2015年07月22日
7/13(Mon) クレージーだよ奇想天外
■テレビ録画で『クレージーだよ奇想天外』を観た。以下ネタバリあり。
■タイトルどおりクレージーキャッツ映画。珍しく谷啓メイン(珍しくもないのかな?そんなに本数見てないからわからないけど)。地球人の考え方を改めさせて地球に平和をもたらすという使命を帯びてやってきた宇宙人の谷啓がドジを重ねるうちに会社員→歌手→国会議員と転身。
■国会で「平和法」みたいな名前の法案の委員に任免されて「よくわかんないけどいい法律っぽいから通しちゃいましょう」みたいなノリで通しそうになるのだが、そこになぜか紛れ込んでいた植木等演じる自称「内閣総理大臣」の狂人が「自衛隊をなくす代わりに水爆とか作り放題にする法律だ」というのを暴露(ちなみにこの場面、すごい勢いで「キチガイ」って連呼されてました……)したことから国会が紛糾。最後は国会に何十万人というデモが押し寄せて法案は廃案になるという、なんかすごいタイムリーな映画でした。そのタイトルが「奇想天外」っていうのもなんか考えさせられちゃうところがありますが……。
■ちなみに寺内タケシをバックに歌う内田裕也がかっこいい、という映画でもあります。やはり内田裕也の出る映画にハズレなし。
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2015年07月15日
7/12(Sun) ベルトルッチ2本立て
■新宿で買い物。GAPのセールでジーンズなど(現在、すべてのズボンに穴が開いているという惨状なのです……特にジーンズが崩壊寸前で……)。
■早稲田松竹でベルトルッチ二本立て。
『殺し』
「藪の中」的なデビュー作。公園で起きた事件の操作のため
その日に公園を通った様々な男女を取り調べ、その日のそれぞれの行動が描かれる。イチャイチャしてるアベックの鞄を狙うこそ泥グループをはじめとした下層よりの面々で、のちのベルトルッチの華やかなイメージとはだいぶ違うなと思ったら、これパゾリーニが撮るはずだったのが多忙のため当時助監督だったベルトルッチに振ったというものだった。なるほど。
『革命前夜』
第2作。「この人ほんとにゴダール好きなんだな」と思いながら観てたら『女は女である』を観てアンナ・カリーナについて熱く語るシーンが出てきたので笑う。
共産党にシンパシーを感じるブルジョワ家庭の若者が、友人の突然の死とかちょっと頭のおかしいエロい叔母さんと関係したりとかいろいろ経験した挙句、最後は(おそらくは同じくブルジョワの)美人と婚約し、ブルジョワの世界に戻っていくという話。「ボンボンがアカにかぶれても結局もとの家に戻るんだよ」的な冷笑は個人的には嫌い。
■日高屋で呑みながら読書。COOLSヒデミツ『ハングリー・ゴッド』超面白い。
殺し HDリマスターー版(続・死ぬまでにこれは観ろ!) [DVD] キングレコード 2015-08-05 by G-Tools |
革命前夜(続・死ぬまでにこれは観ろ!) [DVD] ベルナルド・ベルトルッチ キングレコード 2015-08-05 by G-Tools |
ハングリー・ゴッド ([テキスト]) COOLSヒデミツ 東京キララ社 2015-06-04 by G-Tools |
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2015年06月23日
6/20(Sat)『Party 51』 at 渋谷Uplink Factory
■韓国ソウルはホンデ(弘大)のインディシーンを描いたドキュメンタリー映画。映画自体の紹介はエレキングに書いたのでそちらを読んでいただければ、と。あ、記事には書かなかったけど個人的にこの映画で一番びっくりしたのはDxIxEのTシャツ着たひとが出てくるところでした。関くんにも誰か教えてあげてください。ということで、実際にその上映イベントに行ってきましたよ。
■映画のあとには主催者のひとりであるOffshoreの山本佳奈子さんの司会により、映画の出演者でもありプロデューサーであり、ミュージシャンとしてレーベルオーナーとしてオーガナイザーとしてめちゃくちゃ精力的に活動しているパク・ダハムさんへの質疑応答も。〈トゥリバン〉跡地は結局全然再開発されておらず更地になってるとか、新しく移転して開店した〈トゥリバン〉の様子とか、まだライヴハウスは始めてないけど諦めてはいないようでいつもみんなから「やめたほうがいい」って言われ続けてるとか(笑)、映画の後日談もいろいろと聞くことができて面白かった。物販で山本さんのジンも購入。
■10月くらいに、映画にも出演したミュージシャンのツアーと合わせた形で全国上映を考えているというのでそちらもいまから楽しみだ。
■なお、この日はラフィンのチャーミーさんもご来場!(実はちょっと予想してた)ビシッと髪まで立てて来てる!と思ったら、どうも近くでライブだったらしい。出番前に抜け出して映画を観にきた模様、さすが熱心だなー。残念ながら出番のため最後までは観れなかったようだけど。チャーミーさん自らプロデュースする新レーベル「トランシーバー・レコ−ズ」の立ち上げ、そして第一弾として韓国インディバンドを集めたコンピレーション『大韓不法集会』の制作が発表され、こちらも今から楽しみでたまらないのであります。
こんにちは。こちらはトランシーバーレコードです。http://t.co/kHrDjEvlpJ
— transceiver records (@TransceiverRec) 2015, 6月 20
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2015年02月26日
2/9(Mon)-2/15(Sun) シリーズ映画の変容を見る
2/9(Mon)
■仕事は休みをとっていたので、朝6時頃帰宅して午後まで泥のように眠る。起きてからもほぼ抜け殻。
2/11(Tue)
■DVDで『アメリカン・グラフィティ』。実は初見。思いの外地味な映画だったがもちろんそこがいい。あとメイキングが大変面白かった。なるほど、そういうところがエポックメイキングだったのかー、という感じで。
アメリカン・グラフィティ [DVD] ジェネオン・ユニバーサル 2012-04-13 by G-Tools |
■一日限定復活のスナックニッポニアへ。たぐさんが4歳児とウルトラマンスタンプラリーで盛り上がってるところを見て、この人は中学生だと思ってたけど意外と小学生だったのかも、という気がしてきた。
■さておきニッポニアといえばグリーンカレーだが例によって絶品。タイカレーって意外と店によって味に差がない気がするんだけど(まあぼくの舌が馬鹿なだけかもしれないが)、ニッポニアカレーはやはり旨い。
2/12(Thu)
■引き続き『アメリカン・グラフィティ2』を観る。DMMのレビューとかだともうボロクソなんだけど、これはこれで前作と別ものだと思えばそこそこ面白いと思います。60年代というかおそらくビートルズ以降ってことだと思うんだけど、ほんとに音楽は全然違うんだな。
アメリカン・グラフィティ2 [DVD] ジェネオン・ユニバーサル 2012-05-09 by G-Tools |
2/13(Fri)
■テレビ録画してあった『ROCKERS』を観る。陣内孝則監督のやつじゃなくて、東京ロッカーズを中心に日本の初期パンクシーンをとらえたドキュメンタリー。SSがめちゃくちゃかっこいいとか見どころはいろいろあるのだが、途中に挟まれる変な前衛イメージビデオみたいなのが強烈に時代を感じさせますな。
ROCKERS[完全版] (スタンダード・エディション) [DVD] トランスフォーマー 2011-10-17 by G-Tools |
2/14(Sat)
■湯島の高級洋食屋にて家族の食事会。母と義妹の誕プレとして、韓国旅行の写真集(Photobackで作った)を持っていったところ、とても喜んでもらえた。ちなみにこれ、山崎まどかさんの『「自分」整理術』で紹介されていたのである。感謝感謝。
「自分」整理術 好きなものを100に絞ってみる 山崎 まどか 講談社 2014-05-13 by G-Tools |
■一度帰宅してから国分寺へ。モルガーナでトリコロナとStubborn Fatherスプリットのレコ発。なのにトリコロナがしょっぱなって!出遅れたので思いっきり見逃したわ!そして酔っ払う。
2/15(Sun)
■テレビ録画『ゴジラの逆襲』。雪山を歩いて行くゴジラの姿とかなかなか渋いシーンが。
ゴジラの逆襲 [60周年記念版] [DVD] 東宝 2014-05-14 by G-Tools |
■続けて『キングコング対ゴジラ』。高島忠夫が主演のせいか、一気にコミカルな印象に。まあ面白いことは面白いんだけど、このへんからやはりちょっとイメージが変わってくるのかな。
キングコング対ゴジラ 【60周年記念版】 [DVD] 東宝 2014-05-14 by G-Tools |
■桜台poolへ。ノイズ&ハードコア。そういえば大友さんのアジアノイズ企画は全然足を運べなかったな……。そして酔っ払う。
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2015年01月28日
David Bowie Is at 新宿ピカデリー
■ロンドンでおこなわれたボウイ先生の大回顧展のドキュメンタリー。はじめにキュレーターの二人が出てきて展覧会の趣旨を説明した後、展示の紹介を通してボウイの業績を紹介、合間にゲストのトークや会場の観客のコメントが入る、というような構成。
■序盤は無名時代のあれこれなのだが、物持ちのよさに驚く。子供時代に買ったものとかちゃんととってあるのね。自筆の作詞メモなんかもかなり貴重。曲を聞きながら推敲したあとの残るノートを見る、なんていうのはなかなかできない経験だろう。
■メモの類で興味深いと思ったのは、『Diamond Dogs』に関するもの。もともとは映画として構想されていたもので、かなり細かく絵コンテみたいなものが書きためられている。
『Diamond Dogs』はオーウェルの『1984』に影響されているというのはよく言われていることだが、こうしたメモに描かれたハロウィーン・ジャックやその他のキャラクターたちを見ていると、かなりバロウズっぽいなと改めて思う。前から思ってたんだけど。
■いろんなひとが口々に語るのが、テレビで「Starman」をやった時のインパクト。あれで人生変わった、みたいなことを言うひとが次々に出てくるの。はたして自分にそんな経験はあるだろうか。んー、あるとしても音楽じゃない気もするな。
■ゲストで印象的だったのは山本寛斎。ジギー時代の衣装の数々で有名だが、ボウイとのなれそめのエピソードはなかなか面白かった。拙い英語ながら会場の爆笑を呼んでおりました。ちなみに衣装もさまざまな時代のものが展示されており、変わりゆく様と、その中でも一貫したところが確認できる。
■映画俳優としてのボウイについて着目したコーナーも。『地球に落ちてきた男』がメインになるのは当然ながら、『ラビリンス』を大フィーチャーしてるのは個人的に嬉しい。あれでボウイに興味をもった若いファンも多いということなのだけど、実際マイ・ファースト・ボウイもあれなのだ。小学生の時に『ラビリンス』を見に行って、魔王役のボウイが実にかっこよく、当時描いてたマンガに早速登場させたものである。
■選曲に微妙に疑問がある(「Rock'n'Roll Suicide」ばっかなんであんなに何回も、とか)とか細かいことはいろいろあるし、特別価格2500円てのがどうかというのは実際ありますけども、基本的には大変面白い映画だったと思います。あとは展覧会が日本に来るのを祈りつつ、カタログの邦訳をめくっていろいろ反芻しようかね(今はずいぶん高値で取引されているようだ。買っといてよかった)。
デヴィッド・ボウイ・イズ ヴィクトリア・ブロークス ジェフリー・マーシュ 野中モモ スペースシャワーネットワーク 2013-07-10 by G-Tools |
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2013年11月29日
10/30(Wed) マージナル ジャカルタ・パンク
■都築響一さんのメルマガ記事やイライザ・ロイヤルの激プッシュなどで大いに気になっていた『マージナル ジャカルタ・パンク』が、歩いていけるライブハウスこと中野ムーンステップで上映されるというのでそれはもちろん行くよね。
■会場のMoonstepは1階がライヴブロア、2階がバーというちょっと変わった構造になっている(と思ったけど規模は違うがリキッドルームなんかもそうですね)。映画の上映は2階なのだけど、その前にフロアのほうで、マージナルとも縁の深い日本のバンドが演奏。Cheerioってそういえば、前にグッドマンで見た時にもインドネシアのバンドのカバーだと言って演奏してた曲があったのだけど、それがマージナルの曲だったのか。
■で、かなりの大入りになったのでバースペースにはとても入りきらなくなったようで、急遽1階と2階の両方で上映することに。ぼくは2階で見ました。1階のほうが音は良かったんだろうけど(ライブのPAを使うからね)、最前列で見れたからよかった。
■映画の内容はもうとにかく必見の一言。まだ未完成だということなのだけど、マージナルというバンドが、決して豊かではないにも関わらず、自分たちの住居をコミュニティとして開放し、いかに貧しい子供たちを様々な形でサポートしているか、そしてどれだけ熱く支持されているか。本当に見ていて胸が熱くなる場面の連続。パンクってすばらしい。
■上映後はさらにマージナルのヴォーカルであるマイクさんのミニインタビューと迎えたアコースティックライブ。
マージナルの曲はキャッチーですぐ覚えられるので一気に大合唱になる。マイクさんの笑顔も素敵。とにかく、パンクというものに何らかの思い入れがある人であればこの映画は見たほうがいいと思う(機会は限られてると思うけど)。
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10/29(Tue) ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987
■87年におこなわれた、日本で最初の大規模野外ロックフェスの記録映画。バンドブーム前夜の日本のロックを代表するといっていい顔ぶれが集まるも、当日は豪雨に見まわれ、あのフジロック第一回を超えるんじゃないかという過酷な状況に。というのがなぜが今になって映画化された。権利関係が大変みたいで劇場公開のみ、ソフト化はよほどのことがない限り無理、という話。これ、音楽監督が佐久間正英なので、ひょっとすると彼の病気のこともあって公開が決まったんじゃないかという気もする。まあこれは蛇足的憶測。
■晴天の下、楽しそうなリハから映画は始まる。まあ出てくる皆さんの若いこと。で、開場した時にすでにかなりの雨なんだけど、ここでまだ若い(けど今と全然ルックスの変わらない)ブルーハーツのヒロトがMCでガツンと盛り上げて会場はいい雰囲気に。
■一度天気が持ち直しライブが始まる。最初のほうは当時はまだ若手のブルーハーツやレッド・ウォリアーズ、岡村靖幸。みんなギラギラしててかっこいい。ユカイって本当にかっこよかったんだよなああああ。
■で、だんだん雨がひどくなってくる。特にすごかったのが白井貴子のとき。そもそも今では考えられないことに、野外なのにステージに屋根がないの。後方の、ドラムとキーボードのいるあたりはかろじてテントっぽい屋根が作られてるんだけどステージは完全に雨ざらし。もうギターもベースもほとんど鳴っておらず、ドラムと時折鳴るキーボードだけをバックに歌い始めるも中断。モニタースピーカーも死んだ状態で、超笑顔で歌い切るという姿にはけっこう心を打たれるものが。
■BOOWYも布袋の髪が濡れてぺちゃんこになってるという珍しい光景が見られたり、ハウンドドッグはまさか後年あんなことになるとはと思ったり、佐野元春のバンドに辻仁成みたいなやつがいるなと思ったら本当にそうだったりと、いろいろ面白いんだが、まだロックバンドを撮影するメソッドが確立していない時期だったからか、ひたすらヴォーカルを映し続けるカット割りはちょっと残念。あと、みんながうざいって言ってたナレーションは確かにうざかったw
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2013年06月25日
6/23(Sun)バクチク現象
■BUCK-TICKは昨年がデビュー二十五周年だったわけですが、それを記念した映画が制作されて公開されています。しかも二本。
■2011年末の武道館から始まり、2012年のアルバム&シングルのレコーディング風景、それに続くライブハウスツアー、というのが一本目の「バクチク現象Ⅰ」。その後、2012年夏に行われた25周年記念フェスからホールツアー、そして年末の武道館までを追ったのが二本目の「バクチク現象Ⅱ」。それぞれ1時間半くらいかな。正直、1本にまとめて2時間くらいにできるんじゃないかと思わなくもなかったけども、まあ熱心なファン向けに作られてるってことなんだろうからそこは言うのが野暮ってもんですよね。
■とりあえず感心するのがメンバーの大人力の高さ(特にあっちゃんの)。スタッフとか若い対バンとかにすごい気を使ってるの。これは現場でも好かれるわなあ。びっくりするのはメインのPAエンジニアがデビュー以来ずっと同じ人なんだそうで、それは流石になかなかないことなんじゃなかろうか。
■いつも言ってることなんだけど、25年間メンバーチェンジもなく、それほど長期的な活動休止期間があるわけでもなく(逮捕の時くらいじゃないの?)、大きなヒットを飛ばすわけでもないんだけどコンスタントに質を保った音源を出し続けて毎年武道館やってる、なんていうバンドはなかなかないんじゃないな。これ、結構たいへんなことだと思うんですよ。なんとなくその理由の一端が見える映画だな、とは思った。
■細かいところで面白いところはいろいろあるんだけど、とりあえずBUCK-TICKを観たり聴いたりすると最近つくづく思うのが、俺すげえ今井寿の影響受けてるなーってこと。音楽性が全然違うからわかりにくいとは思うんですが、今回も随所で「俺こんなギター弾くよなー」って思った。意識的に取り入れてる以外の無意識レベルでの影響はかなりデカい気がする。あと、全体にユータの可愛さが光りますな。
■とはいえ個人的に最大の発見だったのはヒデこと星野英彦さんがアースダムの古川さんにクリソツだった!ということです。ヒデの顔なんて俺の中では15年くらい前で止まってたからなあ。
■ちなみに映画は現在も公開中で、「Ⅰ」のほうは一部を除き今週金曜まで、「Ⅱ」は来週金曜までです。同時上映の企画もあるみたいですね。
**6/26追記 新宿バルト9ほかいくつかの劇場で「Ⅰ」の公開延長が決定したそうです。ⅠFacebookの公式ページより。
殺シノ調ベ (デジタル・リマスター盤)
狂った太陽 (デジタル・リマスター盤)
darker than darkness-style93- (デジタル・リマスター盤)
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2013年04月02日
週報 2/25-3/3
2/25(Mon)
休み。
鍋横のカレー居酒屋「やるき」へ。タモリ倶楽部で大々的に紹介されて一気に有名になった店である。実際、月曜の夕方5時に行ったのだが6時までにはそこそこの入りになってるくらい。金曜の夜なんか相当混むだろうね。
店主はやるき茶屋の厨房で働いていたインド人。基本的にすべていわゆる居酒屋メニューにスパイスを加えたものばかりなのだけど、品ごとにスパイスやハーブの組み合わせを工夫してる感じなので「全部カレーじゃん!」てことにはならない(いや、全部カレーではあるんだが)。タンドリーチキンが串に刺して出てきたりね。
DVDで『ぼくのエリ 200歳の少女』を観る。面白かったのだけど、あとでここ(ネタバレだけど)を読んで驚愕。全然ダメじゃんそれ!
ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD] アミューズソフトエンタテインメント 2011-02-04 by G-Tools |
2/27(Wed)
坐・高円寺で映画「ひなげし」の上映会&ライブ。予告編だけ見てもすでに「頭痛え」って感じだったのだが、実際に見ると相当頭の痛い映画でした。
2/28(Thu)
仕事をしつつDOMMUNEの間章特番を観る。貴重な映像がたくさんかかったのだが、間章って写真も見たことなかったので、イメージと全然違うので驚いた。たぶん阿部薫とイメージがごっちゃになってたのだと思う。
3/1(Fri)
藤田 直哉『虚構内存在』を読む。力の入った筒井康隆論。筒井の「超虚構」理論および「感情移入」の理論を丁寧に作品および発言から紐解いていく力作。第三部(最終節)で、「超虚構」と「感情移入」によって現在何ができるのか、という話になっていくのだけど、やっぱりそこでそういう話(具体的にはネットの話)になっちゃうのかーっていう気にはなったけど、まあ『朝のガスパール』の先を考えようと思ったら仕方ないわな。
虚構内存在――筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉 藤田 直哉 作品社 2013-01-31 by G-Tools |
3/2(Sat)
新宿ハッティでランチ。量的なコストパフォーマンスはけっこうなものだと思うけど(ナン・ライス・カレーともにお代わり自由!)、カレー自体はまあまあかなって感じ。とはいえ、冬季限定で夜はカレー鍋のコースがあり、それが旨いということなので、またそういう時に来たいと思った。
下北沢Shelterでイライザ・ロイヤル&ザ総括リンチとTexaco Leathermanのスプリットレコ発。全バンド最高! とりあえず写真だけ貼っときます。
プンクボイシネ
なんと4月でプンクボイシネとしての活動は終了だという。ええー、残念すぎ!という感じですが、今回もトクさんはほとんどステージにおらず縦横無尽にフロアを(ドリンクカウンターのほうまで)駆け巡り、しょっちゅうマイクを落としてながらの熱演。
イライザ・ロイヤル&ザ総括リンチ
姐さんだいぶ気合入ってた感じ!MCがかなり感動を呼んでたよ。
ギターウルフ
ものすごく久々に観たら知らない曲ばっかになっててびっくりした(たぶん青森ロックフェスの1回目以来)しかしやはりかっこいいなー。
Texaco Leatherman
テキサコについてはビックEこと江川さんとの共演シーンでお送りしました。ちなみに江川さんは総括リンチの曲の中で「好きよシンジ~」って歌ってもらってものすごくニヤけていたということもご報告しておきます。
打ち上げではロックの神様と女王様に囲まれての記念写真を撮らせていただいた。うれしすぎる。
3/3(Sun)
シェイクスピア『じゃじゃ馬ならし』を読む。これはけっこう普通に失敗作なのでは……。最初に出てきたちょっとトリッキーな設定が全然生きてない。
じゃじゃ馬ならし シェイクスピア全集 〔7〕 白水Uブックス ウィリアム・シェイクスピア 小田島 雄志 白水社 1983-01 by G-Tools |
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2013年03月01日
週報 2/11-17
2/11(Mon)
中野のDeep Jotyでランチ。入り口付近に立てられた色褪せたメニュー看板とは裏腹に地下に潜る階段を降りて扉を開けるとなかなか小奇麗でオシャレな店なのであった。1000円でカレーが二種類つくセットを注文、マトンカレーとマッシュルームほうれん草カレーを両方辛口で。どちらも割と旨かった。
中野のスタジオで、とある即興演奏プロジェクトのリハに参加。ルールつきの即興みたいなものだと思うのだがまだルールが確立されておらず、まずはルールを固めるところから作っていく段階という感じなのだけど、プロジェクトの発起人自身が何らかの確信を持って進めてるという感じでもないのでなかなか定まらずにいる。とはいえちょっと面白くなる感じはあったので継続して参加できるといいな。
2/12(Tue)
二日続けてスタジオなんて久々だが、昨日に続いて今度は昨年からやっている新バンドのリハである。前回は急遽病欠したメンバーがいたので全員揃うのは3回目で今年に入ってからは初めてだ。前回やったときにもいい感じになりつつあるなと思ったんだけど、いよいよ形になってきた感触。そろそろライブも入れていこうと思うのでご期待ください。
で、二日続けて同じ楽器とエフェクター構成でスタジオに入ってみて思ったのだが、ぼくのギターは大変に音がよい。大甲子園をはじめ、普段はマーシャルを使うことが多いのだけど、なぜかこの二日間はそうではなくて、昨日はフェンダーで今日はJCを使ってみたところ、なんかいつもよりいい音の気がしてきた。実はマーシャルとの相性のよくないギターだったのだろうか。それともマーシャルを使いこなせてないだけで、マーシャルでももっといい音で鳴らせるのだろうか。もう10年近く弾いてるギターなのにいまさら何を言ってるのかって話ではありますが。
写真はメンバーのろーこさんのインスタグラムより無断拝借。なお、バンド名が「Galaxy Express 666」に仮決定いたしました。
そして例によってスタジオの後はサイゼリアで2時間半ほど。ノルウェーのマズい菓子の話から始まりなぜか職場の話に。
2/13(Wed)
雪の予報だったのだがまたしてもはずれたようだ。ちょこっと積もってるところがあったから夜のうちにちょっとは降ったのかね。
印刷所が来て打ち合わせ。けっこう丁寧に準備した上で進める感じになりそうで安心感がある。こういうのあんまやったことないのが我ながらいかがなものかとは思いますが。
シェイクスピア『タイタス・アンドロニカス』を読む。実は今年は週に1冊シェイクスピアを(白水社μブックスの小田島訳全集版で)の読むというのを自分に課しているのである。先週読めなかったので今週あたりは2冊読まなきゃなのだが、とりあえずそのペースで行くと9月くらいに全部読める計算である。
『タイタス・アンドロニカス』はタイトルのかっこよさでは『テンペスト』と双璧なんじゃないか(これをバンド名にしてる人たちもいるよね、たしか)。どんな話かは全然知らなかったのだけど、人名なんですね。ローマを舞台にした復讐劇で、ちょっと驚くくらい血腥い話。これ、舞台でリアルにやったらちょっとしたグラン・ギニョールじゃないの。
解説によるとそのえげつなさのせいか、本当にシェイクスピアの著なのかが長年疑われてきたそうである(そもそも原テクストがずっと行方不明で、その発見のエピソードもちょっと面白そうなのだが、何か詳しく書かれた本とかないのかな)。共著なんじゃないかとか、別の著者がいてシェイクスピアはちょっと加筆しただけなんじゃないかとか色々言われてるようなのだけど、少なくとも何人かきわめてシェイクスピアっぽい登場人物がいるのは確かだと思うんだけどな。
タイタス・アンドロニカス シェイクスピア全集 〔6〕 白水Uブックス ウィリアム・シェイクスピア 小田島 雄志 白水社 1983-01 by G-Tools |
2/14(Thu)
バレンタインデーの思い出とかエピソードといえるものはさほどないのだけど、中学時代に好きだった女の子から義理チョコ(クラス全員に配ってた)をもらって凄く嬉しかった記憶があるのは我ながらいじらしいなと思う。
で、まあバレンタインといえばそんな中学時代からぼくはもうこの曲なのです。
そんな話を日中ちょこちょこと(チョコだけに!)Facebookに書きつけていたら、家に帰ると妻の手作りチョコが待っていました。
写真集「Voice of Africa」を読むというか見る。かつて厳しい情報統制が敷かれていた南アフリカで、「ラジオに見えないようなラジオ」を作ってなんとか情報を求めていたという、そのラジオの数々を集めたもので、玩具を装ってるものが多いのかな。色使いもカラフルでただ見ていても楽しい。キャットウーマンらしきアダルトなデザインのものが見開きで大々的に使われてるあたりが編集やデザインを手がけた都築響一さんの面目躍如といったところか。
Voice of AFRICA―南アフリカの偽装ラジオ (ストリートデザインファイル) ジェニー ロミン 都築 響一 アスペクト 2000-06 by G-Tools |
2/15(Fri)
がんばって仕事を終わらせて(というか、結論を月曜に先送りにして)新大久保EARTHDOMへ。新宿三丁目から区役所通りを通り抜け、寿司三昧と松屋(牛丼屋ではなくカムジャタンが絶品な韓国料理の有名店)を横目に見ながらさらに進んで大久保通りに出ると、韓流ストリートのはずれくらいに行き当たるので、そこから新大久保駅方面に進む。そういえば、ぼくが人生上で食べたもっともマズいラーメンのひとつを出す店と、入った瞬間にアンモニアの強烈な匂いがしてきて中華料理屋はいずれも知らないうちに潰れていた。後者はけっこう昔からありそうな構えだったのだが、ここ数年の急激な街の変化には対応できなかったのであろう。まあたぶん二度と行かないから特に寂しいという気持ちもない。
それはさておき新大久保EARTHDOMは7周年期間中でベテラン勢(原爆オナニーズとか奇形児とかFOOLSとか)が連日出演してるわけだが本日はBlastroを見に来たのである。会場に入るとWorm's Meatが演奏中。これまたEARTHDOMには縁の深いバンド。基本的には出演者も客層もハードコア寄りですね。そんな中、Blastroはなんとライブレコーディングを敢行。とはいえ見てるほうからすると、普通のライブよりちょっとマイクが多いくらいで基本的には見る分には全然支障なし。
昨年初めて見て久々にブッ飛ばされたBlastroだが、ノイズ+ブラストビートという基本線はまったく変更無し、ただブラストながらもリズムパターンを微妙に変えたりといった展開がちょこちょことあるので飽きさせない。いやーかっこよかったわー。リリースも楽しみです。
2/16(Sat)
丸の内エリックサウスでカレー部。ランチミールス(「ミールス」というのは南インドの定食みたいなもの)をいただく。カレー三種類がそれぞれ違った味わい。ライスも2種類と盛りだくさんかつそれぞれが美味しく大満足。
渋谷WWWで「渋谷ロック革命」。ブッチャーズ(久々だなー)と少年ナイフ。WWWは初めて。映画館跡地なんだけど変わった会場だったな。
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2013年02月14日
週報 2/4-10
2/4(Mon)
大谷能生『持ってゆく歌、置いてゆく歌』を今頃ようやく読んだ(なんとなく最近俺のなかで大谷さんが熱いのである。ラップをやるようになって以来かもしれない)。青山のブック246で行われていた「旅と本と音楽」にまつわる連続トークイベントの書籍化。イベント自体には何度か足を運んだのだけど、かなり手が加えられている感じなので新鮮に読めた(中上とアイラーの回なんかはアイラーのハラホレヒレハレみたいな歌をかけて爆笑してたと思うのだけど、そういうのはカットされていましたね)。マルコムXとマイルスの章や深沢七郎の章など大いに読み応えあり。
持ってゆく歌、置いてゆく歌―不良たちの文学と音楽 大谷 能生 エスクァイアマガジンジャパン 2009-04 by G-Tools |
2/5(Tue)
DOMMUNEの「初音階段」発売記念番組を観る。前半の「○○階段の系譜」みたいな話も面白かったけど、後半の日野繭子さんを迎えてのポルノ/ピンク映画談義がもっと聴きたかった。初音階段ライブも素晴らしい(なにせ可愛いし!)。
初音階段 非常階段 starring 初音ミク インディーズレーベル 2013-01-16 by G-Tools |
2/6(Wed)
大雪が降るともっぱらの評判だったのだけど蓋を開ければ全然拍子抜けなことになっていたが、電車は予定通りの本数調整を行っていたので都内各所で大混乱だったようである。しかしながら我が安心の丸ノ内線は例によってほとんどダメージなし。
昼休みにBMRのサイト経由でミックステープを大量にダウンロードする。実は最近聴いてる音楽の半分以上がヒップホップとかR&Bなのだけど、こうやって無料で落としたデータ音源って名前とか全然覚えられないのよね。どんなにつまらない内容でもモノがあったほうがまだ何かしら記憶に残るのは不思議なような当たり前のような。
2/7(Thu)
38歳になりました。野比のび助36歳、両津勘吉35歳、星一徹33歳、則巻千兵衛博士28歳……。同じ誕生日としては加護亜衣さんなどがいます。あいぼんおめでとう!
10前後年上のミュージシャンでけっこう仲良くしてくれる方がぼくにはいるのだけど、そういった人たちは10年以上前に知り合ったのが多く、てことは当時はみなさん今の自分より年下だったのかと思うと結構びっくりするものがある。
そして誕生日のディナーとして妻が牡蠣フライを作ってくれた。これが超旨いの! パン粉をパンから作る気合の入り方。
2/8(Fri)
円盤へ、ウルトラビデのヒデさんのトークを聴きにいく。事前に客からの質問を集めていたのでたくさん書いて渡したのだが、最初の質問に入るまでに1時間喋り、最初の質問でさらに一時間みたいな感じで後半は駆け足気味。とはいえ色々と面白かった。内容については書かないでおきます。
円盤の後はたつやか成都と決まっているので今回は成都へ。なんかメニューがちょっと変わった感じ。コーンの上げたやつとか面白い味だったよ!
帰ってDVD『イヴの総て』を観る。ハリウッドには「芸能界の裏側もの」の系譜っていうのがあるよね。
イヴの総て [DVD] ファーストトレーディング 2011-02-14 by G-Tools |
2/9(Sat)
起きてDVD『エージェント・ゾーハン』を観る。アダム・サンドラー映画。猫の蹴鞠シーンヤバい。
エージェント・ゾーハン [DVD] ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2008-12-19 by G-Tools |
渋谷公会堂ですかんちを観る。泣く。
2/10(Sun)
録画してあった『エレキの若大将』を観る。すげえ楽しい! 演奏シーンが普通に格好良くて驚くけど考えてみたら寺内タケシとブルージーンズなので当然といえば当然なのである。しかし勝ち抜きエレキ合戦みたいなのの司会者が裕也さんだと気づかず見落としてしまった……。
エレキの若大将 [DVD] 田波靖男 東宝 2005-06-24 by G-Tools |
新宿三丁目で、5月に某所で行う某イベントについて某氏と打ち合わせ。マイルスの教えに従い若い連中とツルみたいと思います。「ジャニ研!」みたいな感じでヴィジュアル系について、その音楽性から影響力から何からしっかりガチで論じた本が読みたいなっていう話をしてたんだけど、それが書けるのは実のところとみぃさんくらいなんじゃないだろうか。
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2012年10月06日
9/22-24 プロモデイズ
9/22(Sat)
■新宿のブックファーストで『女子とニューヨーク』刊行記念トークイベントを、『ここは退屈迎えにきて』の山内マリコさんをお招きしてとりおこなった。あそこでイベントをやるときは、店頭まで行ってイベント券を買わないといけないシステムなので微妙に敷居が高く、当日まで予約が伸びなくて焦ったりするのだけど、フタを開けば満員御礼、ちょっとお断りしないといけない人も出た感じになってかえって申し訳ないくらいだった。
■トークもいい感じに盛り上がったと思います。途中で流した映画『ビューティフル・ガールズ』では、山内さんの『ここは退屈迎えにきて』の「椎名」を思わせるキャラをマット・ディロンが演じているというその絶妙感に感じ入った。いい映画っぽいので観たいなー。
9/23(Sun)
■DVDで『黒いジャガー』『黒いジャガー シャフト旋風』を続けて鑑賞。ブラック・ムービーの超有名作であり、監督のゴードン・パークスは写真家としても有名で、黒人として初めてハリウッドでメジャー作品を監督した人物である。特に音楽がもうかっちょいいったらないですよ。
黒いジャガー [DVD] ワーナー・ホーム・ビデオ 2000-11-23 by G-Tools |
黒いジャガー / シャフト旋風 [DVD] アーネスト・タイディマン ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-04-22 by G-Tools |
■こないだ作った中華風パスタは本当は素麺で作りたかったのです。ということで、素麺を買ってきたので昼食に「中華風ピリからソーメンチャンプルー」。しかしこないだ作ったやつのほうが旨かったな。妻が接客業なので大蒜を入れられなかったのが敗因か。あとテンメンジャンが切れてたのも痛かったかもしれない。
9/24(Mon)
■Jcomの番組「つながるGo!Go!」への山崎まどかさん出演に付き添いでゆりかもめに揺られてテレコムセンター駅へ。遠い……。どれだけ見てるのかもわからないような番組ではあるけどもそこはやはりテレビということで、さすがに本番前は緊張されてたようだが、いざ始まってみればバッチリだったんじゃないかと。スタッフの皆さんにも好評だった気配。
■例によって河端さんのブログに影響を受け続けているのでタコライスを作る。より旨くできた気がするぞ。
投稿者 junne : 01:27 | コメント (0) | トラックバック
2012年10月04日
9/16-17 円盤ゼンプッシー
9/16(Sun)
■DVDで『マネーボール』を観る。統計を用いた独自の理論で貧乏球団を立て直そうとするGMの話。ついついカープに応用できるだろうかと思って観てしまいますな。興味深いのは、Wikipediaによればこの理論、「短期決戦」には向かないとのことで、このGMのチームはプレーオフまでは行ってもワールドシリーズに進んだことはないのだという。
マネーボール [DVD] ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2012-03-21 by G-Tools |
■夕方になって高円寺へ移動。円盤で神戸のフィンガーピッカーシンガーソングライターのタケヤリシュンタ、ソロアルバムのレコ発。最初は久々に観る吐息。スイートソウルサイケとも言うべき恍惚郷。ドラムがパーカッシヴだったせいか、ラテンっぽい印象も受けた。
■二番手の潮田雄一、なんかこの日はすごくよかったな。なんだろ、歌が強いといいますか。
■三番手は20ギルダーズ。なのだけど、かなり酔っ払っててこのあたりから記憶が曖昧であります……。
■最後は本日の主役、タケヤリくん。おめでとうございますー。
■終了後は例によってたつやで打ち上げに参加。カレーとかワンタンとか恒例の絶品メニューに舌鼓を打ったはずだがよく覚えてない。
9/17(Mon)
■ものすごい二日酔いで15時くらいまで寝ておりました……。
■夕方ようやく起きだして西荻はZen Pussyへ。敬老の日スペシャル2マン(笑)。まずは話題急上昇中のGalakutaである。お客のノリがいいせいもあってか、テンション高かったなー。
■そして三上寛ソロ、グレッチを持っての登場。Tシャツがヤバすぎる。演奏ももちろんヤバすぎる。時折プッシーママが額の汗をぬぐってあげてるところが妙にエロかったり(笑)。最後に「夢は夜ひらく」も。
■Zen Pussyは来年5月で閉店とのこと。すごくいい店だからみんな行こうぜ。
投稿者 junne : 15:17 | コメント (0) | トラックバック
2012年09月16日
9/15(Sat)
■昼頃起床。録画してあったパク・チャヌク監督『渇き』を観る。ソン・ガンホが出てる韓国映画にはずれはないのでこれも良かった。バンパイアなり血を求めなければならない身体になってしまった新譜、そしてそれに惹かれる人妻。ヒロインがまたよかったなー。
■DVDで『バタリアン』。ぼくの世代なら全員知ってる有名作品だけど初めて見た。80年代だなーって感じの音楽も楽しい。今見るとまったく怖くないのね(当時も怖くなかったのかもしれないが)。『ターミネーター』や『レポマン』に代表される変なパンクスが出てくる映画の系譜にも連なる作品である。
投稿者 junne : 17:18 | コメント (0) | トラックバック
9/14(Fri) ドキュメント灰野敬二とインブレッド
■吉祥寺バウスシアターへ、終映ギリギリでようやく『ドキュメント灰野敬二』を観る。本人へのインタビューでライフストーリーを辿りつつ、ナスノミツル・高橋幾郎とのリハ風景を通じて音楽観や独自の記譜法をとらえ、随所に貴重なライブ映像や写真が挟み込まれる。映像チームとのコラボレーション(PlanBでパーカッションソロ演奏を収録するにあたり、ライティングとカメラのズーミングとのコラボレーションを試みるの)もあり。小沢さんの話しをするところはやはりじーんとくるものがある。しかし短いよなあ。
■帰宅してDVD『インブレッド』を観る。もうすぐシアターNで公開されるホラー映画なんだけど、試写のかわりにサンプルDVDをいただいたの。宣伝ではとにかく鬼畜!変態!グロ!っていうのを推してますが実際そのとおりで悪趣味極まりない。とはいえ全体にカラっとしてるので「ヒドいなー」って笑いながら観る感じの楽しい映画だと思いますよ!
投稿者 junne : 17:09 | コメント (0) | トラックバック
9/8(Sat) フリージャズとニューウェーヴ
■DVDで『エンドレス・ワルツ』を鑑賞。灰野さんの髪が黒い!というのはともかく、広田玲央名は鈴木いづみには似てないとはいえいいですなー。ライブシーンがどれもちゃんとしてるところもいい。
あの頃映画 「エンドレス・ワルツ」 [DVD] SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D) 2012-01-25 by G-Tools |
■秋葉原Goodmanへ。BP.!
キリヒト!
そして最後はConvex Level!
ニューウェーヴのかっこいいところが凝縮されたような3バンドで大変いい企画だったのではないかと(最初のExtrudersは間に合わなくて見逃しましたが、前に見たけどなかなかかっこよかったよ)
投稿者 junne : 15:55 | コメント (0) | トラックバック
2012年09月08日
8/22(Wed) カレー部と魔性の肌
■久々のカレー部。原宿のYOGOROというお店。トマトベースとほうれん草ベースがある。ほうれん草ベースのチキンカレーをオーダー。
事前に知り合いから、オイリーだが不思議ともたれない。チキンは焼き鳥ばりにジューシー、という情報を得ていたのだが、たしかにそのとおり。鶏肉は先に炙ってあるみたいで皮はパリパリ。マイルドな味で大変においしゅうございました。
■帰ってから録画の『眠狂四郎無頼控 魔性の肌』を鑑賞。これは面白い!全体的にいかがわしさが特にフィーチャーされた感じで、成田三樹夫がかっこいいし鰐淵晴子がかわいい。
眠狂四郎無頼控 魔性の肌 [DVD] 角川書店 2012-07-20 by G-Tools |
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2012年08月25日
8/18(Sat)
■野球観ながら家で仕事してたんだけど途中からボロボロになっていったのでやめにした。代わりにDVDで「Glee」のシーズン2 vol.8を観る。カートの父ちゃんは本当に男の中の男だと思う。これに匹敵するのは大長編のジャイアンくらいなのではあるまいか。
■続けて『眠狂四郎多情剣』を観る。監督は井上昭で、先日観た三隅研次とはまたちょっとノリが違うのね。なんと序盤で円月殺法が破られる!音楽が伊福部先生で大変に格好良い。旧作『眠狂四郎女妖剣』に出てきた「菊姫」が再登場の巻。
■図書館で借りたCDでアズテック・カメラ(『Knife』)を初めて聞いた。思ったよりフリッパーズ・ギターっぽくないなーという感想を抱いた。
投稿者 junne : 23:13 | コメント (0) | トラックバック
8/15(Wed) Ghost Train, Moja, 一万年、後
■YouTubeに少年ナイフの新PV「Ghost Train」があがっていた。ニューアルバム『Pop Tune』からのセカンドクリップ。この曲はスペンサー・デイヴィス・グループとかみたいな60'sブリテッィシュ・リズム&ブルースを彷彿とさせるかっちょいい曲で、今のリズム隊の強力さがよく伝わってくる。PVはライブ映像を活用してかっこいい。
■んで、その動画の関連動画で観たMojaってバンド、何コレやばい!全然知らなかった! ルインズ編成の男女デュオでやはり高速&変速スタイルなんだけど変な音色のベースとフックのあるポップセンス、たいへんに興味がわきました。
■DVD『一万年、後』を観る。なんとも変な映画であった……このラストは劇場で観たかったなあー。
投稿者 junne : 22:59 | コメント (0) | トラックバック
2012年07月12日
6月前半の日記を駆け足で
6/2(Sat)
■宇宙一のロックバンドこと少年ナイフにインタヴュー(Bollocks次号のため)。緊張したわー。好きすぎるのも考え物でちょっとこちらが舞い上がりぎみな部分はあったけど、面白い話はいろいろと聞けたので原稿は大丈夫(だと思う)。
■で、少年ナイフがなぜ東京にいたかというとTOKYO FMでライヴ生放送番組に出演するためである。ということでそちらにもお邪魔する。椅子席なのでまずびっくり。
FMでライブ番組というとNHKのライブビートを思い出すけど、やっぱり生と収録だとだいぶ違いますね。あと民放なので広告が入るんだけどその間もちろん演奏も止めていて、そのCMの音がスタジオでも流れてるのがなんか不思議だった。
■一度帰って仮眠してから池袋へ。新文芸座で「空族ナイト」。ようやく観れたよ『サウダーヂ』。たしかにまごうことなき大傑作!
6/3(Sun)
■午後起床。レコード聴きながら掃除したりする平和な休日です。
6/4(Mon)
■版元ドットコム集会に。南相馬市の図書館の取り組みが大変興味深い。
6/5(Tue)
■メンバーの確認が取れ、8/5ライブ決定。十代の女の子バンドを呼んで大甲子園と対バンさせるというセクハラ感満載な好企画です!
■閉店間際のタワーに滑り込んで買い物。少年ナイフの新作『Pop Tune』を買いに行ったんだけど、ほかにもたくさん買っちゃった……
Pop Tune 少年ナイフ Pヴァイン・レコード 2012-06-06 by G-Tools |
6/6(Wed)
■新宿で弟と妻と呑む。いいねえー。
6/7(Thu)
■市ヶ谷のCafe de Momoでホウレンソウカレーとビーフカレーのダブル。旨い!!!!
6/8(Fri)
■打ち合わせのセッティングのためにメールをやりとりしてたら何故かライブが一本決まった。
6/9(Sat)
■DIGZIGのレコ発@二万電圧。なんと、この日を最後にベースが交代するそうだ。
6/10(Sun)
■御茶ノ水に用があって出かけたあと、神保町エチオピアでカレー。その後渋谷に移動するつもりだったのだけど雨が降ってきたのでユニオンでレコード買って帰る。アラン・ヴェガの86年のライブというのがあって、なぜかレーベルがSelfishなのだ。
6/11(Mon)
■風邪ひいて会社休むが夜は回復。アウトブレイクで打ち合わせという名の呑み会。
6/12(Tue)
■松江古澤イベント@レフカダ
6/13(Wed)
■来客があるので早めに帰宅して料理。例によって作りすぎる。
6/14(Thu)
■今年の前田の活躍ぶりにはもう涙涙であることよ・
6/15(Fri)
■アウトブレイクでFilthのライブ。なにげに初の四谷である。結構展開のある感じになって面白かった。
投稿者 junne : 11:30 | コメント (0) | トラックバック
2012年05月30日
5/22(Tue) All The Young Dudes
■出社前に同僚の実家が営むハンコ屋さんへ。妻の開業の関係もあり実印を作ることにしたのである。一生ものだといわれたのでついついちょっといいやつにしてみました。
■『レバノン―混迷のモザイク国家』『モンスター - 暗躍する次のアルカイダ』と立て続けにイスラム情勢についての本を読んで暗澹たる気持ちになったりしたのだが、やっぱイスラム文化の基本的なところを知りたいなという気になってきた。たしか昔、父がそういう本をたくさん買ってた気がするので今度実家に行った時に借りてこよう。
レバノン―混迷のモザイク国家 安武 塔馬 長崎出版 2011-07-25 by G-Tools |
モンスター - 暗躍する次のアルカイダ 山田 敏弘 中央公論新社 2012-03-23 by G-Tools |
■シアターN渋谷で『モット・ザ・フープル すべての若き野郎ども』を観る。モットのアルバムってまさにその『すべての若き野郎ども』しか持ってなかったんだけど、こうして観るとやはり格好いいバンドだったのだなあと素朴に思う。ある意味プロデューサーによって作られたバンドではあるのだけれど、にもかかわらずおそらく本人たちが極めて純朴だったがゆえになんというか誠実な感じがすごくする。ボウイとかかわらなかったらグラムに分類されることもなかったろうね。むしろ音的にはフェイセスとかに近いし。
映画の前半ではプロデューサーのクレイジーぶりが強調されているわけだが、この人が後にクラッシュの『ロンドン・コーリング』のプロデュースをする人である。そして『ロンドン・コーリング』の30周年エディションかなんかについてたDVDでもそのクレイジーさは強調されている(笑)。ちなみにミック・ジョーンズがこの映画でコメントをたくさんしてるんだけど、クレジットが「ファン」なのもちょっとよかった。
投稿者 junne : 20:12 | コメント (0) | トラックバック
2012年02月16日
ドラゴン・タトゥーの女
■もともとデヴィッド・フィンチャーは好きな監督なのだけど、ロードショウで観るのは考えてみたら『ファイト・クラブ』以来であった(ちなみに『ファイト・クラブ』は劇場で3回くらい観ました)。
■ということでフィンチャーの最新作『ドラゴン・タトゥーの女』を、先週土曜に新宿ピカデリーで鑑賞。フィンチャーは駄作と傑作が交互に来るというジンクスがあるとされているけども個人的には『ベンジャミン・バトン』も好きなので『ゾディアック』から傑作続きだと思ってます。そして今回もやはり期待にたがわぬ傑作!
■まず、内容とあんま関係なくPV的に撮られたオープニングの「移民の歌」でガツンとくる。ストーリーはまあ普通にミステリーだが、けっこう「え、そっち行くの?」な盛りだくさんな展開で飽きさせない。
■しかしまあ、これはほとんどのひとが同意すると思うのだけどルーニー・マーラ演ずるヒロインにつきますよね。コスプレ欲をかきたてるビジュアル(痩せないとね……)、魅力的な人物造形。この人を見てるだけで160分近く飽きない映画だったと言ってもいい。妻が「日本でやるなら宮崎あおいじゃないか」って言ってたけど、確かにありかも。
投稿者 junne : 12:25 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月26日
10/15(Sat) 河童とGS
■ポレポレ東中野へ。いまおかしんじ監督の新作『おんなの河童』と、それに合わせた特集上映をやっているのである。まずは夕方の特集上映の部へ(今回の特集上映でかかってるいまおかさんの映画って実は全部観たことあったので自分でもちょっとびっくりした)
■この日の特集上映は「河童つながり」で平野勝之の伝説の短編「人間らっこ対かっぱ」。ストーリーらしいものはなく用水路みたいなところでバトルが演じられるだけなのだが、とにかく終始全キャラクターがマイクも歪む勢いで絶叫につぐ絶叫。『爆裂都市』の町蔵だけで一本作ったみたいな、といいますか。
■併映でいまおか監督の『デメキング』。これは前にDVDで見てたのだけど、やはり好きな作品。ヒロインがいいんだよねえ。
■そして『おんなの河童』、撮影監督がクリストファー・ドイルだということでも話題(?)のピンクミュージカル。
ミュージカルシーンは、ダンスとかけっして上手くはない(つうかむしろ下手)なのだけどいまおかさんの映画の場合「現場の楽しそうな感じ」が伝わってきてていいんだよね。あと、「おばさん」と呼ばれているヒロインが35歳という設定なのに愕然とする。んだけど、これがまたダンスシーンだと可愛いんだ。しかしまあ変な映画ですよ。歌って踊る映画は楽しいなあ。
■家に帰って今度はDVD。『GSワンダーランド』というのを観る。架空のGSバンドを通じてGS狂騒時代を描く。
千明様がすばらしいのはまあ当然としまして、演奏がけっこうよかったりするのね。楽しい映画だと思います!
投稿者 junne : 18:45 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月11日
10/10(Mon) 林由美香名作集 / 水中、それは苦しい
■柳下さんがザ・インタヴューズでレコメンドしていたDVD「ヘンリー塚本の世界 心に残る林由美香名作集」を観終える。林由美香出演のAVを集めたもの。360分もあるのでちょっとずつ観てたの。妻と一緒に観るものでもないのでなるべく居ないときを見計らいつつ(笑)。基本的には「夫以外の男と云々」っていうタイトルのついた主婦役が多いのだけど、時代劇やら戦中もの、剣道部の顧問役によるレズもの、連合赤軍みたいな山岳ゲリラ、捕虜となった女性兵士など、色んな役をやってるのだねえ。そして「遺作」である「仰げば尊し」のラストには言葉を失う。本当に美しいシーンだと思う。
ヘンリー塚本の世界 心に残る 林由美香名作集 豪華2枚組 [DVD] FAプロ 2006-07-10 by G-Tools |
■水中、それは苦しいのワンマンが行われるということで一路渋谷へ。O-NESTに入ると元気いいぞうがソウルフルに般若心経を熱唱中(笑)。「不審者を見たら110番」と連呼するラップ?がちょっとECDみたいだった(連呼ってだけだけど)。
■張り切って最前列で臨む。前説に「メトコちゃん」が登場し、「撲殺天使ドクロちゃん」を。面白かった(笑)。
なんとライヴ本編は新譜『手をかえ品をかえ』を一曲目から順番に演奏! 「おっとオトタケ」はモテキバージョンで(笑)。アンコールでは谷川俊太郎の詩をもとにした(「詩」を「ギャグ」に、「詩人」を「芸人」に変えただけ)新曲をジョニー先輩のソロで披露。そしてもちろん「安めぐみのテーマ」も! いやー楽しいライヴだった! 何年ぶりかで見たんだけど、お客さんがたくさん入っててちょっとジーンとしてしまったよ(なぜかメガネ女子が多い印象)。また行きます!
手をかえ品をかえ 水中、それは苦しい ジョニーディスク 2011-09-07 by G-Tools |
投稿者 junne : 19:20 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月05日
10/2(Sun) ノミ・ソング
■大越よしはるさんのブログでクラウス・ノミの記事を読み、そういえばルックスは知ってたけど音は聴いたことなかったなと思っていたら渋谷のユニオンで安く売ってたので即購入したのが9月末(横浜ですね)のこと。
で、エレキングのシンセポップ特集に入れればよかったにとか思いながら聴いてたらDMM(宅配レンタルを利用しているのです)からDVD『ノミ・ソング』が届いたのでした。なんか急にノミづいている。
ノミ・ソング [DVD] エイベックス・トラックス 2005-11-16 by G-Tools |
■もともとオペラ歌手を志してドイツではちゃんと音大にも通ったらしい。ニューヨークに渡るも、当時はカウンターテナーなんか流行る前でキワモノ扱い。ふとしたことでアングラ演劇に出演してから注目を浴び、特異なキャラクターで人気を博していく。
■本人のインタビューもちょこっと入るけど、その人となりがほとんど分からないという不思議なドキュメンタリーだった。衣装やらコンセプトやら、結構まわりの仲間たちで作り上げた感じもあるみたい。
■ブレイクのきっかけになったのはボウイのテレビ出演時にバックダンサー&コーラスで起用されたとき。ノミもその際の経験に感化されて衣装により凝るようになった。結局本格的な成功を収める前にエイズで死ぬわけだが、なんか色んなことが極めて80年代っぽい人だなあと思ったりしました。
■で、彼についてはルックスだけは小学生の頃から知ってたわけだが、なぜか言えばJ.H.ブレナンのゲームブック、通称「ピップの冒険」シリーズの登場人物「詩的魔神」のモデルとして(こちらに画像が)。調べたらなんと復刊されてるのね。超ほしい。
投稿者 junne : 18:26 | コメント (0) | トラックバック
9/28~30 映画関係3連発
■9/28(Wed)
新宿レフカダで松江哲明・古澤健両監督のトークイベントへ。メジャーの新作を題材に、それぞれがそこから連想される映画・映像なんかをかけながら喋る、という趣旨のイベント。今回のお題は『Glee 3D』。前回の『トランスフォーマー』に続きぼくは未見のまま臨んだ。いや、トークを聞いてたらすっかり観に行きたくなりましたよ。もともとドラマのほうの評判がよかったので興味はあったのだけど、ドラマ見てからじゃないと映画はキツいかなと思って二の足を踏んでたの。でも「ドラマ見てなくても大丈夫! むしろ映画がドラマの入門編の役割もしてる」とのことで、かつイベント中にネタバレになりすぎない程度に(いや、若干のネタバレは含むのだが・笑)登場人物の説明なんかもしてくれたので、これはいきなり映画観ても大丈夫そうだなと。つかドラマも借りて観ようと。そのように思いました。
■9/29(Thu)
渋谷の映画美学校で松江哲明さんの新作『トーキョードリフター』の試写。同じ前野健太を撮った作品ながら『ライヴテープ』とも『DV』とも違う、今年でなければできなかった作品。とはいえまだ自分の中で消化できてないので、また観たいところ。ちなみに『ele-king vol.3』では五所純子さんがこの映画のレヴューを書いてますがこれもいい文章ですよ!
ele-king vol.3 (DOMMUNE BOOKS 0004) 野田努 メディア総合研究所 2011-10-01 by G-Tools |
■9/30(Fri)
新宿バルト9で『モテキ』を鑑賞。登場人物に好感の持てる奴・共感できる奴が一人もいないという珍しい映画。あの主人公、ほんと失礼な奴だよね。まあ全編に散りばめられた小ネタを楽しむ映画なんじゃないだろうか。
投稿者 junne : 18:08 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月04日
9/6(Tue) 失格
■近所のまぐろ専門店「城ヶ島まぐろマート」のランチタイムへ。ちょっと前にできたばかりの店で、ずっと気になってたの。ランチは無くなり次第終了ってことで割と早く終わってしまうため11時半には来店。
ランチはマグロ丼一択。とはいえ写真のように数種類乗ってて、これは大変にお得なのでは! 夜もまた来たい。
■夕方から六本木へ。幸楽苑でビールとおつまみセット。
で、一杯引っかけて六本木ヒルズの映画館へ。平野勝之監督『監督失格』を観る。重いんだけど、平野監督といちゃついてる林由美香は本当に可愛い。そしてあのエンディングテーマがかかったら泣くしかないでしょう……。
WEB版特報も凄い……
投稿者 junne : 15:40 | コメント (0) | トラックバック
2011年10月03日
9/5(Mon) 帰京
■バスで12~3時間を経て帰京。なんとなく新宿に着くと帰る前に西口のC&Cでカレーを食ってしまうのである。で、帰って昼まで寝る。
■昼食を食べてから出社。表紙の入稿などする雑事を片付けて帰宅。妻より先に帰ったので久々に夕食を作った(手抜きだけど)。にんじんしりしりと鯵の塩焼き、とろろ昆布の味噌汁。にんじんしりしりは完全にリピートしてますね。
■食後は映画鑑賞。『ランド・オブ・ザ・デッド』。ジョージ・A・ロメロ監督による2005年作。かなりあからさまにブッシュ政権や格差社会に言及(「我々はテロリストとは交渉しない」なんて台詞も)。なかなかの力作だと思った。
ランド・オブ・ザ・デッド [DVD] ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006-09-21 by G-Tools |
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2011年09月08日
8/25(Thu) ゴダール・ソシアリスム
■早稲田松竹でゴダール最新作『ゴダール・ソシアリスム』をやっているというので妻と一緒に行くことに。妻は一足先に行って併映の『映画史』特別編集版も見ていた模様。しかし高田馬場もだいぶ様子が変わったね!あんなところにサイゼリヤとかできてんのな!
■さて、前作あたりはだいぶ分かりやすい物語を撮ってた思うのだが、今度はまたガツンと反対方向に振ってきた感じ。ざっくり3部構成になってて、第一部はなんか船旅をしてる老人が実は第二次大戦中の二重スパイだったみたいな話なのかな。客船の場面があまり脈絡が感じられない感じでいろいろと映される。第二部は、なんか田舎でガソリンスタンド?を営む家族のところにやってきた女性テレビクルー(アナウンサーとカメラマン)の軋轢みたいな話。で、第三部はガーっとカットアップ。冒頭の字幕で出る引用リスト(テキスト、音声、映像とある)が示すようにとにかく物凄い情報量で、「クラクラする」という感想しか出てきませんでした(苦笑)。
■映画終了後は久々に早稲田のティーヌンへ。渋谷店はよく行くけどこっちは本当に久しぶり。知ってる店員さんもいなくなっちゃったけどやはり旨い。
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2011年07月19日
7/16(Sat) 詩人会
■六本木ホテルアイビスで「六本木詩人会」のイベント。第一部はシンポジウムで古川日出男、佐々木敦、和合亮一の鼎談。おもに古川日出男の新作「馬たちよ、それでも光は無垢で」、および和合亮一の詩集『詩の礫』『詩ノ黙礼』『詩の邂逅』をめぐる内容であり、311以降ある種の失語や変化に見舞われながら、それでも作家として詩人として言葉を紡いでいくことについての真摯な発言が聞けて背筋の伸びる思いをしたのであった。
■第二部以降は六本木詩人会の詩人たちによる朗読。ギターを使ったり、祝詞風に読み上げたり、ダンスと共演したりと様々。詩の朗読イベントって初めて見たのだが、内容よりもついついパフォーマンスとしての上手下手とか目新しさについつい注目してしまうのは良いのか悪いのか。
■帰ってDVD『石の微笑』。
クロード・シャブロルの、えーと恋愛サスペンスといいますか、妹の結婚式で出会ったエキセントリックな女の子と恋に落ちたのだが……っていうちょっとサイコホラー入ってるといいますか、普通に面白い映画。シャブロルって観たことなかったのだけど、ちょっと前にやってた特集上映とか行っとけばよかったなあ。
石の微笑 [DVD] アミューズソフトエンタテインメント 2008-08-22 by G-Tools |
■適当に冷蔵庫にあった野菜や豚肉を炒めてナンプラーとバジルで味付けた偽タイ風ぶっかけご飯。本当は目玉焼きを乗せてよりガパオ感を出したかったのだが生憎と卵のストックがなかったのである。旨い。
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2011年06月08日
6/4-5 HOUSE AMT Night of the Living Dead
6/4(Sat)
■見切り品で買ったレタスを使ってしまいたいということで、レタスとツナとトマトを大蒜とオリーヴオイル炒めてスパゲティに絡めてみる。旨いなあ。
■DVDで大林宣彦の初監督作『HOUSE』を鑑賞。ちょっと前の「Trash-Up」で特集されており「超観たい!」と思ってたので。夏休みに田舎の洋館を訪れた少女たちが次々に姿を消す。実はこの館および館の主(南田洋子)の正体は……! という話。とりあえず少女を脱がしすぎであろう。あと、鰐淵晴子が登場するたびにスローになって風が吹きスカーフがたなびくのも可笑しい。こういうの、今はわざとやる人が多くてちょっと鼻持ちならない感じもするのだけど、たぶん本気でやってる(なにせデビュー作だし)と思しきところがいいですね。
HOUSE [DVD] 東宝ビデオ 2001-09-21 by G-Tools |
季刊 TRASH-UP!! vol.6(雑誌+DVD) 株式会社トラッシュアップ 2010-07-02 by G-Tools |
■秋葉原へ。アトレに「東京カレー屋名店会」というのがあると知り行ってみる。まあ要するにデパートの一階にあるカレースタンドだけれども、都内の有名店が共同で出店してるというもの。ぼくが行ったことあるのはエチオピアとトプカかな。食べたことのないやつを、ということでエチオピアの「名店会オリジナルチキンカリー」とデリーの「バターチキン」二種盛を。
奥がエチオピア、手前がデリー。エチオピアのほうはなんかピントの合わない味、という印象で個人的にはいまいち。デリーのほうがバターが効いてて旨い。
■グッドマンでAcid Mothers Temple & The Melting Paraiso UFOの全米ツアー凱旋ワンマン。今回はゲストで田畑さんも参加。実はAMTで田畑さんがギターっていうのは珍しいよね(少なくとも自分は初めて観た)。
人数が多く全員が爆音にも関わらず各楽器の音がかなりくっきり聞こえるあたり、PA上手いんだなあと感心。3時間近い大熱演で観てるもうも満腹&満足である。「La Novia」なんかもう感動的。
■帰りにShopZoneで新譜「Pink Lady Lemonade」(LP2枚組)および河端さんのナゴム時代(!)のリリース作品であるえろちかの8cm CDを購入。
6/5(日)
■スーパーで烏賊を買ったので、トマトソースを作ってみる。セロリも刻んでみた。超うめえ。
■DVDで『ナイト・オブ・ザ・リヴィング・デッド』を鑑賞、いまさら何をといわれるだろうが初見である。思った以上にチープなので驚いたが、終盤の展開とかすごいねやっぱ。
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 新訳版 [DVD] 有限会社フォワード 2007-02-20 by G-Tools |
投稿者 junne : 19:07 | コメント (0) | トラックバック
2011年05月17日
5/8-9 日本庭園アイアンマン2カレー
5/8
■親族を読んでの食事会というのを執り行った。東京タワーの真下くらいにある「とうふや うかい」というところ。日本庭園が凄い素敵スポット(普通に予約したんだけど、実は予約とるのが結構大変なのだそうだ)。
終わってから写真館で記念撮影もしたんだけど、妙に面白かった。ポーズとかどんどん指定されるの。
■DVDで『アイアンマン2』。楽しい!ミッキーローク最高ね。
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5/9
■北参道のHang Looseというカフェで二種盛カレー。前から気になってたの。
チキンカレーとトマトチキンカレー。丁寧に作られてる感じがして旨い。分量的にちょっと物足りない感があるけどまあカフェ飯だからね。
投稿者 junne : 13:13 | コメント (0) | トラックバック
2011年04月26日
終電車
■日曜は外食してから投票。なんとなくうろうろしてるうちに中野坂上に到達、「手しおごはん玄」というお店で昼食。本鰆と筍のあんかけ天ぷら定食というのをいただく。旨かった!呑みに来ても良さそうな店。
■で、夜はぶなしめじ入りペペロンチーノとサラダを作り、ワインを開けてトリュフォーの『終電車』を観る。
ナチ占領下のパリにある劇場の話。フランス映画にしては長い(130分?)。まあ何と言ってもドヌーヴが美しいわけだが、またドヌーヴの夫で劇団の座長(ユダヤ人なので身を隠している)のヨレた感じも格好いい。エンディングテーマが凄く良くて、劇場で見てたらきっと泣いたね俺は。
投稿者 junne : 13:37 | コメント (0) | トラックバック
2011年04月25日
穴
■土曜の昼食は冷蔵庫の食材があまりにもなかったのでレトルトカレーを召喚、スパゲティにかけて食う(パスタを茹でる際にレトルトも一緒に温める。あと一緒に干し椎茸も戻してみた)。88円のレトルトと思えば上出来か。
■食べながら見たのが市川崑の『穴』。円盤の田口店長がブログで震災後の生活について、昭和30年代くらいの感じになるのでは、みたいなことを書いていたので、その頃の映画を見てみようと。雑誌をクビになった女性記者が「1ヶ月間完全に姿をくらますことができたら賞金50万円」という企画に挑戦。そこにある銀行の強盗?計画が絡んでくる。テンポのいいミステリ作品で楽しい。しかし思わぬところで石原慎太郎が……。
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投稿者 junne : 18:25 | コメント (0) | トラックバック
2011年03月10日
3/4~6 ライヴ一発目サテリコン裕也さん練習
3/4(Fri)
■仕事は山ほどあるのだが定時ちょっとで上がって新大久保へ。駅前の楽器屋でサックスのストラップを買ってから会場入り。急遽決まった今年一発目のライヴは肺癌さん企画で大久保水族館にて。会場は基本的にはバーみたいな造りで一面はカウンター、もう一面はテーブルとソファが並んでおり、奥に機材が置かれてライブができるという形。最近あちこちでご一緒なファッションセンスや脱力グラインドが最高な肺癌を始め、各バンド楽しい!
■んで、とりあえず「junne+guests」という形で告知は出してたもののギリギリまで誰が出るか決まってなくて正直焦ってたのだが(最悪一人かなーと)、黒パイプスターダスト氏が参戦決定、さらにHIKOさんも呼んでくれて俄かに豪華なラインナップに。爆音30分一本勝負でお送りしました。途中ちょっとサックスもやったけど、あれは現時点では飛び道具以上のものではなかったな。もうちょっと練習しよう……。
3/5(Sat)
■ライヴ疲れもあってDVD鑑賞などして過ごす。
■まずは『サテリコン』。
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いやはややりたい放題ですな。カラフルな太った人がたくさん出てくるあたり、ジョン・ウォーターズのお気に入りだというのも頷ける逸品。場面転換の筋道がさっぱり摑めない140分。あと女性は全体に微妙なのに少年たちは揃いも揃ってつるつるの美少年で固めてるあたりが流石といえば流石である。あれなら俺もいけるかもしれない(←何が?)
■続けて観たのが白竜主演のVシネ『総長を護れ』。
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ジョー山中が殺し屋を雇って内田裕也の命を狙う。その護衛についているのが白竜というキャスティングで、安岡力也がいないのが残念でならない。
3/6(Sun)
■昼食にはもらいものの蟹の残りをトマトソースで煮たスパゲティ。蟹の量は少なかったのだが思ったより蟹の風味が出た。旨い。
■久々に大甲子園の練習。新曲についてあーでもないこーでもないしたり、旧曲をおさらいしたり。終了後は例によって八起。なぜか超酔っ払った。
投稿者 junne : 12:27 | コメント (0) | トラックバック
2011年03月02日
2/25~27 カレー・ウィークエンド
2/25(Fri)
■ICCのシンポジウム「メディア・アートにおける音楽とはなにか」へ。事前情報ゼロで臨んだのだけどなかなか面白かった。録音された音楽について、「これでは何でもアリだ。機械の魔法によって身体の魔法がスポイルされてしまう」という問題意識は、『質疑応答のプロになる!』で古澤さんがCGについて言ってることと一緒だよね。
質疑応答のプロになる! 映画に参加するために (ブレインズ叢書4) 松江 哲明 真利子 哲也 いまおか しんじ 村上 賢司 古澤 健 メディア総合研究所 2010-10-26 by G-Tools |
2/26(Sat)
■DVDで『セックス&ザ・シティ2』。えーと、なんかサマンサの面白さだけで150分引っ張ったという印象ですね……。
セックス・アンド・ザ・シティ2 [ザ・ムービー] (1枚組) [DVD] ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-10-27 by G-Tools |
2/27(Sun)
■Americoの皆さんをお招きしてカレーパーティを催す。マトンカレー、チキンとトマトのカレー(というかスパイス炒めにちかいかも)、牛肉をスパイスとココナッツのソースで煮たもの、あとあまりに野菜が少ないのでサラダなどを用意してみました。
持ち寄ってもらったものがまた美味しかった、ありがとうございます!
■某バンドのメンバーの前歴を教えてもらったり(「え、○○さんってその○○さんなんですか!」的な)、すかんちやラヴミサイルをお聞かせしたりして大変楽しい時間を過ごした。ラヴミサイルはグラムロックの日本的というか郷ひろみ的解釈として凄くいいバンドだと思うの!
First Kiss LOVE MISSILE 日本クラウン 1992-05-21 by G-Tools |
投稿者 junne : 21:51 | コメント (0) | トラックバック
2011年02月23日
処女懐胎
■先日のVivian Boysのインストアライブの様子がYouTubeにあがっていた。
歪みまくってるけど、まあそれだけ爆音でやってたってことですよ。
■なんとなく仏文気分なもので今朝から(Vivian Boysの曲名にもなっている)ブルトン/エリュアールの『処女懐胎』を読み始めたのだけど、昨日はアポリネールの『異端教祖株式会社』を読んでいた。まあ短い奇譚集って感じなんだけど、そのうちの一編にすごく既視感が。既読感じゃなくて「この話、マンガで読んだぞ?」っていう既視感。特に最後の場面など、確実に手塚治虫の絵で頭の中で再現される。
■モヤモヤするのでとっととググってみたところ、『バンパイヤ』で引用されているということだった。なるほど。手塚先生の『バンパイヤ』は個人的に凄く好きな作品なのだけど、残念ながら未完なの。
■バンパイヤといえばFacebookで見かけたニュースによるとダリオ・アルジェントの新作は3D版『ドラキュラ』だという。バズ・ラーマンの新作が3D版『グレート・ギャツビー』だって話の方が実はそそるんだけど(パーティのシーンとかが超キラッキラで飛び出してきたりするんだぜ、きっと)、それはともかく吸血鬼映画がまた来るんですかね。ここ数年映画でも出版でもゾンビがすごく流行ってる印象があって、誰かが「不景気だとゾンビが流行る」って言ってたのでさもありなんと思ってたわけなんだが、吸血鬼と景気は何か関係があるのだろうか……と思って検索してみたら、やはり「景気が悪いと吸血鬼が流行る」とかそういう話があちこちに。
■とりとめのない更新になってきたが、久々のライブが決まったので告知して〆ようと思います。
□Filth & Leningrad Blues Machine
・Filth(junne(g), Isshee(b), Tohru(dr))
・Leningrad Blues Machine(Mitsuru Tabata(g)、Masahiko Shimaji(b)、WATANABE(dr)、Akihiko Ando(sax))
■at Bar Isshee
■3/13(Sun) Open 18:30/Start 19:00
■料金:投げ銭(終演後)/別途バーチャージ500円+ドリンク代)
異端教祖株式会社 (白水Uブックス) ギヨーム アポリネール 窪田 般弥 白水社 1989-10 by G-Tools |
バンパイヤ(1) (手塚治虫漫画全集 (142)) 手塚 治虫 講談社 1979-03-30 by G-Tools |
投稿者 junne : 12:28 | コメント (0) | トラックバック
2011年02月18日
2/11~14 割と映画中心の四連休
2/11(Fri)
■DVDで『非行少女ヨーコ』を観る。緑魔子が若くて可愛い。そして大原麗子があまりにも可愛い。ジャズバンドの演奏するシルエットで始まる冒頭から、やたらとカメラを斜めにしたりする構図の取り方など、ヌーヴェル・ヴァーグの影響を受けまくってるのが見受けられる。
ジャズ喫茶で踊りまくるシーンなどからは、かつては日本でも「モダン・ジャズで踊る」というカルチャーがあったことがうかがえて面白い。
非行少女ヨーコ [DVD] 神波史男 東映ビデオ 2007-12-07 by G-Tools |
■幡ヶ谷駅の北側でインド料理屋を発見。
サグカレーをいただいた。辛口にしたけど結構マイルド。なかなか旨かったです。
■再び幡ヶ谷Forestlimitへ。松江哲明『DV』フェス最終日。今回もまずは「DV」57分ヴァージョンから始まり、続けて女性シンガーのTenkoさんが登場。『ヘヴンズストーリー』のエンディングテーマを歌ってた人で、水玉消防団の天鼓さんではありませんでした!残念!でもよかったらよし!
■そして続くはOono Yuuki。最初は一人でフィンガーピッキングによるエレキ弾き語りで「ああフォーキーな歌ものなのね」と思っていたら、バンド(ギター、ベース、ドラム、シンセ)が入るやガツンと90'sUSインディ風のインストが飛び出したり(えーと、Girls Against Boysとかそんなような感じといえばいいかしら)して驚く。かっこよかった!
■最後は前野健太が飛び入りで数曲を演奏。さっき映像で見た曲が生で聴けるっていうのもなかなか不思議な気分ではある。最後に思わぬ出し物も。
2/12(Sat)
■DVDで『マドモアゼル a GoGo』を。要するに『黄金の七人』とかあの手だね。馬鹿な映画ですなー。楽しいけど。ゲンズブールが全編音楽を担当してるのだが、これがまたなんか微妙なシンセの曲。ジェーン・バーキンが馬鹿みたいな役をやってるのもまた楽しい。
マドモアゼル a Go Go [DVD] アイ・ヴィ・シー 2003-02-25 by G-Tools |
■高円寺円盤でAmerico企画。スタッフ対抗バンドバトルということで円盤スタッフの西岡先輩率いるアメリコと、バウスシアタースタッフによるバンド「木目さん」、boidスタッフによるPunch Drunk Girls。
■完全初ライブなPunch Drunk Girlsは一曲を除き全部オリジナルで、たぶん楽器自体これが初めてなんじゃなかろうか。歌がいいですね、また見たいです!木目さんはどこかもわっとした感触のある男声歌ものサイケといった趣。Americoは今回は珍しく衣装をそろえての登場で全員淡い色のボーダー。可愛い。ゲーリー芦屋さん作曲の新曲も披露されたがこれがもう最高なの。
2/13(Sun)
■吉祥寺のバサラブックスで本を売る。大物が含まれてたのでそこそこいい値がついた。
■タワレコ吉祥寺店で「DV」&「ファックミー」イベント。前半は松江哲明・前野健太のトーク。後半のミニライヴでは前野健太のギターをバックに松江さんが歌う!大江千里2曲とたけし1曲、なかなかの熱唱。最後に前野健太の弾き語りを数曲。
■せっかく吉祥寺に来たので吉祥寺丼を食べて帰ることに。チーズ豚丼みたいなのが登場してたのでトライしてみた。肉増しのチーズトッピング。
山盛りのチーズが最初は崩れそうになるのだが食べてるうちに溶けてくるので問題なし。なんとか完食。
2/14(Mon)
■会社を休んだが特に何をするでもなく。先日漬けたキムチが汁だけ残ってたのでキムチ鍋を作る。アサリ入りにしてみた。うめえ。
投稿者 junne : 12:22 | コメント (0) | トラックバック
2011年02月07日
カレー、PHW、ゾディアック、カレー
2/2(Wed)
■河端さんのブログによると吉田達也さんをして「高円寺で一番旨いカレー」と言わしめているという中華料理屋「七面鳥」へ。まさかここにそんな名カレーが、という店構え。
そして出てきたカレーはいわゆる「日本のカレー」。角煮をほぐしたような肉が入っており、福神漬のかわりに紅しょうがが載せられている。確かに旨い!
■円盤でPouring High Water。ギター、アコーディオン、ハーディガーディのバランスが今回はすごいよかった。田口さんのフィードバックグラスは蝋燭を使用。吹き消して煙がゆらゆらする感じも格好良い。
続いてサム・ベネットさんのソロ。オブジェ的なものをいろいろ使った演奏っていうのは昔よく見たけど、これはかなり洗練されているというか、構築されているという感じ。リズムが途切れないのは流石だね。
最後にPHW+サム・ベネット。やはりサムさんが加わるとリズミックになるという印象。そのせいか分からないけどジュンゾさんがかなり弾きまくっててロックっぽくなった(久々にストラト弾いたらあまりに弾きやすかったので、とのこと)。
■例によってレコード2枚、CD2枚を購入し、近所の居酒屋(昨年末にも行ったカレーの旨い高架下の店)で2時過ぎまで打ち上げ。
2/5(Sat)
■デヴィッド・フィンチャー『ゾディアック』を観る。タイトルどおり、ゾディアック事件を映画化したもので、事件にとりつかれた新聞マンガ家が主人公。被害者・容疑者・刑事・新聞記者等々かなり登場人物が多く複雑に交錯しており、相当確信を持って「こいつが犯人だ間違いねええええ!」と思っても結局決め手にかけて逮捕には至らない、というのが160分近くにわたって繰り返される。傑作だと思います!
ゾディアック 特別版 [DVD] ワーナー・ホーム・ビデオ 2007-11-02 by G-Tools |
2/6(Sun)
■田畑満さんと川口雅巳さんによる「カレー部」(要はカレーの名店を食い歩く会です)に念願の初参加。麹町の「Ajanta」へ。50年以上前からあるという老舗で、食べログとか見た限り値段が高いことでも有名みたい。幸い日曜でもランチをやっていたので、カレー2種+ライスで1500円のセットをいただいた。
ランチながらカレーは10種以上あり迷ったけど、「アジャンタの真髄」と書かれていたマトンカレーと、もう一個はちょっと変わり種でホウレン草炒め(スパイスと大蒜と鷹の爪で炒めたもの)に。
マトンはスパイスがかなり効いていてけっこう辛い。
ホウレン草のほうはカレーっていうより本当に炒め物って感じで辛さはさほどでもないのだけど、大蒜も結構効いてて、両方実に旨かったですよ。
キーマカレー等々、他のも旨そうなのでまた機会を見つけて行きたいものであります。
投稿者 junne : 14:13 | コメント (0) | トラックバック
2011年01月26日
1/22(Sat) 不良番長とブリヌリメタルナイト
■昼頃起き出してDVDを観る。
不良番長 [DVD] 東映ビデオ 2007-02-21 by G-Tools |
梅宮辰夫主演で十作以上制作された人気シリーズの第一作。ヘルズエンジェルズを日本的にというか東映的に解釈したと思われる愚連隊映画。女を騙して手篭めにし、売り飛ばすという商売に明け暮れる彼らのもとに、ヤクザが大きな仕事を持ちかけてくる……という、『仁義なき戦い』より数年前の時点で既に仁義もクソもなし。スケコマシ担当の谷隼人の八重歯がチャーミングである。あと若き大原麗子の可愛いこと。
■京王で駅弁食ってから「ブリヌリメタルナイト」へ。意外とメタルかける人が多かった。ぼくのセットリストはこんな感じ。
Judas Priest / Painkiller
Sepultura / Refuse/Rersist
Satyricon / Now, Diabolical
Mayhem / Buried By The Time & Dust
Destroyer666 / An Endless Stream of Bombers
Destruction / Mad Butcher
Toxic Holocaust / War is Hell
Hellhammer / Revelation of Doom
Gallhammer / Blind My Eyes
SEX-Virgin Killer- / Vagina Fucker
Dragonforce / Heroes of Our Time
■ついでに見つかる限り動画を貼ってみましょうか。
メンバーは違うけど
違う曲だけどかっこいいので
これも違う曲
投稿者 junne : 12:10 | コメント (0) | トラックバック
2011年01月01日
12/29(Wed) 代理戦争と頂上作戦
■昼ごろ起床、スパゲティを茹でて週末作ったラタトゥイユを乗せる。ちょっと量が多くて途中で飽きてきたのでタバスコを大量に投入。
■新宿に出てうろうろと。タワレコでCDを買う。
Americo Americo boid 2008-11-25 by G-Tools |
カモミールのプール 朝生愛 インディーズ・メーカー 2007-08-24 by G-Tools |
MP3 KILLED THE CD STAR? | |
オムニバス tofubeats feat.dj newtown 三毛猫ホームレス パジャマパーティーズ Syem Quarta 330 コバルト爆弾αΩ Silvanian Families 芳川よしの feat.カリソ Gassyoh ラスベガス Maltine Records 2010-08-04 売り上げランキング : 71179 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Psychedelic Sounds of the 13th Floor Elevators 13th Floor Elevators Snapper UK 2005-04-19 by G-Tools |
■家に帰ってDVD鑑賞。
仁義なき戦い 代理戦争 [DVD] 飯干晃一 東映ビデオ 2001-08-10 by G-Tools |
仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD] 飯干晃一 東映ビデオ 2001-08-10 by G-Tools |
なぜか頂上作戦のラストが完結編のラストだと思い込んでたことが明らかになった。抗争関係がいよいよ複雑になってきて混乱する。
投稿者 junne : 00:03 | コメント (0) | トラックバック
2010年12月31日
12/27(Mon) 20ギルダーズ@円盤
■代休消化でお休みをいただく。
■昼飯に焼豚の煮汁を使ってラーメンを作る。うまいんだこれが。
■DVD『母なる証明』を観る。凄い映画だった。知恵遅れ気味の息子に女子高生殺人の嫌疑がかけられ、真相を求めて自ら事件を調べ始める老母。すべてのシーンがいちいち美しく、演技も脚本もすばらしい。凄い映画がちゃんと同時代に作られてるってのはうれしいことです。
母なる証明 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD] Happinet(SB)(D) 2010-04-23 by G-Tools |
■夕方からは円盤に。20ギルダーズワンマン。前半はカバー大会、ロバート・ジョンソンからブームタウンラッツまで。ゲストにテトラグラマトンのTOMOさんやアメリコの西岡さんを迎えて何曲か。西岡さんボーカルのプリテンダーズが良かった。後半はアルバムの曲を含めオリジナル曲の全曲演奏。二人ともガンガンホッピーをおかわりしていってノリは限りなくグダグダになっていくのだが演奏はすばらしいから面白いね。
20GUILDERS 20GUILDERS インディーズ・メーカー 2010-11-25 by G-Tools |
■終了後は高架下の居酒屋へ。一見何の変哲もない大衆居酒屋だが実はカレーが旨い。普通のカレーとオムカレーをいただいたがどちらも絶品である。どのくらい旨いかといえば円盤カレー道場を主催する円盤店長田口さんと、カレー部部長田畑さんがともに絶賛するくらい。また行きたいものであります。ランチやってないというのが残念。
投稿者 junne : 21:25 | コメント (0) | トラックバック
2010年11月25日
11/20(Sat) おじさん天国だよZIGGYさん
■午後3時くらいまで寝る。起きてまずおろしツナスパゲティ。旨い。
■赤坂BlitzでZiggyを観る。いやあー、大変楽しかったよ。知らない曲殆どないし。実はZiggyを観るのは初めてなのだけども、まあ難を言うならば大山時代の曲にツーバス入れまくるのがちょっとうざいかなー。あとギターの音色が松尾と全然違うのでものによっては結構印象が違う。とはいえ森重も戸城もほんと格好いいよねえ。惚れ惚れするわ。
Istagram撮影によるブリッツ前
■夕食は帰って豚汁煮麺を作る。旨いんだこれが。里芋のとろみが効いている。
■DVDでいまおかしんじ『おじさん天国』。日々イカ釣りをして暮らす青年のところに現れた「おじさん」。彼は眠ると変な夢を見ると言ってまったく眠ろうとしない。で、「あかん、チンポ勃ってきてもうた」といってセックスしまくると(笑)。しかもイく時に赤いマジックで相手の身体に署名するの。終盤さらにぶっ飛んだ展開が待っている。変な映画だな……。
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投稿者 junne : 13:50 | コメント (0) | トラックバック
2010年11月22日
11/17(Wed) アバンチュールはパリで
■引き続き歌舞伎町で対談収録。ちょっと話がシモに流れすぎたかも……。
■早めに終了したので夕食はおでんにしてみたぜ。関西スタイル?でイイダコなど入れてみた。旨かった。
■DVDで韓国映画『アバンチュールはパリで』。ダメな男がパリでダラダラとうじうじしながら女の子を口説いたりする様を淡々と描いた映画。惹き込まれるような場面があったりするわけじゃないのだが何となくずっと観てしまう。
アバンチュールはパリで [DVD] Happinet(SB)(D) 2010-04-23 by G-Tools |
投稿者 junne : 20:03 | コメント (0) | トラックバック
2010年10月22日
10/21(Thu) 島田陽子に逢いたい
■溜まりに溜まった事務処理に明け暮れた。あとチャンピオンを買った。
■テアトル新宿にて、『島田陽子に逢いたい』を観る。なんか色々と島田陽子界隈が騒がしいようなのだけど、それとは関係なく素晴らしい映画です。
島田陽子演じる女優「島田陽子」がロケ現場から逃げ出すところから始まる。映画内映画みたいな仕掛けもありつつ、やはり何気ない日常描写がほろっとするところがやはりいまおか映画だなあと。10/22までなのでお見逃しなく!
投稿者 junne : 12:24 | コメント (0) | トラックバック
2010年10月10日
10/9 From Texas to 高円寺
10/9(Sat)
■雨の中出社して粛々と働く。ひっさびさにタワレコでCD買ったりした。
■夕食は今シーズン初鍋!
鶏胸肉、キャベツ、葱、牛蒡天他練り物を中華だし(ていうかまあウェイパーです)で。コチュジャンとテンメンジャンを混ぜたもの、ポン酢に柚子胡椒を溶いたものをタレとして用意。最後はうどんで〆。おいしゅうございました。
■『悪魔のいけにえ』を観る。歴史的名作だが初見。怖いっていうよりかっこいいね。レザーフェイスの動きと構図の取り方に目を奪われる。
悪魔のいけにえ 特別価格版 [DVD] Happinet(SB)(D) 2009-01-30 by G-Tools |
■買ってきたCDのうちの一枚、久保田麻琴が録音した高円寺阿波踊りの2枚組CD、とりあえず一枚目を聴く。一曲目に入ってる東京天水連のラウドさがまずは耳を引くが、終わりのほうに入ってるオーソドックスなやつもいい。今はおおまかに「2拍子」と「1拍子」があるらしいんだけど、これもこうして聴くと一聴瞭然ですね。
レコーディング風景
ぞめき壱 高円寺阿波おどり(2枚組) オムニバス 東京天水連 舞蝶連 小六連 苔作 天狗連 葵新連 飛鳥連 忍連 江戸っ子連 ひょっとこ連 ABY RECORDS 2010-08-01 by G-Tools |
投稿者 junne : 14:28 | コメント (0) | トラックバック
2010年07月13日
Jandek on 地上波
■町山智浩さんがTOKYO MXでやっている「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」という番組は普段ついつい見逃してしまうのだが、タイトルどおり日本で公開されない主としてドキュメンタリーの映画を放映する良番組。尺の関係でだいたい二週に分けての公開になってしまうのが難点なのだが、なかなか貴重な作品をちゃんと字幕つけてやってくれるのでありがたい。
■で、先週は「JANDEK on Cornwood」。そう、JANDEKのドキュメンタリーなのだった。昔は雑誌とかだと「ヤンデック」って表記だったけど、今は「ジャンデック」みたいね。すごく大雑把に言っちゃうとアシッド・フォークに分類されるのであろうか。ダラダラと弾きっぱなしみたいなギターと亡羊とした歌。こんなの↓。
■長年人前に姿を現さず、私書箱宛経由の手紙でしか連絡手段がないという謎の人物。その正体については諸説あるが今もって不明。なんか最近普通にライブやってるってうわさを聞いた気もするけどよく知りません。一枚だけアルバム持ってたんだけど無くしちゃったなあ。売ったのかなあ。ディスコグラフィ的なものを見てもどうでもいいような印象に残らないジャケばっかなのでどれだったかわかりません。
■んで、自主制作でアルバムをリリースし続けてるうちに女性ボーカルやドラムも登場してファンに衝撃を与えたりしているのだが、それらもメンバーについても正体はまったくもって不明。今週放映の後半部でそんなジャンデックの謎にいよいよ迫る!らしい。なんかもう川口浩探検隊みたいなノリ。
■なお、ジャンデックについて日本語で読めるものとしてはまずはMapさん発行の「Songs In The Key Of Z」。
ジャンデックに限らず、シド・バレットに始まるアウトサイダー・ミュージック全般を扱った、400ページに及ぶ大著であります。他にもたくさん面白い人が出てくるので必読。MapさんでもLilmagさんでも売ってるよ。
■あと「Sweet Dreams」誌の創刊号でもジャンデックの充実した特集記事が載ってるんだけど(ジャンデックがライブをやったって話しはここで読んだ気がするがよく覚えてない)、残念ながら現在は品切れみたいですね。
■ちょうど今作ってる本の中である意味アウトサイダー・アート的といえる映画作家の話が出てきたりするので、その辺ともシンクロして個人的にすごく興味深かった。ということで、「Songs In The Key Of Z」を読んで今週の後編に備えるといいと思うな。
投稿者 junne : 14:36 | コメント (0) | トラックバック
2010年01月18日
映画初め
1/2
■吉祥寺バウスシアターで音楽映画を二本。『アンヴィル』と『ライブテープ』。
■前者は80年代にちょっと活躍した(が、結局ほとんど売れないまま現在に至る)メタルバンド、Anvilのドキュメンタリー。
公開からけっこう経ってるしそれなりに話題になったからもう観た人も多いのではないかと。泣ける。
■後者は「正月のうちに吉祥寺で見ておくべき」と言われる意味が観ればわかる(と言われてももうお正月は過ぎちゃってるしバウスでの上映も終わってるから申し訳ないけど)。
シンガーソングライターの前野健太が元日の吉祥寺を歌いながら歩くところをワンカットで収めた、というものなのだけど、随所に工夫がされていて、当日の段取りとかけっこうたいへんだったなじゃいかなーと思わせる。東京国際映画祭で作品賞を受賞した作品。
■で、前野健太のルックスがあまりにディランなのでついつい家に帰って『欲望』に針を落としてみたりした。これが今年のレコード初め。
春には本人も来ることだし、ということで。冒頭の「ハリケーン」が最強にかっこよすぎる。
■そういえばディランのライブについてはTHE BITEのブログが面白かった。
投稿者 junne : 14:15 | コメント (0) | トラックバック
2009年04月14日
黒沢清『トウキョウソナタ』
■早稲田松竹で上映中なので仕事帰りに寄ってきた。併映は北野武『アキレスと亀』だけど、最終回の一本だけ見るなら800円。昔は黒沢清の映画は結構見てたのだけど、映画自体あまり見なくなっちゃったせいもあって、久々の黒沢作品。
■物語というかテーマだけをすごい大雑把にいっちゃうと「家族の再生」みたいなことになるのだけど、いざ映画が始まるとどうにもそれでは割り切れないもやもやしたものが残る、という意味ではやはり黒沢清だなーと。テーマで切っちゃうとすごいベタなことになるけどそれがどこまで本気なのかいまいちよくわからなくて、でもたぶん結構本気だったりするんだろうなという印象を受ける。なんていうとちょっと舞城王太郎みたいですね。今書いてて気づいたけど。
■久しぶりに見た井川遥がすごいよかったので驚いたりしましたよ。
投稿者 junne : 13:20 | コメント (0) | トラックバック
2009年04月02日
ウォッチメン
■映画の日なのでバルト9で見てきました。とりあえずこの映画館、エレベーターが混みすぎです。
■アラン・ムーアによる、アメコミ史上屈指の名作がまさかの映画化。ちょっと時間がなくて原作を読み直してないのだけど、かなり頑張ってるのではないだろうか。あと、音楽の使い方が大変に皮肉が効いていてすばらしい。冒頭のディランからしてグッときますよ。
■とはいえ、この映画を見て面白いと思った人は、ちょっと高いけど原作も読んだほうがいいと思うな。
WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (SHO-PRO BOOKS) 石川裕人、秋友克也、沖恭一郎、海法紀光 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 18:43 | コメント (0) | トラックバック
2009年01月19日
シャイン・ア・ライト
■吉祥寺バウスシアターにて、ライブ用のPAを使った上映をやっているので観てきましたよ!
■最初の方の演出が白々しいとかいう意見もありけれど、やはりあれが一曲目がガツンと始まった瞬間をよりいっそう盛り上がらせているとも言えると思うので個人的にはアリだと思う。とにかくコンサートが始まってしまえばこっちのものというか、もうロックの格好良さが隅々まで詰まってる感じ。もう全ロックファン(ストーンズに興味がない人も含めて)必見といっていいのではないかと。
■ゲスト勢はバディ・ガイを除けば小粒感があるというか、ストーンズの格上感を際立たせてるだけって感じもするけども(ジャック・ホワイトなんて単なる色白のデブだしな)、メンバーの存在感はやはり大変なもの。ミックの衰えを知らないパフォーマンス。30年たってもいまだに舎弟っぽさの抜けないロニー。キースのギターは前にも増して省エネ気味だが、要所要所でキメて魅せるところは唯一無二(ややアゴがたるんで腹が出た感じがするのがショックではあるが)。そしてチャーリー最高(笑)。
■ちなみにLa Pausaという安イタリアン(サイゼリヤ的な)で現在生ビール半額サービスをやっているので、そちらで二杯引っ掛けてから入場したのだけど、このコースはけっこうお薦めかも! ライブ観る時みたいにほろ酔いくらいがいいと思う。ほんとはもっとこう、「いえーい!」とか言って盛り上がりながら観たいくらいだったのだけどさすがにそこはガマンした。バウスシアターのPA音響設備で観るとチャーリーのドラムの素晴らしさがわかると思うので是非吉祥寺まで観に来ることをお薦めします。
ザ・ローリング・ストーンズ×マーティン・スコセッシ「シャイン・ア・ライト」O.S.T. ザ・ローリング・ストーンズ Amazonで詳しく見る by G-Tools |
投稿者 junne : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2009年01月05日
レッド・クリフ
■08年は映画を全然見なかったので、今年はもっと映画をちゃんと見ようと思った。ということで元日に早速一本。
■ジョン・ウーが三国志を撮る、という噂はもう何年も前から聞いていて楽しみにしてたわけなのだけど、それがこの『レッド・クリフ』だと気づくのに一瞬間があったよ。「レッド・クリフ=赤壁」なのな。わかんねえよ! 邦題は『ジョン・ウーの三国志 赤壁の戦い前編』とかでいいんじゃね? 『指輪物語』のときにも思ったけどさ。
■で、若干内容に触れるので以下「続きを読む」をクリックしてね
■正直けっこう不満の残る内容ではある。えーとね、まあキャスティングからしてこれはもう完全に周瑜が主役ってのはしょうがないのだけど、これだと孔明の凄さが全然伝わりません。つか周瑜と孔明の男の友情話にしちゃうあたりがまあジョン・ウーだなって感じではあるのだが、これじゃ完全に孔明が引き立て役だよ。
■それも含めて、まあジョン・ウーのいいところも悪いところもどっちも出てる作品だなって感じではある。鳩も飛ぶしね(笑)。とかいいつつ趙雲がかっこよかったので次も期待したい(趙雲ファンなのです)とは思います。つか、呂布とかもジョン・ウーで観たいよなあ。
投稿者 junne : 17:25 | コメント (0) | トラックバック
2008年08月15日
トワイライトシンドローム デッドクルーズ
■ジョイタイムで時間をつぶした後にシアターNで見た映画というのがこれ!
今日までだけど、レイトショーなのでまだ間に合います。多くは語らないけど傑作なので行くといいと思うな!後味わるいったらないですよ(もちろんいい意味で)!
投稿者 junne : 11:58 | コメント (0) | トラックバック
2008年06月12日
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
■ポール・トーマス・アンダーソンの映画はほとんど全部好きなのだけど、この新作は観にいくのが遅くなってしまって昨日(水曜千円の映画館だったので)ようやく行ってきた。前日は2時まで呑んでそのまま会社に泊まり、夕方になってようやく二日酔いが抜けるという有様。しかも映画の前に渋谷上海食堂でジャンクかつ大盛りなピリ辛炒飯(500円だが確実にふつうの店の二人前はあると思う)を食べて満腹(=眠くなるのも時間の問題)という悪いコンディションの中、この3時間近い大作をちゃんと観ることができるのだろうかとじゃっかんの不安がなくもなかったのだけど、いやいや完全に杞憂でありましたよ。
■今世紀初頭のアメリカ。息子と二人で石油を掘り当ててまわる「石油屋」ダニエルの一代記。まずスクリーンにシンプルな飾り文字でそっけなく「There Will Be Blood」と出るとこからしてかっこいいのだけど、とにかくもう全編ビシっとキマったショットの連続でシビれることこのうえない。小手先のかっこいい映像とかじゃなくて、なんつうかもう古典の趣すらあるんですね。なんつうか、19世紀文学みたいな。ダニエルという人物からして、ちょっとヒースクリフみたいなとこもあるし。
■残念だったのは、上映期間終了(別の館に移って続くみたいだけど)間近なせいか画面の小さい劇場での上映だったこと。観たい映画は早く観なきゃだなあと。
投稿者 junne : 11:29 | コメント (0) | トラックバック
2008年05月08日
ザ・フィースト
■ウェス・クレイブン、マット・デイモン、ベン・アフレックといった顔ぶれがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねる超B級映画。
■いやあ楽しかったわー。舞台は田舎町のバー。ある晩そこにたまたま集まった人たちが冒頭でざっと紹介される(その紹介からしてなかなか洒落が効いてる)。で、そこへ突如として血塗れの男が飛び込んできて「みんなよく聞け、これからここに怪物がやってくる! 助かりたければ俺に従え!」みたいなことを叫んで怪物の首をゴロンと転がす。で、すぐに怪物が襲ってきて、あとはひたすら攻防戦、ガンガン人が食われていくという、とにかくひたすらそれに徹していて後に何も残らないスカっとした後味がすばらしい。あれだ、『エイリアンvsプレデター』に似た良さがあるね。「They're hungry. You're dinner.」というキャッチコピーも最高。
■ハードコアファンにはヘンリー・ロリンズの怪演も見どころですよ。
■シアターN渋谷にて5/16までレイトショー公開中
投稿者 junne : 08:20 | コメント (0) | トラックバック
2008年03月05日
爆音映画祭!
■おなじみバウスシアターの爆音上映、今度は1週間にわたる「爆音映画祭」ってことで、現在上映作品のリクエストを募ってる模様。必ずしも票数の多いものがかかるってわけでもないんだろうけど、これは楽しみですな。ぼくもちょっと考えてリクエストしてみます。応募は3/9まで(メモ)。
■というかその前に、今月から中原昌也セレクションによる爆音上映というのがありますな↓。22のオールはAIFのため行けないので残念。デスプルーフとか超観たい。
3月22日(Sat.)22:00~ オールナイト『要塞警察』
『ゾンビ』
中原昌也が選ぶシークレット爆音映画2本
ゲスト:阿部和重3月23日(Sun.)-4月4日(Fri.)21:00~ レイトショー
『レディ・イン・ザ・ウォーター』3月23日(Sun.)〜26日(Wed.)
『ゾンビ』ダリオ・アルジェント監修版3月27日(Thu.)〜28日(Fri.)
『デス・プルーフ』3月29日(Sat.)〜4月4日(Fri.)
投稿者 junne : 18:21 | コメント (0) | トラックバック
2007年03月11日
幽閉者―テロリスト―
■渋谷ユーロスペースにて。3月9日までというので、7日に滑り込みで行ってきた。
■最初はデジカメ丸出しなチープな映像に一瞬ヒキかけたのだけど、すぐにぐいぐい引き込まれた。まずは音楽というか音響がものすごい。そして、田口トモロヲ演じる逮捕され幽閉され拷問されるテロリストの混乱した脳内?で繰り広げられる革命論。
■正直一回見ただけでは咀嚼しきれなかったところもある。機会があればまた観たいけど、できればDVDとかじゃなくて劇場で見たほうがいいわなあ。
2007年02月08日
イアン・ボーデン『スケートボーディング、空間、都市』と『Dogtown & Z-Boys』
■『スケートボーディング、空間、都市―身体と建築』は、学術書なのでかなり高いのだが、内容的にはかなり面白いので、図書館で借りてても読むといいよ!
■根底にあるのはアンリ・ルフェーブルによる「街の持つ意味は建築物だけで決定するのではなく、そこにアクセスする人間の文脈によって決定される」という理論。そしてその理論を基にして、スケーターたちがいかにして都市にアクセスしていったか、それがいかに抵抗としての意味を持っていたか、というのを論じていく。単純にスケートカルチャーの発展史の資料としても貴重だと思うし、個人的にはスケートカルチャーの持つ反権威主義および反商業主義についての記述から、ハードコアカルチャーとの親和性(長年の興味の対象のひとつだったの)の謎の一端が解けた気がしたのも嬉しかった。いろんな有名スケーターの写真、広告やメディアに登場したスケーター像の変遷などなど、興味の尽きない一冊。
■そして、この本と併せて観るのにバッチリな映画が『Dogtown & Z-Boys』。80年代の南カリフォルニアを舞台に、スケートカルチャーの大パラダイムシフトを起した少年スケートチーム「Z-BOYS」。留守宅に忍び込んでプールの水を抜いてスケートをし、数々の斬新なトリックを生む。その犯罪スレスレというか立派な不法侵入でスケートを楽しむ彼らの姿は確実に「街の意味」を自分達の文脈で作り変えている。本の中に出てくる伝説的なスケーターたちが実際にプールで滑っているところがたくさん映っているのが嬉しい。あと個人的に見所だったのが、「当時DCで『Thrasher』に載ってるZ-BOYSの姿を見て、『すげえことが起こってるんだな!』って興奮したよ」なんて語っているイアン・マッケイとヘンリー・ロリンズ。彼らは最近「昔話をする」のが主な仕事になってるような気がするぞ、特にロリンズ(笑)。
■えーと、ていうかあれだ、せっかく板買ったんだからスケートしような、俺。
スケートボーディング、空間、都市―身体と建築 イアン ボーデン Iain Borden 齋藤 雅子 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
Dogtown & Z-Boys (Full Dlx Sub Dol) Amazonで詳しく見る by G-Tools |
鉄コン筋クリート
■元日に観に行ったんだけど、気がつくともう一ヶ月以上が……(<そんなんばっかだな)。そもそもぼくはこの原作が大好きなのでそれなりに期待をもって臨んだわけなのだけれども、いやあ期待を上回る素晴らしい作品だったよ!
■ストーリーは基本的に原作を忠実になぞっている。しかし、街の描写、イタチの描写など随所で原作の世界にさらに奥行きを与えるような演出がされていて、特に宝町の描写については町自体がクロ・シロと並ぶ主人公だと思えた。動き、声優(実は結構豪華キャストだったりする)もまったく言うことなし。自信を持ってお薦めできます。都内ではまだ劇場でやってるから行っとけ!
鉄コン筋クリートall in one 松本 大洋 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2007年01月25日
American Hardcore
■US Hardcoreの貴重映像満載のドキュメンタリー映画。シアターNで公開初日に行ってきたよ!なのだけど、感想を書かずにボヤボヤしてたら公開が終了してしまいました!
■関係者の証言+当時のライブ映像という、まあ最近よくあるスタイルの音楽ドキュメンタリー。権利関係だと思うのだけど、原作とくらべるとちょっとはしょってる部分も多い(まあ尺の関係もあるししょうがないけどね)。デッケネ、ミスフィッツあたりは完全にスルーだったな。全体にちょっと断片的っていう印象も。
■インタビューされてる人たちでいうと、SSTのローディだった「Mugger」が退職金を活用して金持ちになってるので笑う。あとBlack Flagの女性嫌悪的傾向についての違和感をもらすKira姐さん(ライブ映像だと、すげえ速い曲を指弾きガンガン弾き倒す姿に惚れる)と、それを否定しないロリンズ。その他印象的な発言・映像は数知れず。
■DVDが出ると特典映像がいろいろつきそうな予感がするので、チェックしてみたいところだ。あと原作本もすごく充実してるので要チェックだと思うな。
American Hardcore: A Tribal History Steven Blush George Petros Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年11月25日
ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ
シアターNのハードコア祭最終日はミニットメンのドキュメンタリー映画。
他の2本がライブ映像だったのに対し、こちらはマイク・ワットを中心にいろいろな関係者の証言を集めた正統派なドキュメンタリー作品。とはいえライブ映像もてんこ盛りなのも嬉しい。こういう映画って曲が途中でカットされてフラストレーションがたまりがちなんだけど、ミニットメンの場合は曲が短いのでフルで入れても大丈夫!
ミニットメンの音楽はハードコアの中でもかなり異質で似たバンドってのがなかなか思い当たらないのだけど、音だけじゃなくて見た目もものすごく特殊だというのがよーくわかった。
跳ね回るデブのギター。ネルシャツ姿ですごい普通っぽいベース。筋肉隆々で異常に前髪の長いドラム。それぞれにすげえ個性的なプレイヤーでもあり、ほんとに唯一無二の個性だったんだなあと思う。フォロワーといえるバンドもなかなかいないもんね(はっきり影響受けてるのがわかるのってU.G.マンくらい?)。
そして何より印象的だったのは、子供のときからずっと一緒だったd.ブーンとマイク・ワットの友情。なんか『まんが道』を思い出したり。
2006年11月22日
Agnostic Front / Live at CBGB
ということで昨日のBad Brainsに続いて今日はAgnostic Frontを見てきましたよ。いろんな意味で昨日とは対照的。
ブレインズのほうはあくまでも「発掘映像」なので、画質・音質ともにまあ「貴重な映像なんでガマンしてよ」っていうレベルのものだったけど、こちらは最初から作品として残すことを意識して作ってるから映像も音もしっかりプロフェッショナルな出来(心なしか音量も昨日よりでかかった気がする)。演奏も長年培った鉄壁のアンサンブルで、なんかメタリカみたいなギターソロがあったり。
んで、個人的になんかNYHCって苦手意識があったのだけど、認識改めました!これはかっこいいわ!ボーカルが間奏のあいだとかも「暴れろ!」「行くぞニューヨーク!」とか言って煽りまくるのがまた燃える。最後のほうで速い曲で畳み掛けてくところなんかは問答無用の説得力。
ということでシアターNのハードコア祭はあとはミニットメンを見たらコンプリートです。明日行けるかなー。
2006年11月20日
"Bad Brains Live at CBGB 1982" in USハードコア・フィルム・フェス
先週土曜からシアターN渋谷で開催中の「USハードコアフィルムフェス」。
出遅れちゃって今日初めて行ってきたよ。今日の演目は「Bad Brains Live at CBGB 1982」。いやークソヤバかった!
まずHRの挙動不審ぶりに笑う。そして客の滅茶苦茶さ加減でまた笑う(ダイブの仕方とかほんとに無茶なの。ステージからトンボきったりして)。という感じで終始笑いが止まらない。いやー最高だなー。
ハードコアチューンのかっこよさもさることながら、映画館のくせにかなり低音効かせてるってのもあってレゲエナンバーがかなりグっと来る。ライブでもちゃんとダブ処理してるのに感心。
ということでシアターNのハードコア祭は今週金曜までですよ!行ったほうがいいと思う!
今後の予定:
11月21(火)「アグノスティック・フロント/ライブ・アットCBGB」
11月22(水)「ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ」
11月23(木)「バッド・ブレインズ/ライブ・アット・CBGB・1982」
11月24(金)「ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ」
2006年08月01日
8/1(Tue)の日記
シアター・イメージフォーラムで『キングス&クイーン』を観る。仲俣さんをはじめ、とにかくみなさん絶賛につぐ絶賛なのでどんな傑作かと思ったのだけど、なるほど傑作でありました。どれほど傑作かは、まあいろんなひとが書いてるからそっちを読んでもらえればいいかと。
で、個人的に「お!」と思ったのがキャスト。ヒロインの前夫役で出ているマチュー・アマルリックというのが弊社の映画祭に以前にエントリーした「四重奏」という短編に出てるひとなの。なんか杉本さんに似た印象的な顔だったので覚えてたんだけど、なんだよ、セザール賞なんか取ってるのかよ、有名なんじゃん。
2006年07月25日
7/25(Tue)の日記
■仕事を終えてレイトショー。ということで渋谷シネアミューズで『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』を!
■主人公はメタルヘッズの人類学者。「何故メタルは世の中から嫌われるのか」という疑問への答えを求めて世界を旅する。はずなのだが、いつのまにかただ単に「メタル最高!!!!!!」という内容に変わっちゃってました。それはそれで良し。見所はロニー・ジェイムス・ディオのチビっぷり(ナイナイの岡村の母ちゃんってこんな感じ?みたいな)、ハマースミス・オデオンのステージ上で憧れのブルース・ディッキンソンにインタビューして舞い上がりっぱなしの主人公、トム・アラヤに「クリスチャンなのに『God Hates Us All』っていう歌を歌うってのはどうなの?と迫る、そしてノルウェーへブラックメタラーへの取材に成功するもマジモンのサタニストぶりに「理解不能」で片づけて逃げ帰る。と、まあ見所がいっぱいです。メタルに興味があれば絶対見るといいよ。
2006年07月08日
ロード・オブ・ドッグタウン
■木曜の夜、吉祥寺の町を歩いていたら虫博士にバッタリ。これからバウスシアターの爆音レイトで『ロード・オブ・ドッグタウン』を観るのだという。あーそれ前から見たかったの!ってことでぼくも見てきた。
■カリフォルニアはヴェニス・ビーチ。サーファーショップの店主(ロクデナシ)が地元のガキを集めてスケートチームを作ったら儲かるんじゃねえの?と思いついたところから物語りは始まる。スターとなっていった少年たちはそれぞれ別々の道を歩み始め、バラバラになっていく。
留守宅に忍び込んでプールでスケートをする、ということを通してスケートをネクスト・ステップへ導いたとされる実在の人物たちを描いており、ほぼ同内容のドキュメンタリーもある(そっちも見たい)。
■まあ全体に「いい青春映画」なわけなんだけど、こういう恋愛がメインじゃない青春映画ってもっと観たいなあ。特にグっと来た場面は、初めてスケート大会に乗り込んで自分たちの番が来た時に、それまで割と呑気な音楽がかかってるのを「これをかけろ」つってブラック・サバスの「アイアン・マン」をかけるところ。んで、それまでの奴らとは全然次元の違う鋭いパフォーマンスをするわけです。かっこよかったなあ。
2006年02月20日
Bob Dylan / No Direction Home
■渋谷シアター・イメージフォーラムにて(吉祥寺のバウスでもやってたんだけど、終わっちゃったのよね)。
■4時間に及ぶ長尺作品(途中で10分間の休憩を挟む)。前半はディランを絡めたアメリカ音楽史、という感じの内容。このへん、スコセッシ自身の興味のポイントなんでしょうな。フーク=フォークロアがどのようにして伝わっていくのか。ニューヨークのフォークシーンの描写など興味深い。んで、ディラン自身のソングライティングも初期の頃は昔からあるフォークソングに現代的な解釈の加わった歌詞を乗っけるという手法が多く、これっていうのはフォークでは珍しいものではない、というようなところも面白かったな。
■んで、66年のザ・バンドを従えてのイギリス公演で、酷いブーイングを受ける場面が映画全体を通じて何度も出てくるのだけど、これって単に音楽的に趣味が合わないっていう話じゃなく、また新しいスタイルに聴衆がついてこれなかったっていう話でもなくて、フォーク/フォークロアにまつわる「民衆の中から生まれた」「伝統のある」「真摯で純粋な音楽」っていう幻想、それに対してロックやポップスっていうのは資本がバックについた商業主義的な音楽だ、とまあそういったイデオロギー的な反応だったわけですよね。
■でも実際は「フォーク」だってレコードとして売られていくわけで、充分に商業的である。例えばピーター・ポール・アンド・マリーなんていうのはマネージャーの周到なマーケティング/イメージ戦略が背後にあるわけで、それに対してむしろディラン自身はマネージャーに操られることもなく、常に「自分のやりたいこと」だけをやっていた(少なくともこの映画の中ではそのように描かれている)。辣腕マネージャの一枚上をいく強かな面(若い頃からレコードをちゃっかり借りパクして、「あれは僕のような孤独な探究者には必要なものなんだ」とおそらく本気で言いきってたり)。
■んで、あと印象的なのが本人の急激な変化。ニューヨークに出てきた頃はどっちかというと可愛い感じなのだけど、2、3年でみるみるうちにもの凄い神秘的なオーラを身に纏うに至る。この間にいったい何があったのだろう。
■そして何が凄いって、4時間かけてもバイク事故の頃までしか話が進まないということ。これはもう、是非続編を作っていただきたい。んで、最終的にディランの全キャリアを16時間くらいで振り返る、みたいな超大作にしてもらいたいものです。
2006年01月01日
東京ゾンビ
元日は映画が1000円!ということで、毎年映画を見に行くのが習慣になっている。今年は何を観ようかなーと思ったのだけど、結局『東京ゾンビ』にした。
花くまゆうさくの原作は読んでないので「哀川翔兄さんがハゲヅラで浅野忠信がアフロ」という前情報しかなかったのだけど、脱力ギャグの連発&不思議とシミジミ、な大変楽しい映画だったので、まあそれなりに正月にふさわしい一本だったのではないかと。
翔兄さんはハゲでも全然カッコいい。あと浅野忠信って実は結構喜劇が向いてるんじゃないかと思った。「お笑い」じゃなくて「喜劇映画」ね。なんかこうねえ、間とか台詞回しがいいの。ジョニー・デップがコメディ演技やるときの感じを思い出した、つったら褒めすぎかしら。
2005年12月25日
キング・コング
で、帰ってきて風呂入って寝て、起きたら既に夕方。こういうときはまあ映画でも観に行くか、っつことで吉祥寺で『キング・コング』を観てきました。
いや、すげえなこりゃ。まあ長すぎるし(あと一時間は切れたんじゃないの?)、島で活躍した船員たちがNYに帰るとスッカリ忘れられちゃうし、とか色々難点はあるものの、とりあえず島のパートの気合の入り方だけで観る価値アリだと思います。
オリジナルも観ましょうかね。
キング・コング フェイ・レイ ロバート・アームストロング フランク・ライチャー Amazonで詳しく見る by G-Tools |
あと、ぼくが小学生のころにもキング・コングの映画ってやってた気がするんだけど、あれはどういうのなんだっけ?
2005年12月08日
Wasted Years~マーキー・ライブ
12/8はジョン・レノンの命日であり、去年からはダイムバック・ダレルの命日にもなってしまったのだけれど(あれから一年か、早いなあ)、ぼくにとってはやはりどうしてもラズルの命日だ。ということで、Hanoi Rocksの全盛期をとらえたこのビデオを観ている。4thアルバム"Back To Mystery City"リリース後のロンドンでのライブを納めたものでライブアルバムになっており、このライブ盤はおそらくぼくが一生で一番聞いたCDのひとつだと思う。
いやもうとにかく全員かっこいいの!マイケルは華やかだし、アンディは動きまくるし、ナスティはクールにリフを刻んでるし、サムはもう、ベースってのはこうやって弾くのが一番かっこいいんだっていうお手本みたいだし、そしてラズルがね、アンコールの「電撃バップ」は歌うんだ。マイケルがドラムで。ステージに客がガンガン上がってきて滅茶苦茶になっちゃうんだけど。もう画面には客しか映ってない(笑)。
Hanoi Rocksは再結成し、今年も来日したけれど(もちろん行ったさ、かっこよかったぞ)、ほんと、この時期のハノイを一度見たかったなあ。
All the Wasted Years Hanoi Rocks Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年12月07日
In God We Trust, Inc - The Lost Tapes
昨日に続き吉祥寺バウスシアターの爆音上映「Punk Rock Collection」へ。本日はデッド・ケネディーズの映画。どういうものかというと、
(…)1981年6月19日にEP『In God We Trust, Inc.』をサンフランシスコのSubterranean Studiosにて収録したが、レコーディングのマスタリングを行うときに何故かテープが破損し、修復できなくなってしまった。そのためEPをまたすべて初めからレコーディングし直さなければならなくなり、1981年8月22日にサンフランシスコのMobius Studiosで再び収録を行った。その時Mobiusでレコーディングされた音源が、後に国際的にも広く支持されるこのEP『In God We Trust, Inc.』となった。その後、長きにわたって幻とされてきたSubterranean Studioでの音源と映像がデジタル・リマスタリングされてよみがえり、各曲フル・バージョンで収録されているほか、メイキング・シーンではバンドメンバー達の素顔が垣間見られる。また、1979年から1986年にかけての貴重なライブ映像も多数収録(…)
つうことなんだけれども、レコーデイングセッションはほとんどスタジオライブのノリで、全員「せーの」で一発撮りされており、すっげえカッコイイ。が、スタジオでの演奏を一曲やるとその次に同じ曲のライブバージョンが入る、という謎の構成になっていて、要するに全曲2回ずつ聞かされるわけです。まあライブはライブで客の盛り上がりも凄くてカッコイイんだけど、そうは言ってもちょっとどうなんだろうなあと思ったな。しかも全曲2回ずつやっても1時間弱という短さ。ちょっと映画館で、普通の映画と同じ料金で上映するというのは無理があるんじゃないかというのが正直なところ。
とかいいつつ、なんだかんだで演奏が問答無用にカッコイイので盛り上がっちゃったんだけれどもね。
で、明日はスターリンの絶賛解散中なわけですが、これは前にも一回映画館で見てるので行くかどうかはちょっと微妙かな。まあ仕事が終われば行くって感じで。
THE DEAD KENNEDYS : In God We Trust, Inc. - The Lost Tapes エリック・グッドフィールド Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年12月06日
パンク・イン・ロンドン
吉祥寺バウスシアターの爆音上映「Punk Movie Collection」の一環として上映されたドイツ映画。1977年のロンドンのパンクシーンを取材したものなのだけど、既にパンクが流行としてかなり消費されてる時期のもので、雨後のタケノコのごとく次々にバンドが出てきた状況がうかがえて大変面白い。
映像的にはほとんどワンカメだったりして、ちょっとキツいんだけど、X-Ray SpexだのAdvertsだのの演奏が見れるというのは貴重だと思う。そしてどいつもこいつも本当に下手糞だ。これなら大甲子園でもそこそこやれたんじゃないかと思う。そんな中では個人的にはKilljoysがかっこよかったな。
そしてJamとClashはやはり別格。特にJamね。Clashはなんだかんだで他のバンドと地続きに(ぼくには)見える。しかしせっかくJamのライブ映像が撮れるというのに延々とベーシストと客席が映ってるあたり、やっぱワンカメでの撮影はつらいよなあと思いました。
さあ、そして明日はデッケネだよ!
パンク・イン・ロンドン ウォルフガング・ヴュルト Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年11月03日
不滅の男
大甲子園練習
テアトル新宿のレイトで見てきました。
ミュージシャン割引ということで、火曜と木曜は受付で「音楽やってます」と自己申告すると1300円で見れますよ。
ロビーにはなかなか味のあるアンプやエンケンの愛車(チャリ)などが展示されています。
で、映画なんだけど、これはもうすげえとしか言いようがない!
背中にアンプをしょったエンケンがチャリで日本武道館に乗り込み、ステージにたった瞬間に「ぐわわわわわーーー」という物凄い爆音。で、そのまま「不滅の男」!燃えすぎる!
全体にとにかく音がでかくて(バウスの爆音レイトと遜色ない音量だと思います)、エレキを弾いてるときのフィードバックとかは特に物凄い重低音なのだけど、アコギの演奏がまた凄いです。「カレーライス」みたいな繊細な曲でも凄く激しい感じがするんですよね。
とにかく、NANAの登場人物の1億倍シリアスに音楽と向かい合っている漢の姿がここにあるわけなので、是非見たほうがいいですよ。
2005年10月30日
Sin City
■新宿のスタジオで大甲子園練習。いよいよ本番も間近ですからね。ここへ来ていきなりグレイトな新曲ができました。
■一人で『シン・シティ』を見に行く。いやあー、もう期待通り! 俺はこれが観たかったの! 前評判のとおり、とにかくひたすら原作の絵をスクリーンで再現することに終始してるわけなのだが、いやもうとにかくカッコいいったらありません。強くて無骨な漢たち、強くてエロい女たち。
ちなみに原作の一作目(ミッキー・ロークの部分)と「Big Fat Kill」(デルトロの部分)と「That Yellow Bastard」を使ってる、ということでいいんだよね?
逆に映画を見てシビれたひとは是非原作もどうぞ。基本的にあのまんまです。訳って出てるのかな? とりあえず原書で読むとモノローグのかっこよさがいちいちグっときますよ。
■映画の後ニッポニアへ。たぐさんも来てました。
2005年10月10日
セブンソード
■今日は仕事なし。や、ほんとはいくらでもあるんだけど、それを言い出すとほんとにキリがなくなるのでね。
■新宿へ行き、映画でも観ようかなあと思ってツタヤのチケット売り場を覗くと、大学の同級生のN君にバッタリ。
「あれ、どうしたの?」
「いや、何か見ようと思って。そっちこそどうしたの?」
「や、何か見ようと思って(笑)。何見ようと思ってたの?」
「『ステルス』か『セブンソード』のつもりだったんだけど…じゅんぬは?」
「『シン・シティ』か『センブンソード』のつもりだったんだけど…(笑)」
ということで「じゃあ『セブンソード』見ましょうか」ということに。
■『セブンソード』
待望のツイ・ハーク新作!ということで喜んで見に行ったわけなんだけれども、うーん、これは…。
そもそも長すぎ。キャラクターも多すぎる割にあんまりキャラの立った奴がいないので最初のうちは誰が誰だかさっぱりわからない(おまけに全編やたらと画面が暗いのでそれに拍車がかかる)。
最後のアクションはさすがだったけど、そこまでがあまりにも長かった。
久々の仕事で張り切りすぎちゃったのかなあ、という感じかなあ。
あと、ここでもまた敵が弱いんだよなあ。負ける気がしねえ!っつうか。
2005年10月04日
通院してそのまま休んだ
■午前中は通院。基本的に問診では「どうですか?」「いや、特に変わりはないです」「あ、そうですか」くらいで、あとは次の予約を入れるだけ、という感じなのだけど、月初で保険証の確認があったりする関係でなんだかんだで時間を食うのだった。
■で、早稲田の青空古本祭で本を買う。それぞれ500円。
「ニューヨーカー」の時代 常盤 新平 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
精神病の構造―シニフィアンの精神病理学 藤田 博史 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■で、さらに高田馬場のレコファンでCD
BLUE BLOOD X YOSHIKI TOSHI Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんてものを買いました。105円。
■夕方新宿で『チャーリーとチョコレート工場』を見る。
いやあ、相変わらずすげえ完成度。ジョニー・デップの怪演も楽しいし、結構黒いセンスが復活しつつあるのも嬉しい。ファンシーなマーズアタックっつうかw
2005年09月27日
煽られるパスポート
■夕方、一度出かけてハンズで買出し。看板作成のために90×180の発泡スチロールのパネルを買ってそのまま歩いて帰社。風に煽られて大変(笑)。
■帰社途中、タンタン麺を食ったらなんか気持ち悪くなった。やっぱ疲れてるときにあんまりガツンと刺激の強いものを食うと良くないのかな。 で、会社に戻って11時まで仕事。まあ昨日寝てないから今日はこのくらいで。
■帰宅して『拳銃は俺のパスポート』を観る。宍戸錠の代表作。こないだの『ろくでなし稼業』と比べるとぐっとクールで無口なキャラを演じる。服装もずっとスーツだし、職業は殺し屋だし。ということで実に格好良い。こういう映画をいっぱい観たいものです。