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2006年06月25日
6/22(木)帰国
■例によって時差調整のため、3時間くらい寝ただけでJonの家を出る(寝てたので起さずに出てきちゃいました)。今回はPenn Stationから電車で空港へ。
■e-ticketじゃないので例によって並ぶ。次から飛行機はなるべくウェブで取ることにしよう、ほんとに。
■機内でガッツリ寝るつもりだったのだけど、すぐそばの席にうるさい子供がいて悩まされた。うー。ていうかすげえ混んでましたよ。
6/21(水)Las Vegas → New York
■夜寝ないで早朝にホテルをチェックアウト。8時のフライトでニューヨークに戻る。8時発で16時着だからフライト時間は8時間、もう明日は帰国だからこの間ずっと寝てると時差調整になっていいなあ、という目論みだったのだけど、国内で時差があるってことをすっかり失念していた。時差が3時間あるのでフライト時間は5時間。フルに寝れたわけじゃないので、時差調整のはずがたんなる寝不足になってしまった…。
■空港につくと、シャトルバスでグランドセントラルへ。ここでじゅにおさんに会って携帯を返す。ほんとは一緒に食事でも、と思ってたのだけど諸事情により断念。
■Hobokenに戻ってJonと夕食。なんかお互いバタバタしてて(向こうも仕事が忙しいみたいなのだ)、今日になってようやく積もる話ができた感じ。インドレストランに行ったのだけど、写真を撮るのを忘れた!(Jonから「アメリカ最後の食事だったのに」と言われたよw)
6/20(火) Las Vegas
■午前中はホテルで洗濯。午後から出かける。結局バスとかは使わず、ひたすら歩いた。今日も快晴。暑かったなあ。昨日の続きでストリップをずっと流してみる。
トレビの泉もあったけど、特にまた来たいとも思わなかったので(笑)コインを投げたりはせず。
■というような界隈を経てエルビスの記念館へ。ちょっとはずれたところにあって、建物も割とショボい。
■House of Bluesというライブハウス(これもホテルの中にある)で、Zappa Plays Zappaというライブ。要するに故フランク・ザッパ(以下、バッハ一族とかアレクサンドル・デュマ親子にちなんで「大ザッパ」という)の曲を、息子のドゥイージル(以下小ザッパ)が演奏する、というもの。会場はオールド・ファンっぽいひとでいっぱいだ。入場の際にカメラを預けさせられたんで写真はなし。
コンサートはまず、大ザッパ73年のRoxy Clubでの演奏の映像から始まる。「デンタル・フロス」の映像のあと、小ザッパと彼のバンドが登場。ナポレオン・マーフィー・ブルック(テナー・サックス、フルート、ボーカル)を筆頭に、トランペット兼キーボードの兄ちゃん、アルト・サックス兼キーボードの黒人のお姉ちゃん(かっこいい)、パーカッションのおっさん、ベースのおっさん、ギターのおっさん、ドラムのメガネくん(ジョー・トラヴァース)、という編成。
とにかく が大活躍。歌モノは基本的にすべて彼が歌うし、サックスはバリバリ吹くわ踊りまくるわ。以下、バンドメンバーそれぞれにさすがの演奏力で、複雑ながらエンタテイニングな楽曲の数々を鉄壁の演奏で再現。
なんといってもハイライトは後半のゲストプレイヤー2人。まずは舞台右側に配置されたドラムセットにテリー・ボジオが登場。うわー、いきなり「I'm So Cute」だ!
ドラム・セットはボジオにしてはシンプルで、バスドラが一個しかないようなセットだったのだけど、それでも彼の凄さは十分伝わる。いや、「とにかく滅茶苦茶手数の多い人」という印象だったのだけどそれだけじゃないのね。タイトでズシっと重たいし、何より音がでかいの。あんなパワフルなドラマーだとは思わなかったのでびっくりした。
ボジオのドラムで5曲くらいやってから今度はスティーヴ・ヴァイが左手に登場。右にボジオ、左にヴァイという配置で、もうどっちを見ていいのか(笑)。とりあえずここではボジオとヴァイが一緒に演奏するのは一曲で、ボジオはいったん引っ込み、ヴァイ入りでまた数曲、小ザッパとヴァイのギターバトル(ヴァイ速過ぎ!あんな速いの初めて見たかも)なども。ヴァイのギターで「ピーチェズ・エン・レガリア」とかやっちゃうんですよ!
終盤、ヴァイもいったん引っ込みスクリーンが下りてくる。画面にはギターを演奏する大ザッパ。大ザッパのインスト曲の映像に現在のバンドがバックを勤めるという趣向。後半は小ザッパが演奏を引き継ぐ。
アンコールでは再度ヴァイとボジオが登場。やっぱこの二人って別格だね。この二人が一度に見られるというだけでもラスベガスまで出張った甲斐があるコンサートだったと思う。
ライブ後、チケットに小ザッパのサインをしてもらう。その際に「日本にも来てよ!」と言ったら「あ、4月に行くと思うよ」と言ってました。超期待!
6/19(月)Chicago → Las Vegas
■ホテルの無線LANで昼までネットをやってからチェックアウト。飛行機でラスベガスへ移動の日。
オヘア国際空港
この飛行機に乗ります。
アメリカ上空
マッカラン国際空港。構内にすでにスロットが!
で、空港からホテル直行のシャトルバスに乗ったところ、間違ったホテルで下ろされた。今回の旅行で間違ったホテルにつくのは2度目だが、今度は俺のせいじゃないもん!まあ一本道だし、地図だけだと距離感がわからないから試しに歩いてみることにする。結局1時間くらいかかった。歩くこと自体はそんなに辛くなかったんだけど、とにかく日差しがキツい。たかだか一時間くらいだけど、ちょっと顔がヒリヒリしてきた気が。日焼け止め持ってきてよかった。
正しいホテル。カジノもついてないしかなり地味。
ホテルから歩いてストリップへ。途中の道には何もありません……。
Hootersのホテル&カジノが!
しかしまあ本当に馬鹿な景色の連続。
ニューヨークがあるかと思えば
スフィンクスとピラミッドもあり
馬に乗った騎士もいるし
とりあえず適当なフードコートを見つけて夕食、また歩いてホテルに戻った。
6/18(日) Chicago
■9時ごろ起床し、ホテルで朝食を済ませてから市内へ繰り出す。
■シカゴ市内を走る地下鉄・高架鉄道は路線が色で別れているのだけど、今度新たに「Pink Line」というのができるそうですよ。
■赤い電車に乗り換えてGrandという駅へ。この辺は銀座みたいな感じでデパートが多い。とりあえず駅を出ると最初にJazz Record Martという中古屋が目に入ったので入ってみる。すげえ量のジャズのレコードがあるのだけど、まあさーっと流してみただけで特に何も買わず。
■ナチョスを食べながら映画『Nacho Libre』を見る。
『バス男">バス男』の監督の新作で、ジャック・ブラック主演。メキシコが舞台で、孤児院になっている教会で料理を作りながら、ルチャ・ドールに憧れている男の話。いやあー、これ面白かったですよ。顔で笑わせるところが多すぎだけどw、個人的には結構泣きのツボをつかれた感じ。『少林サッカー』とか『ギャラクシー・クエスト』とかもそうなんだけど、「ボンクラがヒーローになる瞬間」というのに弱いのです。
■映画のあとは赤い電車に乗ってBelmontという駅へ。tagさんに教えてもらった若者街。うろうろしてるとメタル専門のレコ屋が。
中はまあ、ディスクユニオン新宿メタル館くらいの規模でしょうか。あれなら御茶ノ水行ったほうがいいんじゃないかと。
ライブハウスらしき建物を発見。これ、tagさんがTomahawkかなんか見たところかな?
ビアフラせんせいが来るそうです!
この中古屋がまたヤバい。買わなかったけど。
とかなんとかうろうろして、とりあえず着替えと靴とバックパックを購入。茶色い電車でダウンタウンに戻り、Chicagoという駅で降りてHootersへ。
えーと、なんか混んでて厨房前のカウンターに座らされてしまい、いまいち堪能できませんでした。やっぱ一人だと楽しみきれない気がするので今度は大甲子園のメンバー全員で行きたいと思った。
で、地元のプレイガイドで調べたら今日はLiarsやらIsotope217やら、ちょっと見たいなーというライブがあることはあったのだけど、ビール呑んでたら面倒くさくなったのでどっちも見ないでそのままホテルに帰った。
6/17(土) Chicago
■4時間遅れでシカゴに到着。シカゴ・ユニオン・ステーションの有名な階段。
ちょっと市内を散策してホテルにチェックイン……と思ったら、勘違いしてて行ってみたら違うホテルだった!正しいホテルへの行き方を教えてもらい、慌てて移動。チェックインを済ませて今夜のコンサート会場へ。最初の2曲くらい見逃しちゃった。
■今夜見るのはリンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド。ギターにビリー・スクワイア&リチャード・マークス、ドラムにシーラ・E、キーボード&サックスにエドガー・ウィンター等々、という編成。それぞれに自分のヒット曲を持つ人たちなので、かわるがわる自分の曲を歌う。リンゴが歌うのは半分くらいだったんじゃないかなあ。
歌うリンゴ
ドラムを叩くリンゴ
エドガー・ウィンター。鍵盤、サックス以外にパーカッションもやったり。「最初にキーボードにストラップをつけたのは俺だ」とかよくわからない自慢をしてました。
シーラ・E。通常はドラム。ぼくの席はステージの横のほうだったのでスピーカーに隠れてしまってドラムを叩く彼女の姿はほとんど見えず。結果ステージ上にはおっさん&爺さんしか見えないという大変花のない状況だったのだけど、ソロで歌うために前に出てきた彼女を見たら相当おばちゃんになってたので驚いた。そりゃそうか。ドラムはもちろん凄かったです。バンドの中でも結構プレイヤーとしては別格な感じ。
しかしこの「オールスター・バンド」というコンセプトはちょっと煮え切らないなあというのが正直なところ。もっとリンゴの歌が聴きたいじゃないですか。「俺はリチャード・マークスの歌を聞きに来たわけじゃねえんだよ」っていうね。できれば一度、バンドについてもジェフ・リンの仕切りでビシっとソロツアーをやってくれないかなあ。ビートルズナンバーもいいんだけど、ソロの曲をもっと聴きたいし。
そうは言ってもリンゴはやはり素晴らしい。なんか彼が歌ってる姿を見てるとそれだけでなんだか暖かい気分になってくるから人徳というのは素晴らしいなあと思った。
ということでカーテンコール。
6/16(金) Amtrak
■朝起きると既にいっしーさんはいない。朝いちのアムトラックでNYにもどり、そのまま日本に帰るとのこと。んで、そのまま夜はイベントがあるのだそうで、いったいあの人はどうなってるのか(笑)。
本日も快晴
■tagさんと一緒にホテルを出て、地下街の食堂で朝食。
朝食を済ませて地下鉄の駅でお別れ。ここから一人旅になります。今日はアムトラック(長距離列車)に乗ってシカゴへ移動の日。丸一日電車に乗ることになるのでかなり暇。しかしながら読んでた本が面白かったので割と平気。
Killing Yourself to Live: 85% of a True Story Chuck Klosterman Amazonで詳しく見る by G-Tools |
NYで買った本。ロックスターの死んだ場所を訪ねて回るロードノベル。いちおう主人公は作者本人で、「85%は事実に基づく」ということなのだけど、まあ私小説みたいなものか。もの凄い数のロック系固有名詞が出てくるのだけど、その面白さがわかる人には大変面白い本だと思う。
いちおうコピーによれば「愛と死と運転とナルシシズムとアメリカとセックスをしないこと見知らぬひとに話しかけることとごく最近のことに対するノスタルジアと見たことのない映画ととKISSとレディオヘッドとロッド・スチュワートにまつわる物語」だそうです。興味ある方は是非。
■ボルチモアを通過
ワシントンDCで乗り換え
DCの駅構内はモールみたいになってます。
地下のフードコートで昼食。ケイジャンということだが、要するに照り焼き丼みたいなもの。
■DCから2階建ての列車に乗り込むと、あとは十数時間ずっと車内でした。その間基本的にはずーっと読書。
2006年06月22日
6/15(木) Philadelphia
■フィラデルフィアに移動の日。Penn Stationに9時集合と言われていたのだけど、起きたら既に9時(苦笑)。とりあえず「すみません、いまおきました」と電話を入れて先に行っててもらう。
■11時くらいのアムトラックで一人フィラデルフィアへ向かうことに。今夜はSlayerのツアー初日に参戦、ということでとりあえずロンドンで買ったリストバンドを着用して朝から気合を入れる。
■Penn Statinoでアムトラックのチケットを購入して朝食。ベーグルとコーヒー。
■1時過ぎにフィラデルフィア到着。まずはtagさんとフィラデルフィア・フィリーズ対ニューヨーク・メッツのデーゲームを見ることになっていたので、タクシーで球場へ向かう。結局球場についたのは1時半くらい。試合は始まってたけど、まあまだ2回表くらいだったので良かった。売店でフィラデルフィア・フィリーズの帽子購入。フィラデルフィア出身のヒップホップのひとが結構かぶってるそうですよ。
にわか雨で一時中断。
フィリーズの名物マスコットキャラ。デザインもかなりイルだがパフォーマンスもかなり狂ってて楽しい。
結局試合はフィリーズの負け。しかしまあかなりグラウンドから近い席だったのでなかなか楽しかった。
■試合後地下鉄でいったんホテルへもどる。駅を降りると目の前にシティ・ホールが。『ロッキー』に出てきたアレです。
そしてホテルはシェラトンですよ!高級そうに見えるが意外と安かった。
■いっしーさんがホテルに戻ってくるのを待ってライブ会場へ。会場はニュージャージーのカムデン(フィラデルフィアから橋を渡って割とすぐ)というところにあるTweeter Centerというホール。
Ozz Festなんかもここでやったりするみたいですな。物販でSlayerのシャツ(黒・半そで・襟つき)を購入。
今回のツアーは「Unholy Alliance Tour」ということで、Mastodon、Children of Bodom、Lamb of God、およびもう一個前座、という陣容。会場入りしたのが遅かったので前座は終わっていて、Mastodonの途中から観戦。なんかすげえ音の悪い会場だったせいもあるのかもだけど、Mastodonはどうもいまいちピンと来ない。本当は変拍子キメキメのバカテクバンドらしいのだけど、平坦に聞こえてしまった。
チルボドはちょっと前に観たばっかなので、特に新しい感想はなし。もっとキーボードをガーっと出したほうがいいと思うんだけどなあ。
Lamb of Godというのは全然知らなかったのだけど、いまどき珍しいオーソドックスなスラッシュという感じ。んー、これも音が悪いせいもあるかもだけどちょっと単調な感じがしちゃったなあ。
■そして最後はSlayer登場。
逆十字型に積み上げられたアンプ、スクリーンに映される映像の数々はいちいちかっこいい。音もここで急に良くなるw。とにかく映像がグッとくるものばっかで写真を撮りまくったので、別途Flickrに載せときます。
デイヴ・ロンバードが復帰したスレイヤーはもう最強の一言。完全に別格ですな。セットリストは下記の通り。堪能堪能。現時点で、今回の旅行のベストアクトです。
01. South of Heaven
02. Silent Scream
03. War Ensemble
04. Blood Red
05. Cult
06. Disciple
07. Mandatory Suicide
08. Seasons in the Abyss
09. Chemical Warfare
10. Dead Skin Mask
11. Hell Awaits
12. Raining Blood
13. Antichrist
14. Angel of Death
■ライブ後、タクシーを拾ってフィラデルフィアにもどる。途中で食事をしようと思ったので運ちゃんに「チャイナタウンまで」と言ったのだけど、こいつがどうも道がわかってなかったらしい。結局いっしさーんが昼間見つけたSouth Streetという通りでおろしてもらう。ここはたぶん、比較的若者街という感じで、中心部と違って建物が低いし、割と落ち着く感じ。名物のチーズステーキというのを食べる。
ここの店で食べたのだけど、結構有名な店らしく有名人が多数来店してる模様。普通のちっちゃいデリみたいな店なんだけどね。
6/14(水) NYC
■Mixiで教えてもらったMail Box ETCで検索したらちょうど近所にオフィスがあったので、本やレコードをまとめて日本にばさっと送る。結構高くなっちゃったけど、あの重量をかついて日本に帰るというのはありえないのでしかたないね。
■PATH Trainでクリストファー・ストリートに出て、Angelika Film Centerへ向かう。途中で適当な中華料理屋に入って食事。
なんか太いビーフンみたいなやつと牛肉。
その後通りかかった映画館(Film Forum)で「B Noir Festival」というのをやってるのを発見。うわ、見たかった!しかも今日はサミュエル・フラーの2本立て。かなりそそられたのだけど、両方見てる時間もないので断念。
■で、目的のAngelikaへ。
映画『Art School Confidential』を見る。『ゴースト・ワールド』のテリー・ツワイゴフ?監督の新作。脚本も『ゴースト・ワールド』の原作者ダニエル・クロウズだったりするので期待して見たのだけれど、これはなかなか面白かった。『ゴースト・ワールド』と違って主人公がティーン女子とかじゃなくボンクラ男子美大生なので、『ゴースト・ワールド』にあった多少なりともポップな感じがなくなっちゃってますが。日本では苦戦するかもね。
■映画が終わるとそのままブロードウェイを上がっていって今日もタイムズスクエアへ。なんか毎日似たようなところをウロウロしているような。ちょっとNYパンク名所巡りとかもしたかったのだけど、意外と時間がないのよね。53rd&3rdとか行きたかったのだけど(53丁目と3番街の角はハッテン場になっていて、Ramonesの「53rd&3rd」は若き日のディーディーがここに立っていた時の経験がもとになっているとされている)。
■ともあれ今日はtagさん・いっしーさんと合流して、タイムズスクエアの「BB King's Bar & Grill」でMinistry & Revolting Cocksです。入場の際にカメラを預けちゃったので写真はなし。
開場は割とシックな感じでこじんまりとしたところ。もっと人気あると思ったんだけどなあ。ちなみに最近ではLoudnessがここでやったそうです。
前座がもう一バンドついたのだけど、これもまあベタなラウドロックではあるもののなかなかかっこよかった。最後は「Ace of Spades」のカバーだったり。
レヴコは終始馬鹿で大変楽しい。ベースのお姉ちゃんがかっこよかったなあ。最後はなんと「Da Ya Think I'm Sexy?」(いわずと知れたロッド・スチュワートのカバー)でガンガン躍らせる。
MinistryはSlipknotのドラマーを含んだ5人編成(アルせんせい、ギター2人、ベース、ドラム)。ほとんどが新譜からの曲で、ものすごく音がでかい。それでも分離は結構よかったりするので、轟音ながらも個々の楽器の音がはっきり聞き取れる。終盤で昔の曲もちょっとはやったけど、まあ「N.W.O.」「Just One Fix」「Thieves」「So What?」「Psalm 69」くらいだったかな。
Ministryの時は前から2列目くらいでずっと見てたのだけど、もの凄くギュウギュウでしかも左右をでかい兄ちゃんに囲まれたので終始二人の肘がこちらの鎖骨付近にグリグリと食い込むという非常に過酷な状況。しかしながら人が多すぎて逃げるに逃げられず。本編が終わったところでようやく離脱してアンコールだけ後ろのほうで観戦。いやあ壮絶でしたわ。
2006年06月21日
6/13(火) NYC
■近所のクリーニング屋で靴下とかパンツとかの洗濯を頼む。量が少ないので苦笑していたが、1ドルでやってくれた。だってまわりにコインランドリーがないんだものー。
■今日は基本的に買い物デー。グリニッジ・ヴィレッジあたりからスタートしてだいたいブロードウェイを上っていく感じでレコード屋と本屋を攻める。
■最初に行ったのはBleecker StreetにあるBlecker Street Records。ここでは収穫なし。割と品揃えは面白いし中古CDも結構あるのだけど、地下の安売りアナログフロアが閉まってたのでスルーした。
■(以下、店の写真を撮るのをすっかり忘れてたので写真はなしです)次に同じくBleecker StreetのVinyl Maniaという店に行くつもりだったのだけど、ここは12時オープンということだったので、その近くにあったHouse of Oldies Recordsというアナログ専門店(なんか頑固爺の店って感じのところです)のバーゲン箱からLP2枚。で、そろそろかなーと思ってVinyl Maniaのほうを覗いてみるがまだ開いてない。時間もないのでここはスルー。
■ブロードウェイに出てタワレコへ。ここではCDを何枚か。前に来たとき(20世紀の話だが)にはここの2階がTower Booksになってて結構面白い本がたくさんあったと思った(グリール・マーカスとかサイモン・フリスの本なんかを買った気がする。結局読んでないけど)のだけど、もうなくなってるみたい。Tower Videoはまだあったけど(今思い出したけど、ここの地下が面白かったような気がしてきた。覗くの忘れた)。
■で、続けてその向かいにあるOther Music。ここはなかなかオルタナティブな品揃えの店で、ぼくが知ってる中ではNYで一番面白いレコード屋。ここではLP2枚。
■Bowery Streetのほうに曲がって先週覗いたレコード屋(店名忘れた)を改めて覗いてみるが、なんかこう、やる気のでない感じの並べ方だったので結局今回もロクに見ないで出てしまう。
■こっからイーストヴィレッジ近辺に入り、本屋を回る。まずはShakespeare & Co.。ここは文学系が強いのだけど収穫なし。ていうか色々面白そうな本はあるものの、今日は目的を絞ってるのでそれ以外の本は基本的に買わないつもりなのだ。
■続いてSt.Mark's Bookshop。わりとラディカル系というか、リベラル系という感じの店。ミニコミなんかも置いてたりして、日本でいうと模索舎みたいなもんでしょうか(たぶん違う)。ここでも収穫なし。
■NY最大の古本屋Strand。かつて植草甚一も毎日通って山のように本を買ったという店だが、残念ながらここにも目的の本はなし。
■Strandの向かいくらいにForbidden PlanetというSFの専門店があり、マンガが充実していてフィギュアとかもいっぱいあって楽しいのだけど、今回は本来の目的と関係ないのでスルー。
■ユニオンスクエアあたりのVirgin Megastoreに入って、ここでもCD。とりあえず買い物はこの辺で打ち止めに。
■42丁目まで出てブックオフへ。あまりに日本と一緒なので笑う。「いらっしゃいませー」コールに迎えられ、中に入ると什器も日本のと全く一緒。CD棚の仕切りに「洋楽」とか書いてあるのw。読み終わった『ダ・ヴィンチ・コード』の文庫本3冊を売ってきた。1ドル50。
■そのままタイムズスクエアまで移動。今日はミュージカル「Hair Spray」を見るのです。なんかトニー賞とか獲ったりしてるそうで、普通に有名なミュージカルになってるわけだが、やはりジョン・ウォーターズのファンとして見ておかねばということで。
劇場の壁に書かれた絵を見てるだけでも楽しくなってきませんか?
ネットで予約しておくと、ボックスオフィスのWillcallと書いてある窓口で名前を言うだけでチケットが発券してもらえるので楽でいい。日本でもやればいいのに。
■奮発して結構高いチケットを取ったら、かなり前の席だった。
なんかいい席で見てるってだけで盛り上がっちゃったというところもあるのだけど、実に楽しいミュージカルだった。他のミュージカルって見たことない(モーニング娘。のやつを除いて)から比較はできないけれど、思ったよりブラックなギャグもあったりしてオリジナルのファンも満足いくのでは。すげえなあと思ったのがディバインのやってた役をやってる役者。なんかねえ、凄いディバインっぽかったよ(笑)。サントラも買ったけど、これはオリジナルキャストで収録されたものなのでぼくが見たものとは違うみたいなのがちょっと残念。
あと余談だが、なんか客席に少なからぬ数のもの凄いデブがいたのが、なんというか味わい深かったです。
6/12(月) Donington → London → NYC
■デジカメのバッテリーが切れたので今日の写真はなし!
■早起きしてシャトルバスに乗り、ロンドンへ。ヒースローからニューヨークへ戻る日だ。e-ticketチェックインてほんとに楽なのね!感動!次から全部これにします!
■いっしーさんお薦めのシーフードバーでスモークサーモンに舌鼓をうつ。すげえ旨い。白ワインも呑んでいい気分。おかげで搭乗したら即座に爆睡、離陸にも気づかないくらいの勢いで気がつくと大西洋を半分以上わたっていた。ワープ成功って感じ。
■JFKにつき、ここでいったんいっしーさんと別れる。いっしーさんはこのままワシントンDCへ。ぼくはちょっとの間ニューヨーク滞在。到着はまだ夕方だったので宿主のJonが家に帰るくらいの時間までタイムズスクエアあたりをうろうろする。えーと、Virgin MegastoreでCDを買ったりしましたw。
■で、そろそろかなーと思ってHobokenに帰るが、アパートについても誰もいない。電話してみたら「ごめん、今日は帰れなくなった」と。ええー?さすがにもう夜12時くらいなので、これからホテル探すってのは勘弁だなあと思ったのだけど、なんとか車でかけつけて鍵だけ開けてくれた。鍵を貸してくれて彼はまた行ってしまう。なんか色々大変そうなので申し訳なかった。
■夜1時くらいに会社から電話が……。いちおうこちらでの携帯番号を教えてはおいたのだけど、やっぱ教えなきゃよかったかなあ。
6/12(月) Donington → London → NYC
■デジカメのバッテリーが切れたので今日の写真はなし!
■早起きしてシャトルバスに乗り、ロンドンへ。ヒースローからニューヨークへ戻る日だ。e-ticketチェックインてほんとに楽なのね!感動!次から全部これにします!
■いっしーさんお薦めのシーフードバーでスモークサーモンに舌鼓をうつ。すげえ旨い。白ワインも呑んでいい気分。おかげで搭乗したら即座に爆睡、離陸にも気づかないくらいの勢いで気がつくと大西洋を半分以上わたっていた。ワープ成功って感じ。
■JFKにつき、ここでいったんいっしーさんと別れる。いっしーさんはこのままワシントンDCへ。ぼくはちょっとの間ニューヨーク滞在。到着はまだ夕方だったので宿主のJonが家に帰るくらいの時間までタイムズスクエアあたりをうろうろする。えーと、Virgin MegastoreでCDを買ったりしましたw。
■で、そろそろかなーと思ってHobokenに帰るが、アパートについても誰もいない。電話してみたら「ごめん、今日は帰れなくなった」と。ええー?さすがにもう夜12時くらいなので、これからホテル探すってのは勘弁だなあと思ったのだけど、なんとか車でかけつけて鍵だけ開けてくれた。鍵を貸してくれて彼はまた行ってしまう。なんか色々大変そうなので申し訳なかった。
■夜1時くらいに会社から電話が……。いちおうこちらでの携帯番号を教えてはおいたのだけど、やっぱ教えなきゃよかったかなあ。
2006年06月20日
6/11(日) Download Festival 最終日
■本日も快晴。ほんとにお天気に恵まれてるなあ。
■今日最初に見たのは ちょっとデスメタル入ったハードコア、なのかな。かなりかっこよかったですね。
■続いてHatebreed。前々からフェスとかで来日するたびに「見たいなー」と思ってたけどなかなか実現できなかったので、割と念願。
いやあかっこよかったわ。ただ、今回はメインステージだったんだけど、ほんとうはもっと小さいところで見たい音ではある。ということで、やはり単独での来日を切望。
■Shickers Bowlという小さいステージがあって、ここはライブステージ以外にスケートやBMXができるようになっている。ちょうどスケボーをやっていたのでしばし鑑賞。
■スケボーに続いて登場したのがBetty Curseという新人バンド。会場内に広告が貼ってあって結構気になってたのだけど、いざ始まってみると結構凡庸なパワポで、しかも歌がいまいち上手くなかったりするのでいまひとつノレない。2、3曲で退散。
■Lacuna Coilとバッティングしてたのでちょっと迷ったのだけど、Aidenを見ることに。ドイツのスクリーモ。CDに載ってたアー写だと結構グラムっぽいイメージだったのだけど、今回はもっとゴス感の強いメイクで登場。
これがなにげにすげえ良かった!曲はまあ普通にスクリーモというか、デス声ありクリーンボイスありでサビなんかはかなりポップな感じだったりもするのだけど、演奏が予想してたよりはるかに激しい。ボーカルは客を煽りまくるし、客もその煽りに食いついて大暴れ。前のほうはいかつい連中が大暴れしてるんだけど、ちょっと離れたところでは10代の(推定)女の子たち(ちょいゴス)がキャーキャーいって飛び跳ねてたりするあたりもなんだかいい光景だなあと思った。これ、たぶん俺的には今回のベストアクトです。
おそらく世界一メジャーなブラックメタルバンド。Satyriconよりさらに強力にメジャー感あり。悪魔に扮したひとやら宙吊りでクルクル回るお姉ちゃんやらの軽業系も取り入れたエンターテイニングなステージ。後ろのほうで見てたのだけど、結構ドスを効かせた声でのMCが終始笑われてた。モノマネとかされたりして(笑)。
■コメディ小屋というのももあります
出番を終えた芸人さんたち。ホモ芸なのだが、あんなので受けるのだったらパン山さんなんか大スターなのになあと思った。
■どうせガンズは定刻には始まらないだろうなあと思ってProdigyを見ようと思ったら、同じことを考えてるひとが多かったみたいで満員。とても入れそうにないので断念。
■で、代わりに見に行ったのがLordiというバンド。なんかGwarみたいなコスプレをしたひとたちで、レミー声のボーカルのいるWhite Zombi(ややディスコ)って感じ。一曲目のサビからして「ヘービーメタールロケンロー」とかでかなりバカなノリ。これはPROMにピッタリな気がするので是非音源がほしい。
ここもほぼ満員だったのでPA卓の後ろで音だけ聞く。写真は働く男@PA卓
■で、Guns N' Rosesなんですがなんと定刻に始まったよ!すっかり油断してたので頭を見逃したよ!
と思ったら数曲やったところで「技術的な問題でちょっと休憩だ」とか言うので「おおーそう来たか!」と逆に期待してしまったのだがw、ほんとにショートブレイクで澄んですぐに演奏再開。
■その後さらにメンバーがなにやらブチ切れてギターを投げつけたりしてたのだけど、アクセルはそこで苦笑してちょっとなだめるくらいの大人っぷりを見せつけた。
■とはいえ結構演奏自体はヌルい。途中抜けしてSick of It Allを見に行く。音楽的には決して好きなスタイルのバンドではないのだけど、演奏はさすがにかっこいい。Gunsより全然いいんじゃなかろうかw。チラ見してGunsに戻るつもりだったのだけど、結局最後まで観ちゃいました。
■でも、メインステージに戻るとガンズはまだまだ演奏中。ちょうどゲストのセバスチャン・バックを紹介したところ。「My Michelle」をやったのだけど、やっぱアクセルの声が全然出てないというのが露呈する結果になったといいますか。
■とか思ってたらIzzyが登場!わー知らなかった!4、5曲Izzy入りで演奏したよ。Izzyのいるガンズを見られたというだけでぼくはもう満足です。
2006年06月19日
6/10(土) Download Festival 2日目
■会場入りした際にもらったタイムテーブルではメインステージの2日目トップのところが「??????」になっていたのだけれど、蓋を開けたらDownでした。
なぜかソ連の国旗がはためく。屋台の中にいろんな国の国旗を売ってる店があるのです。ソ連国旗欲しかったなあ。
フィリップせんせいは「朝の11時からだと?」とかいってやや不機嫌?最後に「またイギリスに来るからな。俺たちは本当はもっとビッグだからウェンブリーとかになると思うんでよろしく」とか言ってましたw。
■次に見たのがSatyricon。新譜"Now Diabolical"がかっこよかったので楽しみだったのだけど、スタートが押したので4曲くらいしかやらなかったのが残念。
でも内容は素晴らしい。ヘッドバンガー&エアギタリストが大量発生。
ドラマーのフロストは「危険人物」ということでアメリカには入国できないそうなのだがw、今回のドラマーもたぶんヘルプだったんじゃないかな。確かフロストは短髪だったと記憶しているだけど、今回のドマーは長髪だったので。まあ、白塗りだったのでよくわからないけどw。
■続いてBloodsimple。Vision of Disorderのひとがサイドプロジェクトとして「もっとメタルなバンドを」ということで始めて、今ではこれがメインのバンドになっているというもの。
たしかに「よりメタル」な感じではあるんだけど、結構VODにも通じるサウンド(いちおうVODはニューヨークハードコアに分類されるわけだけど、個人的には彼らの音ってJesus Lizardとかみたいなジャンク系に通じる印象があって割と別格扱いなのです)でかなりかっこいい。
■メインステージ後方。やっぱ野外フェスには折り畳み椅子があるといいよなあ。
VIPエリアではサッカー観戦も
■再結成Alice In Chains
んー、そもそもこのバンドにそれほど思い入れがない、というせいもあるとは思うのだけど、なんか「知ってる曲を演奏しているなあ」という以上の感慨は沸かなかった。演奏はちゃんとしてるんだけど、それ以上のプラスアルファがあるかっていうとそうでもないような。別に「レインじゃなきゃ意味ねえよ!」とかそういうのではないんだけどね。
もりあがってはいます。
■天気がいいのでおのずと開放的に
ウィル・スミスのカミさんのバンドだそうです。
全然知らないバンドだったんだけどなかなか良かった!ゴス系で、女性ボーカルは基本的にスージー・スー風なんだけど時折絶叫を盛り込む感じ。バックの男連中はすげえ動きまくる。途中から見たんだけど結構惹きこまれた。とりあえずCD買ってみよう。
■Ten Years。歌い上げ系ボーカルのゴスバンドなのだがいまいちピンと来ず。
■メインステージにもどってTriviumを待つ。やっぱ人気あるみたいで、始まる前から盛り上がってます。
なぜか日ノ丸もはためく
初めて見たけど、思った以上にメタリカっぽかった。
exDwarves、exQueens of Stone AgeのベースNick Oliveriのソロプロジェクト。ストーナー感はほとんどなくて、ガレージっぽいところのあるパンクロック。渋い!演奏的には今のDwarvesのほうが全然メジャー感があるっていうくらいのB級っぽさがたまらない。個人的にはかなり大甲子園のための参考になったかも。
せんせいに似たひとも盛り上がります。
■今日の夕食は中華の屋台で買った、えーと、Chili Beef on Riceというもの。割と旨い。
■夕食のあとKilling Jokeを。白塗りなんだけどブラックメタルっぽくはなくて、なんか太ったAddictsって感じでしたw。
■メインステージ2日目のトリはMetallica。Creeping Deathで始めて後半は "Master of Puppets"全曲演奏(リリース20周年ということらしい)というセット。
アンコールではTriviumのメンバーなどをステージに呼んでMisfitsの"Die Die My Darling"をやったりも。正直45分押しとかで出てくる殿様ぶりは鼻についたけれども、内容はさすがと言って良いんじゃないですかね。
6/9(金)Download Festival初日
■とにかく一晩中寒くて死にそうだった。途中2回も目を覚ます。会場でブランケットを売ってたので、今日は絶対あれを買わなくては。でも朝になれば快晴。既に暑い。
■今回ぼくといっしーさんは「R.I.P.チケット」というのを取っている。これは普通のチケットより高いのだけど、その代わりロッジに泊まれて、VIP専用エントランスから入場ができ、VIPエリアの施設も利用できる、というもの。あとロッジの近くのホテルで朝食もできる。ということでこれから三日間、食事はホテルにて。
■VIPエントランスは普通のエントランスよりだいぶ近くにあって、中に入ってVIPエリアを抜けるとすぐメインステージに行けるようになってる。
VIPエントランス開場前
ちなみにVIPエリアはドリンクカウンターとか、特設じゃないちゃんとしたトイレとか、ソファとかがあります。こんな感じ。
■まずはビールで乾杯!いざ会場へ!とりあえずGibsonステージ(一番小さいとこ)へ行って「MySpace Winnerというのを見ることにする。
MySpaceで一般公募して勝ち残ったバンドが出演できる、というもの。ちょっと優勝者のレベルをチェックして、来年自分のバンドでの応募に備えるためだ。なんかポップパンクっぽい割とかっこいいバンド。しかしこれなら勝てるな。
会場内にはパイ投げコーナーも
かなり凶悪な盛り上がり。かっこよかったわー。
「Roots Bloody Roots」とかやりましたよ!メインステージにブラジル国旗がはためく。
■ドニントンは砂利道が多く、特にGibson Stageをはじめライブ会場の地面が砂利になってるところが多いため砂塵が凄い。バンダナを顔にまいてモッシュピットに突っ込んでく若者が多かったのだけど、あれは防塵マスクなんですな。ということで真似してみます。
モヒカンの兄ちゃん
すっげえ良かった!ぼくは昔彼らの"Realtiy of My Surrounding"っていうアルバムがかなり好きだったのだけど、あれはもう15年くらい前の話。地道に活動してるっていうのは知ってたけど、近況は全然知らずにいた。セールス的にはずっと苦戦し続けてるのだと思う。多分今回の客層からするとあんま人気ないと思うのだけど、すばらしいパフォーマンスでぐいぐい観客を掴んでいく姿には、アウェイで踏んできた場数を感じさせて大いに感動。アンジェロがまた若いんだ。音楽的にもレゲエとかカリブっぽい要素が結構強くて楽しい。昔の曲もやってくれて嬉しかった(「Party at Ground Zero」とかやったの!)。単独で来日したら是非見に行きたい。
■ということで、ほんとはFishboneは確認程度にチラ見してR&R系期待の新星Bullet and Octaneを見に行くつもりだったのだけど、ついついFishboneを最後まで見ちゃったもんだからこちらは最後の2~3曲しか聞けなかった。まあでも、見た限りかなりかっこよかったので、来日したら是非また改めて見たいと思う。最後に竹馬を履いたお姉ちゃんが上がってきて、なんかうろうろしたり(微妙に踊ってたんだとは思うが)。
■ここでいっしーさんと再会。ビールで乾杯して一緒にCathedral。まあ思ってた通り、かな。もう完全にハードロックなんですね。
出番が30分だけということもあってか、キャッチー目の曲で固めたセットリスト(「Look at you」「Star War」「Making Enemies is Good」「People Like People Like People Like Us」みたいな)。新譜の路線とも通じる感じで、俺はこういうBYBが好きです。かっこいいなあ。
バンド名に「Circus」ってついてるだけあって女性コーラス隊にサックス、ピアノなどのいる編成でオープニングには電撃ネットワークみたいな人たちが出てきて自分の身体に針を刺したりと、まあゆったりとした演奏でエンタテイメントをやってみたという感じなのかな。んー、正直BYBの勢いのある演奏のあとだと、この余裕な感じがユルく思えてちょっとピンと来ず。
■初日のメインステージのトリはTOOL。映像をかなりふんだんに使った貫禄のステージ。
■ありがたかったのは、物販でカードが使えたこと。今日はBYBとBullet & OctaneのTシャツ購入。ちなみに物販は会場内に4箇所。ステージごとに取り扱いバンドを分けていて(メインステージのぶんだけ2箇所ある)、それぞれ出演する日のバンドのグッズだけ置いてあるという形。フジとかでもそうしたほうがいいんじゃないかなあ、と思いました。
2006年06月18日
6/8(木)London → Donington
■本日も快晴。ていうか暑い。こんなのロンドンとは思えない。
■ホテルをチェックアウトしてキングスクロス駅に行き、荷物を預ける。コベントガーデンに行って昨日買いそびれたDr.Martens購入。12ホールでジッパー付きのやつ。
■いっしーさんに連れられてカムデンへ移動。なんか竹下通りみたいなとこですね。色々面白い店が。なんかゴス専門店みたいのがやたらと多い。
川が流れてて、ボートが出ています。
マーケット内のラウンジっぽいバーで昼食。ステーキ&キドニーパイを食べたかったのだけど、「タイ風チキンパイ」しかないというのでそれで我慢。キドニーパイと似たような仕組みの食べ物なのだけど、具が確かにタイっぽい味。昼間からギネスで乾杯。
「カムデン」と聞くとなんかクラッシュを思い出すんだけど、どうもこのあたりでライブをやったことがあるようですな。
■Mainlineという電車で郊外へ向かう。今回の旅行の大きな目的のひとつが明日からのDownload Festivalという野外フェス。会場はかつて「Monsters of Rock」というメタルの祭典が行われていたドニントンで、"Download"もその流れを感じさせる現代版メタルの祭典という趣。メンツはここなどを参照。MySpaceをフル活用してるあたりが今っぽいよね。フェスは明日からなのだけど、チェックインは今日から可能ことで一足先に会場のロッジに入るのです。
■電車はテーブル付きの大変快適なもの。2時間程度でラフボローという町(ド田舎。駅前にも本当に何もない)につき、そこからシャトルバス(スクールバスを流用したもの)に乗る。
車窓から
会場のエントランスにつくと、既にそれっぽい奴らがいい湯加減で盛り上がっている。いやあこっちも上がってきましたよ。
■宿泊地はエントランスからさらに歩いて30分以上かかるところにあるロッジ村。炎天下で重い荷物を引き摺って砂利道を歩くのは結構疲れたけれども、受付のウェンディちゃんが可愛かったので問題ない。公式グッズ(タイムテーブル、Tシャツ)などのお土産をもらい、腕にリストバンドをしてもらう。フジでもそうだけど、これをつけると「やってきました!」という気分になる。
グッズ類
■盛り上がったのもつかのま、ロッジを見て衝撃を受ける。ちっこい掘っ立て小屋(屋根が自分の身長より低い)の中に木のベッドがあって、その上にエアクッションみたいなのが置いてあるだけ。ベッド自体も結構小さいし、ぼくはまだいいけどデカい外人とかってこんなところにほんとに泊まれるのかね?
■ともあれ荷物を置いて会場に戻る。ここで問題発生。会場内にATMがあるっていう話だったのだけど、クレジットカードは使用付加。いっしーさんのキャッシュカードも使えず。二人とも現金はほとんど残ってなかったので急遽タクシーで近くの空港へ。タクシー内にぼくを人質に残してw、いっしーさんがキャッシングしてきてなんとか現金を確保した。
■会場にもどり、Village(屋台村みたいなとこ)を散策。野外フェスといえばタイカレーだろ、ってことでグリーンカレーを食べた。日中はずっと暑かったのだけど、日が暮れると急に寒くなる。Tシャツ一枚で来てしまったので退散。
2006年06月17日
6/7(水) London
■8時くらいに起床。ホテルの食堂で朝食。今日も快晴です。
■旅のお供に今回持ってきた本は『ダ・ヴィンチ・コード』。ニューヨークにいる間に上・中と読み終わっていて、この時点で下の後半にさしかかっている。ということでせっかくロンドンに来ているので名所めぐりを。
■まずはテンプル教会。「テンプル」という区画は壁に囲まれてその中は普通に人が住めるようになってるみたい。教会はその中の建物のひとつ。
■ちょっとしたバラ園もあり。
バラに囲まれて一枚
■外観は思ったより小さい感じ。中が見たかったのだけど、今日はオープン時間が2:00-4:00ということだったので断念。
『ダヴィンチ・コード』によって観光客が激増しているのがうかがえます。
■鉄っぽくてかっこいい地下鉄の駅
■続いてウェストミンスターへ。こっちはでかいなあー。中に入ろうかと思ったのだけど、入場料が10ポンドもしたので断念。
■King's Crossに移動。探してる本があってアマゾンだとプレ値がついちゃってたのだけど、いろいろと検索したらロンドンの古本屋にあるということがわかったので。
この本屋がなかなか面白い。「Radical Bookseller」を言ってるだけあってかなり「赤い」品揃え。地下が古本、一階が新本になっていて、地下は「Marxism」のでかいコーナーが。一階もなかなか面白くて、左翼系のミニコミがたくさんあったり、メキシコのサパティスタのコーヒーを売ってたり。目当ての本を無事購入。他にThe Exの制作したCDブック(スペイン革命の写真集に8センチCD2枚がついたもの)と、ミニコミ(「マンガとパンクロック」特集)を購入。いっしーさんとはここで別れる。
■ノッティングヒルゲイトに移動してレコード屋を覗くが収穫なし。次にトテナムコードロードからチャリングクロスロードを歩いて古本屋めぐり。微妙に欲しいものがあるんだけど結局ガマンしてしまいました。偉いぞ俺。
■途中で左折してコベントガーデンのほうに移動。ドクターマーチンを売ってる店を覗こうと思ったのだけど、時間が遅くて既に閉店。その代わり(?)HMVに入って7インチ2枚、ストーズの財布、スレイヤーのリストバンドを購入。レジのお兄ちゃんにTシャツを褒められて気を良くする。
■うろうろと道に迷ったりしてるうちに9時近く。途中、サム・シェパードの芝居をジュリエット・ルイス主演でやっているという劇場を発見。これはちょっと見たかったかも。帰りのバスで『ダ・ヴィンチ・コード』を読了した。
■またバスでホテルにもどり、いっしーさと合流してパブへ。イギリス来たらビール呑まないとねえ。
6/5(月)NYC → 6/6(火)London
■今日は夕方いっしーさんと合流してロンドンへ移動する日。8時くらいに家を出る。ペンシルヴァニア・ステーションでアムトラックの予約をしようと思ったのだけど、なんか窓口がややこしい感じになってたので断念。まあネットで取っちゃえばいいや。
■歩いてタイムズスクエアへ移動。移動中に見えてくる看板も楽しい。
再来週公開。
Yoshinoya。そういえばここではやはりアメリカ産の牛肉を使った牛丼が食えたりするのだろうか。確認しわすれた。
前にも来たことのあるピザ屋で朝/昼食。ピザとラザニアを頼んでみたが、ピザはまだしもラザニアはかなり大雑把な味で参った。残しはしなかったけど結構キツい思いをした気がする。
■タイムズスクエアのシネコンで『X-Men The Last Stand』を観る。昨日Jonから薦めたれたので。いやあーなるほど面白いかも。あんなに殺していいのかw
ワイルドチェリーといえばレッドウォリアーズ
■映画が中途半端な時間に終わってしまったので、しばしスタバで時間をつぶす。T-Mobileも結局申し込んじゃいました。主にミクったりミクったりミクったりw。
■ポートオーソリティバスターミナルからバスでJFKへ。ガイドブックに「2時間は観ておいたほうがいい」とか書いてあったから早めに行ったのだけど実際には1時間弱で到着。
バスターミナル
■JFKでいっしーさんと合流。
飛行機のフライトが遅れており、チェックインはしたもののそこから4時間とか待たされるハメに。完全に寝落ち寸前だった。
■0時過ぎにようやく搭乗。今回の航空会社はBAだったのだけど、機内食をはじめとしてAAより断然サービスは上。すばらしい。現地時間で昼過ぎにロンドン着。入国審査は超スムーズ。ヒースローエクスプレスでパディントンへ。
駅構内。
快晴です。
パディントン近くのホテルにチェックイン。この時点でまだ2時くらい。とりあえず落ち着いたら野良電波でメールチェックとかミクシとか。
■4時過ぎに部屋を出て、地下鉄でピカデリーサーカスに向かい、SOHO近くのレコード屋街につれていってもらう。いっしーさんは早速ガンガン買い込んでいた。さすがだ(笑)。Sister Rayという割と品揃えのいい店があって、そこにGGアリンのDVDがあったのでちょっと欲しくなる。が12ポンドはたけえなあと思って我慢。基本的にこっちはCDは高いのだけど、7インチは割と安いことに気づいたのでHMVで新譜系を色々と購入。
■ロンドンとは思えない快晴だし、もう完全に夏という感じで日も長い。9時前になってもまだこんなに明るいです。
『We Will Rock You』こちらではまだやってる。
トルコ料理屋に入って夕食の後、バスでホテルに戻る。
6/4(日) NYC
■昼近くに起きてJonと一緒に外出。
■地元ホーボーケンのインドレストラン「Karma Kafe」で朝/昼食。バイキング形式でまあまあいけます。
■マンハッタンに渡り、WTC駅からブロードウェイを流して買い物。今回、着るものをほとんど持って来なかったので、まずは明日着るものを確保しなければ。連れて行ってもらったのが「Yellow Rat Bastard」という洋服屋で、面白いTシャツがいっぱいあったりしてなかなかいい店です。ここでTシャツ3枚購入。これでまあイギリス行ってからの分は確保した。
■次に連れて行ってもらったのが「Uncle Sam's Army Store」というミリタリーものの店。たまたまこの日は半額セールだった。ここでアーミージャケットを一着購入。これでイギリスで寒くても大丈夫、なはず。ちなみにニューヨークの気候は一瞬涼しいかな、と思うんだけど、ちょっと歩いたりすると汗が出てくるくらいの感じ。先週は凄く暑かったそうだが。
■続いて本屋。ユニオンスクエア前のBarnes&Noblesへ。
NY中に支店があるけどたぶんここが一番大きい。ここまで節約気分でいたのに、ここで一気に散財モードになってしまい、大量に本を買う。$168とかになってしまいました。
■『ダ・ヴィンチ・コード』はNYでもヒット中。
■ヴィレッジ・ヴォイスのオフィス。CBGBのすぐ近くにある。
■などなどと時間をつぶして5時半くらいにCBGBへ。本日の出演は"Guitar Legend, Dick Dale"。ネットで調べたら6時の回と8時の回があるということだったので6時の回を予約しておいたのだが、いざ行ってみたら「6時の回なんてものはない」という。ええー?結局9時スタートだということ。6時に元同僚のじゅにおさんと待ち合わせたのだけど、それまで近くのレコ屋で時間をつぶす(何も買わない)。
■6時に戻ってじゅにおさんと合流。とりあえず近くのカフェで軽く夕食。アメリカに来たからにはハンバーガーが食いてえな!と思って注文してみたら、予想以上にでかいので参った。結構満腹。
■パンクグッズの有名店だそうです。
■異常に時間が余っちゃったのでブラブラしたりマックに入ったりして時間をつぶしてからCBGBに戻る。NYパンクの聖地、なのだけど、実はぼくは今回が初めて。もうすぐ移転しちゃうというので今のうちに是非行っておきたかったのだ。
リストバンドをしてもらって店内へ。
店内は結構細長くて、後ろのほう(入り口付近)は割とバーっぽくなってる感じ。結構客が入ってますね。
トイレが渋い。
■ライブ開始。まずリズム隊(若い)がステージに上がる。御大は姿を現さず、袖からイントロを一発決めて登場。このイントロで既に「うわ!あの音だ!」って感じで盛り上がる。
顔は結構おじいちゃんなのだけど、流石にカッコイイ!結構終始女の子にウィンクしまくったりしてチャーミングなところもあり。イントロのハードなリフを一回弾いてから演奏をストップして、「This is how I treat...my woman」とか言っちゃってもう渋いったらないですw。
選曲的にはカバー曲満載で楽しい。「パイプライン」あたりはまだしも、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」(インストにアレンジ)やら「朝日のあたる家」(御大が歌い、サビは客に歌わせる)やらをやったのには驚いた。「ミザルー」と「レッツゴートリッピン」はさすがに盛り上がりますなあ。基本的にギターの音色はずっと一緒(全部「あの音」です)なのだけど、あのリバーブかけまくった音は同じ音でもハードな曲だと凶暴に響くし、スローな三連のバラードをやったりするとスィートに響いたりするから不思議なものだ。
ドラムを叩いたりトランペットを吹いたりと色々やってみせつつ結局1時間半以上みっちり演奏。いやいや堪能いたしました。
■Tシャツを買ってすぐに会場を出る。終電ギリギリな感じで電車に乗ってホーボーケンへ帰宅。
2006年06月13日
【旅行記】6/3(土) 東京→NYC
■時差対策として飛行機に乗った瞬間眠れるよう、なるべく旅行の前夜は寝ないようにしているのだけれど、今回は荷造りがだいたい終わったところで寝落ちしてしまう。起きたら10時。現地での連絡先関係とかををバーっと書きとめ、さらに行く先の地図をプリントアウトしようとしたらインク切れ!買いに行ってる時間がないよ!まあバウチャー系のプリントアウト必須なものは一応揃ってるはずなので、あとは現地でネットにさえつなげれば問題ないはず。
■今回はバックパックにもなるスーツケースを一個買って荷物はそれだけにしてみた。いつも結構荷物が多くなっちゃうんだけどね。とりあえずパスポートとカードと少々の現金、バウチャー類のプリントアウトだけ持てば、あとはなんとかなるはず!それ以外の荷物は、まあお土産関係と、着替えは下着と靴下数枚ずつのみ(あとは現地でTシャツを買う予定)。タオル数枚。PC。デジカメ。本数冊(主にダビンチコード)。筆記用具。それとDownload Festivalに向けた野外フェス装備(日焼け止め、虫除けなど)。とかやってたら意外と重くなっちゃった。向こうで捨てられるものはなるべく捨ててこないと、どうせ増えるからね。
■で、11時くらいに家を出て昼食。吉祥寺から成田空港行きのバスに乗る予定だったのだけど、ここで忘れ物に気づく!バウチャーとかをまとめてはさんであるファイルを忘れた!ということで予約してたバスはキャンセル。慌てて家にもどる。まあ成田で気づいたとかだったら取り返しがつかないので、早めに気づけてラッキーだったということにしておこう。
■ということで電車で成田へ
■空港の展望ラウンジより
■今回の飛行機はAA。そういえばアメリカ行くのはすっごい久しぶりなので、第1ターミナルに来るのは今世紀初だったりするのだ。空港内のショップで安い腕時計を購入。
■搭乗すると速攻で寝る体制に。が、意外と眠れない。うーむ、やっぱ明け方寝落ちしちゃったからなあ。とりあえずカントリーとかブルースのかかるラジオを聴いてそれっぽい気分を盛り上げながら寝ようと試みる。
■最初の機内食はカツ丼のような何か、寿司(海老&稲荷)、パン、サラダ、という炭水化物に偏ったメニュー。カツ丼が不味い。まあ機内食の不味さも旅の楽しみってことで。
■機内で上映してる映画は『フィーヴァー・ピッチ』。つけてみたらもう終わりのほうで、Dropkick Murphysの"Tessie" がかかるので感涙。
■軽食。サンドイッチとブドウ。パッケージがかっこいいですね。
■機内で鮎川誠『60sロック自伝』を読了。基本的に音楽談義に終始してますね。「自伝」的な要素は意外と少ないかも。その後『ダ・ヴィンチ・コード 上』も読了しちゃって読むものがなくなる。しかたないからまた寝たり。
■若干遅れたが、無事JFK空港到着。宿主のJonたちと落ち合い、チャイナタウンで夕食を食べ、少し散歩してからホーボーケン(ニュージャージー)へ。これから数日お世話になります。
■宿泊する部屋
2006年06月01日
6/1の日記
■デザイナーさんのところで打ち合わせ。2時間以上いたのだが、ミーティング20分:雑談100分というくらいの割合。
■旅行準備の一環として、足冷却シートみたいなやつを買った。や、Downloadっていちおう野外フェスじゃない?会場の規模がよくわからないのでFRFバリの「山歩き」みたいな感じになるのかどうかわからないけど、少なくとも去年のフジではこれがかなり貢献したので一応持っていく。今回荷物はかなり絞ってるのだけど、これは日焼け止め&虫除けと併せて採用です。