2015年07月22日
【19枚目】Harpy / Do Not Eat
■昨日は朝から急な訃報で声を失った。元黒色エレジー/Harpyのきょうこさんが亡くなったという。ネットニュースの類では「OOIOOのオリジナル・メンバー」という扱いで出回っているけれど、ぼくにとっては何といってもHarpyだ。90年代に本当にたくさんライブを観た。当時の写真とか残ってないかなーと思ったのだけど、スマホなんかないような頃なので見つからなかった。一時期、フィルムのカメラを持ってライブの写真をちょこちょこ撮ってたことがあるのでその中にあるかも。
■アルバムではセカンドの『Do Not Eat』が好きだった。簡単にいうとレコメン系トイポップという感じのチープかつ奇妙なサウンド。録音作品だとライブよりも「トイポップ」感が強調されてる気がするで、基本的にはリーダーであるイトケンさんが音楽的なリーダーシップを取っているのだが、キュートなハイトーンからドスの効いた低音まで様々な声を変幻自在に歌い分けるやはりバンド名からもわかるようにきょうこさんの歌があってこその唯一無二な存在だったと思う。
■サードの『Speech on the trumpet』も好きだったので聴こうと思ったのだけど、探したら出てこない……。うちのCD棚のHarpyコーナーは各メンバーの別ユニットとかもまとめて置いてあるので結構な量になっているのだが、まあまたゆっくり探して聴くことにしよう。
■フランクな人柄もとても魅力的な人だった。よく思い出すのは、ショウボートでライブのあと帰っていく灰野さんに後ろから「はいのさーん、暗いから気をつけてー」と大声で声をかけてたこと・笑(暗いライブハウスで灰野さんが蹴躓くところというのは一部のひとには萌ポイントとして知られてると思うんですが)。本当に寂しい。
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2015年05月25日
【18枚目】吸血鬼看電視, VAMPIRE WATCHING TELEVISION / st
■台湾で買ったCD。周辺情報まったくなし、ジャケからしてかっこよさそうだなと(特にロゴが)。
■バンドのFBページなどを見ると基本的にはガレージシーンで活動しているバンドの模様。
一曲目のインスト「Batman」はいわゆる「Batman Theme」とは別ものだったがこれはこれでかっこいい。
2曲目以降はガレージっていうよりはソリッドなギターがジャキジャキいうポストパンクっぽい感じ。これもかっこいいです。
5曲入り10分。台湾で買ったCDはくのくらいのサイズ感のものが多い気がする。
同名EP Vampire Watching Television (EP) 吸血鬼看電視 VAMPIRE WATCHING TELEVISION Vampire Watching Television (歌手) 喜瑪拉雅? 2011-03-04 by G-Tools |
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2015年04月27日
【17枚目】Octopouple / Demo 2015
■韓国で活動するパワーバイオレンスバンド、MyManMike(メンバーは米韓混成)のメンバーによるソロユニットのデモ音源配信8曲入り。2015年1月に初ライブをおこなったばかり。
■バンドとはまた違った構築感のあるマスロック的なインストロックでたいへんかっこいい。
つか、このプロッジェクとのインドネシアツアーとかで活動を休止していたMyManMikeがライブ活動を再開、なんと5月に日本に来ますよ!
見てえ!と思ったらまさかの東京なし!
Fri 5/29 : Osaka(JP) @ Hokage
Sat 5/30 : Nagoya(JP) @ Huck Finn
Sun 5/31 : Kyoto(JP) @ Studio Antonio
Sun 9/20 : Seoul(KR) with Zothique(JP) and Guevnna(JP)
なのにソウルでZothiqueとやるとか!なにそれ超観たい!
投稿者 junne : 22:47 | コメント (0) | トラックバック
2015年04月24日
【16枚目】Johnny Thunders / In Cold Blood
■ジミー・ミラー録音によるスタジオ録音5曲とライブ録音10曲を収録したCD。高校時代、マイ・ファースト・ジョニー・サンダースがこれだった(ドールズは聴いてたけど)。UP-BEATやZiggyからハノイ・ロックスまで、中2〜中3にかけて好きになったアーティストたちがこぞって「影響を受けた」と言われている存在。それがニューヨーク・ドールズでありジョニー・サンダースだったのだ。
■ちなみにジョニーは後にZiggyのアルバムでゲスト参加した際に「ジミー・ミラーはこうやってた」と言ってトイレにアンプを持ち込んで演奏したらしい。リバーブ効果を得たかったらしいのだが。
■で、学生時代にこれが『Hurt Me』と一緒に国内版リリースされまして、「これは聴かなきゃ!」と喜び勇んで購入した訳なんですが。正直最初は「?????」。「パンクの元祖」と言われてルー・リードのベスト盤を買った時に匹敵する難解さだった。まず、このヘナヘナなボーカルは何だ?演奏とか録音も子供心にもずいぶん荒っぽく聞こえた。ジャンキーのロックっていうのはこういうことなのか?と思った。まあそれは間違ってないと思うけど。
■ライブのほうは「Too Much Junky Business」「Sad Vacation」「Do You Love Me」などを含みつつ「Chinese Rocks」や「Born to Lose」は入ってないという独特な選曲。演奏はもちろん雑だがかっこいいと思う。
■『LAMF』や『ソー・アローン』から入ってそこで止まっちゃうよりは、入口がこれでよかったんじゃないかといまでは思っている。ぼくはわりとロックバンドは下手で荒っぽくて音が悪いほうがいい、とか思ってるところがあるのだが、そのルーツとなっている音源のひとつがこれなんじゃないかと思う。これがなかったら90年代にロウファイに出会った時にも、ひっかからずスルーしてたんじゃないかな。人生的にはそっちのほうが正解かもしれないけど。今思えば、90年代のドラッグ・シティから出ていたロウファイロック/フォークの感じに通じるものがあると思う。たとえばロイヤル・トラックスあたりは明白だけど。
■高校時代、ジョニー・サンダース最後の来日公演を見逃したのは今でも悔やんでも悔やみきれない記憶だ。たぶん、いま自分がこれだけライブ通いをしているのは、あの時の後悔が尾を引いていて「観られる時に観ておけ!」と強く自分に言い聞かせているというのもあると思う。いやほんと実際、ミュージシャンなんて(でなくとも)いつ死ぬかわからないんだからね、ちょっとでも興味があれば観られるうちに観といたほうがいいですよ。「またいつでも観れる」とか思わないほうがいいって絶対。
■ということで、生で観ることの叶わなかったジョニー・サンダースのドキュメンタリー映画が今週末から公開なので、見逃さないようにしたいと思いますよ。前売は買ってあるからね!
イン・コールド・ブラッド ジョニー・サンダース テイチクエンタテインメント 1996-07-21 by G-Tools |
L.A.M.F (紙ジャケット仕様) ジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズ TWO CHILDREN RECORDS 2001-12-27 by G-Tools |
ソー・アローン ジョニー・サンダース ダブリューイーエー・ジャパン 1998-02-25 by G-Tools |
投稿者 junne : 02:11 | コメント (0) | トラックバック
2015年04月21日
【15枚目】The Sunday Drunks / The Sunday Drunks
■よくわかんないバーゲン品をジャケ買いしたうちのひとつ。テキサスのパンク/ガレージバンドで、アルバムは2枚出ており、こちらがファーストの模様。
■60年代のストーンズ的ないなたい感じのブルースロック(を、初期パンくらいのスピードでやってる)+ちょっと若い頃のイギーっぽい歌いまわしのヴォーカルが特徴、かな。意外とThee Headcoatsぽくもあるかもしれない。そういった渋めな感じがある一方でちょっとダムドっぽい気も。A面最後の曲のスライドギターがかっこよかった。まあB級バンドだと言っていいと思いますが、こういうのが意外と癖になったりするのよね。
■アルバムのクレジットではギターヴォーカルとギターがいたようだが、2011年のライブ映像を観るとリードギターは辞めたのかしら。
Sunday Drunks | |
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投稿者 junne : 02:09 | コメント (0) | トラックバック
2015年04月16日
【14枚目】Peach Kelli Pop / PEACH KELLI POP III
■カナダのパワーポップバンドWhite Wiresのドラマー、Allie Hanlonによるソロプロジェクトの3枚目。名前はRedd Kross由来ですかね。前2作で世界中のその筋をメロメロにしたロウファイ・パワーポップ。
■過去の作品はなんというかかなり宅録っぽいサウンドが最高だったのだが、新作はLAのスタジオでちゃんとしたエンジニアを立てて録音されたそうで、適度なチープさを保ちつつもたしかにグレードアップしている。ちょっとFastbacksみたいかも。
■昨年の来日は見逃したのだけど、また5月に来るそうなので今度は観たいなあ。
5/5(祝) @高円寺 ドムスタ
THE DOODLES企画
5/6(祝) @名古屋 カラオケまねきねこ納屋橋店
Killerpass企画
5/7(木) @神戸The Bee's Knees
5/8(金) @京都ウーララ
5/9(土) @岡山Blue Blues
5/10(日) @大阪難波Bears
5/11(月) @大阪 火影
火影企画
5/13(水) @恵比寿Batica
Ryming Slang X Batica企画
5/15(金) @TBA
UG x Break A School企画
5/16(土) @横浜Orange County Bros.
THE STEADYS企画
5/17(日) @早稲田Zone-B
UG企画
■つか、初日ドムスタかよ!行けないけど!
PEACH KELLI POP III PEACH KELLI POP SP RECORDS 販売:密林社 2015-04-01 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:34 | コメント (0) | トラックバック
2015年04月10日
【13枚目】Die You Bastard! / 激昂
■「速けりゃいいんだよクソッタレ!」で有名なフルブラストハードコアパンクバンドの新作…といっても2014年リリースだが。5年ぶりとのこと。
■前作までのギターはメタル流の速弾きで引き倒すタイプのギタリストで、それが強烈に速いブラストビートに乗ることで、もうとにかく速い!という感じだったのだが、今作から参加の新ギターはよりストレートなハードコアパンクらしいスタイルで、これがもう猛烈にかっこいいのである。ちなみに作曲も半分くらいが新ギタリストによるもの。
■猛烈に怒りと憤りに満ちた歌と演奏はどこからどこまでハードコアパンクとしか言いようがない(ジャケからして伝わってきますよね)。時折出て送るシンガロングがまた熱い。アルバムの真ん中へんでスローパートを入れてきたり、最後の曲ではブルースハープを入れたり、全編ストレートなようで勢いを削がない程度に捻りが加えてあるあたりはベテランらしい。最近ライブ観ていないんだけど、タイミングがあったら行きたいな。
■Amazonには売ってないようだけど、BASEとかで買えますよ。
投稿者 junne : 01:14 | コメント (0) | トラックバック
2015年03月30日
【12枚目】Acid Baby Jesus / Selected Recordings
■BASEで店員さんから「それ、超かっこいいですよ」と言われて購入した一枚。ギリシャの現行サイケバンドの2014年作。クレジットによればメンバーは5人。ただし曲によっていろいろゲストミュージシャンも参加している。
■音楽的にはヴェルヴェッツ的な反復ビートに東洋風の旋律を乗せた感じで、ドローンとまではいかないがオルガンや金属系の鳴り物が多用されていて雰囲気はある。ただしあんまり長尺じゃないくて、LPで片面5〜6曲収録。神戸のoopnumとかに雰囲気は近いかも。B面にはフリーキーなスライドギターが乗ったカントリー調の曲もあったり。
■なんと11月に来日するらしいのだが、ギリシャから呼ぶって大変そうだな、大丈夫かな(完全にイメージと先入観で物を言ってますが)
Selected Recordings Acid Baby Jesus CD Baby 2014-11-30 by G-Tools |
投稿者 junne : 17:34 | コメント (0) | トラックバック
2015年03月11日
【10枚目】Robert Johnson / King of Delta Blues Singers
■高校時代にローバト・ジョンソンの再発CDが2枚組で出た。当時読んでた「ロッキング・オン」でも記事が載っていて、エリック・クラプトンやキース・リチャーズなど錚々たる顔ぶれが彼の偉大さをあれこれコメントしていたので、これは!と思って即ゲットしたのだけど、正直その時はいまいちピンと来ず。その後もハウンドドッグ・テイラーみたいにわかりやすくワイルドなやつとかジョニー・ウィンターみたいにロッキンなやつは好きになったんだけど、ロバート・ジョンソンについては今いちよくわかんないままだった。
■さて、有名な話だが、実は過去にリリースされてきたロバート・ジョンソンの音源は実は回転数が間違っており、実際はもっとピッチを下げて聴くのが正しいのだという。こちらに正しいピッチのサンプルが。
■ということでとりあえず家のターンテーブルでちょっとピッチを下げて久々に聴いてみたわけなのですが、かっこいいぞこれ!めちゃくちゃ久々に聴いたので、それがピッチ下げ効果によるものなのか自分のブルース理解が向上したのかは不明なのだが、歌もさることながらやはりギターの低音弦のガツンガツンと来る感じが素晴らしい。
■鮎川誠は『200CDロックンロール』(名著!)のロバート・ジョンソンの項でやはり(CDではなく)このLPを取り上げており、B面にひっくり返したとたん、「Preaching Blues」のギターにぶっ飛ばされたというコメントがある。たしかにこの曲、右手が凄まじい。
■ついでにいうと、鮎川誠はこの『King of Delta Blues Singers』の第一集と第二集について、第一集のほうがいい曲が揃ってるけど、曲にばらつきのある第二集のほうがレコードとしては面白いと言っているのも興味深い。ニューヨーク・ドールズでいうとセカンドのほうをピックアップする人のレコード観だなあ、というかね。
King of Delta Blues Singers Robert Johnson Sony 1998-09-15 by G-Tools |
King of the Delta Blues Singers 2 (Reis) | |
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King of the Delta Blues Singers 1 & 2 [Analog] Robert Johnson Dol 2015-02-02 by G-Tools |
200CDロックンロール (200音楽書シリーズ) 鮎川 誠 学習研究社 2005-07-19 by G-Tools |
投稿者 junne : 17:50 | コメント (0) | トラックバック
2015年02月19日
【9枚目】DxIXE / Torture Incident / split
■浦安とクアラルンプールのグラインドコアスプリット7インチ。
■A面は浦安の鈍舞グラインド、DxIxE。曲は短く、リフが意外とはっきりしてて(=ノイズコア的ではなくて)パンクっぽい軽さがある(=メタルっぽい重さがない)。グラインドのなかでもこういう感じのバンドってなかなかいなくてぼくはかなり好きだったんだけどなあ。元気にしてるかなあ。ぼくは初代ヴォーカルの頃から観てるのだけど(彼のヴォーカルも好きだったんだけど)、本作で聞ける後期の女性ヴォーカルもかなり発狂しててかっこいい。
■B面のTorture Incidentはマレーシアはクアラルンプールのバンドである。最近はエアアジアのハブになってるのでにわかに身近になった感のある都市だが行ったことはない。これがまた面白いバンドで、比較的小さい音のバックに、不自然なバランスで大きくゴボゴボ声を被せてあるという変な録音。変なマーチっぽいリズムの曲もあったりして、何なんですかねこれは。YouTubeにある他の音源を聴くと、チープではあるもののここまで変ではないようなのだが。
投稿者 junne : 01:05 | コメント (0) | トラックバック
2015年02月14日
【8枚目】韓国の伝統音楽 <宮廷音楽>
■昨年韓国旅行に行った際に、たまたま立ち寄った宮殿跡かなんかで、伝統音楽の演奏を聴く機会があった。そのときはまあ「ふーん」くらいの感じで聞いてたわけなんですが、たまたまこんなレコードが100円で売ってたので手に取ってみました。キングレコードの民俗音楽コレクションの一環としてリリースされたもの。わりとしっかりしたライナーがついてるのも嬉しい。
■基本的にはやはり中国の音楽に近い気がする。とか言ってもぼくも全然詳しくないので、カンフー映画で獅子舞とかと一緒に出てくるようなやつをイメージしてるのだが。そういえば90年代には湯浅さんとかの協力で韓国の巫楽の紹介がされてたな。ああいうのも聴いてみたい気が今頃になってしてきたので、ちょっと探してみようかと思います。あとパンソリも聞きたい。
投稿者 junne : 00:29 | コメント (0) | トラックバック
2015年02月13日
【7枚目】Crocodile Cox & The Disastar / Siren
■前作も瞬殺で完売したCrocodile CoxのセカンドEP。今回もすぐなくなると思います(ていうかたぶんそろそろ品薄)。前身バンドは元BREAKfASTの岡さん率いるJOHNS TOWN ALOHA。メンバーチェンジに伴いバンド名を変えての活動開始後すぐに岡さんが急逝、残されたメンバーたちで現在もバリバリと活動を続けている。
■JTAはかなりノイジーなサウンドだったのだけど、現在の彼らはノイズ成分は後退してスラッシュハードコア化しており、それでいて速すぎもせずで、これがまたかっこいいんですよ。90年代にはこういうバンドはだいたい7インチの各面5~6曲とか詰め込んでたものなのだが、彼らは前作に続き今回も潔く各面1曲ずつ!一瞬で終わるけどかっこいいので問題なし。そして3月には次のEPも出るらしい。楽しみ!
SIREN/NO WAY OUT [Analog] CROCODILE COX AND THE DISASTER DIWPHALANX 2015-01-21 by G-Tools |
灯/MOTTO [Analog] CROCODILE COX AND THE DISASTER DIWPHALANX 2015-03-04 by G-Tools |
投稿者 junne : 00:24 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月29日
【6枚目】David Bowie / Station to Station
■ボウイの映画を観たところなので今夜はボウイのアルバムを。中学2年のときに同級生のFJ君(藤井政英氏のことではないですよ)から当時世界的に廃盤だった『Ziggy Stardust』をダビングしてもらって以来四半世紀にわたってボウイのファンを続けているのです。ちなみに彼には同時にT.Rexの『The Slider』と『Tanx』を貸してもらったわけで、まあ今のぼくがこんなんなっちゃったのは何割かは彼のせいだと言っても過言ではない。当時彼が弾いてたグレコの金色のレスポールうらやましかったなあ(←という話を同窓会で本人にしたらとても喜んでくれました。ぼくのライブも一度見にきてほしいものである)
■中学から高校時代にかけて、ボウイの諸作品が続々とCD化されていったのだけど、それが一度にドン!と出るのではなく、2〜3枚ずつ小出しに何年もかけて出ていったので、高校生のお小遣いでも一枚ずつ買い集めて丁寧に聴いていくことができたのもよかったのかもしれない。一度に買える大人たちはさぞかしじれったかったことでしょうが。
■で、わりとその時々でマイブーム的に興味深く思えるアルバムというのがある。ちょっと前には『Low』が面白くてよく聴いていたし、3、4年前には『Young Americans』を繰り返し聴いていた。で、最近面白いのが『Station to Station』なのです。
■グラム三部作とベルリン三部作に挟まれてちょっと地味なポジションのアルバムではある。ジギー、アラジン・セイン、ハロウィン・ジャックといったキャラクター路線を封印し、『Young Americans』で突如ソウルミュージックを打ち出して「ブルーアイドソウル」「プラスチックソウル」の元祖とか後に言われるものの、「Fame」という大ヒット曲を生みはしつつアルバムの評判はいまひとつだったのか、続く本作ではシン・ホワイト・デュークというキャラクターとともにヨーロッパ回帰を果たした、というのが一般的な理解だと思う。
■なんだけど、このアルバムで聴ける10分にわたる長尺のタイトル曲や「Golden Years」みたいなファンクナンバー、「TVC15」みたいなラテン風の曲、いずれもどこか感触がクールで、末期ゆらゆら帝国〜坂本慎太郎ソロ作なんかに通じるドライなサイケデリアがあるような気がするんです。さて、次にぼくが「発見」または「再発見」するのはどの時期のボウイなのだろうか。
ステイション・トゥ・ステイション デヴィッド・ボウイ ワーナーミュージック・ジャパン 2014-01-28 by G-Tools |
投稿者 junne : 01:30 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月27日
【5枚目】Buddy Guy / First Time I Met The Blues
■先日円盤で購入した二枚組LP。なぜか円盤でブルースのレコードを買う機会は割と多い気がする。昨年末にもハウリン・ウルフを買ったばかりだ。御年78歳、シカゴブルースの巨人の中ではたぶん現役最年長って感じなのだろうか。割と日本に来る機会も多い印象がある。
■で、本作はそんな彼の60年代のチェスレーベルでの録音を集めたコンピレーションである。60年から67年まで、新しい録音がからだんだん古いものに遡っていくという変わった構成である。最近ではボウイ先生の『Nothing Has Changed』が同じ作りでしたね。
■1枚目はブラスなんかもフィーチャーしたモダンブルースで、曲によってはほとんどジャズ。アート・ブレイキーの「モーニン」なんかもやってるしね。とはいえ洗練されたサウンドの中にもアタックとアクの強いギターは光っている。
■なんだけど、やっぱりかっこいいと思うのはD面収録の60年録音の演奏ですね。基本的にぼくはロック耳というかパンク耳・ガレージ耳なので、ブルースというとゴツゴツした無骨なやつが好きなのだ(なのでBBとかがいまいちピンと来ないの)。まあ滋味のわからん奴、ってことなのかもしれないが。
投稿者 junne : 23:58 | コメント (0) | トラックバック
【4枚目】The Good-Bye / Fifth Dimension
■グッバイが侮れない。というのを教えてくれたのは、最近はDJとして活躍している元アメリコの谷内君である(先日リリースされた台湾DJミックスCDはマストバイですよ!)。その時に聴かせてもらったのは初期のシングル「涙のティーンエイジ・ブルース」で、すかんちにも通じる絶妙なバブルガムロックなのだった。
■で、本日ご紹介するのは彼らの5枚目のアルバム『Fifth Dimension』。タイトルはバーズ『霧の五次元』、そしてジャケはクリームみたいだが、実際「グッバイのサイケアルバム」としてリリース時には賛否両論を呼んだのだという。モンキーズでいえば『HEAD』みたいなものかと思い、そりゃあ期待は高まりますよ。
■と思って聴いてみたらA-1あたりは正直「あれっ?」って感じだったけど、以降、ハードロックチューンのA-2「白夜のRevolution」なんかは現在のヨッちゃんにも通じるものがあって興味深い。続く英語詞のA-3「The Void」は中期ビートルズ風でなかなかいいと思う。
■より面白いのがB面で、B−1「鏡の国のPierrot」〜B−2「Unfinished Music No.3」というキーボードやブラス、ストリングスを大フィーチャーしたドラマチックなメドレーから変調ヴォーカルの「Presentにはハムスター」(曲自体もエスニックなメロのハードロックギターとスクラッチがビシビシ入った上にフェイドアウトしたと思ったら再度フェイドインしてくるかなり変な曲)、ボンゾ・ドッグ・バンドを思わせる(というのは褒め過ぎですけど)B-4「オアシスパラダイス」、最後のB-5「I'm Sorry」はピアノをバックにしっとりと始まり後半は弾きまくりのギターソロで終わるというパワーバラードみたいな曲なのだが、ギターソロがフェイドアウトしていくなか、やけにデカい音でスネアのバンバンバンバンというのが続くという微妙に変な曲。
■タイトルどおり5枚目のアルバムということで、これが最後くらいかなと思ったのだが調べてみたら9枚も出してるのね(しかも9枚目のタイトルは「Revolution No.9」!)。こんなのはこのアルバムだけらしいけど、とはいえ意外と佳曲が出てきそうなので今後もグッバイには注目していきたい。特にリーダーの曽根泰久はグッバイ以後はインディーズでシンガーソングライターとして活動してるそうなのでちょっと気になる。あと、グッバイがこれだけ面白いということは一応男闘呼組も聴いてみなきゃなんだろうか。
FIFTH DIMENSION The Good-Bye ビクターエンタテインメント 2004-09-22 by G-Tools |
投稿者 junne : 00:27 | コメント (0) | トラックバック
2015年01月22日
【3枚目】The 5.6.7.8's / TANUKI GOTEN
■ガールズ・ガレージのトップバンドとして内外で有名ながら新作は久々のThe 5.6.7.8's。このバンドについては、たぶん元More Fun/Rockbottomのトミーくんに教えてもらったんだと思う(ちなみに以前ele-kingで「Get Action」について書いた原稿に登場する友人というのが彼である)。タワレコ新宿店(東口にあった頃)でインストアライブを見てぶっ飛んだのは今でもよく覚えている。
■『キル・ビル』で一躍脚光を浴びたのももうだいぶ前のことになるが、そのタイミングでがっついていくわけでもなくマイペースを崩さないところがかっこいいですよね。もう何年もほとんど活動してなかったんじゃないのかな。たまーにライブをやることもあるみたいだけど、なかなかタイミングが合わなくて、ぼくは全然観ていない。
■とまあそんな状況でわりと突然な印象でリリースされた新作がこちら。先行シングルとしてモスラの歌が7インチでカットされており、昨年名古屋で買って滅茶苦茶気に入っていたので当然のようにアルバムも購入した次第。まずジャケが最高ですよね。これ、やはりモスラだから東京タワーなのかしら。
■アルバムのオープニングは「Shojo-Ji」。はい、童謡の「しょ、しょ、しょじょじ♪」ってやつですね。これをボ・ディドリー・ビートでカバーしており、ユーモラスながらも演奏は鋭い。ほかにもジェリー・リー・ルイスの「Great Balls Of Fire」の日本語カバーやクラッシュの「バンクロバー」をゆったりしたラテン風にカバーしたもの、パワフルかつソウルフルなサム・クック「Shake」など、カバー曲が楽しい&かっこいい。もちろんオリジナル曲もかっこいい。断然お薦め盤であります。昨年末のリリースだったんだけど、年内に聴いてたら絶対年間ベストに入れたはず。あ、ていうか音源の年間ベストってまだやってなかったので近々考えます。年間ベスト入りの可能性が濃厚なのに、買ったけどまだ聴いてない盤が結構あるのです(ENDONとかEIEFITSとか)。
■アルバム全体に録音がモコモコしていて、新譜CDなのに中古レコードの風格があるところも素晴らしい。ていうか調べたらこれアナログも出てたのね!しまった、そっち買えばよかった!
■「1000枚紹介する」と言いつついきなり三日坊主状態になってましたが、もっと気軽に紹介するスタンスにしていきますね。かつて野中モモさんが提唱した「3人以上の友達に言いたいことはウェブに書く」という理念に基づき、友達に「これ、おススメ!」っていう時のノリでやっていきたいと思います。
TANUKI GOTEN THE 5.6.7.8'S TIME BOMB RECORDS 2014-12-23 by G-Tools |
投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2013年09月17日
Blastro / From the Beginning to the End レビュー書きました
■ele-kingでBlastroのデビュー・アルバムのレビューを書きました!一足先に聞かせてもらったけどこのアルバムまじでヤバいです。
つか、読んでいただくとわかるけどアルバムレビューに見せかけて平日のアースダムがヤバいという内容の記事になっている上に、Blastroのライブ情報と見せかけて自分のバンドのライブ情報が載っているという複雑な戦略を駆使した高度なテクストになっていると自負していますのでご笑覧ください(笑)。
つか、まあとりあえずは明日、EARTHDOMの爆音サウンドシステムで度肝を抜かれに来てくださいな。
From the Beginning to the End BLASTRO doubtmusic 2013-09-25 by G-Tools |
投稿者 junne : 16:48 | コメント (0) | トラックバック
2013年09月04日
Americo / Americograffit
■Americoがアナログ・レコードを出しました。暫定ですが現時点で個人的には今年の新譜ベスト。Americoはもともと大好きでライヴにもしょっちゅう行っていることはこのブログではおなじみだと思われますが、これはほんとにいいですよ。
■もともとAmericoを初めて観た時に思ったのは、「50’sのロックンロールやガールポップ(まあフィル・スペクターとかね)をジョニー・サンダースやラモーンズ経由でやっている」のだな、ということ。たぶんこの説明だけでわかる人にはピンと来るだろうし、それでピンと来たらもうマストバイだと言っていいと思います。
■これまでCD-Rなんかで小出しにリリースされてきた曲に加えて新曲も少々。既発表曲も新録で、今回のレコードのために少しずつ少しずつ録音されてきたものです。録音は安心の中村宗一郎仕事。レコード屋ではガレージのコーナーに置いてあることが多いようだけど、Dum Dum GirlsとかBest CoastとかみたいなUSのドリーミーなインディバンドが好きな人にも是非聞いていただきたい。
■販売店もメンバーが自ら信用できるお店を回って置いてもらっているということなので、せっかくなら買いに行ったついでにお店をゆっくり覗いてくるのもいいのではないかと(ぼくは円盤で書いました)。販売店リストはこちら。最近はライブの本数も減らしてるようだけど、ひとまずはこれを聴きながら10月5日のワンマンを楽しみに待ちたいところ。
Americoの夜
~ロックに愛をこめて♡ワンマンGIG~
10/5(土)@ 吉祥寺バウスシアター2
21:15 open 21:30 start
前売予約¥1,800 当日¥2,000
*9/5(木)より前売予約を受け付けます。吉祥寺バウスシアター(baustheater@japan.email.ne.jp)まで、 件名を「10月5日予約希望」として、お名前/ご連絡先/チケット枚数を明記の上、お申し込みください。
投稿者 junne : 20:00 | コメント (0) | トラックバック
2013年09月03日
Michael Monroe / Horns and Halos
■Hanoi Rocks解散後、マイケル・モンローは自身の名前を冠したバンドを結成(アリス・クーパーとかマリリン・マンソンみたいなもんです)。旧ハノイで再結成ハノイには不参加のサミ・ヤッファ、そしてサミと一緒に再結成ニューヨーク・ドールズに参加していたスティーヴ・コンテ、ワイルドハーツをやったり辞めたりのジンジャーといった顔ぶれだったのだが案の定ジンジャーはファースト・アルバム『Sensory Overdrive』リリース後に脱退。代わりに加入したのがBackyard Babiesのドレゲンというのもなんか予定調和的な展開な気もしたけど、まあ依然としてその筋のスーパーバンドと言っていいだろう。
ホーンズ・アンド・ヘイローズ 【ボーナス・トラック4曲収録】 マイケル・モンロー ビクターエンタテインメント 2013-08-20 by G-Tools |
■前作は意外と評価が高かったみたいなんだけど個人的には今ひとつだったのね。マイケルのソロに(や、数々のユニット)にはずっと「曲がよくない」という根本的な問題がつきまとっておりまして、前作もその粋を出ないなーと思ってたのです(ただ、やはりハノイ解散後にアンディ・マッコイが結成したGrease Helmetのアルバムは第一印象は冴えなかったんだけどこないだ聞き返したらけっこう良かったので、今聴くと違うかも)。
■で、おそらくドレゲンがどのくらい曲作りに参加するかで今作の出来は決まるんじゃないかなーと思ってたわけですが、結論から言うと今回はなかなかいいと思います! 後期BYBにも通じるポップパンク的なロックンロールを主体に(家で聴いてたら妻に「馬鹿っぽいの聴いてるね」って言われましたが、まあそれだけ若々しいってことですよ)、勢いを削がない程度にレゲエっぽいリズムをフック的に交えたりソウル系の曲(しかしテンポは速い)も混ぜたりといったベテランらしい小技も効いている。
■ライナーによるとドラムをのぞく全員が作曲に関わっており、バンドとしても充実してるんだろうなーというのがうかがえるので是非来日もしていただきたい。あと、マイケルはいつもカバーがかっこいいのだけど、今回は日本版ボーナストラックにしかカバーは収録されておらず、しかも70年代にフィンランドで活躍したパブロック?バンドのカバーという渋い選曲。これがまた実にかっこいいので日本版を買うのがいいと思います。
原曲
■つか、どうせなら今のメンバーからスティーヴをアンディに変えて第3期ハノイ・ロックスにしてくれんもんかのう……
投稿者 junne : 12:10 | コメント (0) | トラックバック
2013年06月28日
挫・人間 / 苺苺苺苺苺
■けっこう前からことあるごとに「最近の若いバンドはみんな巧いよねえ」という話題になる。こないだもGalaxy Express 666の練習の時にその話になって、「昔は教則本とか買わないとわかんなかったようなことがネットでタダで読めるし、コピーしようと思えば動画はあるし、巧くもなるよねえ」なんて言ってたわけです。まあ上手けりゃいいってもんではもちろんないし、「上手いけどつまんねえなー」って思うことのほうが多いんだけどさ。
■そんな中、ここ最近は若くて上手くてかっこいいバンドに続けて出会うことができて嬉しく思っている。中でもちょっとこれは破格なんじゃないの?と思うのが去年初めて観た挫・人間というバンドだ。もともと成松哲さんのミニコミ「Kids These Days」シリーズ(おすすめです!)で大きくフィーチャーされていたので名前を知ったのだけれど、昨年新宿のRed Clothでライブを観たらもうガツンとやられしまったと。
■その後、知り合いのAV監督イギー・コーエンさんがPVを撮ったり、野獣のリリアンのギタリストのじろうさん主催の「爆裂!じろう祭」に出演したりと、まあわりと若いのに身近なオッサンたちとの絡みが多いバンドだったわけですが、このたびめでたく全国流通のアルバムが発売に。久々にフラゲ日にタワーで買うなんてことをしちゃいましたよ(「ついでに」本やCDを山ほど買ってしまってえらい散財してしまったけども……)
■ということで挫・人間のアルバム『苺苺苺苺苺』、期待して聴いたのだがやはり素晴らしい! まずこのバンドの何がいいって、今時の若いバンドには珍しい「みんな死ね」アティテュードの持ち主だっていうこと。やっぱ文化系ってのは世を拗ねてなんぼですよね。それがユーモアをまじえて高い演奏力で表現されている。ライブを観た印象では「大槻ケンヂ+イギー・ポップ」ですよ(褒め過ぎだな、さすがに)。
苺苺苺苺苺 挫・人間 redrec / sputniklab inc. 2013-06-18 by G-Tools |
■録音も奇麗すぎず、曲によってはかなり歪んだ音になってたりしているあたりが大変かっこいい。マスタリングが中村宗一郎さんなのだけど、バンドのブログを読んだりした限りではむしろそれ以前のミックス(エンジニアが元毛皮のマリーズ)の段階でそういうふうにうやってたらしい。。多いに気に入って早速iPhoneに入れようと思いCDをPCに突っ込んだんだけど、なぜかiTunesが立ち上がらなくなってしまいました。いや別にCDのせいじゃないけど。そしてiTunesをインストールした直したら立ち上がるようになったんだけど、今度は曲名とかのデータが全然出てこない。どうなってんだ(笑)。
■ほかにもここ1、2年で出会ったところで言うと最近観たHOMMヨとか快速東京とか、あとRock-A-Cherryとか(もうすぐアルバムが出るそうで楽しみすぎる!)、若いロックバンドにワクワクできる、ということ自体が嬉しい。思えばゼロ年代あたりはそういうの全然なかったもんな(その頃はハノイ・ロックスしか聴いてなかったせいもあるとは思いますが)。ロックはまだまだこれから面白いぞ、と思えるのが幸せだ。
Live 1 HOMMヨ オム GOODLOVIN'PRODUCTION 2012-11-16 by G-Tools |
ロックインジャパン 快速東京 felicity 2012-07-17 by G-Tools |
投稿者 junne : 14:47 | コメント (0) | トラックバック
2013年04月21日
Record Store Day Japan
■4月20日はレコード・ストア・デイでした。まだ日本では一部の音楽ファンを除くとあまり認知されてないようだけど、レコード店の振興を目的に2008年から始まった国際的なイベントだ。毎年この日限定で大物アーティストがレコードをリリースしたりしてなかなかの盛り上がりを見せてるらしい。海外でリリースされる限定商品ってどこで買えるのかなと思ってたけど、日本でもディスクユニオンなど一部の輸入盤店には入荷している模様。
■日本でも、坂本慎太郎がコーネリアスによるリミックス7インチを出したり、店頭でもインストアライブやらセールやら色々行われていたようなのだけど、ぼくはとりあえず下北のディスクユニオンに行って来ました。
■レコード・ストア・デイ限定商品としてはDavid BowieやPiLの7インチに興味を惹かれたけど結局そういうのには手を出さず、中古レコードの割引商品を中心に。勝ったのはこんな感じ↓。
■まずは60年代サイケ/ガレージもの。
Neighb'rhood Childr'n / Long Years in Space
男女ボーカル、ファズギター&オルガン、ちょっと東洋風な楽曲、ビートルズのカバー等々、まあベタといえばベタだけど嫌いになれない感じ。2枚組で、1枚目のB面あたりはけっこう狂っててかっこいい。
Long Years in Space [12 inch Analog] | |
Neighb'rhood Childr'n Sundazed Music Inc. 1997-06-10 売り上げランキング : 1119395 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
v.a. / Hide'n'Seek vol.1
ヨーロッパのガレージコンピ。まあ全体的にはビートルズ~ストーンズの影響の強い凡庸な感じ。ドイツ語?でストーンズの「The Last Time」をカバーしてるやつはちょっと珍品かな。
v.a. / Psychedelia vol.4
Tiny Aliceレーベルのコンピ。イギリスものなのかね。B面がわりと面白かった。
■あとアフリカものも何枚か。
Exile One / Jumbolo
邦題「アフロカリビアンの怒涛」! アフロレゲエみたいなやつですね。これはドミニカのバンドらしい。
Tony Allen and The Afro Messengers / No Discrimination
言わずと知れたフェラ・クティのバンドのドラマー。アフロビートの第一人者。
No Discrimination [12 inch Analog] Tony Allen & Afro Messengers Kindred Spirits 2011-10-11 by G-Tools |
Lita Bembo et Le Stukas du Zaire / DON DASS VOL.3
「キンシャサ・ロック」の重要バンドの由。P-Vineからリリースの国内盤。
■あと7インチを結構買った。
シーナ&ロケット / スイート・インスピレーション
84年、アルバム『New Hippies』からのシングルですね。
クララサーカス / ミスフラワーバイシクル
89年作
Jacks / からっぽの世界
「ピコの唄」「からっぽの世界(Different Version)」の3曲入り
ザ・ファントムギフト / 魔法のタンバリン
恥ずかしながらファントムギフトってちゃんと聴いたことなかったんだけど、6月にナポレオン山岸さんと対バンすることになったということもあってYouTubeで色々聴いてみたら、これがえれえかっこいいのな! まさかこんなにも好みなギターを弾く人がいたとは、と。俄然楽しみになりました。
Afro Kelenkye Band / Jungle Funk
ガーナのアフロ・ファンクバンドの未発表音源集2枚組。
■あと、別に値引きにはならないんけどCDも買っちゃった。
Acid Eater / Black Fuzz on Wheels
Black Fuzz on Wheels ACID EATER TIME BOMB 2010-01-20 by G-Tools |
■ていう感じで久々にレコードハンティングを堪能した後、Basement Barへ少年ナイフの出るイベントに行ったんですけどね。まあトリ前くらいなと思ったら何とトップバッター。受付で「どのバンドを見にきましたか?」と聞かれて「少年ナイフ」と答えたら「今終わりましたけど」って言われて、思わず「マジで!!!???」と叫んじゃいました。しかもナイフは珍しい「ヘヴィメタルセット」だったそうで……。sigh
投稿者 junne : 23:41 | コメント (0) | トラックバック
2013年04月09日
Johnny Thunders"Hurt Me"リマスター盤
■ジョニー・サンダースのアコースティックアルバム『Hurt Me』は普通のジョニーファン(『L.A.M.F.』とか『So Alone』とかが好きな人ですね)とはまた違う層(けっこうネオアコとか聴くような人も聴いてるよね。あとアシッドフォークとか好きな人も)にも人気のある名盤なわけだけれども、このほどボーナスディスクつきのリマスター盤が発売決定。
■ボーナスディスクのほうはレコ発ライブの録音で、アルバム収録曲のほかにドールズの「Frankenstein」とかストーンズの「Play With Fire」なんかをやってて興味深い。しかもamassのニュースによれば750枚限定でアナログも出るとか。
■それは買うっきゃねえええ!と速攻でアマゾンで予約! したのだが、よく見るとアナログは「ディスク枚数:1」って書いてあるぞ? ひょっとしてボーナスディスクがつくのはCDだけ? それともアマゾンの表記が間違ってる可能性もあるよな……
■と思って今回のリイシューのレーベルであるEasy Actionのサイトを見に行ったところ、やはりアナログは1枚だけみたい。
■ということで即座に予約をキャンセルしてCDを予約しなおした。まあいずれにしても楽しみ楽しみ。
Hurt Me (Re mastered) Johnny Thunders Easy Action 2013-04-29 by G-Tools |
投稿者 junne : 13:22 | コメント (0) | トラックバック
2013年03月25日
最近のR&B/HipHopミックステープから
■実のところ最近聴いてる音楽といえばR&Bとヒップホップだったりするのである。適当にミックステープをDLしてiPhoneで聴いてる感じなので周辺情報みたいなのはあまり知らないのだけど、とりあえずここ最近でよかったものをいくつか紹介してみる。基本的にスイート&ドリーミーなものを好んでおります(チルウェイヴの流れというか、まあサイケの延長で聴いてるフシもある)。「最近の」といいつつ昨年末リリースとかが多いのだけど、けっこう大量にダウンロードしてるのでなかなか聴くのが追いつかないのよ。
■Cocaine 80s / kuro to shiro
EPだけどこれはイチオシ。シンセものもギターものもあるけど、粒ぞろいですね。
ダウンロードはこちらから
■Chris Turner / LOVElife Is A Challenge
昨年末くらいにリリースされたもの。Stevie WonderのカバーとかPete Rockがプロデュースしてる曲があるとか色々と話題作だが個人的には昨年のベストR&Bアルバム『Zulu Guru』のJesse Boykins IIIとMelo-Xが参加してるのが目を惹く。特にJesse Boykins III参加曲は聴いた瞬間にわかる個性の強さを発揮しております。
ぼくが落としたときはアルバムがフルダウンロードできたんだけど、いつの間にか3曲だけになってるのかな。まあiTunesで売ってるようですが。まあ全編メロウ&スイートなのでそういうのがお好きな人はぜひ。
■Chip / London Boy
これはUKのラッパーで、USデビューミックステープとのこと(昨年末リリース)。何曲か好きな曲があった、というくらいだけど。
ダウンロードはこちらから
■Lil B "The Based God" / Pink Flame
なによりジャケがひどくて最高。全体的にテキトーっぽい感じが面白い。
Zulu Guru [輸入盤CD] (ZENCD191) Jesse III Boykins & Melo-X NINJA TUNE 2012-11-03 by G-Tools |
Zulu Guru [輸入アナログ盤・2LP] (ZEN191) Jesse III Boykins & Melo-X NINJA TUNE 2012-11-03 by G-Tools |
投稿者 junne : 13:50 | コメント (0) | トラックバック
2013年03月24日
David Bowie"The Next Day" CDつきアナログでのリリース決定!
世界各国でヒット中の新譜"The Next Day"(アメリカではBon Joviに阻まれて2位に終わったそうだけど、長谷川町蔵さんが指摘しているようにあの"Let's Dance"ですら4位だったのだからすごいことですよ)だが、昨晩アナログでのリリースがボウイの公式サイトおよびFacebookページで発表に。しかも「17曲入りのCD付き」とのこと。
整理すると、"The Next Day"は通常盤は14曲入り。「デラックス・エディション」はボートラ3曲のついた17曲入り。そして国内盤デラックス・エディションだとさらにもう一曲ついた18曲入りになる。ということで今回のアナログについてくる「17曲入りCD」というのは「デラックス・エディション」に相当するんだろうね。
てことはレコードは通常版14曲入りなのかな。実際あれは14曲目の「HEAT」で終わるのが美しいと思うので(ミシマへの言及が散りばめられた美しくも沈鬱な曲なのである)。180gの重量盤になるようなので音もいいことだろう。
4月1日発売ということでもうあまり日がないのだけどちゃんと買えるのかしら。ニュースには「released worldwide on April 1st」としか書いてないけど……(アマゾンでは予約受付中ですが)。
Next Day(LP+CD) [12 inch Analog] David Bowie Sony 2013-04-02 by G-Tools |
ザ・ネクスト・デイ デラックス・エディション(完全生産限定盤) デヴィッド・ボウイ SMJ 2013-03-13 by G-Tools |
投稿者 junne : 15:51 | コメント (0) | トラックバック
2012年01月06日
2011 Best Discs
■遅くなりましたがあけましておめでとうございます! 更新がめっきり減って去年の積み残しも色々ある当ブログですが、今年もよろしくお願いします!
■ということで新年ももう6日ですが昨年の年間ベストを。今年も「ベスト10」を選ぶほど聴いてないので5枚にしました!我ながら意外性ゼロなラインナップ! 順不同ですが1位はドールズかなー。
New York Dolls / Dancing Backward in High Heels
Dancing Backward in High Heels New York Dolls 429 Records 2011-03-15 by G-Tools |
VIVIAN BOYS / 欲望アクション
欲望アクション VIVIAN BOYS HELLO FROM THE GUTTER 2011-01-14 by G-Tools |
The Dwarves / Born Again
Born Again Dwarves Mvd Visual 2011-05-03 by G-Tools |
少年ナイフ / 大阪ラモーンズ
大阪ラモーンズ 少年ナイフ Pヴァイン・レコード 2011-07-20 by G-Tools |
投稿者 junne : 16:12 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月05日
Depth
■ぼくがネットをやりはじめたのは97~98年くらいだったのだけれど、その頃はもちろんSNSだのブログだのなんてものはなく、「個人ホームページ」というのもまだ全盛を迎える前。メーリングリストと掲示板が中心だったのであります。で、メーリングリストはだんだん影が薄くなっていき、個人サイトはとりあえず日記と掲示板とリンク集(相互リンク文化なんてものがあったのだよ。Twitterの相互フォローが云々みたいな話を見てると世の中変わらんなあと思うね)というのが三点セット。
■このあたりの話はばるぼらさんの『教科書(略)教科書』あたりを読んでもらうとして、ぼくがNOIZ NOIZ NOIZを始めたときもやっぱり日記と掲示板とリンク集は持っていたわけだ。んで、夜な夜なテレホタイム(!)になると遅くまであちこちの掲示板を見て回っては色々と交流していたわけです。
■すごく大雑把に言うと当時ぼくが出入りしてた界隈というのは文化系と音楽系(なんだそりゃって感じだが、まあ便宜上ね)。で、なぜかわかんないけど前者は比較的今でも交流があるのだが後者のほうはいつのまにか縁遠くなっちゃった人が多い。サイトがブログに移行した頃(2001年だったと思う)が境目だった気がする。TwitterやらFbやらで再会したような人もいるけど。
■で、当時ネットを介して知り合ったバンドにDepthという大阪のバンドがいました。女の子3人組で、基本的にはドスのきいたヘヴィロックなんだけど時折ちょっとサイケな要素(主にギターだな)があったりして面白いバンドだったの。TagRagからCDが出たりして東京でも何度かやってたり(チッタで観たこともあったな)、大阪で観たこともある。大阪に遊びに行った時には遊んでもらったり。
■なのですが、メンバーが変わったりなんやかやであまり交流がなくなっちゃって。音源もTagRagから出した後はたぶん出てないはずで、いつの間にかバンドもなくなってたのだと思われる(この辺、詳細は未確認)。
■と思ってたらふとしたことでDepthのマイスペを発見! ていうか一日限りの復活とか書いてある! あら、ブログも立ち上げてるじゃないの! うわ、オリジナルメンバーだ!! と一気に盛り上がったのが昨夜のことでありました。CDも久々に引っ張り出して聴いちゃったり。なんか昔聴いてた時より好きかも(いや、当時も好きだったんだけどね勿論)。
BARE THINGS DEPTH インディペンデントレーベル 2000-02-25 by G-Tools |
投稿者 junne : 12:26 | コメント (0) | トラックバック
2011年06月03日
The Dwarves Are Born Again
■素晴らしすぎた来日公演も記憶に新しい俺たちのDwarves、7年ぶり待望のニューアルバム! この最高なアルバムタイトル&ジャケットがアナウンスされたときから超楽しみだった。んで、FACEBOOKでは新譜のアートコンテストなんてものが行われておりこれがまた力作揃い、大いに期待を膨らませてたわけですよ。
■で、先日ようやくGETしてきたよ。ちなみにボーナスDVDつきのCDにした。正規のものとは別の、なんかチープな酷いコラージュのジャケのやつ。後から知ったけどアナログでもDVDがついたそうなのでそっちにすればよかった!
■内容はここ数作(The Dwarves Are Young and Good Looking以降)のポップパンク路線。最近はアルバムにラップだのデジロックだのといった新機軸を(明らかにギャグとして)取り入れていたけどもそういうのも今回はない感じで、無駄にいい曲・上手い演奏。曲名も、一曲目の「The Dwarves Are Still The Best Band Ever」から終盤の「Do The HeWhoCanNotBeNamed」(「ドゥザヒーフー!ドゥザヒーフー!」っていうコーラスが楽しい)を経てラストの「The Band That Wouldn't Die」までいちいち最高、全21曲堂々たる酷さであります。ある種の人には全面的に大推薦!
Born Again Dwarves Mvd Visual 2011-05-03 by G-Tools |
投稿者 junne : 18:03 | コメント (0) | トラックバック
2011年03月02日
2/25~27 カレー・ウィークエンド
2/25(Fri)
■ICCのシンポジウム「メディア・アートにおける音楽とはなにか」へ。事前情報ゼロで臨んだのだけどなかなか面白かった。録音された音楽について、「これでは何でもアリだ。機械の魔法によって身体の魔法がスポイルされてしまう」という問題意識は、『質疑応答のプロになる!』で古澤さんがCGについて言ってることと一緒だよね。
質疑応答のプロになる! 映画に参加するために (ブレインズ叢書4) 松江 哲明 真利子 哲也 いまおか しんじ 村上 賢司 古澤 健 メディア総合研究所 2010-10-26 by G-Tools |
2/26(Sat)
■DVDで『セックス&ザ・シティ2』。えーと、なんかサマンサの面白さだけで150分引っ張ったという印象ですね……。
セックス・アンド・ザ・シティ2 [ザ・ムービー] (1枚組) [DVD] ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-10-27 by G-Tools |
2/27(Sun)
■Americoの皆さんをお招きしてカレーパーティを催す。マトンカレー、チキンとトマトのカレー(というかスパイス炒めにちかいかも)、牛肉をスパイスとココナッツのソースで煮たもの、あとあまりに野菜が少ないのでサラダなどを用意してみました。
持ち寄ってもらったものがまた美味しかった、ありがとうございます!
■某バンドのメンバーの前歴を教えてもらったり(「え、○○さんってその○○さんなんですか!」的な)、すかんちやラヴミサイルをお聞かせしたりして大変楽しい時間を過ごした。ラヴミサイルはグラムロックの日本的というか郷ひろみ的解釈として凄くいいバンドだと思うの!
First Kiss LOVE MISSILE 日本クラウン 1992-05-21 by G-Tools |
投稿者 junne : 21:51 | コメント (0) | トラックバック
2011年02月08日
2/7(Mon) 誕生日もカレーで構わない!
■2月7日をもって36歳になりました!ホドロフスキーおよび加護亜衣さんと同じ誕生日です。あいぼんおめでとう!
■バースデーランチは会社の近くに来てた屋台の野毛山カレー。「四川風激辛キーマカレー」と「完熟トマトのチキンカレー」の二種盛をいただいた。
トマトカレーは甘酸っぱく、キーマカレーは「四川風」というだけあってなんか「麻婆カレー」みたいな印象。旨かった!
■そして写真データを届けにきてくれたカメラマンさんから「誕生日プレゼント!」と言って渡されたビニール袋。
中身はインドとネパールのマトンカレー用カレー粉。
そしてマトン!(笑)
近々いただこうと思います。どうもありがとう!
■先日円盤で買ったCDのひとつがSunyell Vivian Boysのトミー氏によるガールズガレージバンド。大変にかっこいい。
今では活動してないそうで大変に残念だ。あと、最近の自分の好みとしてCDだと4~5曲入りで1000円とか(またはCD-Rで500円とか)っていうフォーマットがロックンロールバンドには合ってるんじゃないかなーというのがある。7インチに近い感覚で買えるというか(つか、パンクとかガレージとかそういうロックンロールバンドはやっぱ7インチ出してほしいよね)。
How to Smile SUNYELL;サンエール Beechwood Records 2008-12-20 by G-Tools |
■桜庭一樹『伏 贋作・里見八犬伝』を読んだ。ブレードランナーなんですね。装丁は上製本だし初出は週刊文春だったりするけれども、むしろラノベに近い読後感(だから悪い、というのではないよ)。
伏 贋作・里見八犬伝 桜庭 一樹 文藝春秋 2010-11-26 by G-Tools |
投稿者 junne : 13:34 | コメント (0) | トラックバック
2010年10月10日
10/9 From Texas to 高円寺
10/9(Sat)
■雨の中出社して粛々と働く。ひっさびさにタワレコでCD買ったりした。
■夕食は今シーズン初鍋!
鶏胸肉、キャベツ、葱、牛蒡天他練り物を中華だし(ていうかまあウェイパーです)で。コチュジャンとテンメンジャンを混ぜたもの、ポン酢に柚子胡椒を溶いたものをタレとして用意。最後はうどんで〆。おいしゅうございました。
■『悪魔のいけにえ』を観る。歴史的名作だが初見。怖いっていうよりかっこいいね。レザーフェイスの動きと構図の取り方に目を奪われる。
悪魔のいけにえ 特別価格版 [DVD] Happinet(SB)(D) 2009-01-30 by G-Tools |
■買ってきたCDのうちの一枚、久保田麻琴が録音した高円寺阿波踊りの2枚組CD、とりあえず一枚目を聴く。一曲目に入ってる東京天水連のラウドさがまずは耳を引くが、終わりのほうに入ってるオーソドックスなやつもいい。今はおおまかに「2拍子」と「1拍子」があるらしいんだけど、これもこうして聴くと一聴瞭然ですね。
レコーディング風景
ぞめき壱 高円寺阿波おどり(2枚組) オムニバス 東京天水連 舞蝶連 小六連 苔作 天狗連 葵新連 飛鳥連 忍連 江戸っ子連 ひょっとこ連 ABY RECORDS 2010-08-01 by G-Tools |
投稿者 junne : 14:28 | コメント (0) | トラックバック
2010年05月27日
タバタミツル / ルシファー
■ゼニゲバ、レニングラード・ブルース・マシン、Amazon Saliva、Acid Mothers Temple and the Cosmic Inferno、20ギルダーズ等々様々なバンド/ユニットで活躍のギタリスト田畑さんのソロアルバム。これまでも海外レーベルからは何枚かソロアルバムが出ているが、国内盤としてはこれが初。Map快挙。
■まず何と言っても「おおおぉ」と思わされずにはいられないのがジャケ(笑)。
小田島等画伯によるイラストで、背景の黄色はやはりカレーに因んでいるのだろうか。
■従来のソロ作は宅録のインスト中心で、常にまあ何とも曰く言いがたい世界が展開されていた(実際これほどなんだかわからない音楽は今日び稀だと思う)のだけれど、今回は歌もの! バックはほぼギターのみ(若干打楽器とかが重ねられてはいる)で、リヴァーヴのかかりまくった酩酊サイケワールド。多くの曲はワンフレーズを連呼するだけの歌詞だがそれもグルグル感があってまた良し。
■プロデュースはAcid Mothers Temple総帥、スピードグルこと河端一。カレー三昧な録音合宿の風景はこちらで。
■土曜は円盤にレコ発ライブを見にいく予定です!
■ところでこのアルバム、発売と同時にアマゾンでは在庫切れ状態。どころか予約したけど届いてないという声も多数聞く。最近多いよね。ECD新譜も発売日に届かなかったというし、Jojo広重さんの女性ボーカルコンピやエンジェリンのベスト盤も発売後即在庫切れになっていたという。仕入しっかりしろ!と言いたくもなるけど、たぶんあそこの規模から考えるとその程度のとりこぼし・売り逃しは手間を考えれば無視してよしってことなんでしょうな。インディ盤は専門店とかライブ会場とかで買うのがやはり良いのであろう。ちなみに『ルシファー』はタワレコ新宿店でも見かけなかったので、ディスクユニオンとかをチェックするといいですよ。
投稿者 junne : 14:02 | コメント (0) | トラックバック
2010年01月19日
あかり from Here
■昨年、一日限定で無料フル試聴を行っていたクラムボンとTha Blue Herbのコラボシングル。あのときはTwitterとかですげえ話題になっていたけど、みんなちゃんと買ったのかね? ぼくは試聴しそびれたけど買いましたよ!
■そもそも組み合わせが意外すぎでどんな音になるのか想像もつかなかったのだが、なるほどそれぞれのいいところをしっかりと生かした作品になっていると思った。基本的には普段のクラムボンより3割増くらいに緊迫感のあるピアノのリフレイン&反復ビートにボスのラップ、といった作り。個人的にロック/ポップスとヒップホップのコラボレーションとしては「ブギーバック」より好き。「Bring the Noize」に匹敵するかも!でした。ちなみにタワレコ限定です。アマゾンとかだとすごい値段になってますが普通に買えると思う。
投稿者 junne : 18:19 | コメント (0) | トラックバック
2009年09月02日
9/1(Tue) 最近のパンクから
■9月はまた日記を書いてみようかなと。
■悪い夢を見て目を覚ましたところ、怖いメールが入っていた。
■通勤電車(往路)で「EL ZINE」0号を読む。DOLL編集の山路氏が立ち上げたパンク雑誌。DOLL最終号にも登場したAcuteやRydeenが登場していることもあって、DOLLの延長という感じもありつつ、特に硬派かつ渋いところを集中的に継承した、という印象。編集後記のことばが特に印象的だった。行川さんのブログでも指摘されているが黒地のモノクロの表紙とその紙質、そして目次部分の写真のツブれかたなど、ハードコアの7インチのスリーヴを思わせてこれまた渋い。次号も楽しみ。
■ちなみにそのDOLL最終号の表紙を飾っていたスウェーデンのパンクバンドMasshysteriのLPを先日買ったのだけどこれは大変素晴らしかった。時にサーフっぽかったりする哀愁のメロディ、全編スウェーデン語の男女ツインヴォーカル。疾走感はまぎれもなくパンクながら、USインディーズとかRiot Grrrlとかが好きな人にもイケると思う。オススメです。
→マイスペ
■出社すると、またしも組織変更があったり(まあぼくは元に戻るだけなのだが)、微妙にモメごとの気配があったりとバタバタな感じ。まあ自分の仕事を粛々とやるだけなのだが。弁当はトマト煮(鶏むね肉、キャベツ、玉ねぎ、長ねぎ、モツァレラチーズ、をトマトソースで煮たもの。クミンパウダーとホットガラムマサラもちょっとずつ投入)と白米。旨い。
■夕方より、游歩塾の湯浅ちぐみさん「スターのホロスコープ」第3回。今回は基本的には民主党特集でお送りしつつ、最後にはこの一ヶ月もっとも話題だったアノ人を。生まれた時間までわかるとグッと内容が濃くなるのね。
■で、終了後はちぐみさんと代々木の土風炉で軽く呑む。
投稿者 junne : 09:27 | コメント (0) | トラックバック
2009年04月30日
Gridlink / Amber Grey
■元Discordance AxisのJon ChangとMortalizedのマツバラを中心としたグラインド・コア・バンド待望の1stCD。実は昨年出てたらしいのだけど全然知らなかった。ということで遅ればせながら最近ようやく購入。
■Gridlinkの音源はDxAxの最後のアルバムというかコンピみたいなやつに一曲収録されてたり、あとはMySpaceにデモ音源?が乗ってたりして小出しに聞いてた印象としては、まあDxAxの延長線上にある音だなと思っていた。
で、いざアルバム(ちなみに11曲入り11分)を聞いてみると、たしかにDxAxの延長ながらも、また一味違った、よりメタル色の強いリフ作りがされており(日本版のライナーにもあるけど、スレイヤーを速くしたような感じかな)、でも速いの大好きとは違って完全にグラインド。ドラムがまた全編超速い(ジャケに「No Slow Shit」って書いてある・笑。Jonは昔からグラインドコアにスローパートが入るのが嫌いだったからね)。いやーかっこいいわー、マジで日本来てほしい。
■11分でフルアルバム価格ってどうなのよ? 7インチでよくね? という声が一部であがっているようだけれども、アートワークもしっかりしてるし曲も情報量的にはしっかりアルバム一枚分だと思うので個人的には問題ないです!
アンバーグレイ グリッドリンク Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 13:33 | コメント (0) | トラックバック
2009年04月13日
SA / Go! Barmy Kids
■最近はもうSAがほんとに好きでね。新譜が出たのにレコ屋に行けなくて結構イライラしてたのだけど土曜にはなんとかゲットしましたよ。
■新譜はミニアルバムにDVDがつくという体裁。「Working Man」の再録を含め、グっとくる曲多数。ライブでもシンガロングとか盛り上がりそうですなー。そしてDVDはクレジットには23曲入りとか書いてあるので目を疑ったのだが、15曲くらいはダイジェスト版で、まあワンコーラスくらい入ってるだけ。それでも前作『Vandals Bop』ツアーの行く先々での映像が収録されており、各地の盛り上がりが感じられて超アガりますよ!つか映像で見ると改めて思うんだけど、ほんと上手いバンドだなあ。
GO BARMY KIDS(DVD付) SA Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 15:13 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月25日
Johnny Thunders / Sticks & Stones: The Lost Album
■ジョニー・サンダースがおそらく生前最後に準備していたアルバムの素材にライブテイクなどを加えたCD。
■まずスタジオテイクは、最後の来日公演でも披露された曲を含む新曲。「In Cold Blood」あたりに通じるリバーブ感のある音で録れているので、おそらくこのときもトイレにアンプ持ち込んで録音したんでしょうな(笑)。曲もジョニーらしい独特のメランコリックさがあってなかなかよい。ちゃんと完成させてたらそこそこいいアルバムになったんじゃないのかな。
■アコースティックテイクは基本的に既発表曲。「Hurt Me」とかにくらべると録音が悪いというか変。ロウファイ系アシッドフォーク(Drag City系っていうか)みたいな味わいが。ライブテイクはカバー曲もいろいろあったりして楽しいが、これはまた演奏が雑だなー。個人的には最高なんだけど、万人にオススメできるかっていうと微妙かも。
■ということで全体的にブートに毛が生えた程度のシロモノではありますが、俺的には最高。このどうしようもなさが大変に愛おしい。そういえばもうすぐトッド・ラングレンのプロデュースによるドールズの新譜が出るはずで、そっちはきっとすごく「ちゃんとしてる」ことだろう。それはそれでもちろんすっげえ楽しみですけどね!
Sticks & Stones: The Lost Album Johnny Thunders Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2008年05月08日
速いの大好き / Headbangaer's Karaoke Club Dangerous Fire
ex-Discordance AxisのJon Changと京都のMortalizedのギター(この二人は現在アルバム準備中のGridlinkというグラインドコアバンドもやっている)を中心としたスラッシュメタルユニットの4曲入りCD。まずタイトルとバンド名で笑い、次にジャケで笑う。昨日tagさんに教えてもらって速攻で買ってきたわけだが、今度はその凝りまくったアートワークに笑う。スリップケース + 10面デジパック + 12Pフルカラー・ブックレット + スーパーピクチャーCDでフィータスせんせいかと思うような日本語の嵐。あと、アマゾンで輸入盤のほうを見ると本人がカスタマーレビュー書いてるのも笑う。
んでもって曲はすべて80'sスラッシュメタルをさらに加速した感じ。ややジャパメタっぽいリフもあり。速いの大好きというだけあってひたすら速くて燃えます。最高!! でもって意図的にロウな音で録られた録音もいい味(いまどきこんなスネアの音ってなかなかないと思う)。
前々からメタルのバンドやりたいっつってたんだけど、まさにこういうのやりたかったのよー。年内に来日とかいう噂もあってそれもまた笑うのだが、それはそれで大いに楽しみにしつつも早くGridlink出してくれと言いたい。
ヘッドバンガーズ・カラオケ・クラブ・デンジャラス・ファイアー 速いの大好き Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2008年05月07日
NIN / The Slip
■すでにあちこちで話題になってるけれども、Nine Inch Nailsが早くも新作を発表。
■で、何が話題かっていうとこの新作"The Slip"、完全フリー・ダウンロードなのだ。しかもフォーマットは以下の4種類。
high-quality MP3s (87 MB)
will play in any MP3 player. encoded with LAME at V0, fully tagged.
FLAC lossless (259 MB)
CD quality - will not play in itunes or many other popular media players.
M4A apple lossless (263 MB)
CD quality - will play in itunes.
high definition WAVE 24/96 (1.2 GB)
better-than-CD-quality 24bit 96kHz audio
■CD以上の音質のファイルもすべて完全フリー。ぼくはまあ、落としても聞く環境がそんなによくないのでとりあえずMP3で落としたけれど、PCをいい音で聴けるオーディオ環境にある人は試してみるといいのでは。
■CDおよびアナログで後日パッケージ版も発表とのこと。内容もなかなか良かったのでアナログで買うかも(最近はオンラインで視聴→アナログで買う、というパターンがぼくは増えている)。
投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2008年03月07日
SEX-Virgin Killer- / SEX or Die
■昨年(周りで)大いに話題を呼んだ東京の若手ビジュアル・メタル・コアっていうか要するに初期X系バンドがSEX-Virgin Killer-。ビジュアル系シーンでもメタルシーンでもハードコアシーンでも、どこへいっても浮いているという、逆にいうと唯一無二な存在感(アンチノックで対バンが屍とかなのに最前列にビジュアル系のお姉ちゃんが並んでたりするんだよ!)。音源は無料配布カセットしかなかった彼らだが(DVD-Rも作ってたらしいのだがこちらは未入手)、ついに待望のCDをリリース!
■当然ながらカセットより全然音がいい。さらに一聴して「おおっ」と思うのが、上手くなってる!ってこと。わりとドラムがバタバタした感じなのが味わい深かったんだけどそれもかなりビシっとしてるし、随所で決まりまくるX的ツインリードもいちいちかっこいい。ジャケもイカすし、これはマストバイではないでしょうか。
SEX OR DIE SEX-virgin killer- Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 12:33 | コメント (0) | トラックバック
2008年02月22日
Zeni Geva / Maximum Money Monster
■Zeni Gevaのファーストアルバムが昨年末に再発。先日EARTHDOMでタバタさんから直接購入(タバタさんはライブ会場でしか買えないような音源が結構あるので行くといいよ。ソロアルバム各種とかかなりヤバいから)。
■まず目を惹くのは、ドラムで吉田達也さんが参加してること。これはかなり強力なパワートリオなんじゃないかと。で、ヌルさんの声が若い(笑)! 全体的に今と比べると反復が多めでスワンズ感が強い気がするが、原型はこの時点でしっかりできてて、表現にブレがないのがわかる。最近の鉄壁な世界とはまた違ったかっこよさがあるので聞いてみるといいと思う(アマゾンでは今在庫切れみたいでプレミアがついてますが、ライブ会場なら2000円で買えるよ)。
Maximum Money Monster Zeni Geva Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 13:31 | コメント (0) | トラックバック
2008年02月04日
Ted Nugent / Ted Nugent
■一昨年~昨年あたり、時ならぬテッド・ニュージェント・ブームが(ぼくのなかで)訪れた。きっかけは単純に友達に薦められたからなんだけど、映画『ロード・オブ・ドッグタウン』で印象的に使われたり、あと『アメリカン・ハードコア 』や『Our Band Could Be Your Life: Scenes from the American Indie Underground 1981-1991』でUSハードコアのオリジネイターたちが影響を公言してたりするのもあって結構自分のなかで盛り上がったのだ。
■にもかかわらず、最初に薦めてくれた友達が絶対聞いてみてくれと言っていたファースト・アルバム(に収録された「絞め殺し」という曲)はまだ聞けていなかった。特に深い理由はなくて、単に安く売ってるのを見つけられなかったんだけど、ともかくそのファーストをようやく先週末に入手した。ちなみに300円。
■セカンド以降で開花する豪快なハードロックの萌芽も見て取れる一方、ソロデビュー以前のアンボイ・デュークスからの流れを感じさせるガレージ・サイケなサウンドも残っており、これはなかなかいいじゃないですか!「絞め殺し」のギターソロとか、独特のサイケ感があってその筋のひとにもたまらないのではないかと。テッド・ニュージェント関係は昨年あたり5~6枚買ったんだけど、実はこれが一番好きかも。オススメです。
Ted Nugent Ted Nugent Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 18:51 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月14日
Gauze / 貧乏ゆすりのリズムに乗って
■世界最強のハードコアバンド、ガーゼが10年ぶりにアルバムをリリース!14曲13分強、曲間もほとんどなしという凝縮された壮絶なハードコア・アルバムで、全世界のハードコアファン必聴といっていいのではなかろうか。
■ガーゼってほんとにどう聞いてもハードコア以外の何者でもない音楽なんだけど、実はある意味キャッチーなところも魅力だと思う。コール&レスポンスみたいなところがすごいわかりやすくかっこいいのね。ストレートに、顔面にパンチをくらわすような激しく鋭く厳しい言葉の数々も今回も当然健在。盛り上がると同時に背筋がのびる。
■ぼくは最低でも年に一度はガーゼのライブを見て気合を入れることにしている
のだけど、今度のレコ発はやっぱ行っとくべきかね!
貧乏ゆすりのリズムに乗って GAUZE Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月26日
Glenn Gould / The Complete Original Jacket Collection
■ひさびさに「やっちゃったなー」という買い物をしたよ!
■それは何かというと、グレン・グールドの全録音を網羅した80枚組みBOXセット!3万ちょっとなので、1枚400円くらいの計算。で、「安い!」とか言って思わずクリックしちゃったわけだ。
■箱自体は、以前に買ったビッグバンドBOX40枚組よりやや大きいかな、という程度。
■箱を開けると……びっしり並んでます!なんか古本屋に並んだ古雑誌の背表紙を思わせる色合い。
■すべてオリジナルジャケットというのが今回のBOXの売りのひとつ。こんな具合にすべてオリジナル版のジャケが再現されている(裏ジャケも)。
■ということで、もちろん「いつ聴くのか」という大きな問題が待っているわけだが、まあ一生モンだと思ってゆっくり聴いていこうかと。
投稿者 junne : 23:41 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月02日
Supergroupies
■グラム・メタルの新星。タワレコの500円ワゴンでジャケの酷さにつられて思わず購入したのだけれど、これがもう期待通り。スエーデンの若手バンド(2001年結成だそうだ)でまあジャケから想像できるとおりのキャッチーでケバいロックンロールが詰まっている(バラードはタルいけど、まあB級LAメタルっぽいと思えばこれはこれでよし)。2005年には来日もしてるということで、インタビュー記事も発見。
■アマゾンではみんなポイズンをひきあいに出してて、まあ確かにって感じではあるのだけど、それよりももうちょっとグラム色が強いというか、Hardcore Superstarの"No Regrets"とか、古くはStar★Star(誰も知らないすねw)なんかを思い出す。あとプリティボーイ・フロイドとか。PBFは思い出すけどモトリークルーっぽい感じはあまりしない、というあたりでB級さ加減を読み取っていただければなんとなく想像はつくのではないかと。
■ということで、ものすごい大傑作とか脅威の大型新人とかそういうのでは全然ないけど、こういうバンドの伝統が途切れないのは嬉しいことなので取り上げてみましたよ。
Supergroupies Supergroupies Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年07月25日
Fermin Muguruza / Euskal Herria Jamaika Clash
■ここのところ、フジロックの予習ということでNapsterで知らないバンドの音源を聞いてるのだけど、そのなかで思わず「これは!」と思って買っちゃったのがこのアルバム。
■フェルミン・ムグルサはバスク人のミュージシャンで、ポリティカルな姿勢でも知られており(ライナーではクラッシュがひきあいに出されていた)、マヌー・チャオやフィッシュボーンなんかとも交流があるそうだ。レゲエ/スカをベースにした雑多な音楽性でずっとやってきた人らしいのだけど、このアルバムはU-ロイなどレゲエ系のゲストが多数参加していることもあって特にジャマイカ音楽色が強い(タイトルにもジャマイカって入ってるしね)。
■FRFでは急遽キャンセルになったフィッシュボーン(超残念!!!!!!)にかわり、オレンジコートのトリをつとめることが決定。いやあ、楽しみですよ。
エウスカル・エリア・ジャマイカ・クラッシュ フェルミン・ムグルサ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年07月23日
少年ナイフ / Fun Fun Fun
■宇宙一のロックバンド、少年ナイフの最新作。直子さんとえつこさんの2人体制となって最初のアルバムっつう認識でいいのかな。最高傑作!とはいえないまでも今回も大変素晴らしい。特に「Ramones Forever」という曲には泣いたね。
■ここのところ、あまり凝ったプロダクションは走らず普通にいい曲を普通にロックしている、という傾向がある。前作が出た時にも書いたけれども、このレベルの作品をコンスタントに出し続けてくれればぼくは全然満足です。
fun!fun!fun! 少年ナイフ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年05月30日
ホース
■ぼくの偏愛するホースのアルバムがいよいよ7月4日に、佐々木敦さん主催のレーベル「Unknown Mix」よりリリースされる。ということで、佐々木さんのブログにさっそく檄文が掲載されたのだが、これがもうなんかものすごいことに(笑)。でも実際ホースのものすごさを思えばこのくらいの表現が出てくるのは当然なのだ。楽しみだったら楽しみなのだ。
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2007年05月26日
【対バン紹介】Gallhammer
■6/9に向けて、対バンの皆様を紹介していきます。
■ということでまずはGallhammer。先日もPeacevilleからリリースされたCD+DVDを紹介したばかりだけれども、そのCDおよびその前に制作されたアルバム"Gloomy Lights"の一部はMySpaceで聴くことができる。
■女性3人組でドゥーミー・ブラック・メタルという感じの音楽性。滅茶苦茶上手いというバンドではないのだけど、センスがいいというか、ルックスやパフォーマスまで含めた雰囲気作りもすごく上手い。海外からの評価も高い(現在来日中のSunn O)))のメンバーは全員彼女達の1stアルバムを持ってたそうだ!)。近々、Mayhemの先代ボーカリストManiacのバンドと一緒にヨーロッパ・ツアーも予定されている。
■YouTubeではこんな映像が
Hallucination(Peaceville提供のオフィシャル映像)
GallhammerTokyo Aug,2006(ライブ映像。こちらはオーディエンス録画かな)
Dawn of Gallhammer Gallhammer Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 03:05 | コメント (0) | トラックバック
2007年05月16日
Rebel Familia / Guns of Riddim
■Rebel Familiaといえば個人的には昨年末にEarthdomでライブを初めて観てかなりガツンと来たのだけれど、今年リリースされた新譜"Guns of Riddim"は先週末ようやく買ったのだった。とりあえずジャケがあまりにかっこいいので、聴く前からワクワクする。
■いきなり一曲目から「Reggae Music Terrorists」と歌うアリ・アップ姐さんにガツンとやられる。Shing02による新宿を舞台にしたSF的なリリックのラップもグっとくるし、マックス・ロメオやSFPの参加曲もあってゲスト陣も充実。しかしながら一番凄いのはバンド自身の緊迫感あふれるトラックだ。もうあまりにかっこいいんで買ってから毎日聴いちゃってますとも。
GUNS OF RIDDIM REBEL FAMILIA Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年05月11日
AMERICANBREAKfAST
■BREAKfASTが2003年に行なったウェストコーストツアーのDVD。「BREAKfAST展」で選考販売されていたのをゲットしてました。
■ライブ映像の合い間にスケートパークや街歩きの、楽屋の様子なども収録されていて、それがまた楽しい。複数の会場でのライブが収録されてるのだけど、「あー、アメリカのハードコアってこういうところでやってるんだー」っていう楽しみ方もできるのではないかと。客入れ前のギルマンとか、「こんなとこなんだー」っていう。
日本脳炎とのスプリットCDに収録されていた変な体育館みたなところでのライブも、別アングルを加えて編集されたバージョンで収録。しかし「Steppin' Stone」カバーの盛り上がり方はものすごいものがありますな。
AMERICAN CONCERT 2003 BREAKfAST Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年05月09日
Mukeka di Rato / Samba's Not Dead
ブラジルのハードコアバンド、Mukeka di Ratoの来日ツアー向けに作られたベストCD。会場ではなんと1000円で売られていた。
基本的には切れ味の良いスラッシュ。初期パン的なキャチーさもあって聞きやすい。曲によってはかなりユーモラスな印象も受ける。しかしながら歌詞は貧富の差や人種問題など、きわめてシリアスでポリティカルなもの(日本語による解説つき)。
ちなみに彼らは過去にはVivisickとのスプリット12インチもあり。こっちもかっこいいです。
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2007年05月08日
Gallhammer / The Dawn of Gallhammer
名門PeacevilleからリリースのCD+DVD。そもそもPeacevilleで日本のバンドがいきなりアルバムからデビューというのは異例なことらしく、その辺からも評価の高さがうかがえる。
CDのほうは基本的にはデモやリハーサル録音を集めたもの。初めて聴くひとは前作"Gloomy Lights"を先に聴いたほうがいいんじゃないかな。とはいえ、ボートラとして収録されてる12曲目(リハーサル録音)なんかはベースがもの凄い凶悪な音色だったりしてかなりガツンとくる。
DVDのほうは岡山ペパーランドでのライブ映像6曲プラス、エクストラとして様々な場所でのライブ映像を収録。エクストラのほうはクオリティに結構バラつきがあるし、やってる曲も結構重なってたりするので、まああくまでボーナスって感じかね。
で、全部見て&聴いてつくづく思ったんだけど、ほんとにコンセプチュアルなバンドだなあ。楽曲からルックス、ステージでのパフォーマンスまで全部ひっくるめてすごく完成度が高い。このあと、Peacevilleからのアルバムリリースとかヨーロッパツアーとかいろいろと予定されているようなので、ますます期待ですな。
Dawn of Gallhammer Gallhammer Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年04月26日
Melt-Banana / Bambi's Dilemma
ぼくがもっとも思い入れのあるバンドのひとつであるMelt Bananaが待望の新譜をリリース!
よりロックっぽくなったように思うが、これはまあ今までの流れからして予想通り(わりと一貫して筋の通った変化・進化をしていると思う。「ここで化けた!」みたいなのはこのバンドについては一切ないんじゃないかな)。とはいえ今回も相変わらずアイデアの宝庫という感じでほんとに才能のあるバンドだなあと思う。今回も滅茶苦茶かっこいいです。しばらくライブ見てないので見たいなあ。
Bambi's Dilemma Melt Banana Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年04月19日
Andrew Weatherall / The Bullet Catcher's Apprentice
ウェザーオールせんせいが昨年リリースしたソロ名義のシングルをようやくゲット。名義は違っても不良っぽい雰囲気っていう点では一貫しているかっこいロッキンダブ。最高だわー、Two Lone Swordsmenの新譜も楽しみで仕方ないです。
The Bullet Catcher's Apprentice Andrew Weatherall Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年04月02日
The Stooges / The Weirdness
奴らが帰ってきた!
と、興奮したのがイギーのソロ名義の前作"Skull Ring"のときだから、2003年。その後の来日公演もブッチギリのかっこよさだった。そんな再結成The Stooges(ベースは元Minutemenのマイク・ワット)がスティーヴ・アルビニをエンジニアに迎えて新作のレコーディングに入ったという噂を聞いたのも、もう1年以上前になると思う。
そんなわけで楽しみで楽しみでしょうがなかった待望の新作。ようやく買ってきたよ。そして早速聞いたよ。うおー、最高!そうそう、この粘っこさがStoogesなんだよなあ。かっくいいー。アルビニ先生もさすがのいい仕事。
The Weirdness The Stooges Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年03月31日
Bludwulf / Cryptic Revelations
一部(主にBOY界隈)で話題騒然なNYのグラムメタルパンクス、待望の1stアルバム。少なくともBOYでは入荷するたびに数時間で完売という大反響を呼んでいる。ちょっと前にBOYに立ち寄った際に、「どうせ今日も売り切れてるんだろうなあ」と思ったらアナログが残ってたので大喜びで購入した次第。
基本的なサウンド構成はNWOBHM的なメロディアスなツイン・リードのギターリフ。ブラックメタル的な極悪ボーカル。そして目だって下手クソなドッタンバッタンいうドラム。何といっても目を惹くのはモトリーかポイズンばりのヘアメタルなルックスだ。MySpaceで堪能できると思うのでチェックされたし。
Cryptic Revolutions Bludwulf Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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2007年03月05日
"Scum" 20th Anniversary Edition
Napalm Deathのファーストアルバム『SCUM』が発売20周年を記念して豪華DVDつきエディションで再発!
気になるDVDの内容は
バンドのオリジナル・メンバーであり、名付け親ともいわれるドラマー、ミック・ハリスが、本作制作当時を振り返る45分のドキュメンタリーや、「Kerrang!」誌の記者やEARACHEレーベル創始者へのインタビューを収録。
とのことで、かなりヤバそう。CDのほうはリマスターとかされるのかどうかはこの記事からはわからないけど、どうなんでしょうね?
最近一部では"SCUM"以前のポリティカル・クラスト時代のナパームが注目されてたり、かと思えば現在のナパームも新譜&ラウドパークでの演奏がかなり評判もよく、かつベースのシェーン・エンバリー(オリジナルメンバーではないけど、唯一の黄金期からのメンバー)はVenomous Conceptなど課外活動でも活躍が目立つ、等々、いろんな点でナパームは注目かも。という気がちょっとしますな。
E Scum: 20th Anniversary Edition Napalm Death Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年12月07日
最近買ったレコード
一言メモ
-ムーンライダーズ / カメラ=万年筆
持ってたはずの『カメラ=万年筆』が見つからない。ひょっとして売ったかな……?と、思ってた矢先にアナログで500円だったので買ってしまいました。
-Trouble / Psalm 9
-Trouble / The Skull
リー・ドリアンも多大な影響を受けたというドゥーム・メタル・クラシック。いずれもDVDつき。
-Paul McCartney & Wings / Band on the Run
名曲「ジェット」収録のウィングス代表作。
-Ted Nugent / Free-for-All
-Ted Nugent / Cat Scratch Fever
-Ted Nugent / Double Live Gonzo!
-Ted Nugent / Weekend Warriors
友達から薦められたテッド・ニュージェントに何故かハマりました。基本的には豪快なギターの弾きまくりっぷりが魅力なのだけど、時折妙にサイケ感があってそこも味。どれか一枚と言ったらやっぱ"Double Live Gozo!"かなあ。
-Angel / On Earth as It Is in Heaven
Queenの前に日本先行で人気の出たバンド。
-Girlschool / Screaming Blue Murder
モーターヘッドの妹分と言われたガールズハードロックバンド。ドライブ感のあるロックンロール系ハードロックでカッコイイ!この前に出た『Play Dirty』とかもほしいところ。
-Black Flag / Damaged
-Husker Du / Zen Arcade
『Our Band Could Be Your Life』とかシアターNのハードコア祭とかで自分の中で初期USハードコアブームが到来中。まずは基本中の基本から。
-Smash Your Face / DIRTY NASTY&FUCKIN HIGH ENERGY
横浜の爆走ロケンロールバンドのファースト。大好き!タイトルからしてグっときますな。
-Christmas in the Stars: Star Wars Christmas Album
R2-D2とC3POを中心としたスターウォーズもののクリスマスレコード。プロデュースをトニー・ボンジョヴィがやってる関係でデビュー前のジョン・ボンジョヴィがボーカルで参加。
-The Rolling Stones / Let It Bleed
名盤中の名盤ですね。こういう基本盤で持ってないのが結構あるんだよなあ。
-Culture Club / Kissing to Be Clever
今さらではありますが、180円だったので。
2006年11月15日
The Dwarves / FEFU The DVD
tagさんが紹介してたのを読んで即座に押した我らがDwarvesのFefu: The Dvdが今日さっそく届きました。
ゴスとかパンクとかロック姉ちゃんとかを集めたソフトコアサイト?のSuicide GirlsとコラボしたPV「FEFU」をメインに、メイキングや未発表ライブ集などすげえ充実した内容。エロ、グロ&バカ。最高すぎ。大好き。
このPV監督のBob Sextonってひとは「Over You」「Salt Lake City」と立て続けに撮ってるひとなのだけど、ひょっとしたら来日公演でも思いっきり客を煽りながらカメラ回してたあの人かしら?
そして実はこの監督、自分の撮った短編映画を弊社の短編映画際に応募してきたことがあるの。作品の長さが規定時間を超えてたので落とされちゃったんだけど、たぶん応募作品はまだとってあるはずだから今度見てみよう。
そしてSuicide Girlsのお姉ちゃんたちは、なんとGuns'N'Rosesの北米ツアーの前座をやってるところらしい。そんなG'N'Rはいよいよ本当に"Chinese Democracy"が出るとか出ないとか。噂はいろいろ飛び交ってるけど、どうなることやら。なんだかんだで楽しみ。
Fefu: The Dvd Dwarves Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年10月22日
Tabata / Super Psychedelic Rare Tracks
ゼニゲバ/LBM/Amazon Saliva等で活躍するスーパーギタリスト田畑満さんのソロ作品。ライブ会場の物販で売ってたCD-R
タバタさんのソロというと、昔買った赤いジャケのCDがもの凄いアブストラクトなサイケアルバムで面白かったのだけど、これはあれよりもだいぶわかりやすいかと。
基本的にはギター(およびギターシンセ)の重ね録りなんだと思う。ちょっとトラッドっぽいところもあったり逆回転を使ったりとかして、プログレ感のあるサイケ。歌も歌ってて(タバタさんの歌って何気にいいんだよね)割と聞きやすいけど同時に効きやすい極上のサイケであります。ライブ会場で見かけたら是非買うと良い。
2006年09月18日
Skid Row / Skid Row
Gary Mooreが在籍していたアイルランドのトリオバンドの1st。
なんかGary MooreっていうとThin Lizzyのイメージがあるからハードロックバンドだと思ってたけど(名前のせいもあるなw)、聞いてみたらなかなか変で面白かった。
基本はCreamとかみたいなインプロ多めのブルースロックなんだろうけど、スキャットとギターソロを延々とユニゾンでやってたり、ソロのフレーズなんかも単なるブルースロックというのとは違う要素がかなり入ってきていて(アイリッシュな要素なのかな?)、プログレとかサイケのレコードに近い感じ。
セカンドはサイケ/プログレ色がより強まるってどっかに書いてあったので、ぜひ探して聞いてみたい。
Skid Row Skid Row Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年09月12日
最近聞いた音楽から
Cripple Bastards/Wretched / Chaos Non Musica
こないだ読んだDollにイタリアのポリティカル・ハードコア・レーベルのオーナーのインタビューが載ってた影響でイタリアものが聴きたくなって、Cripple BastardsとWretchedのスプリット7インチを。イタリアンHCの大御所Wretchedの字余り早口ボーカルがイカすのはもちろんのことながら、久々にCripple Bastardsのスカスカさ加減がなかなか渋かった。
Flying Luttenbachers / Destroy All Music
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積んであったCDを整理してたら出てきた1枚。
フリージャズのサックス奏者Ken Vandermark参加のパンク・ジャズ・バンドのアルバムで、シカゴのSkin Graftというオルタナ系レーベルからのリリース。なんかアマゾンで見たらすげえプレ値がついてますね。ハードコア・ラウンジリザーズって感じで超かっこいい。これ一枚しかもってないのだけど他の音源もちょっと探してみようかな。
Repulsion / Horrified
Horrified Repulsion Amazonで詳しく見る by G-Tools |
グラインドコアオリジネイターによる名盤のリマスター版にデモ音源を加えた2枚組。Terrorizerもそうだけど、この辺(初期Earacheとか)のグラインド/デスメタル系オールドスクーラーはほんと最近ツボです。デモのほうもこれまたかっこいいわー。
gnu / suro
出たときにわりとすぐに買ったはずなのだが、今までずっと積んであった一枚。
基本的には即興畑で活躍しているアルトサックス奏者の大蔵雅彦さんのバンド。イトケンさんもドラムで参加してますね。結構好きなバンドなので昔はよくライブを見に行ってました。過去のアルバムも全部持ってるはず。最近ご無沙汰だけど。
昔はもっとジャズだった気がするんだけど、ツインドラムになったせいもあってか、かなりリズムが変わったことになっていて大変面白い。あと、反復を多用するようになったり、昔よりだいぶ鍵盤が出るようになったりして、かなり独特のアンサンブルになったかも。
最近はどんな感じなのか大変気になります。ライブ見たいなあ。
Divine / The Originals/The Remixes
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菊地さんのこないだの日記に載っていたゲイ・パレードの描写にインスパイアされて久々に聞きました。
ニューオーダーにインスパイアされたことで有名な「Love Reaction」を含めたオリジナル10曲入りと、リミックス11曲入りの2枚組。リミキサーはよく知らないひとたちです。
Slight Slappers / Vinyl Collection 1995-2001
Ultra Tokyo Power Violence!スラスラがアナログでリリースした7インチやスプリット、V.A.収録曲を集めた一枚。
46曲入りで34分!速くて短いんだけど、構成はすげえ凝ってたりするのがいつも凄いと思う。
27曲目から38曲目までの、「CHANGE」EP収録曲あたりは実に思い出深いなあ。たぶんこの辺の曲は今でもライブでよくやったりするよね。
2006年08月27日
8/27(Sun)の日記
■ディスクユニオン吉祥寺店でCDを。
Disclose / Raw Brutal Assault vol.1
Disclose / Raw Brutal Assault vol.2
日本を代表するD-Beatバンドの92~94年と94~98年のディスコグラフィーCD。どちらも2枚組で、それぞれ75曲入り&93曲入り。実は聞いたことなかったの。
■新大久保の韓国居酒屋?でライブ。AnodeとVivisickによるDIYライブ。出演者が増えてて、Cherio、Anode、Vivisickの3バンドになっていました。
機材は全部レンタルで運び込んで自分達でセッティングした模様。ステージと客席の境界も全然なく、最後のVivisickなんかはカウンターからダイブしたりして店内すべてを使った強烈なパフォーマンス。こういうのってハードコアだなあと思う。すっげえ楽しいのでみんなどんどんこういう企画はやってください。
■で、終わったらすぐにLOFTに移動。Church of Miseryのレコ発だったのだけど、これがまた充実の内容。前から見たかったGallhammerは音源より全然かっこよかった。スラスラはちょっと彼らにしては淡白だったかな。いや、勿論かっこいいのだけど、ほんとなら全然あんなもんじゃないでしょ。んでこれまた前から見たかったStupid Babies Go Madは期待にたがわぬ最高の爆走ロケンロール。こういうの大好き!
最後のChurch of Miseryは重量級のストーナーロックでケタはずれのスケール感なんだけど、いかんせんこれだけ濃い一日の最後としてはさすがにちょっと疲れました。でもまた見たい。グッタリして帰宅。
2006年08月06日
CBGB: Punk from the Bowery
CBGBでのライブ映像のコンピ。Agnostic Front、Cro-Mags、Madball、H2OといったNYHCの大御所もあり、UK Subs、Varukers、Chaos UKみたいなUKHCもあったり。すげえ安い(アマゾンで1210円)ので興味があったらポチっといくといいと思います。
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Slayer / Still Reigning
"Reign in Blood"全曲再現ライブを収録したDVD(それ以外の代表曲の何曲かもボーナストラックとして収録されてはいる)。デイヴ・ロンバードのいるスレイヤーっていうのは本当に最強の一言。かっこよすぎだわー。最後、Raining Bloodでは本当に血の雨が降ってメンバーが全員血みどろで演奏。貫禄。
レイン・イン・ブラッド・ライヴ:スティル・レインニング スレイヤー Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年07月20日
Jerryroll Rockheads / Wake Up, Music
■Razor's EdgeやFutures、Worldといったグレイトなバンドのメンバーからなる関西のファストロックンロールバンドの、7インチやスプリット、コンピなど様々な形で発表された音源を集めたディスコグラフィー盤。ちなみにLPだとA面23曲、B面15曲の38曲入り。
■激速なんだけど基本的にはトッポいロケンロールだったりするところがグンバツなセンスを持ったバンドだったと思います。あぶらだこの米ニストのカバーも収録。何枚かは持ってる音源もあるんだけど、改めて買ってよかった。
No Skate, No Thrashなんて曲もあって、イカしたスケートロックっていう聴き方もできますな。ていうか要するにUSHCっぽいんだな。
■なお、ドラムの青野は現在Suspiriaのスーパードラマーとして活躍中。
2006年05月15日
Satyricon / Now, Diabolical
■ノルウェーブラックメタルの大御所、ロードランナー移籍第一弾アルバム。なんとノルウェー本国ではチャートの初登場2位だったそう(!)。
■自分の中ではSatyriconっていうと、ブラックメタルの中ではメジャーよりというか、インダストリアルに喩えるとMayhemとかをFoetusあたりとしたら、SatyriconはNine Inch Nailsくらいの位置づけという風に思っている。実際昔聴いたアルバムは「なんか普通ぅー」とか思ってあんまピンと来なかった。
■が、今聴くと寧ろそこがいいかも。聴きやすい。というかこれは普通にかっこいいですな。しっかりと邪悪な風格を漂わせつつも、割と普通のメタルファンでも聞ける音になっているように思われます。テンポはミディアムテンポにおさえつつも終始畳み掛けるような勢いが感じられるあたり、なかなかどうしてちょっとしたもんだ。いやこれはなかなか収穫。ということで、ちょっと旧作もチェックしなおそうかと思います。
ナウ、ダイアボリカル サテリコン Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年05月14日
Bleeding Throuth / The Truth
■メタルコアもの(に、なるのかな)をもう一点。メタルコア系レーベルTrustkillより期待のバンド(オレンジ・カウティ出身)の4thアルバム。
■こちらも例によってボーカルはデス声+歌い上げ系。ただし、一人で両方やってるらしい。どっちかっつうとデス声中心。というか、「Cannibal Corpseに影響を受けた」とか言ってるくらいで、随所にブラストビートが入ってくるあたりも含めて基本的にはデスメタルの要素が強いかと。あとはゴスっぽい感じのシンフォニックなシンセが導入されてるのも面白い。割とオススメです。
ザ・トゥルース ブリーディング・スルー Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Caliban / The UndyingDarkness
■ドイツの若手メタルコアバンドの新作。
■例によってデス声とクリーンな歌い上げ系ボーカルを織り交ぜたスタイルで、メインのボーカリストはデス声担当、ギタリストがクリーンパートを兼任しているとのこと。この手のバンドって最近凄く多いので、正直「またか」と思わんでもない。しかしまあ、その反面この手のバンドはたいてい若くても演奏が上手くてクォリティは凄い高かったりするわけなのだが、彼らもその辺はビシっとキメてくれてるので、なんだかんだでそれなりに楽しめると思います。
■特に目を惹く点としては、まず11曲目の「Moment of Clarity」にKreatorのミレが参加していること。デス声担当ボーカルとミレのかけあいが決まっていて、これはかなりかっこいいスラッシュチューンになっている。あと12曲目はビョークの「Army of Me」。これはまあ、そこそこオモシロいですよ。
ジ・アンダイイング・ダークネス キャリバン Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年05月09日
All Dolled Up
写真家のボブ・グルーエンが撮り溜めた40時間に渡るドールズのビデオ映像によるドキュメンタリー作品。
当時ジョニーと付き合ってた有名グルーピーが超美人!とか、ツアー中に彼女に親指を切られて大怪我したアーサー・ケインがステージ後方で酒呑みながらアンプによっかかってブラブラしてる(衣装だけはちゃんとステージ衣装なのね)姿とか、有名な写真の数々が撮られたときのフォトセッション風景とか、色々と貴重映像の数々が観られるのでファンにはたまらないもんがありますな。
何よりすばらしいのは、ボーナス映像として収録されたライブ映像の数々!本編にも断片的に収録されている映像をフルで収めたもので、まあ画質も音質もそんなに良いわけじゃないけれども、それでももう、かっこいいたらない!ジョニーはもちろんひたすらかっこいいし、ヨハンセンは常にスタイリッシュだし、ジェリーのドラムはドールズのアルバムで聞くより数段荒っぽくてドカドカうるさいR&Rドラマーな感じが実に良い。
近々、アーサー・ケインの晩年を捉えたドキュメンタリー映画『New York Doll』も公開されると思うけど、その前にまずはこちらを。
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2006年05月07日
Ministry / Rio Grande Blood
ミニストリー待望の新譜は、ジャケのヤバさからもうかがえるように、全編ブッシュ政権を扱ったポリティカルなアルバムになった。なんせ冒頭から「Now, a message from the President of United States, George W. Bush」って始まるからね。
音的にはすっごくベタなミニストリーサウンド。スラッシュギターに速い打ちこみビートで、要所要所に凶悪なサンプリング&電子音が乗っかる、という作り。ミニストリーは一生こういう音でやっててくれれば安泰だと思います。
Rio Grande Blood (Dig) Ministry Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年04月11日
Slight Slappers, 324
HG FACTよりジャパニーズ・ハードコアの最高峰といえる2バンドの音源が立て続けにリリース!
■Slight Slappers / tomorrow...will the sun shine again?
昼間アガって、夕方サガって、というアップアンドダウンな日。でも家に帰って、この現時点で間違いなく世界最高峰のハードコアバンドによる10曲入り10分のCDを聴いていると、こんなすげえ奴らが同じ東京にいて、昼間は普通に働きながらこんなすげえ音楽をやってるんだ、という事実そのものに勇気づけられる。
思えば昔は月に一度はスラスラを見てたのに、最近は年に数えるほどしか見てないや。ダメだな、こんなことじゃ。
tomorrow...will the sun shine again? SLIGHT SLAPPERS Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■324 / REBEL GRIND
タイトルからしてグラインド/ハードコアの好きな人間にはたまらないわけですが、いやあすげえわやっぱ!
ぼくが知ってる限り世界最速のブラストドラマーを擁する東京のグラインドバンド。しかしながら今作は速さだけに留まらない懐の深さ、特にボーカルがデス声ながらも表現力が凄くて、ちょっとこういうバンドはなかなかいないと思います。
21世紀型ハードコア/グラインドコアの凄さが痛感できる一枚。
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2006年01月21日
The White Stripes / Get Behind Me Satan
同僚から借りた最新作。前2作("White Blood Cells""Elephant")は結構好きだし、一昨年のフジで見たライブは素晴らしかったので楽しみにしていた一枚(なのに買ってなかった……)。
一聴してわかる特徴は、ギター以外の楽器(ピアノとか)が大幅に導入されてること。これで結構印象が変わったけど、それでも聞いた瞬間にストライプスと分かるような筋は通っている。同僚はこれを貸してくれる時に「プリンスみたい」と言ってて、そのときは「はぁ?」と思ったんだけど実際聞くとそれもまあ納得かも。
いや、このアルバムなかなかたいしたもんです。結構’00年代を代表するバンドって彼らだったりするのかもしれないな。90年代のニルヴァーナみたいな爆発的な衝撃力はないけど、’00年代組のなかで一番大物の風格がある気がする。
で、最近思ったのだけど、ぼくが好きなのは、「一本筋を通しながら変化しつづけるひと」なのかも。たとえば日本のバンドでいうとMelt-Banana、Slight Slappers、キリヒトなど。まあそのおおもとはDavid Bowieで、一般的に 「変わり続けるのが身上」と思われてるし自身もそういうふうにイメージづけようとしてきたわけだが、ベスト盤(そのベスト盤のタイトルがまた"CHANGESBOWIE"とかだったりするんだけどね!)とか聞くと凄く一貫性があるのがわかると思う。
そういえば前に友達から「普通はスタートの勢いとか終わり際のデカダンスとかに興味がいくもんなんだけど、お前は継続していくものに興味がある」といわれたことがある。小説でいうと短編より長編が好きなタイプ(<それは確かにその通り)。
「ハードコア一筋○十年」とかそういうひとは今後も応援していきたいと思います。
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2005年12月26日
Seu Jorge / Life Aquatic Studio Sessions
ロックのイベントをやった後、うるさいロックを聞きたくなくなる時期が訪れる(ことがある)。で、たまたま買ったばかりのこのCDをここ2日ほどずーっと聞いている。
Seu Jorgeはブラジルのミュージシャンで今年来日もしているのだけれど、そっちについてはぼくは実のところよく知らなくて、映画『ライフ・アクアティック』の中でボウィの曲をガットギターの弾き語りしている姿が印象に残っている。
で、それが凄く良かったのでサントラも買ったのだけどそちらにはSeuのやった曲がすべて入ってるわけではなくてちょっと不服だったりもしたのだが、今回Seuの演奏だけで一枚アルバムにしてくれたので早速買ったというわけです。
全編ガットギター一本で、歌詞をポルトガル語にしてブラジルっぽく(ちょっとコードも変えてる気がする)演奏してる、というだけなのだけど不思議と何度も聴いてしまう魅力がある。ということで、彼のほかのアルバムも聞いてみようと思った。
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2005年12月24日
Kenzi & The Trips / 青春Baby
たぐさんが買ってるのを見て、「あ、いいなー」と思ってたんだけど、中野のレコミンツに(モッズのCDを買いに)行ったらたまたま売ってたので即購入。
和モノのカバー集で、収録曲は以下の通り
1.Let's Rock (Roosters)
2.人にやさしく (Blue Hearts)
3.トランジスタ・ラジオ (RC Succession)
4.Geronimo (Gastunk)
5.Blow The Night (Street Sliders)
6.Instant Love (BOOWY)
7.ゴキゲンRadio (Mods)
8.ピンナップ・ベイビー・ブルース (Sheena & The Rokkets)
9.あの娘にひとめぼれ (Star Club)
10.のら猫 (子供ばんど)
11.ダディーズ・シューズ (ARB)
12.ロマンチスト (The Stalin)
13.The Unkown Soldier (Star Club)
14.Tokyo Cityは風だらけ (ARB)
15.団地のオバサン (アナーキー)
16.Get The Glory (Laughin' Nose)
どうですかこのベタな選曲!
基本的にヒネリのないパンクカバーで、そこにケンジのあの巻き舌ボーカルが乗るというもの。いやあすっごい楽しいですこれ聞いてると。
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2005年12月22日
Venomous Concept / Retroactive Abortion
いつものようにBloglinesでCD Journal(RSS配信を始めてくれて大変便利になりました!ありがとう中のひと!)をチェックしていたところ、「“324×ヴェノモス・コンセプト”の強力スプリットが登場!」という記事に目が留まった。
「お、324かー」と思ってクリックしたところ、このヴェノモス・コンセプトというバンドが実にヤバい存在だと判明。なんせ編成がナパーム・デスのリズム隊にギターはキング・バズせんせい(Melvins)、そしてヴォーカルはBrutal Truthのケヴィン・シャープ。超スーパーバンドじゃん!こりゃ、1月発売のスプリットは買うしかないぜ!
と、思ってよくみると、既にアルバムを出してることに気づいた。そうなるといてもたってもいられなくなり、閉店間際のタワレコ新宿店に滑り込んで速攻ゲットしましたよ。
で、このCDなんですが、アートワークにちょっと癖があって、ブックレット自体に印刷されてるのは白黒の写真で、まあベトナム戦争関係なんだろうなあ。見たことのある写真もある。で、それにかぶさるようにプラケースにロゴ、タイトル、横顔の髑髏の透明シールが貼ってある。このシールが曲者で、輸入盤でおなじみの馬鹿シールの上から貼ってあるもんだから、馬鹿シールをはがすのにちょっと苦労しました。
まあそれはさておき肝心の音ですが、これはもうもちろんバッチリかっこいいです。意外とブラストは控えめでもっぱらツービートで押し通し、メタリックなUKハードコア系のリフを刻むギターと「あの」ボーカルが乗る、という構成。激烈というよりはむしろ渋いと言いたい音ですな。ところどころでスパイス程度にブラストを入れておいて、最後の曲で堰を切ったようにガツンとブラストナンバーで〆る。
さらに、「Total War」なるPV?がエンハンスト仕様で収録されているのだけれど、これがまた痛烈に政治的&前衛的な内容。意図的に粒子の粗いドット絵寸前みたいな画像を多用してるのだけど、そうでもなきゃ正視できないようなグロ画像も含まれるので注意。
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2005年10月25日
toddle / I dedicate D chord
いい!
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モーリさん、たぐさん、Daily Record Timeのjnnさんなど、いろんな人が凄い勢いで褒めてるので絶対聞かなきゃと思ってたわけなのですが、聞いてみるとこれがまた当然のようにすげえ良いんだ。やっぱ声がいいよなあ。今年の新譜では少年ナイフの次にいいんじゃないかな(要するにこういうビブラートしない女子ボーカルが好きなのだ)。しかしブッチャーズほんとに好きなんだな、っていうのは凄く伝わってきますね。
2005年10月17日
今日買ったCD
■三鷹パレードにて300円で購入。
Too Fast for Love Motley Crue Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年10月15日
ジャムバンドとメイド喫茶とクイーン
■西新宿のスタジオで久々に大甲子園の練習。次回のライブはジャムバンドで行こうということでジャムてみたのだけれど、どんなに頑張っても15分が限界だった。それもかなりいっぱいいっぱいな感じ。次回の練習でどこまで行けるかが勝負だな。
■練習の後はスタジオの隣にできた「新宿初のメイド喫茶」へ。いやあ客層が超おもしれえのな。また行こう。しかし時間の流れ方がかなりゆっくりなのには後の予定がつかえてる人間にはちょっとキツい。ゆっくりさせるのもサービスのうちだ、という説もありましたが。
■4時から、Queenを一緒に見に行くメンバーで前夜祭というかDVDを見ながらの呑み会。Greatest Video Hits 1&2を見て、その爆笑映像の数々に腹をかかえる。小中学校の頃に約一名マジファンだったひとが「最初はブリティッシュハードロックの新星だと思ってたんだよ…なんでこんなんなっちゃんだろう…。俺が好きだったのはクイーンの一部だけだったんだな…」と凹み気味ではあったが。
グレイテスト・ヒッツ 1 クイーン Amazonで詳しく見る by G-Tools |
グレイテスト・ビデオ・ヒッツ 2 クイーン Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年10月14日
呑み会とDVD鑑賞
■そじ坊で会社の呑み会。3150円でコース料理&呑み放題。まあまあリーズナブルかとは思うが、これで蕎麦が旨けりゃなあ。
■帰ってDVDを見る。
F*Ck You Up & Get Live Dwarves Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今年念願の来日を果たした90年代最高のパンク・バンドによるライブDVD。PVも何曲か収録されてて嬉しいのだけれど、基本的には再結成後のものばっかですな。ライブは来日公演と同じような感じで、とにかくブラッグせんせいとヒーフーが最高なのは言うまでもないとして、他の3人の凄い的確な演奏もいちいちかっこいい。あー、また来ないかなあ。
2005年10月04日
BORIS / Absolutego
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昨日のTeeth of Lions~に続いてドゥーム大曲シリーズ。
65分にわたりヘヴィドローンが延々と続く強力な作品で、結局「パワーアンビエント」ってこういう音を指すんでしょうね。
延々とフィードバックしてるだけじゃなくて結構細部では色々と細かいことをやってるようにも聞こえます。パッと聞くと「ずーーーーーーーーーーーーん」「ぶいいいいいいいいいいいいいん」っていってるだけみたいなんだけどね(笑)
30分くらい聞いたところでちょっと展開して、ようやくボーカルが入ってきました。何を歌ってるのかはわかりませんが。
たしかもともとは65分一曲入りのアルバムだったのを、10分くらいのボーナストラックをつけてSouthern Lordから再発、というものだったと思う。
通院してそのまま休んだ
■午前中は通院。基本的に問診では「どうですか?」「いや、特に変わりはないです」「あ、そうですか」くらいで、あとは次の予約を入れるだけ、という感じなのだけど、月初で保険証の確認があったりする関係でなんだかんだで時間を食うのだった。
■で、早稲田の青空古本祭で本を買う。それぞれ500円。
「ニューヨーカー」の時代 常盤 新平 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
精神病の構造―シニフィアンの精神病理学 藤田 博史 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■で、さらに高田馬場のレコファンでCD
BLUE BLOOD X YOSHIKI TOSHI Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんてものを買いました。105円。
■夕方新宿で『チャーリーとチョコレート工場』を見る。
いやあ、相変わらずすげえ完成度。ジョニー・デップの怪演も楽しいし、結構黒いセンスが復活しつつあるのも嬉しい。ファンシーなマーズアタックっつうかw
2005年10月03日
Teeth of Lions Rule theDivine / Rampton
ランプトン ティース・オブ・ライオンズ・ルール・ザ・ディヴァイン Amazonで詳しく見る by G-Tools |
3曲入り59分のドゥーム大作。リー・ドリアン(カテドラル)とかGoatsnakeの人などがやってるユニット。全部ブラックメタル系の読みにくいフォントで書かれているのでクレジットとか読む気がしません。
一曲目からして二十数分にわたり手数の少ないドラムにフィードバック系のドローンが延々と続き、そこにリー・ドリアンの「あの声」が乗る、という長尺曲で、いきなりかっこいい。
はっきりいってキツいし体力がいるのであまり頻繁には聞かないと思うけどかなり強力です。オススメ。
2005年08月06日
CDを買ったり練習したり
■CDを買う。
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The Best of Blondie Blondie Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Slave to the Grind Skid Row Amazonで詳しく見る by G-Tools |
System of a Down System of a Down Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■吉祥寺のリンキーディンクでヤスダくんと練習。ドラム無しだと結構タイミングが合わせづらい。でもまあ今回もかなり格好よかったので、ガシガシ進めていきたいところ。
2005年08月04日
端正だったりガサツだったり
■明大前キッドアイラック・アートホールへ。大友良英・磯端伸一デュオ。凄く丁寧で端正な演奏。
■会場でCDを買う。
-磯端伸一 / Acoustic Guitar Solo(CD-R)
-宇波拓 / 狐独-Kitsune-Hitori-
-杉本拓 / Live in Australia
■打ち上げに朝までつきあう。シリアスな音楽談義と馬鹿丸出しな猥談を行ったり来たり(中間は存在しない)するジェットコースタートークで気が抜けない。