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2013年06月28日

挫・人間 / 苺苺苺苺苺

■けっこう前からことあるごとに「最近の若いバンドはみんな巧いよねえ」という話題になる。こないだもGalaxy Express 666の練習の時にその話になって、「昔は教則本とか買わないとわかんなかったようなことがネットでタダで読めるし、コピーしようと思えば動画はあるし、巧くもなるよねえ」なんて言ってたわけです。まあ上手けりゃいいってもんではもちろんないし、「上手いけどつまんねえなー」って思うことのほうが多いんだけどさ。

■そんな中、ここ最近は若くて上手くてかっこいいバンドに続けて出会うことができて嬉しく思っている。中でもちょっとこれは破格なんじゃないの?と思うのが去年初めて観た挫・人間というバンドだ。もともと成松哲さんのミニコミ「Kids These Days」シリーズ(おすすめです!)で大きくフィーチャーされていたので名前を知ったのだけれど、昨年新宿のRed Clothでライブを観たらもうガツンとやられしまったと。


■その後、知り合いのAV監督イギー・コーエンさんがPVを撮ったり、野獣のリリアンのギタリストのじろうさん主催の「爆裂!じろう祭」に出演したりと、まあわりと若いのに身近なオッサンたちとの絡みが多いバンドだったわけですが、このたびめでたく全国流通のアルバムが発売に。久々にフラゲ日にタワーで買うなんてことをしちゃいましたよ(「ついでに」本やCDを山ほど買ってしまってえらい散財してしまったけども……)

■ということで挫・人間のアルバム『苺苺苺苺苺』、期待して聴いたのだがやはり素晴らしい! まずこのバンドの何がいいって、今時の若いバンドには珍しい「みんな死ね」アティテュードの持ち主だっていうこと。やっぱ文化系ってのは世を拗ねてなんぼですよね。それがユーモアをまじえて高い演奏力で表現されている。ライブを観た印象では「大槻ケンヂ+イギー・ポップ」ですよ(褒め過ぎだな、さすがに)。

B00C7PEPJS苺苺苺苺苺
挫・人間
redrec / sputniklab inc. 2013-06-18

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■録音も奇麗すぎず、曲によってはかなり歪んだ音になってたりしているあたりが大変かっこいい。マスタリングが中村宗一郎さんなのだけど、バンドのブログを読んだりした限りではむしろそれ以前のミックス(エンジニアが元毛皮のマリーズ)の段階でそういうふうにうやってたらしい。。多いに気に入って早速iPhoneに入れようと思いCDをPCに突っ込んだんだけど、なぜかiTunesが立ち上がらなくなってしまいました。いや別にCDのせいじゃないけど。そしてiTunesをインストールした直したら立ち上がるようになったんだけど、今度は曲名とかのデータが全然出てこない。どうなってんだ(笑)。

■ほかにもここ1、2年で出会ったところで言うと最近観たHOMMヨとか快速東京とか、あとRock-A-Cherryとか(もうすぐアルバムが出るそうで楽しみすぎる!)、若いロックバンドにワクワクできる、ということ自体が嬉しい。思えばゼロ年代あたりはそういうの全然なかったもんな(その頃はハノイ・ロックスしか聴いてなかったせいもあるとは思いますが)。ロックはまだまだこれから面白いぞ、と思えるのが幸せだ。

B009P0ASQ2Live 1
HOMMヨ オム
GOODLOVIN'PRODUCTION 2012-11-16

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B007X5P7HGロックインジャパン
快速東京
felicity 2012-07-17

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投稿者 junne : 14:47 | コメント (0) | トラックバック

2013年06月26日

追記2点

6/20(Thu) 韓国インディーズ特集@DOMMUNE」と「6/23(Sun)バクチク現象」の2エントリに情報を追記しました。

投稿者 junne : 15:12 | コメント (0) | トラックバック

2013年06月25日

6/23(Sun)バクチク現象

■BUCK-TICKは昨年がデビュー二十五周年だったわけですが、それを記念した映画が制作されて公開されています。しかも二本。

■2011年末の武道館から始まり、2012年のアルバム&シングルのレコーディング風景、それに続くライブハウスツアー、というのが一本目の「バクチク現象Ⅰ」。その後、2012年夏に行われた25周年記念フェスからホールツアー、そして年末の武道館までを追ったのが二本目の「バクチク現象Ⅱ」。それぞれ1時間半くらいかな。正直、1本にまとめて2時間くらいにできるんじゃないかと思わなくもなかったけども、まあ熱心なファン向けに作られてるってことなんだろうからそこは言うのが野暮ってもんですよね。

■とりあえず感心するのがメンバーの大人力の高さ(特にあっちゃんの)。スタッフとか若い対バンとかにすごい気を使ってるの。これは現場でも好かれるわなあ。びっくりするのはメインのPAエンジニアがデビュー以来ずっと同じ人なんだそうで、それは流石になかなかないことなんじゃなかろうか。

■いつも言ってることなんだけど、25年間メンバーチェンジもなく、それほど長期的な活動休止期間があるわけでもなく(逮捕の時くらいじゃないの?)、大きなヒットを飛ばすわけでもないんだけどコンスタントに質を保った音源を出し続けて毎年武道館やってる、なんていうバンドはなかなかないんじゃないな。これ、結構たいへんなことだと思うんですよ。なんとなくその理由の一端が見える映画だな、とは思った。

■細かいところで面白いところはいろいろあるんだけど、とりあえずBUCK-TICKを観たり聴いたりすると最近つくづく思うのが、俺すげえ今井寿の影響受けてるなーってこと。音楽性が全然違うからわかりにくいとは思うんですが、今回も随所で「俺こんなギター弾くよなー」って思った。意識的に取り入れてる以外の無意識レベルでの影響はかなりデカい気がする。あと、全体にユータの可愛さが光りますな。

■とはいえ個人的に最大の発見だったのはヒデこと星野英彦さんがアースダムの古川さんにクリソツだった!ということです。ヒデの顔なんて俺の中では15年くらい前で止まってたからなあ。

d130623a.JPG


■ちなみに映画は現在も公開中で、「Ⅰ」のほうは一部を除き今週金曜まで、「Ⅱ」は来週金曜までです。同時上映の企画もあるみたいですね。
**6/26追記 新宿バルト9ほかいくつかの劇場で「Ⅰ」の公開延長が決定したそうです。ⅠFacebookの公式ページより


殺シノ調ベ (デジタル・リマスター盤)
殺シノ調ベ (デジタル・リマスター盤)狂った太陽 (デジタル・リマスター盤)
狂った太陽 (デジタル・リマスター盤)darker than darkness-style93- (デジタル・リマスター盤)
darker than darkness-style93- (デジタル・リマスター盤)

投稿者 junne : 18:08 | コメント (0) | トラックバック

2013年06月24日

6/22(Sat)幡ヶ谷Forestlimit

■前にも書いたけどノイズが最近おもしろいのである。ということで足しげくノイズのライブに足を運ぶ今日このごろ。なので九州のノイジシャンであるかっぱさんの新作カセット(!)発売記念ということで、リリース元であるForestlimitでライブが行われたのに行ってきた。

■まずはマヘル・シャラル・ハシュ・バズの工藤冬里ソロパフォーマンス。最初はステージ端っこに立てられた脚立のてっぺんに上り、うずくまりながら(天井にぶつかりそうなので)羽のように手をゆらゆらさせたり、というのをしばし行う。その後、下に降りて壁面に映像を投射。味があるような気はするが基本的には普通のスナップ写真みたいなのがかなり短いインターバルでスライドショー的に映し出される(連続写真だと動画まではいかないけどパラパラ漫画くらいには動いて見えるくらいの速さ)。同時に本人が映像の写ってない壁によりかかるような姿勢でぞうさんギターを時折鳴らしながら時折呻いた転がったりする、という姿がリアルタイムでカメラにとらえられ、逆さに投射されるというもの。スライド自体はバンバン画面が変わっていくのだけれど異常にスタティックな感じ。マヘルを聞いててもよく思うんだけど、「作品」になる前の状態を捉える、という指向があるのかなあ。

d130622a.JPG

■続いてはHiroshi Hasegawa & Manuel Knapp。シンセ主体のスペイシーな電子音響。中盤くらい?で出てきた低音のブンブンいうループとか、マイクを変調させて変な電子みたいにしたところとかが印象的。始まる前にマニュエルが「Stand up, closer, too much close」って言うから滅茶苦茶近くで観た(笑)ので、細かくいろいろ見れて面白かったな。

d130622b.jpg

■最後は本日の主役のかっぱさんと美川俊治さんのデュオで「みかっぱ」。かっぱさんはカセットテレコの音源にエフェクターをかけたノイズなのだが、けっこうボワーっとした中低音ドローンみたいな感じで面白い。そこに美川さんの鋭い電子音がビキビキと乗ってくる感じがかっこよかった。

d130622c.JPG

■全3バンドなので早めに終わるかなと思ったら各々1時間かそれ以上やってた感じで気づくとむしろいつもより遅いくらいだった。堪能いたしました。

投稿者 junne : 21:07 | コメント (0) | トラックバック

6/21(Fri) ガイブン酒場

■新宿のちょっとわかりにくいお店で行われている「Live Wire」というトークイベントスペースにて、書評家の杉江松恋さんが定期的にイベントを行なっている。だいたい毎週金曜は杉江さんが何かをやってるような状況で、辻真先連続インタビューなどいくつかのシリーズとして展開されている感じ。で、そのひとつとしてガイブンの新刊を紹介するというものがある。もともとミステリを専門としてこれまで活動してきた杉江さんがいわゆるガイブン、まあ海外の主流/純文学を紹介するというもので、自身のトレーニングも兼ねているということだ。

■前回はリチャード・パワーズの特集だったみたいですごく聞きたかったんだけど、ともあれ今回はドン・デリーロ特集とのこと。デリーロは何冊かは読んでるけどあまり強い印象がない、という作家なので逆に話を聞きたくなったため、会場に足を運んでみた次第。

■今回取り上げるのはデリーロ以外に新刊3点で、編集者とかを舞台に上げて話を聞いていくというスタイルの模様。ちなみにデリーロ前作品を含め、取り上げる本すべての紹介文が書かれたレジュメが配られた。これだけでもけっこう価値がある気がする。

■一冊目はハリー・マシューズ『シガレット』(白水社)。ウリポ唯一のアメリカ人(だったのだが、最近は「唯一」ではなくなったとのこと)という売り文句で、ちょっとまえに佐々木敦さんがツイートしてた作家だとわかる。

基本的にはこれまでずっと翻訳不能・ていうか英語でも読めませんみたいな作品ばかり書いてきた作家だが、『シガレット』はその中ではもっとも読みやすい部類だとのこと。時間軸や人間関係が複雑に織りなされ、ミステリのような読後感があって、鮎川哲也『黒いトランク』を思わせるとか。また、今作は数学のアルゴリズムに則って書かれたということなんだけど、円城さんみたいな感じなのかしら。

4560090289シガレット (エクス・リブリス)
ハリー マシューズ 木原 善彦
白水社 2013-06-13

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■続いてはフランスの新人作家によるデビュー作、ローラン・ビネ『HHhH』(東京創元社)。翻訳者の高橋啓さんが登壇。まずはタイトルの読み方についての話に(笑)。英語なら「エイチエイチエイチエイチ」だがフランス語なら「アッシュアッシュアッシュアッシュ」、ナチ関連本ということでドイツ語で読むなら「ハーハーハーハー」となる。なんと読んでもいいけど書店で注文の際には「エイチエイチエイチエイチ」で、とのことでした。ナチの高官でヒムラーの懐刀と言われたラインハルト・フリードリヒの暗殺事件を描く、という内容。なのだが歴史小説を書くにあたって事実を追求するあまりにしまいには作者自身が出てきたりする。これって鴎外の『渋江抽斎』みたいなことなのかしら。また、主人公がチェコの総督代理だということもあってかクンデラの引用があったりして、著者自身チェコ文学にかなり傾倒している模様。訳者氏いわく、著者のテンションにつきあうのが大変だったとのこと。十数ページにわたって改行なしに続くド迫力の箇所があったりするんだそうで。なぜかフランス本国よりもイギリスなど外国での評価が高いとか。

4488016553HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)
ローラン・ビネ 高橋 啓
東京創元社 2013-06-28

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■3冊目はコラム・マッキャン『世界を回せ』(河出書房新社)という大著。かつて世界貿易センタービルのツインタワーにワイヤーを張ってそこを渡った芸人というのがいたそうなのだけど(『Man on Wire』というドキュメンタリーがあるそうだ)、その時に周辺で起こっていた様々なことを描く群像劇。小さなストーリーがたくさんあって、それが後半でガチっと組み合わさる瞬間があるということなので、アルトマンみたいな感じなんでしょうかね。

4309206220世界を回せ 上
コラム・マッキャン 小山 太一
河出書房新社 2013-06-11

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4309206239世界を回せ 下
コラム・マッキャン 小山 太一
河出書房新社 2013-06-11

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■といったあたりで一度休憩をはさみ、後半はデリーロ特集。対談相手として登壇のライター矢野利裕さん(『世界を回せ』でも、編集者が来てなかったので聞き手を務めていた)も新刊含めて何冊か事前に読んできたという。新刊の短篇集『天使エスメラルダ 9つの物語』の紹介が中心だが、併せてこれを期に過去の作品で邦訳が出ているものをすべて読んだという。その際、『マオⅡ』がどうしても入手できず(図書館にもなかったそうで)、なんとか貸してくれる人を見つけたのだそうだ。デリーロについては各作品の紹介文以外に年表も配布された。長編の発表年、『天使エスメラルダ』収録短編の発表年、および戦後アメリカ史の重大事件が書き込まれたもの。85年の『ホワイト・ノイズ』に出てくる空気中の有害物質というのが79年のスリーマイルの記憶を反映しているのではないかとの指摘(これ、311以後の日本人が読んでもなかなか興味深いものがある)。
88年の『リブラ 時の秤』はオズワルドとJFK暗殺にまつわる虚実混ざった「藪の中」的小説で、デリーロの「現実観」がよく出ているという。具体的に言うと「情報化」についてポストモダンになりきっておらず、情報化が進むほどに肉体性が顔を出す、みたいな。それは『コズモポリス』も同様でしょうね。ずっとリムジンで相場取引をしながら移動中に毎日健康診断を受けているという。ちなみに社内で前立腺の検査を受けながら大マジメに思弁的な経済哲学論議みたいなのをしてるという、真顔で冗談を言うようなバカバカしさもデリーロの魅力のひとつなんだけどその辺りはあまり触れられる機会がないようで。
で、新刊『天使エスメラルダ』はそういった変なユーモアも含めてデリーロの様々な魅力が一冊で味わえるお得な一冊で、入門編としても最適なのではないか、ということでした(ぼくも読んだけど確かに面白かったですよ)

4105418068天使エスメラルダ: 9つの物語
ドン デリーロ Don DeLillo
新潮社 2013-05-31

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ホワイト・ノイズ
ホワイト・ノイズコズモポリス (新潮文庫)
コズモポリス (新潮文庫)

■ちなみに次回はコーマック・マッカーシーだそうです!あと、この会場はぼくは2回めなのだけど、ガラッと模様替えしてイベントスペースとしての体裁がかなり整ってきた感じ。ぼくもなんかここでやりたいなと思うので何か考えますよ。

投稿者 junne : 19:31 | コメント (0) | トラックバック

2013年06月21日

6/20(Thu) 韓国インディーズ特集@DOMMUNE

■大変興味深いテーマだったので現地で観覧してきました。漏れてる部分もあると思うけどメモ代わりにおさらいをしておこうかと。基本的にはYamagata Tweakstar、Wedanceの再来日&404の初来日に絡めての放送。ぼくは韓国インディーズシーンには大変興味はあるものの、すげえ断片的に個別のアーティストを知ってるだけで今ひとつシーンとして掴めていないのですよ。

■まずは大石始さんと九龍ジョーさんの二人でスタート、ソウルで行われている「54+」というフェスの紹介。もともとインディシーンの拠点となっていたオルタナティブスペースが再開発で立ち退きを迫られた際、それに抗議する目的で始まったもの。世間の注目を集めることに成功したのか、しっかり保証金を得るという形で目的は達成されたようだが、イベント自体はまだ続いている。ビル一軒を丸ごと使い、駐車場から屋上までフロアごとにジャンルのことなるライブが繰り広げられているとのこと。

で、そこでのYamagata Tweakstarのライブ(前回の来日時と同様、やはり後半には路上に飛び出す!)

あと、自分で屋台を押して道を歩きながら歌う、みたいな活動もしているようです。路上占拠みたいなことに拘りがあるってことなのかね。政治的にもコンシャスなアーティストなのでフラッシュモブとかTAZ的な意図もあるのであろう。

以下、今回のヤマガタのツアースケジュール。

●6/28(金)口車親方 Presents「満漢全席」~発狂!深夜族~
OPEN/START: 24時 前売:¥2,000(税込/D別)
東高円寺UFO CLUB
出演:Yamagata Tweakster(from 韓国)/どついたるねん/トリプルファイヤー/パブリック娘。/Have a Nice Day!
DJ:長州ちから(十代暴動社)  etc
特設ウェブ: http://donutsfanclub.blogspot.jp/

●
6/30(日) utakata records presents Yamagata Tweakster追加公演 in Forestlimit

OPEN 17:00 / START 17:30 ADV. 2,000円 / DOOR 2,500円 (+1D)
幡ヶ谷Forestlimit

LIVE: Yamagata Tweakster (from Korea), ドラびでお, 404 (from Korea)

●7/2(火)『感染ライブ』
OPEN18:30 当日980円(別途ドリンク代は無し、当日料金のみです)

京都METRO

LIVE:Yamagata Tweakster / DODDODO / ichion / TRIPMEN / FLUID / and more!!!

SHOP:kansen Library


B00A6QQLLK山形童子
Yamagata Tweakster
utakata records 2012-12-21

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■それと同じく51+でのWedance。

ツアースケジュール

6/23日 (日)<下北沢インディーファンクラブ>
会場・時間未定

6/24日 (月)<アコースティック・ナイト>

阿佐ヶ谷roji

OPEN 19:00 / START 19:30
ADV/DOOR 2,500 yen (+1D)

LIVE:Wedancece (韓国。Wedanceアコースティックver.), 夏目知幸 (浦安), 404 (韓国。アコースティックver.)
 
6/25(火)<月刊ウォンブ!>

渋谷Club Womb

OPEN 18:30 / START 19:00
ADV. 2,000 yen / DOOR 2,500 yen (+1D)

LIVE:Wedance (韓国), 鬼の右腕, チムニィ, hei tanaka

DJ: BIOMAN, マイケルJフォクス
 
6/27 (木)
札幌soundcrue

OPEN 17:00 / START 17:30
ADV. 2,000 yen / DOOR 2,500 yen (+1D)

LIVE: Wedance (韓国), 田中こうじ(神戸), 楽園, 紀元前5時, She loves me not, うつくしくあれ, スプロール, AABACO

B00AMIGKYKJapan Tour unfixed# 130127 130129
ウィダンス
utakata records 2013-01-19

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■また今回初来日で初めて国内盤もリリースされる404という2人組のバンドは手数の多いドラムに韓国らしいコブシのきいたギターボーカルという2人組。これはかっこいいな!

404のツアースケジュール
6/24 東京 阿佐ヶ谷roji
19:00/19:30 2,500 yen (+1D) 
w/ Wedancece (Wedanceのアコースティックver.)、夏目知幸(シャムキャッツ)

6/26 松本 瓦RECORD
18:30/19:00 1,500 yen (+1D) 
w/ジ・オーパーツ、slum
 
6/27 京都 出町柳ソクラテス
18:00/18:30 1,500 yen/1,800 yen (+1D) 
w/ 魚雷魚、村上ゴンゾ、ムーンフェイスボーイズ、DJイーナちゃん、栗原ペダル
 
6/28 金沢 もっきりや
19:30 3,000 yen 
w/ タテタカコ
 
6/29 東京 桜台pool
17:00/18:00 2,000 yen (+1D) 
w/ Park Daham, din remoter, NRQ, Radio Drome
 
6/30 東京 幡ヶ谷Forestlimit
17:00/17:30 2,000 yen/2,500 yen (+1D) 
w/ Yamagata Tweakster (from Korea)、ドラびでお、
DJ: Jun Morita (blackmadras)

B00CTNQRMG1
404
インディーズ・メーカー 2013-07-07

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■九龍ジョーさんによる韓国シーンレポートは今売りのQJで読めます。

4778313763クイック・ジャパン 108
マキシマムザホルモン ももいろクローバーZ 浜野謙太 夏帆 本田翼 ライセンス 佐々木彩夏 私立恵比寿中学 じん(自然の敵P) 片平里菜 園子温 石崎ひゅーい
太田出版 2013-06-11

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■前半の最後は「韓国のニック・ドレイク」ことDringe Aughさんのライブ。繊細なフィンガーピッキングに幽玄な歌のアシッドフォーク。潮田くんとかと一緒にやってほしい感じでありました。

ツアースケジュール
2013年6月24日(月)
19:30開場/20:00開演 予約/当日1,500円
東京都八丁堀 七針
出演:DRINGE AUGH (from South Korea)、フジワラサトシ

2013年6月27日(木)
19:30開場/20:00開演 予約/当日2,000円(ドリンク付)
東京都立川市 gallery SEPTIMA
出演:DRINGE AUGH (from South Korea)、三富栄治、shibata、波田野州平

B006BEGOFYBETWEEN THE TYGH
DRINGE AUGH
OCTAVE SOUL 2012-01-18

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■後半はHelicopter Recordsというレーベルを主催するノイズアーティストのパク・ダハムさんと、やはりソウルで雨の日珈琲店という音楽カフェを営む清水博之さんを招き入れてのレーベル紹介。Helicopterは404なんかのリリース元で、ODAERIというアーティストのPVが超かっこよかった。

■それと、九龍ジョーさんが今回の51+取材で最大の衝撃だったというSSWのキム・イルドゥ(屋上で弾き語りしてたかと思うと地下ではハードコアバンドで歌ってたりという振れ幅のデカい人。

自宅で収録された映像だそうです(笑)。

■それとやはりパンク出身のブルースシンガーの映像がかかった。憂歌団的なスインギーなブルースでかっこよかったんだけど名前を聞き漏らしてしまったので誰か教えて。

■パクさんのツアースケジュール

6月21日(金)東京 桜台 pool「He will come to japan from korea.」
fee:500jpy+1D 20:00~
Park Daham(韓国)/biki DUO/MOTALLICA

6月29日(土)東京 桜台 pool「They will come to japan from korea.」
fee:2000jpy+1D
18:00~ B2:Park Daham(韓国)/din remoter/NRQ/404(韓国)
17:00~ B1:RADIO DROME/川口貴大/谷内栄樹/竹田大純/沖啓介/大城真/安永哲郎/中村ゆい/なでなでろう

■あとイ・ランさんという人もかかってたな。こちらも来日するようなんだけどちょっと詳細がわからないのでまた後日、わかり次第追記します!

■最後にタンピュンソンというフォークシンガーのライブ映像がかかったんだけどこれが強烈! なんか猛烈にスカムなんだけど歌詞は文学的で神話みたいなことを歌ってるんだそう。

FBページを見つけたんだけどこれがまた気持ち悪い!最高!

■なお、今回404やヤマガタ、Wedanceの国内盤リリース元であるutakata recordsオーナーの奥藤知子さんのインタビューがototoyに掲載、音源も買えます。

■この本も参考になりそうなので買うと思う。

4861710871CDジャーナルムック New Korean Music Guidance~ニュー・コリアン・ミュージック・ガイダンス~
土屋恵介
音楽出版社 2012-09-06

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■あと、この一連の来日とは別に今月末にはやはり韓国から女性フォークシンガーが二人来日するとのこと。ディアンとファン・ミョンハ。ディアンはTamyoというグループの人ですね。Tamyoは以前にも一度来日したのだけれど、その時には3.11の直撃を食らって結局最終日のペンギンハウス一回しか演奏できなかったのだが、その時のライブは個人的にもかなり思い出深いものになったので、楽しみにしたいところ。

**6/26追記 上で「名前を聞き漏らしてしまった」となっているブルースシンガーですが、キム・テチュンという人でした。以下映像。

**それとツアー詳細不明としてあったイ・ランさんですが基本的にはヤマガタのバックダンサーとして来日する模様。で、6/30に四谷三丁目のスナックアーバンでライブがあります。

昼下がりの韓国喫茶
하오 의 한국카페
日時 6月30日 14時から17時すぎ
入場料 1000円(1ドリンク付き)
音楽係 九龍ジョー
ライブ 이랑 イ・ラン(16時半から)
そのほか、マッコリ、チャミスルなど飲み物は500円〜
ママの韓国つまみも500円でご用意します!
詳細

投稿者 junne : 17:17 | コメント (0) | トラックバック

2013年06月20日

6/19(Wed) 下北沢Three

■ほぼ定時に会社を出て、会場についたのが7時10分ごろ。トップバッターのHOMMヨの演奏はもう始まってしまっていた。こうして見るとやっぱ平日の7時っていうのはなかなか厳しいね。彼女たちには6/6にも7時からやってもらったんだけど、ちょっと申し訳なかったなあ。

■それはさておきこの日のHOMMヨはけっこうラウドでドスの利いた演奏。ここ最近最後にやることの多いふわっとした四つ打ち系の曲の後にもう一曲ささくれだった感じのパンクナンバーを入れてくるあたりもかっこいいですね!

d130619a.JPG

■続くはGOAT。狂うクルーのサックス奏者をメンバーに含んでいるが基本的には大阪のバンドだとのこと。そのサックスは朝顔のところにペットボトルを入れた上にエフェクターもかけてメタパーみたいな音を出す。ギターも親指ピアノみたいな金属的な音だしドラムはスネア&バスドラのリムショット主体で、全体的に硬い音の打楽器みたいな感じ。それでけっこう複雑な曲をやっており、アフリカンパーカッションアンサンブルみたいで実に面白い。リリースの予定もあるようなので楽しみですな。

d130619b.jpg

■続くはまた大阪のバンドでwater fai。先日NHK-FMの「今日は一日パンク/NW三昧」でもライブ演奏が放映された女性4人組。ポストロックっぽいといいますか、なぜかCONVEX LEVELとかjesus feverとかを思い出す。

d130619c.jpg

■狂うクルーは村田君がけっこうな酔っぱらい方をしていて始まる前のMCはかなりユルかったのだが(笑)始まってみれば安心の演奏。新曲らしいのがかっこよかったなー、なんかPRAXISのセカンド(ビル・ラズウェルがバケットヘッドとか山塚アイとかとやってたやつ)を思い出したりも。

d130619d.jpg

■そして最後はPOWER EMPIRE。知らないバンドだったんだけどこれが最高! スモークが濛々と炊かれ、ベーシストはおでこにサーチライトを着用。ギター、ベース、ドラムのシンプルな編成でベースのリフとドラムの感じは狂うクルーにも似たトランシーな疾走感があり、その上ボーカルは深いエコーをかけての絶叫、もう盛り上がるしかない! 

d130619e.jpg

■知ってるバンド、好きなバンドを観に行くっていうのが基本だとは思うんだけど、そこれで全然知らないバンドがめちゃくちゃかっこよかった時、っていうのがライブハウスの醍醐味だよなーと改めて思ったのでありました。


B003X5SX6Mgrind mirrorball
狂うクルー
ブルースインターアクションズ 2010-10-05

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B009P0ASQ2Live 1
HOMMヨ オム
GOODLOVIN'PRODUCTION 2012-11-17

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投稿者 junne : 14:46 | コメント (0) | トラックバック

2013年06月19日

Galaxy Express 666 初ライブ映像

■6/6アウトブレイクでの映像をいただいたのでアップしてみました!

■カメラ位置の関係かもだけどギターちっさいね……ちょっと前回の反省もあってセッティングを色々変更する予定なので次回はパワーアップしている予定です!

■その次回ライブは7/11に新大久保EARTHDOMだ! EARTHDOM平日、出るのは久しぶりだなー。そして対バンが知り合いばかりということで、楽しくやれるんじゃなと思います。もはや盛大な呑み会だと言っても過言ではないでしょう。なにせ20ギルダーズが一緒なので、「前打ち上げ」から始まるのは間違いない。EARTHDOMは酒飲みに優しい箱なので(なんせウーロンハイが300円だよ!)みんな飲み過ぎに注意しながら新大久保で僕と握手!

□EARTHDOM presents
■7/11(Thu) at 新大久保EARTHDOM
■w/ 20 GUILDERS, keiko higuchi & manuel knapp, Sisters Of Avalanche

投稿者 junne : 13:47 | コメント (0) | トラックバック

週報制が完全に崩壊した件

■3月以降「週報」の更新が途絶えておりますが(前回の更新も一ヶ月遅れとかだったしね……)、気を取り直して仕切り直します! 3月下旬から6月中旬までどんなことがあったかというと、まあ特筆すべきことは正直特にないですよ。平々凡々と、ライブに行ったりレコードを買ったり本を読んだりカレーを食ったりして過ごしておりました。

■せめて写真でも載せようかと思ったんだけど、ここのところ何回もiPhoneの「連絡先」が消えてしまい、そのたびに「バックアップから復元」をかけているとその間の写真がなくなったりとかして面倒なことになっているのでそれも断念。

■これから夏に向けてライブがけっこう入ってますがブログのほうもぼちぼち通常営業に戻して行ったライブのこととか買ったレコードのこととか読んだ本のこととか食ったカレーのことを書いていきますので今後ともごひいきによろしくお願いします。

投稿者 junne : 13:35 | コメント (0) | トラックバック

2013年06月11日

6/6(Thu) Space Ritual!!

■いよいよ待ちに待ったGalaxy Express 666のお披露目GIGを行いました。おなじみアウトブレイクさんと共同企画。いやあそれはもう楽しい夜になりましたよ。ということで遅ればせながらご報告をば。

d130606a.jpg

■最近はライブアクト以外の演し物に凝る傾向のある俺ですが今回は昨年3月のBonobo以来のStudio Qareebのカレー! そして宇宙らしくプリミ恥部による宇宙マッサージ!! とりあえず開演前に自ら率先して受けてみました。基本的には掌で揺らす感じのマッサージなんだけど妙にぼわーっと暖かくなるのが不思議。

■そしてカレーは牛すじカレー! 牛すじがそれはそれはホロホロに煮込まれていてもう絶品! 後でもう一杯食っちゃったよ。

d130606b.jpg

■一発目はHOMMヨ。このバンドぜったいアウトブレイクに合うと思ったの! 案の定!

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■続くはREDSKINS! 相変わらずエクストリームな音楽と人あたりの柔らかさが好対照

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■そして三番手の病気マン劇団による演劇は、所謂機関車トー○スのパロディなのだがこれが切なくもドス黒い逸品。

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ていうかリハの時点でこの大道具というか衣装?が気になってたわけですよ。意図的にやってくれたのなら嬉しいし、偶然だったらある意味奇跡のブッキングじゃないですか!

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■で、トリ前に出ていただいたナポレオンはさすがの手練揃い、3人それぞれが演奏の隅々までかっこいいったらない。ザッパのカバーまでやっくれて俺狂喜。

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■ということで最後は我々Galaxy Express 666。なんかもう終わってみると真っ白でよく覚えていませんが、終了後に対バンの方から「CDください」って言われたので良かったんじゃないかと思います! ライブを重ねるとたぶんもっとよくなるので是非皆様引き続きお越しください&誘ってください! 

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写真はTwitterから無断で拝借。

■終わってから「一回目からこんないいイベントで、この先どうするの?」とまで言われましたが、次回以降の予定はこんな感じ。どれも面白いと思いますよ! 新曲も作ってお待ちしております(予定)

★7/11(Thu) 新大久保EARTHDOM
w/ 20 GUILDERS, ヒグチケイコ&Manuel Knapp

★7/29(Mon) 東高円寺UFO CLUB
w/ 東洋ノ魔女, 水彩, 底なしのバケツのようにざらざら, yoji&his ghost band(京都)

★8/25(Sun) 落合soup
w/ GALAX(Hiroshi Hasegawa+宮下敬一+東洋之), kito-mizukumi rouber

■記念の一枚。これだけ6が並ぶといいですね!

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投稿者 junne : 19:35 | コメント (0) | トラックバック