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2015年01月31日
【短期集中連載“至上の愛”#11~13出演者紹介】その6:din remoter
■思えば今回のイベント、90年代に(主に高円寺あたりで)出会った人たちが中心になっていて、なかなかそこから逃げられないなあと思ってたりもするのである。20歳頃のことだから、人生の半分を規定されてるわけだ。
■din remoterはまだ結成後3回くらいしかライブはしていない新しいバンドだが、元Gajiのユウコさんと元Space Streakingsで現Ten Pen Chee、Little Red Booster、Kill-O-Watts他の小池さんを中心とした、いわばあのへんのスーパーバンドである。Gaji解散後ずっとバンドやってなかったユウコさんがようやくバンドを始めてくれたということで結成の報を聞いた時には大喜びしたのだけどなかなか実際に見る機会がなくてね。
■昨年秋に秋葉原グッドまで高品格主催のイベントに出演していたのでようやく見ることができたのだが、これがもう一発で大好きになったので今回お誘いしたのであります。小池さんというとジャンクガレージなファズギターってイメージがあるので、このバンドで演奏する金属的な質感のニューウェーヴギターは結構意外だったかも。
■とはいえ何と言ってもあの歌がまた聴ける!というのが何より嬉しい。アンサンブルは硬質かつ緻密なんだけどGajiほどがちがちな感じじゃなくてどことなくゆったりした感じがするところもいいかと。ライブ本数の少ないバンドなのでお見逃しなく!
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11?#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze/Offseason/October Revolution/Transparentz)
din remoter
JON(犬)
DJ 小野島大
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト・イライザ・ロイヤル)
黒パイプ
KIRIHITO
DJ 37A
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
*通し券のお問い合わせはお店までお願いします
投稿者 junne : 16:29 | コメント (0) | トラックバック
【短期集中連載“至上の愛”#11~13出演者紹介】その5:JON(犬)
■今回から2/7夜の部の出演者紹介に移ります。
■90年代にロウファイブームというのがありまして、面白い人が色々出てきたんですよ。佐々木敦さんが「ロウファイの伝道師(C)高橋健太郎」なんて呼ばれてながら、続々と面白い人を紹介していた時代です。個人的にちょうどライブハウス通いを始めた時期だったということもあってそれはハマりまくりでありました。カセットとかガンガン買ってたね。ここ最近またカセットが面白いなと思ってたりするから時代は回るってものです。
■時代は回るものなので、当時と同じような形で活動しているひとっていうのもなかなかいないんですが(ロス・アプソンのサイトを見てると当時最大のスターだったキャロライナーが元気なのが嬉しくなりますよね)、JON(犬)さんはルックスこそホルスタイン柄のパジャマみたいなのから立派な狼の着ぐるみに変わりましたが初めて見たときと同じオルガン弾き語りのスタイルを貫いています。
■十数年にわたり同じスタイルを貫きながら、いつ見てもその衝撃が薄れることがない。そういうのが本当の個性だと思うし、そういうひとがぼくは一番好きなのです。初めて観るひともいると思うけど、とにかく見て驚け。ということで動画とかは敢えて貼りません。
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11?#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze/Offseason/October Revolution/Transparentz)
din remoter
JON(犬)
DJ 小野島大
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト・イライザ・ロイヤル)
黒パイプ(予定)
KIRIHITO
DJ 37A
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
*通し券のお問い合わせはお店までお願いします
投稿者 junne : 01:11 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月30日
【短期集中連載“至上の愛”#11~13出演者紹介】その4:Filth
■初日昼の部、ぼくはFilthで出演します。メンバーはBar Issheeのマスターで、最近はベーシストとしてソロやTransparentz、共犯者などのバンドでも活動しているいっしーさん、そしてドラムはぼくの弟です。元ドラムマガジン編集長にして現在は主夫(笑)。
■もともと「ストーナーロック/スラッジコアをやろう」というシンプルな発想で始めたバンドです。実は最初は別なベースと始めたんだけど、一回練習しただけでその後全然進展せず。いっしーさんが入ってから本格的に始動したという感じですね。さっき調べたらどうも結成が2005年なのです。10周年……まあ最後にライブをやったのが2012年のことなのでだいぶマイペースな活動ではありますが。
■結成後何度か練習した結果、「我々は曲が覚えられない」という結論に達し、以来ずっとぶっつけ本番でやるようになりました。サウンドチェックと本番でまったく音楽性が違うことすらあったな(笑)。
■とはいえゆるやかに時期によってスタイルは変遷してきています。最初期はいっしーさんの出してくるリフに乗せて、ひたすら遅い反復とフィードバックで押していく感じだった気がする。その後、ぼくがワウを導入したりしてヘヴィサイケ的になっていき、最近は「遅い」という基本も関係なくなってきて、なんというか「ヘヴィジャムバンド」みたいな感じになってきたんじゃないかな(ドラムの手数が増えてきた、というのもあるかも)。まあそれも3年くらい前の話。練習どころか打ち合わせもしていない(そもそも2012年のライブ以来三人で会ったこともないんじゃないか)。どうなるか我ながら楽しみです。まあ何とかなります。
■とりあえず比較的最近の映像でも見てもらいましょうか。Astro/Blastroの長谷川さんを迎えて演奏した際のものです。照明が真っ暗で全然見えませんけど(苦笑)。
■ていうか10周年的なこと、今度何かやろうかしら……
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11?#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze/Offseason/October Revolution/Transparentz)
din remoter
JON(犬)
DJ 小野島大
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト・イライザ・ロイヤル)
黒パイプ
KIRIHITO
DJ 37A
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
*通し券のお問い合わせはお店までお願いします
投稿者 junne : 02:14 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月29日
【6枚目】David Bowie / Station to Station
■ボウイの映画を観たところなので今夜はボウイのアルバムを。中学2年のときに同級生のFJ君(藤井政英氏のことではないですよ)から当時世界的に廃盤だった『Ziggy Stardust』をダビングしてもらって以来四半世紀にわたってボウイのファンを続けているのです。ちなみに彼には同時にT.Rexの『The Slider』と『Tanx』を貸してもらったわけで、まあ今のぼくがこんなんなっちゃったのは何割かは彼のせいだと言っても過言ではない。当時彼が弾いてたグレコの金色のレスポールうらやましかったなあ(←という話を同窓会で本人にしたらとても喜んでくれました。ぼくのライブも一度見にきてほしいものである)
■中学から高校時代にかけて、ボウイの諸作品が続々とCD化されていったのだけど、それが一度にドン!と出るのではなく、2〜3枚ずつ小出しに何年もかけて出ていったので、高校生のお小遣いでも一枚ずつ買い集めて丁寧に聴いていくことができたのもよかったのかもしれない。一度に買える大人たちはさぞかしじれったかったことでしょうが。
■で、わりとその時々でマイブーム的に興味深く思えるアルバムというのがある。ちょっと前には『Low』が面白くてよく聴いていたし、3、4年前には『Young Americans』を繰り返し聴いていた。で、最近面白いのが『Station to Station』なのです。
■グラム三部作とベルリン三部作に挟まれてちょっと地味なポジションのアルバムではある。ジギー、アラジン・セイン、ハロウィン・ジャックといったキャラクター路線を封印し、『Young Americans』で突如ソウルミュージックを打ち出して「ブルーアイドソウル」「プラスチックソウル」の元祖とか後に言われるものの、「Fame」という大ヒット曲を生みはしつつアルバムの評判はいまひとつだったのか、続く本作ではシン・ホワイト・デュークというキャラクターとともにヨーロッパ回帰を果たした、というのが一般的な理解だと思う。
■なんだけど、このアルバムで聴ける10分にわたる長尺のタイトル曲や「Golden Years」みたいなファンクナンバー、「TVC15」みたいなラテン風の曲、いずれもどこか感触がクールで、末期ゆらゆら帝国〜坂本慎太郎ソロ作なんかに通じるドライなサイケデリアがあるような気がするんです。さて、次にぼくが「発見」または「再発見」するのはどの時期のボウイなのだろうか。
ステイション・トゥ・ステイション デヴィッド・ボウイ ワーナーミュージック・ジャパン 2014-01-28 by G-Tools |
投稿者 junne : 01:30 | コメント (0) | トラックバック
【短期集中連載“至上の愛”#11~13出演者紹介】その3:Galakuta
■ここ数年で出会ったバンドのなかでも特に衝撃的な存在のひとつが彼らだ、という人が周りには結構いるのだが、そうした一部の熱い支持とは裏腹にあまりにも低いのがガラクタである。60代とおぼしき3人組のロックバンドであり、ギター、ベース、シンセドラムというまあオーソドックスな編成ながらちょっとびっくりするようなオリジナルな音楽を演奏する。
■ぼくが彼らのことを説明するときはだいたい「ビートルズとデレク・ベイリーに影響を受けた」バンドと言うのだけれど、まあそれだけでは説明できるものではない。もっと彼らのことを知りたいと思うあまり、昨年刊行したジンでインタビューもしているのでよかったらそちらもどうぞ(笑)。
■タイトなリズム隊に、独自の変則チューニングを施したギターを靴べらでピッキングするギター、間奏ではよりフリーにさまざまなプリペアド演奏を繰り広げる。しかも毎月2曲ずつ新曲ができるのでライブでは知らない曲ばかり。「No New York」を思わせるという声も多いが、ぼくが知ってる限りで一番似ているのは、強いて言うなら燻裕理ことヒロシさんだろうか。
■今回のイベントに出ていただく面々はその半分以上が90年代におもに高円寺で出会った人々なのだけど、一番最近出会った彼らが最年長だというのもちょっと面白い気がしています。まだまだ面白いバンドはいるんだなあと思えただけでも十分に感謝するに足る。
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11?#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze)
din remoter(exGaji)
JON(犬)
DJ 小野島大
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト:イライザ・ロイヤル)
黒パイプ
KIRIHITO
DJ 37A
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
投稿者 junne : 00:41 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月28日
David Bowie Is at 新宿ピカデリー
■ロンドンでおこなわれたボウイ先生の大回顧展のドキュメンタリー。はじめにキュレーターの二人が出てきて展覧会の趣旨を説明した後、展示の紹介を通してボウイの業績を紹介、合間にゲストのトークや会場の観客のコメントが入る、というような構成。
■序盤は無名時代のあれこれなのだが、物持ちのよさに驚く。子供時代に買ったものとかちゃんととってあるのね。自筆の作詞メモなんかもかなり貴重。曲を聞きながら推敲したあとの残るノートを見る、なんていうのはなかなかできない経験だろう。
■メモの類で興味深いと思ったのは、『Diamond Dogs』に関するもの。もともとは映画として構想されていたもので、かなり細かく絵コンテみたいなものが書きためられている。
『Diamond Dogs』はオーウェルの『1984』に影響されているというのはよく言われていることだが、こうしたメモに描かれたハロウィーン・ジャックやその他のキャラクターたちを見ていると、かなりバロウズっぽいなと改めて思う。前から思ってたんだけど。
■いろんなひとが口々に語るのが、テレビで「Starman」をやった時のインパクト。あれで人生変わった、みたいなことを言うひとが次々に出てくるの。はたして自分にそんな経験はあるだろうか。んー、あるとしても音楽じゃない気もするな。
■ゲストで印象的だったのは山本寛斎。ジギー時代の衣装の数々で有名だが、ボウイとのなれそめのエピソードはなかなか面白かった。拙い英語ながら会場の爆笑を呼んでおりました。ちなみに衣装もさまざまな時代のものが展示されており、変わりゆく様と、その中でも一貫したところが確認できる。
■映画俳優としてのボウイについて着目したコーナーも。『地球に落ちてきた男』がメインになるのは当然ながら、『ラビリンス』を大フィーチャーしてるのは個人的に嬉しい。あれでボウイに興味をもった若いファンも多いということなのだけど、実際マイ・ファースト・ボウイもあれなのだ。小学生の時に『ラビリンス』を見に行って、魔王役のボウイが実にかっこよく、当時描いてたマンガに早速登場させたものである。
■選曲に微妙に疑問がある(「Rock'n'Roll Suicide」ばっかなんであんなに何回も、とか)とか細かいことはいろいろあるし、特別価格2500円てのがどうかというのは実際ありますけども、基本的には大変面白い映画だったと思います。あとは展覧会が日本に来るのを祈りつつ、カタログの邦訳をめくっていろいろ反芻しようかね(今はずいぶん高値で取引されているようだ。買っといてよかった)。
デヴィッド・ボウイ・イズ ヴィクトリア・ブロークス ジェフリー・マーシュ 野中モモ スペースシャワーネットワーク 2013-07-10 by G-Tools |
投稿者 junne : 14:14 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月27日
【5枚目】Buddy Guy / First Time I Met The Blues
■先日円盤で購入した二枚組LP。なぜか円盤でブルースのレコードを買う機会は割と多い気がする。昨年末にもハウリン・ウルフを買ったばかりだ。御年78歳、シカゴブルースの巨人の中ではたぶん現役最年長って感じなのだろうか。割と日本に来る機会も多い印象がある。
■で、本作はそんな彼の60年代のチェスレーベルでの録音を集めたコンピレーションである。60年から67年まで、新しい録音がからだんだん古いものに遡っていくという変わった構成である。最近ではボウイ先生の『Nothing Has Changed』が同じ作りでしたね。
■1枚目はブラスなんかもフィーチャーしたモダンブルースで、曲によってはほとんどジャズ。アート・ブレイキーの「モーニン」なんかもやってるしね。とはいえ洗練されたサウンドの中にもアタックとアクの強いギターは光っている。
■なんだけど、やっぱりかっこいいと思うのはD面収録の60年録音の演奏ですね。基本的にぼくはロック耳というかパンク耳・ガレージ耳なので、ブルースというとゴツゴツした無骨なやつが好きなのだ(なのでBBとかがいまいちピンと来ないの)。まあ滋味のわからん奴、ってことなのかもしれないが。
投稿者 junne : 23:58 | コメント (0) | トラックバック
1/17(Sat) Ian Hunter at 下北沢Garden
■SweetもSilverheadもOnly Onesも見逃した俺だがやはりイアン・ハンターが来るとあっては見逃すわけにはいかなかったのだ。
■ということで1/16~18の3公演のうち、二日目の1/17(土)に行ってまいりました。会場はナターシャの下こと下北沢Garden。直前まで行けるかわからずギリギリに行ったので当日券のそれもわりと後のほうでの入場となった。前売りだけで350番とかだったので、なんだかんだで400人近く入ってたのではあるまいか。
■いやもう本当に素晴らしかった。自分のバンドを従えての堂々たる演奏、そしてイアン・ハンター本人の現役感! 嗄れていながら同時に青臭さのあるあの声のまんまですよ。
■やっぱりMott The Hoopleの曲が人気はあるようで、前半の盛り上がりどころは「All The Way from Memphis」(大合唱!)、本編のラストは「Sweet Jane」。さらにはアンコールではモーガン・フィッシャーが登場!さすがにあのジャケットを着てたりはしなかったけど(笑)イアン・ハンターと変なコントっぽい掛け合いをしてるのを見ただけでもう胸がいっぱいだ。前にMottの映画がDVD化される際にモーガンさんにインタビューしたのだけど、その時に「もしMott The Hoopleかイアンが来日することになって、一緒にやろうと言われたらどうしますか?」と質問したら「もちろんやるよ」と即答してくれたのを思い出す。
■それで最後は「Saturday Gigs」から続けての「すべての若き野郎ども」ですよ。殺す気かっていうかもう泣くしかない。ミック・ロンソンかミック・ラルフスがいたら……とか思わなかったとは言わないが大満足です。
All the Young Dudes Mott The Hoople Sony 2006-02-20 by G-Tools |
Live in the UK 2010 Ian Hunter & The Rant Ba Imports 2014-10-19 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:04 | コメント (0) | トラックバック
【短期集中連載“至上の愛”#11~13出演者紹介】その2:古澤健「love machine」
■『今日、恋を始めます』『オトシモノ』などで知られる映画監督古澤健さんの短編を上映します。そのそもなんで映画の上映をやろうと思ったかというと、世の中には爆音映画祭というのがあって、それは「映画館にライブハウスの音響機材を持ち込んででかい音で映画を上映する」というものなのだけど、「だったらライブハウスで映画を上映すればいいじゃん」というシンプルな発想が発端。プロジェクター上映だし映画館で観るのと同じようにはいかないが、また違った雰囲気で楽しんでもらうことができるんじゃないかと思います。
■で、とはいえさすがに長編一本まるごと見せる時間はないので、今回は短編映画をお送りします。本作「love machine」は「making of LOVE」に続く「LOVE道」第二弾とのこと(よくわかりませんが)。もともとは西山洋市監督「kasanegafuti」、高橋洋監督「旧支配者のキャロル」と合わせて、Trash-Up主催の「コラボモンスターズ」というイベントで上映されたもの。古澤さんは上記のような大メジャー(武井咲に沢尻エリカですよ!)の仕事をする一方で、映画愛と出たがり精神に溢れた楽しい低予算映画も撮っている(特に「making of LOVE」というのが必見ですので)。そっちの路線も大好きなので、今回はそんななかでも比較的最近制作された本作を上映させていただくことにしました。お楽しみに!
青春H メイキング・オブ・ラブ [DVD] 古澤健 紀伊國屋書店 2010-12-21 by G-Tools |
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11?#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze/Offseason/October Revolution/Transparentz)
din remoter
JON(犬)
DJ 小野島大
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト・イライザ・ロイヤル)
黒パイプ(予定)
KIRIHITO
DJ 37A
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
投稿者 junne : 14:03 | コメント (0) | トラックバック
【4枚目】The Good-Bye / Fifth Dimension
■グッバイが侮れない。というのを教えてくれたのは、最近はDJとして活躍している元アメリコの谷内君である(先日リリースされた台湾DJミックスCDはマストバイですよ!)。その時に聴かせてもらったのは初期のシングル「涙のティーンエイジ・ブルース」で、すかんちにも通じる絶妙なバブルガムロックなのだった。
■で、本日ご紹介するのは彼らの5枚目のアルバム『Fifth Dimension』。タイトルはバーズ『霧の五次元』、そしてジャケはクリームみたいだが、実際「グッバイのサイケアルバム」としてリリース時には賛否両論を呼んだのだという。モンキーズでいえば『HEAD』みたいなものかと思い、そりゃあ期待は高まりますよ。
■と思って聴いてみたらA-1あたりは正直「あれっ?」って感じだったけど、以降、ハードロックチューンのA-2「白夜のRevolution」なんかは現在のヨッちゃんにも通じるものがあって興味深い。続く英語詞のA-3「The Void」は中期ビートルズ風でなかなかいいと思う。
■より面白いのがB面で、B−1「鏡の国のPierrot」〜B−2「Unfinished Music No.3」というキーボードやブラス、ストリングスを大フィーチャーしたドラマチックなメドレーから変調ヴォーカルの「Presentにはハムスター」(曲自体もエスニックなメロのハードロックギターとスクラッチがビシビシ入った上にフェイドアウトしたと思ったら再度フェイドインしてくるかなり変な曲)、ボンゾ・ドッグ・バンドを思わせる(というのは褒め過ぎですけど)B-4「オアシスパラダイス」、最後のB-5「I'm Sorry」はピアノをバックにしっとりと始まり後半は弾きまくりのギターソロで終わるというパワーバラードみたいな曲なのだが、ギターソロがフェイドアウトしていくなか、やけにデカい音でスネアのバンバンバンバンというのが続くという微妙に変な曲。
■タイトルどおり5枚目のアルバムということで、これが最後くらいかなと思ったのだが調べてみたら9枚も出してるのね(しかも9枚目のタイトルは「Revolution No.9」!)。こんなのはこのアルバムだけらしいけど、とはいえ意外と佳曲が出てきそうなので今後もグッバイには注目していきたい。特にリーダーの曽根泰久はグッバイ以後はインディーズでシンガーソングライターとして活動してるそうなのでちょっと気になる。あと、グッバイがこれだけ面白いということは一応男闘呼組も聴いてみなきゃなんだろうか。
FIFTH DIMENSION The Good-Bye ビクターエンタテインメント 2004-09-22 by G-Tools |
投稿者 junne : 00:27 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月26日
【短期集中連載“至上の愛”#11~13出演者紹介】その1:カーリーズ
■ということで本日より、2/7・8のライブに向けて怒涛の勢いで出演者を紹介していきますよ。まずは2/7昼の部に出演のカーリーズ!
■「対バンとしてのつきあい」が最も長いのがカーリーズであります。大甲子園の初ライブに出てもらって以来の仲。その後も共同企画をやったりお互いの企画に呼び合ったりと、折に触れてつきあいが続いている。
■男性ギターヴォーカルと女性ドラムヴォーカルの二人組によるパンクブルースということでホワイトストライプス編成のブルースエクスプロージョンって感じともいえるのだが、渋くなりすぎないポップなセンスが魅力のかっこいいバンドです。CD-Rを自主制作で何枚か作ってるのだがちゃんとした音源がないのが信じられない!アウトブレイクとは大変相性のいいバンドだと思います。来年あたりアウトブレイクレコーズからリリースされててもおかしくない気がする。
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11?#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze/Offseason/October Revolution/Transparentz)
din remoter
JON(犬)
DJ 小野島大
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト・イライザ・ロイヤル)
黒パイプ(予定)
KIRIHITO
DJ 37A
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
投稿者 junne : 13:44 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月22日
【3枚目】The 5.6.7.8's / TANUKI GOTEN
■ガールズ・ガレージのトップバンドとして内外で有名ながら新作は久々のThe 5.6.7.8's。このバンドについては、たぶん元More Fun/Rockbottomのトミーくんに教えてもらったんだと思う(ちなみに以前ele-kingで「Get Action」について書いた原稿に登場する友人というのが彼である)。タワレコ新宿店(東口にあった頃)でインストアライブを見てぶっ飛んだのは今でもよく覚えている。
■『キル・ビル』で一躍脚光を浴びたのももうだいぶ前のことになるが、そのタイミングでがっついていくわけでもなくマイペースを崩さないところがかっこいいですよね。もう何年もほとんど活動してなかったんじゃないのかな。たまーにライブをやることもあるみたいだけど、なかなかタイミングが合わなくて、ぼくは全然観ていない。
■とまあそんな状況でわりと突然な印象でリリースされた新作がこちら。先行シングルとしてモスラの歌が7インチでカットされており、昨年名古屋で買って滅茶苦茶気に入っていたので当然のようにアルバムも購入した次第。まずジャケが最高ですよね。これ、やはりモスラだから東京タワーなのかしら。
■アルバムのオープニングは「Shojo-Ji」。はい、童謡の「しょ、しょ、しょじょじ♪」ってやつですね。これをボ・ディドリー・ビートでカバーしており、ユーモラスながらも演奏は鋭い。ほかにもジェリー・リー・ルイスの「Great Balls Of Fire」の日本語カバーやクラッシュの「バンクロバー」をゆったりしたラテン風にカバーしたもの、パワフルかつソウルフルなサム・クック「Shake」など、カバー曲が楽しい&かっこいい。もちろんオリジナル曲もかっこいい。断然お薦め盤であります。昨年末のリリースだったんだけど、年内に聴いてたら絶対年間ベストに入れたはず。あ、ていうか音源の年間ベストってまだやってなかったので近々考えます。年間ベスト入りの可能性が濃厚なのに、買ったけどまだ聴いてない盤が結構あるのです(ENDONとかEIEFITSとか)。
■アルバム全体に録音がモコモコしていて、新譜CDなのに中古レコードの風格があるところも素晴らしい。ていうか調べたらこれアナログも出てたのね!しまった、そっち買えばよかった!
■「1000枚紹介する」と言いつついきなり三日坊主状態になってましたが、もっと気軽に紹介するスタンスにしていきますね。かつて野中モモさんが提唱した「3人以上の友達に言いたいことはウェブに書く」という理念に基づき、友達に「これ、おススメ!」っていう時のノリでやっていきたいと思います。
TANUKI GOTEN THE 5.6.7.8'S TIME BOMB RECORDS 2014-12-23 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月21日
1/11(Sun) David Bowie Night
■1年ぶりのボウイナイトはたいへん盛況でありまして、いやー盛り上がったなあ。
■ということで以下、セットリストです。1セット目はとりあえず新曲「Sue」をかけたい!ということでジャジーな感じで始めつつ、だんだんアゲていく感じ。2セット目はとりあえずアッパー系の曲を惜しみなく投入していって最後はシンガロング大会。
set1
Andy Warhol
I'm afraid of Americans
This is not America
Sue
Where Are We Now
Bring Me a Disco King
Aladdin Sane
Laughing Gnome
Can't Help Thinking About Me
Anyway Anyhow Anywhere
Jean Jeanie
John, I'm Only Dancing
Boys Keep Swinging
TVC15
Be My Wife
Oh You Pretty Things
Space Oddity
set2
Rebel Rebel
Star
Ziggy Stardust
Drive in Saturday
Moonage Daydream
Ashes to Ashes
Watch That Man
Hang Onto Yourself
Let's Spend The Night Together
Diamond Dogs
Starman
Changes
Rock'n'Roll Suicide
Life on Mars
The Man Who Sold The World
All the Yound Dudes
■ゲストのDJ Munozは「Fame」から始まるいい感じのディスコセットでありました。楽しかったーーーー
ナッシング・ハズ・チェンジド~オールタイム・グレイテスト・ヒッツ<デラックス・エディション> デヴィッド・ボウイ ワーナーミュージック・ジャパン 2014-11-18 by G-Tools |
投稿者 junne : 18:25 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月20日
1/10(Sat) エクス・ポポポナイト
■佐々木敦さん主催の音楽&トークイベント。最近は年一回くらいのペースになってきてるんですかね。
■佐々木さんのDJ(新刊『ニッポンの音楽』にちなむ内容だった、それでHジャングルなんてかけてたのか)のあと、まずはさやわかさん&速水健朗さんとの鼎談。『ニッポンの音楽』についての話を皮切りに、速水さんが90年のSeikoアメリカ進出失敗がいかに重要だったかを熱く語ることからなぜかSeikoについての検証に。でもこの話面白いかも。
椎名林檎によるもうCDは終わった、これからは生の時代という発言に対して、実はこれからは「不在」が一番強いという話になる。一方では初音ミクとかがあり、一方ではマイケル・ジャクソンなどの故人が圧倒的に強い。それで思ったんだけど、やっぱ特に後者的な不在の伝説みたいなのがつくづく嫌いなんですよね。裸のラリーズより灰野敬二、大江慎也より鮎川誠。
■下のフロアではすかさずライブアクトの毛玉が演奏を開始。HEADZが自信を持ってお送りする大型新人ということなのだが、たしかにいいバンド!ジム・オルーク的なアメリカーナ風歌ものロックといった趣ながら、突然ギタリストが(iPhoneをスライドバー代わりにして)物凄いノイズを出したりする。
■続くトークは椹木野衣+佐々木敦。思えば90年代、学生時代にこの二人の書き手のことはけっこう意識したものなのだが、気づくとぼくにとっては椹木さんはどちらかというと遠い存在になっていた。というのは要するにかつては音楽に関する本をよく書いていたのが、だんだんに美術プロパーになっていったことによるので、別にいいとか悪いという話ではない。で、かつて「音楽と美術についての書き手」だった氏がプロパーな美術批評家となった経緯として、以前の書き方では「読書界」みたいなところにはアピールするのだけれど美術界には届かず、美術界の改革にはつながらないと思ったからだ、ということが語られた。これって佐々木さんとは全然違うスタンスだなあと思った次第。
■杉本佳一×バストリオは、すみません、ちゃんと見てません……。
■トークの最後は佐々木さんと豊崎由美さん、矢野利裕くんの文学鼎談。昨年の収穫&今年注目の作家というお題。わりと今回の芥川賞候補作家は面白そう人が多いようなので、読んでみようかなとか思ったりしたのもつかの間、豊崎さんが、我々は百田尚樹および百田的なものと向き合わねばならない!と熱く語り始める。石原慎太郎と同様に、百田尚樹を虚心坦懐に読むプロジェクトを始めたいというので楽しみにしたい。
■とまあ長丁場の最後は工藤冬里×豊田道倫。豊田さんのギター弾き語りに工藤さんがピアノを乗せていくという形。後で話したらすごくびっくりされたんだけど、じつはぼくは豊田さんを観るのは初めてだったのである。いや、今さらなのは承知ですが本当に素晴らしいですね。工藤さんのピアノも本当に素晴らしい。いいもん見たわー。
新しい生活 毛玉 Headz 2014-12-23 by G-Tools |
FUCKIN' GREAT VIEW 豊田道倫 & mtvBAND Headz 2014-01-14 by G-Tools |
ニッポンの音楽 (講談社現代新書) 佐々木 敦 講談社 2014-12-17 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:56 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月12日
【速報】2/7”至上の愛”にdin remoterとJON(犬)出演決定!
■2/7・8のツーデイズ、2月7日夜の部に元Gajiのユウコさん率いるdin remoterと、JON(犬)さんが出てくれることになりました。これにて全出演者が決定、開場・開演時間も決まりましたよ。
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11〜#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze/Offseason/October Revolution/Transparentz)
din remoter
JON(犬)
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト・イライザ・ロイヤル)
黒パイプ(予定)
KIRIHITO
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
*通し券の予約はアウトブレイクにて受付中!
投稿者 junne : 15:08 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月11日
【本日】David Bowie Night vol.18
■7月はお休みしてしまったので1年ぶりのボウイナイトです。
Date:Jan. 11. 2015(mon)17:30~22:00
Place:SMiLE
Fee:1,500 yen (w/1drink)
DJ:junne, Pelo
guest: DJ Munoz(London Calling)
■今回はゲストに「London Calling」というパーティでレジデントDJをやっているDJ Munozさんをお迎えします(よくわかってないけどWombなんかでやってるパーティらしい)。FBのイベントページでは40人以上「参加」になってまして、ほとんどが外国人なので彼のお客さんだと思われます。なんかレジデントDJのほうがアウェイという状況の予感で震えているのでみんな遊びに来て!
投稿者 junne : 13:55 | コメント (0) | トラックバック
1/8(Thu)-9(Fri) 日付感覚
1/8(Thu)
■なんか今年に入ってから日付の感覚がおかしい。午前中はずっとまだ7日だと思っていた。休みボケが続いてるのかなという気もするのだけど、たぶん原因のひとつとして仕事始めが5日だったことがある気がする。いつも5日まで休みだった気がするんだけど気のせいかしら(確認はしていない)。
■「9時までに夕食」以外は本日もすべて遵守。ていうか呑まないと本当に見る見る痩せるのね。
1/9(Fri)
■待ち人来らず残業。あの待ち時間、ほんと無駄だった…。
■タワレコに寄って買い物。David Bowieのベスト盤(新曲「Sue」が目当てなのだけど一応デラックス盤を購入。完全にお布施)、The 5,6,7,8'sの新譜(CD買ったんだけど、いま調べたらアナログも出てたのか!失敗した!)、ロカビリーの廉価ボックス、「Grease Up」マガジンと「ele-king」と「Bollocks」の新しいやつなど。
■ウィークデイは一度も呑まないという偉業を成し遂げた。
ナッシング・ハズ・チェンジド~オールタイム・グレイテスト・ヒッツ<ジャパン・エディション>初回限定価格盤 (デジタルミュージックキャンペーン対象商品: 400円クーポン) | |
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TANUKI GOTEN THE 5.6.7.8'S TIME BOMB RECORDS 2014-12-23 by G-Tools |
ele-king vol.15 (ele-king books) 野田努 Pヴァイン 2014-12-17 by G-Tools |
Bollocks No.017 サンディニスタ シンコーミュージック 2015-01-10 by G-Tools |
投稿者 junne : 01:44 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月08日
1/1−1/7 暴飲暴食から禁酒へ
一時期別ブログで日記を書こうと思っていたのだけれど結局続かなかったので、今年は本ブログで日記も書こうと思います。まずは最初の一週間を駆け足で。
1/1(Thu)
例年通り年越しは実家。雑煮を食べて墓参り。いつになく寒い。帰りに雪になったりしたので焦る。
夜も例年通り伯母の家で夕食会。従弟が毎年気の利いた料理を用意してくれるのだ。今年は鮪のユッケ!
半熟卵の天ぷら!
炙りしめ鯖(マイバーナー持参!)など。
1/2(Fri)
毎年正月は結構たらふく呑むのだが不思議と二日酔いになった記憶がない。今年も同様。なんかリラックスしてるのかね。
昼食を食べて帰宅。少々掃除など。この年末年始はかなり大量に不用品を整理した(が、主に妻のもの。我が家の荷物のほとんどしめるぼくの持ち物にはほとんど手をつけていないので抜本的な解決には程遠い)。
夕食は幡ヶ谷の鍋家へ。年始くらいということで北京ダックなんぞいただいちゃいました。
あと豚肉と野菜のせいろ蒸しが旨い。八角の利いた胡麻だれが絶品。
1/3(Sat)
これまた例年通り、義父の家で食事会。去年に続き蟹鍋。満腹。
夜は散髪へ。
1/4(Sun)
冬休み最終日。9連休とか言ってもあっという間だな。いろいろやりたいことがあったけど起きたら13時。図書館へ行ったり新宿で買い物したり古着屋でコートを物色したり(結局いいのがなし)。
夜は二万電圧でライヴ初め。
1/5(Mon)
今年の初カレーはCAMPの「1日分の野菜カレー 完全食セット」。
年末年始の暴飲暴食で史上最高体重をたたき出したので、とりあえず
・外で呑まない日は休肝日とする
・帰りは(雨じゃなければ)1~2駅歩く
・家で晩御飯を食べる時は原則的に炭水化物抜き
・なるべく21時までに夕食を済ませる
といったルールを課すことにした。のだが、残業で早速夕食が21時に。
1/6(Tue)
さらに遅くなってさっそく22時まで残業。しかしそれ以外のルールはすべて遵守した。
1/7(Wed)
ショウボートのニューイヤーサイケフェスに行くため仕事を早く終わらせようと昨日はちょっと遅くまで頑張ったのだけど、結局自分のミスで遅くなり断念。残念。
立ち食い蕎麦食って帰宅。
3日連続で呑まないなんて何年振りだろうか。以前は「缶ビール1本は休肝日に含む」というローカルルールを採用していたのだが今回はそれもなしである。偉いぞ俺。
投稿者 junne : 23:17 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月07日
2枚目:Hoegidong Danpyunsun(フェギドン・ダンピョンソン) / 百年
■1000「枚」紹介すると言いつついきなりカセットですが(笑)、韓国の若手アシッドフォークシンガーのカセット作品(ダウンロードコード付き)。bandcampにもあるのでリンク貼っときます。2013年の来日公演の際に購入した。ちなみにブロマイドとセットで売られておりました。このひとFBページもあるんだけど、なんかやたらと女装してたりするのよね。
■ライヴはアコギ弾き語りだったのだが音源はアコギの他にもファズギターとオルガンをフィーチャーしたガレージサイケポップ風な曲や、ミュージックコンクレート的な編集の施された曲など色々やっていて面白いというか、かなり変な音楽。ちなみにダウンロード音源のデータにはちゃんと韓国語・英語・日本語で曲名が登録されて実に親切。
■昨年末くらいにも来てたのだけどその時は行けなかったのが残念。ていうかほとんど告知されてなかったようなんだけど……。ともあれこの界隈の韓国現行インディシーンはなかなか面白いバンドがたくさんいるので今年はもうちょっと掘っていきたいところだ。
投稿者 junne : 14:15 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月06日
1枚目 CAROL『燃えつきる~ラスト・ライヴ』
「1000冊紹介する」というのに影響を受けましてね。ここはひとつぼくも「1000枚紹介する」&「1000冊紹介する」というのを始めようと思います。とりあえず最近聴いたもの、読んだもの、買ったもの、部屋にあって目に留まったもの、などを簡単に紹介していきます。
ということで1枚目は今年に入ってから家で最初に聴いたレコードを。
言わずと知れたキャロルの解散ライブを収録した2枚組。以前CDで持ってた(いつの間にか手放しちゃった模様)のだけど、年末に名古屋に行った際にLPで買い直したのである。
後半の不穏な雰囲気もたまらないものがあるけれども、やはり曲、演奏がいい。更に言うと、前に誰かが言ってたのだけど、キャロルのレコードって録音がかっこいいというか、洋楽と続けて聴いても違和感のない音作りになっているところがいい。ポイントはやはりベースの存在感だろうか。
で、最近思ったのだけど、キャロルって日本におけるパブロックみたいな存在だったのではなかろうか。グラム以降・パンク以前に、シンプルなロックンロールのリバイバルをやっていた存在。実際、ドクター・フィールグッドは71年結成で『不正療法』が75年、キャロルは1972年結成・75年解散である。ロックと言えば長髪という時代に、散髪屋で「宝田明みたいにしてください」と注文して髪を切り、みんなに笑われながらリーゼントでステージに立ったのだという。
日本語・英語チャンポンの歌詞で「日本語ロック論争」を軽やかに終わらせたセンスといい、やはり「はっぴいえんど史観」と「JAPROCKSAMPLER史観」を止揚する「ジョニー大倉史観」というのをここのところずっと考えているのです。
燃えつきる~ラスト・ライヴ 大倉洋一 キャロル マーキュリー・ミュージックエンタテインメント 1992-11-25 by G-Tools |
投稿者 junne : 00:05 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月05日
SEX VIRGIN KILLER presents New Year Extreme Gig-The Birth of The Sun 2015-
■新年一発目に見に行ったのは何とも濃いメンツ。なのだがあれこれ野暮用があって会場入りした時には最初のSethが終わるところ。次に登場する流血ブリザードに向けて会場内では「この辺だと牛乳がかかるかも」などと場所取りに余念がない(笑)。
■で、その流血ブリザードですが評判はよく聞いてたものの実際見るのは初めて。いやー、聞きしに勝る酷さでした。最高! 音楽的にはガスタンクとかに近い感じかと思うんだけど、汚れた生理ナプキンを投げまくることから始まり、食パン、焼きそばを経てヴォーカルが裸になり、牛乳をかぶりながらフロアを駆け回る。花火もあり(狭いからかなり煙かったよ!)、ブリッジしながらの女体盛りもあり(しかも醤油は口の中……)。年明け早々楽しかったわ。
■続くSEX VIRGIN KILLERはMC少な目のストロングスタイル。速めの曲を連発してからのスケール感のあるスローチューン(バラードというのでもなく、かといってドゥームとかでもなく、何ていうだろうああいうの)。ツインリードもガツンと決まるしほんとかっこいい。
アンコールではSethのドラムと流血ブリザードのヴォーカルも加わっての「悪魔の歌」でガツンと盛り上がったのでした、という実にいい年明けだった。
ツインドラゴン イギリス人 流血ブリザード CHAOS & ANARCHY 2014-03-04 by G-Tools |
crimson red ep ♀ SEX VIRGIN KILLER DIWPHALANX 2013-12-24 by G-Tools |
crimson red ep ♂ SEX VIRGIN KILLER DIWPHALANX 2013-12-24 by G-Tools |
投稿者 junne : 22:23 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月04日
"至上の愛"#11〜#13
今年で40歳、前厄を迎えるにあたりまして、お祓い代わりに自分のバースデーライブを企画いたしました。
正直「ここに俺が出ていいのか?」という強力かつ贅沢な顔ぶれになっております!
junne 40th anniversary 3 stages gigs
"至上の愛"#11〜#13
四谷アウトブレイク
#11
2015/2/7(Sat) Day Time
Open 12:00 / Start 12:30
Filth(junne + isshee + Toru)
古澤健監督短編「love machine」上映
カーリーズ
Galakuta
#12
2015/2/7(Sat) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
Galaxy Express 666(junne + Rohco from Astro + Risa from sleeping beauty, Gallhammer, ギ酸)
Andromelos2(河端一 from Acid Mothers Temple + 中屋浩市 from Nasca Car + 岡野太 from 非常階段, exSubvert Blaze)
呑むズ(大谷能生 from Jazzdommunisters+T.美川 from 非常階段/Incapacitants+HIKO from Gauze/Offseason/October Revolution/Transparentz)
din remoter
JON(犬)
DJ 小野島大
#13
2015/2/8(Sun) Night Time
Open 18:00 / Start 18:30
大甲子園
Adios Dios(河端一 from Acid Mothers Temple+ 岡野太 from 非常階段, Subvert Blaze + 森田聖exReform)
ザ・ゴールデン・ゴーストライダーズ・オン・アシッド(中屋浩市 from Nasca Car+宮下敬一 from Mandog)
Americo(ゲスト・イライザ・ロイヤル)
黒パイプ
KIRIHITO
DJ 37A
2/7昼: 前売1500円/当日2000円
2/7夜: 前売2500円/当日3000円
昼夜通し券 3500円
2/8: 前売2500円/当日3000円
3ステージ通し券 5500円
(すべてドリンク別)
通し券のお問い合せはお店までお願いします
投稿者 junne : 02:30 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月03日
2014年の10大ニュース
・インドネシア旅行
3年遅れの新婚旅行という感じでバリ〜ジャカルタへ。バリも楽しかったのだけど、ジャカルタでのタリンバビ訪問は自分の一生に影響を与える出来事だった。
・前半戦のカープ快進撃
優勝間違いなしと思ってたんだけど……。
・『「4分33秒」論』刊行
本当は自社で出すはずだった本なのだが、エレキングブックスに手を挙げてもらって刊行できた。結果としてすごくよかったと思う。
・福岡旅行
野球観戦で福岡遠征。福岡のレコ屋にはシナロケがやたらとある、というのを目撃したことから、地方でレコード屋に行った時の「見る目」がちょっと変わった気がする。
・韓国旅行
家族旅行で韓国へ。長谷川陽平さんの『大韓ロック探訪記』と磯辺涼九龍ジョー『遊びつかれた朝に』をちょうど読んだばかりというタイミングもよかった。70年代の大韓ロックももっといろいろ知りたいし、現行シーンも面白いので引き続き調べたい。
・マージナル来日
1月のタリンバビ訪問と5月のマージナル来日が2014年のすべてと言ってもいい・
・NOIZ NOIZ NOIZ zine刊行
会社で本が出せないなら自分で出せばいいじゃない。2015年も引き続きインディー出版活動には力を入れていこうと思います。
・リーゼントロック
「Grease Up」マガジンの影響などもあり、リーゼントロックの系譜に俄然興味を持つ。特に重要人物であったジョニー大倉の死去には大変衝撃を受けた。しばらくこの系譜は調べ続けたい。
・名古屋旅行
毎年恒例AMT祭のため名古屋へ。なのですが今回はわりと時間に余裕を持っていったので色々回れて楽しかった(主にレコード屋とカレー屋)。やはり名古屋のレコード屋にはスタークラブがたくさんあるなと思った次第。
・黒田復帰
年末に飛び込んできた大大大ニュース。マージナルと並んで生き様の指針を見た。
大韓ロック探訪記 (海を渡って、ギターを仕事にした男) 長谷川 陽平 大石 始 DU BOOKS 2014-05-16 by G-Tools |
遊びつかれた朝に──10年代インディ・ミュージックをめぐる対話 ([テキスト]) 磯部涼 九龍 ジョー Pヴァイン 2014-04-25 by G-Tools |
SEJAJAR - MARJINAL JAPAN EDITION 2014 - MARJINAL (マージナル) microAction 2014-06-10 by G-Tools |
「4分33秒」論 ──「音楽」とは何か (ele-king books) 佐々木敦 Pヴァイン 2014-05-30 by G-Tools |
JOHNNY FOREVER-THE BEST 1975~1977- ジョニー大倉 ユニバーサルミュージック 2015-02-11 by G-Tools |
クオリティピッチング 黒田博樹 ベストセラーズ 2013-05-25 by G-Tools |
投稿者 junne : 01:38 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月02日
2014ベスト10 Book篇
ぼくにしては珍しく2014年は旅行の多かった年だった。韓国とインドネシアへの旅行はすごく自分にとって収穫のある旅となった。そんな自分にとって大変に刺激になったのが以下の2冊。
史上最強の台北カオスガイド101 (SPACE SHOWER BOOKs) 丸屋九兵衛 スペースシャワーネットワーク 2014-01-30 by G-Tools |
大韓ロック探訪記 (海を渡って、ギターを仕事にした男) 長谷川 陽平 大石 始 DU BOOKS 2014-05-16 by G-Tools |
音楽書でも良書が多かった。特にいわゆるモノグラフで力の入った本が多かったと思う(『「4分33秒」論』とかね!)。萩原健太さんの本を片手にディランのアルバムを辿っていく、というのが昨年後半のひそかな楽しみだったのだけれど、これを今年も継続していきたいと思う。あと、ぜひエルヴィスの本も書いてください。
ボブ・ディランは何を歌ってきたのか (ele-king books) 萩原健太 Pヴァイン 2014-08-06 by G-Tools |
小説の新刊はあまり読めなかったのだけど、読んだ中でよかったのを日本と海外で一冊ずつ挙げておきます。
春の庭 柴崎 友香 文藝春秋 2014-07-28 by G-Tools |
ペナンブラ氏の24時間書店 ロビン・スローン 島村 浩子 東京創元社 2014-04-21 by G-Tools |
ブックガイドではこの2冊
ベスト珍書 - このヘンな本がすごい! (中公新書ラクレ) ハマザキカク 中央公論新社 2014-09-09 by G-Tools |
ROADSIDE BOOKS ── 書評2006-2014 都築 響一 本の雑誌社 2014-06-24 by G-Tools |
ジンを始めようと思うきっかけになった本のひとつ。会社で本が作れないなら自分で出しちゃえばいいのだ(出版社を作っちゃうほど思い切ってはいないのだけど)。
あしたから出版社 (就職しないで生きるには21) 島田 潤一郎 晶文社 2014-06-27 by G-Tools |
去年に限らずここ数年、音楽雑誌で面いといえばだんぜんこの2つです。俺もがんばります。
ついでに2014年の新刊じゃないけど読んで面白かった本も6冊ほど
ルイス・ブニュエル 四方田 犬彦 作品社 2013-06-21 by G-Tools |
脳病院をめぐる人びと: 帝都・東京の精神病理を探索する 近藤 祐 彩流社 2013-10-02 by G-Tools |
HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション) ローラン・ビネ 高橋 啓 東京創元社 2013-06-28 by G-Tools |
家族喰い――尼崎連続変死事件の真相 小野一光 太田出版 2013-10-30 by G-Tools |
東京プリズン (河出文庫) 赤坂 真理 河出書房新社 2014-07-08 by G-Tools |
怪奇映画天国アジア 四方田 犬彦 白水社 2009-06 by G-Tools |
投稿者 junne : 00:10 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月01日
2014年ベストライブ
2014年は60本ほどライブに行きましたが、なかでも印象深かったもの、今後の自分につながる経験になったと思われるものを集めてみました。
2/2 Mama's Tattoo
HOMMヨ、Falsettos、Trash-Up3者共同による女性バンド特集ライブ。主宰バンドいずれもすばらしかった他、トリで登場したシナロケ鮎川夫妻のラップトップをたんなるリズムボックスとして使用した演奏には痺れるとともに大変に触発された。
3/30 「HOMEWORK」
MCビル風 / ERA / その他の短編ズ / R61BOYS(Dogbite) / ギ酸 / AIWABEATZ(GEGF/NG$/BS/$$) 南池袋ミュージックオルグ
ラッパーのMCビル風主宰企画。ヒップホップを主軸に置きつつ、ジャンクあり歌ものあり、さらにその間をつなぐDJはスクリューという不思議なバランス感覚。出演アクトが全部面白いだけでなく、そのブッキングセンスにはすごく刺激を受けた。
2014/4/15 Wayne Shorter Quartet オーチャードホール
「最高峰」とはこういうのを言うのか、とただただ感服。
2014/4/26・27 Space Ritual #2&#3 四谷アウトブレイク
自主企画なんですが、24時スタート34終了という狂った発想を実現させてくれるお店のスタッフとそれにつきあってくれる出演バンドの皆さんにはただただ感謝、好きなバンドばっかり集めたので内容はもちろん完璧です。
2014/5/16 Marjinal 中野Moonstep
2014年最大の出来事。なかでもツアー初日のこの日は対バンに昔から彼らと交流のあるメンツが集まっていることもありすごく雰囲気がよかった
2014/8/9 AMT 秋葉原グッドマン
ドラマー志村さん脱退を目前に控えての公演。おちゃらけたところのほとんどないストロングスタイルの演奏で、鬼気迫るものがあった。
2014/9/13 Sheena & The Rokkets 日比谷野外音楽堂
改めてシーナさんすげえなと。
2014/9/20 Slight Slappers 新代田Fever
バンドも客も完璧。
2014/11/29 ENDON 新大久保EARTHDOM
ENDONは2014年東京アンダーグラウンドシーン台風の目と言ってよかったと思う。その集大成とも言えるレコ発。ものすごい。
12/20-21 EXPLO'14 KOBE
最後までは見れなかったのだけど、神戸シーンの充実ぶりの一端を垣間見ることのできる2日間だった。特に若手がみんな面白くて、今後もフォローしていきたいところ。