くにいるので八百谷さんの金物がうるいさこと(笑)。
小川直人さんはここ最近ギ酸を見る機会は結構多かったのだけどソロは久々に観る。いやーかっこいい! 打ち込みのトラックにいろんなシンセで攻撃的な上物を乗せつつ絶叫。なんかノイバウテンを思わせる。
トリを飾るのはMCビル風。不思議な抒情性があるところはイルリメに通じるところがある気がする。
とにかく大変強烈なラインナップで、何が驚くってこれがお店ブッキングだということである。一見シャレオツなカフェながら、この店長ただものではないと思った。今後注目かもしれない。最後になりますがカレー旨かったです。